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2018年2月18日 (日)

世界を夢みて73: コルドバ観光No2(メスキータ・ローマ橋)

マドリッドからAVE(スペイン版の新幹線)に乗ってコルドバ駅へ。マドリッドとは全く空気感が違うことを肌で感じながらアンダルシア地方に入ってきたことを実感します。
前回のブログではコルドバの西の城壁を通り、迷路のようなユダヤ人街を南へと進みながら途中パティオなども楽しみながら散策たことを記載しました(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/72-no1-d427.html )。
いよいよコルドバ観光のメインイベントのメスキーナへと入って行きます。

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メスキータへの城壁は高く長く続き、その途中途中に馬蹄形アーチの門が空いています。その内の北側の門から入ってきました。 

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広い中庭があり、沢山の木が植えられ公園の様な造りになっています。アルマンソール泉の奥にそびえ立つのがミナレットと呼ばれる尖塔が立っています。 イスラム教の寺院でよく見かける礼拝(サラート)を呼びかけるアザーンを流す場所として使われていました。 

スペイン王朝がレコンキスタにてイスラムを追い出してもその施設を破壊しないのは懸命な方策だと思います。 
ある意味キリスト教とイスラム教は元は同じですので、私達が思っている以上に似かよった所も多いと思うのです。 トルコのイスタンブールでもキリスト教の教会がイスラム寺院に改修されたり、逆のパターンをみたりしますので、西洋とイスラムの世界ではこの様なことが普通に行われたいたのかも知れません。

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いよいよシェロの門を通り、メスキータの中に入ります。711年にイベリア半島に侵攻したイスラム教徒は占領した土地をアル・アンダルスと呼び、その首都をコルドバにします。その王は首都に相応しいモスクを造るために785年にメスキータを建造します。三回にわたる拡張をつづけ、最大で2万5千人が礼拝できるモスクになってきます。 この数だけみてもこの施設がどれだけ巨大だったか想像が付くと思います。

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メスキータの特徴は「円柱の森」と評される1000本以上の柱の美しさです。幾何学的に整えられ、オレンジと茶色が交互に組み合わされた屋根は本当に美しいです。 これは大理石とくさび形の赤レンガを交互に組み合わして作られています。巨大な空間にこの柱が見渡す限り続く景色はため息が出るほどの美しさです。

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奥にはメッカの方向に向かってカリフ達が祈りを捧げたミフラーブには細かい細工が施されています。

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レコンキスタ後このイスラム寺院もキリスト教の礼拝堂へと改修されます。全てを破壊せずに利用したことにより、キリスト教の礼拝堂とイスラムの建築が同じ場所でみるとこが出来るのがこのメスキータの特徴でもあります。 

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イスラムに負けてはなるまいとキリスト教の枢機卿の小聖堂も実に美しく出来上がっています。キリスト教徒の意地みたのも見えてしまいます。この様にお互いが影響し合い、切磋琢磨して文明が開化すればいいのですが・・・

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何時間でもこの場に居たい衝動に駆られますがメスキータを後にして、グアダルキビル川にかかるローマ橋をみながらバスの駐車場に向かいました。

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本当はローマ橋の対岸から橋を渡ってメスキーナに向かう方が美しいのですが、今回はユダヤ人街を通り逆方向から来ましたので仕方ないです(20年前に来た時はこの方向からみた記憶があります)。

コルドバは5月にパティオ祭りが2週間程度開催されます。その期間は多くの方がパティオを開放していますので都合があえばこの時期の旅行もお勧めです。

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コメント

こんばんは。
メスキータと言えばこの永遠に続くとも思われる紅白の縞模様のアーチですが、
実際に観たらどんなに美しいんでしょう
礼拝堂も精密なレリーフや装飾に目を奪われます
見事なイスラムとキリスト教文化の融合ですね。
是非行ってみたい所です。

sharonさん、こんばんは。

メスキーターの紅白のアーチは決してケバケバしくなく落ち着いた色合いです。同じ模様、同じ形の列柱が規則正しく並ぶ内部はまさに「円柱の森」と言える光景です。

礼拝堂も細部まで美しい彫刻で飾られています。イスラム、キリスト文化の美しい競合です。血の対立ではなくて知の競合であって欲しいですね。

遠い場所ですが、スペインは魅力ある場所が沢山ありますので、もし許せば実際に確かめて下さいね。

院長先生
 こんばんは。
いよいよメスキータですね。
馬蹄形の列柱は凄かったです!どこまでも続くように思われて・・・。
色も落ち着いておりますよね?

 ローマ橋は残念ながら補修工事中で渡ることができませんでした。
兎に角、暑かったのも印象に残っております。

マコママさん、こんばんは。

メスキータの整然と並んだ柱は美しく壮大ですよね。世界の美しい寺院の中でも独特な風景ですね。

マコママさんが出かけた時には橋は修復中でしたか。私は20年前には対岸から橋を渡ってメスキータに向かった写真がありましたが、今回は逆方向で時間もなく、のんびり散策出来ませんでした。

ヨーロッパは夏でも涼しい所が多いのですが、アンダルシア地方はヨーロッパと言うよりアフリカに近いと思って夏の観光はしないといけませんね。 真夏だと40度近くになりますので、私は9月に入ってから出かけることにしています。

omroromachi様、こんばんは。

スペインはやはり魅力が多い所ですね
メスキータはテレビなどで観たことがあり
一度は生で見てみたいです

戦争も行いながらイスラムと
キリスト教はそれぞれが影響しあって
いたのがよく分かりました

この辺りは島国日本では余り
ピンと来ません

私もいつが行ってみたいです

ツクシンボさん、こんばんは。

ええ、確かにスペインは魅力溢れる場所ですよ。メスキータはその美しさから度々旅行番組でも取り上げられていますので、ご覧になった方も多いと思います。

私はエジプト、トルコにヨーロッパをみてきましたが、イスラムとキリスト教がある意味近いために、逆に戦争やお互い同士改宗させようとなったのだと感じています。 それでもお互いの良いところも取り上げて文明が発達していったのだと理解も出来ます。

日本では宗教や国境との概念がないのですが、この様にピンと来ないのは世界の中では特殊な国に住んでいるんだと私達自身が意識しといけないことだと思いました。

京都はまだまだ底冷えがすると思いますが、あと少しの辛抱ですので頑張って下さいね。

omoromachi先生、こんばんは。

宗教建築の壮麗さに心奪われますね。
世界を動かす力でもある宗教その個々の教派の、
どれだけ多くの者を導けるかといった思惑とでもいいましょうか、
人々の関心を引く建築物の演出はほんと天を見上げるほどに凄くて、
そこにつぎ込まれた圧倒的な力のほどを感じます。
旅させてもらってます^^

サウスジャンプさん、おはようございます。

本朝は暖かい朝を迎え、既に20度を超えている那覇市内です。

日本を始めヨーロッパ各地の宗教建設を見学すると、その巨大さや壮大さ、美しさに圧倒されます。 個々の小さな人間が畏怖の念を持って見上げることになります。建物(宗教)にひれ伏すことになります。 それこそが宗教建築のある意味の目的だとも考えてしまいます。 

そのお陰で芸術が格段に進歩したと思います。宗教的施設やバックアップがなければ人類の美に対する到達点も違っていたのかも知れませんね。

・・・あまり難しいことは解りませんが、この様な建築群を観ることが出来て幸せでした

おはようございます。
いつも海外旅行記は、楽しき拝見させて頂いてます。
私には夢のようです。
日本でも行ってみたいとこ沢山ありますが、全然行けていません。
ましてや海の向こうとなると。
こうやって、旅行記読ませていただくのが私の贅沢かもしれません。
またお願いします。

こんにちは
メスキータ、写真で見るだけでも、
壮大で美しいですね!
当時の技術でこれを建てるとしたら
その苦労はいかばかりか、
デザインをした人はどんな人だったのかと
思いを馳せてしまいます。
東洋風の細かい細工も素敵です。
写真でも素晴らしいのですが
実際肌で感じる空気感や質感はまた
格別でしょうね。
スペイン=闘牛のイメージでしたが
見どころが沢山ですね


EOSのパパさん、こんばんは。

海外旅行の記事読んで頂いて嬉しいです。毎日、家と病院の行き来しかありませんでしたので、私の人生においては旅先での思い出は格別のもがあります。旅をするのは行く前も、もちろん道中もですが、行って何年経っても思い出として残っているのはとても有り難いことです。

私の方はEOSのパパさんの写真に日々癒されています。パパさんのように写真が趣味ならまた違う旅行になるかも知れませんね。

いつも観て頂き有り難うございます。

monnaさん、こんばんは。

メスキータは色々な写真にも載るだけあって美しい場所でした。
イスラム建築のシンメトリックな美しさを味わうことが出来ますし、あの柱の色合いは宗教施設としても心を落ち着かせる作用があるのかも知れません。

イスラムの繊細な幾何学模様、そのメスキータに巨大なキリスト教会を入れ込んだキリスト教者はイスラムでは描けない、神々の姿を美しく描き出していました。2つの文化のよい部分を1カ所で観ることが出来る贅沢な場所でもありましたよ。

スペインは闘牛とフラメンコだけではありませんよ、本当に見所満載です

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