フォト

« 花と小父さん  (ワーズワースの庭の写真を添えて) | トップページ | 風邪と肺炎は似て非なるもの »

2018年2月 4日 (日)

世界を夢みて 72 : コルドバ観光No1(中世の迷路の街へ)

Th__8 マドリッドからスペイン版新幹線AVEにてコルドバに到着。マドリッドは標高も高いせいもあり、マドリッドから南にあるコルドバに降り立つと明らかにマドリッドとは違う空気が漂います。 カラッとしていますが直射日光も強く、非常に暑く感じます。 暑いと思っても木陰に入るとすっと汗も引いて気持ちよいです。        Th_dsc08868

コルドバはアンダルシア地方の中でセビーリャ、マラガに次ぐ都市です。アンダルシア地方はスペイン南部を占める場所でスペインの中でもイスラムの世界を強く感じる街です。

古代ローマ時代からの都市で、711年にイベリア半島に侵攻してきたイスラム教徒によりこのスペイン南部は支配下に置かれます。この様な占領した土地をアル・アンダルスと呼んだことにより、アンダルシア地方と呼ばれるようです。

私達の中ではおそらくヨーロッパがアラブ世界より優れていたと勘違いしている方も多いと思います。 ヨーロッパにおいて特に中世の時代は「暗黒の中世」と言われ学問でも文化でも遅れていたのです。 この時代は明らかにイスラムの世界が多くの分野で世界の最先端を走っていたと思われます。 イスラムの世界から観たらヨーロッパはなんと遅れた未開の地域だったと言われる程です。

コルドバを支配したイスラム教徒により、古代のギリシャやローマの文献がアラビア語に翻訳され伝わり、学問都市が形成されてゆきます。地理学や数学、土木技術、装飾などもヨーロッパに影響を与えてゆきます。

この地域から11世紀から13世紀にかけて様々な文献がラテン語の訳されてヨーロッパ各地に伝えられることになります。

10世紀にコルドバは全盛期を迎え、50万人の人口と300ものモスクが建てられたそうです。その後キリスト教が奪還するのが1236年になりますが、このアンダルシアでは今でも色濃くイスラムの影響が残っています。

Th__9

駐車場を下りて、有名なメスキータの間にはイスラムの影響を受けた白壁の迷路の様な街並みが広がっています。コルドバ城壁の西の入口にはセネカ像があるアルモドバル門があり、その門をくぐるところから白亜の壁と青い空が眩しい旧ユダヤ人街となります。 小さな雑路の中を人々とすれ違いながら進むと今どこを歩いているのかさえ分からなくなります。 

イスラム支配下のスペインではユダヤ人は今と違い圧遇されて経済を支える存在でした。 しかしキリスト教がイスラムをイベリア半島から追放するレコンキスタ達成後の1492年に「ユダヤ人追放令」が出させます。キリスト教徒に改宗しなければスペインから追放する命令で、偽政者は多くが改宗すると期待しましたが、実際は経済を支えていた多くのユダヤ人やイスラム教人はスペインを離れます。 そのことでスペインは経済が悪化してしまうのです。 

Th__10

細い小道を歩くと家の入口は狭いのですが奥が広いパティオを見かけます。中庭が広く、木が植えられているせいでしょうか、その入り口に立つとパティオ内部の涼しい風がまるでクーラーに入った様にこちらに吹いて来ます。中は涼しく感じますのでこれもイスラムの人々の智慧かも知れません。

Th__11

Th_dsc08947 細い道が入り組んでいてガイドさんがいないと迷い込んでしまいます。次第に奥に進んで行くと丁度メスキータの尖塔がみえる小さな白亜の壁に囲まれた小道に辿り着きました。

花の小道 Calleja de las Flires」と呼ばれる写真スポットです。写真を撮るために順番待ちの状態でした。

そこから間もなく歩くとコルドバ観光のハイライトの「メスキータ」「ローマ橋」へと向かいました。

次回それについては記載します。

« 花と小父さん  (ワーズワースの庭の写真を添えて) | トップページ | 風邪と肺炎は似て非なるもの »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

院長先生
 こんばんは。
立春とは言え、また寒波で春は遠いですね。

 コルドバ、懐かしいです!
6月初めでしたが、兎に角、暑かった記憶が・・・。
花の小道はきれいでしたね。
仰せの通り、ガイドさんなしでは歩けませんね。
細い小道が入り組み、白い壁には花々が飾られて
いましたよ。
次回も楽しみにお待ちしております。

マコママさん、こんばんは。

日本列島は何という寒さに被われているのでしょうか。立春ですのでお天気さんもちゃんと配慮して欲しいです

マコママさんさんが行かれたのは6月だったのですね。ヨーロッパは夏に行っても余程の事がなければ気持ちいい程度ですが、アンダルシアは違いますね。
8月などは40度を超える日も多いので注意が必要でしょうか。

本当に細く曲がりくねった道が続きますので、1度迷ったら焦ってしまいそうです。 
細い道と壁に飾られた花々、とても雰囲気がありましたね。

次回はメスキータを紹介したいと思います。

こんばんは
イスラムの文化が栄え
後、キリスト教に支配されて
今のコルドバの姿になっているんですね、
勉強になりますね。
ユダヤの人たちがのんびり暮らしていた
名残でしょうか、白い壁に飾られた花に
生活が感じられますね。
花の小道の間から見える建物も素敵ですね
次回はこの建物の紹介でしょうか、
楽しみにしています。

monnaさん、こんばんは。

ヨーロッパの中で異色の存在感を示すのが、アンダルシア地方ではないでしょうか。 もともとローマの支配下でキリスト教が根付いた後に、当時の最先端の文明を持っていたイスラム勢力の支配下におかれ発展するのがスペインですし、今と違いイスラムとユダヤも溶け込んで生活していたようです。

色々な文化が混ざり合って素敵な異空間を作りだしています。白い壁とお花達が似合う場所でした。

次回は、キリスト教とイスラム教の寺院が混ざり合った世界をご紹介できればと思っています。

寒さに慣れている北海道でも今年の冬は厳しいのではないでしょうか? お体気をつけて下さいね

こんばんは。
コルドバはイスラムとキリスト教文化が混在しているんですね。
花の小路は白い壁に鮮やかなブルーの植木鉢が映えて美しく、まるで絵画のようです
メスキータは憧れの場所、楽しみにしています

sharonさん、こんばんは。

アンダルシアはスペインの中でも特にイスラムの文化が根強く残っている場所です。コルドバは街を歩いていても、ヨーロッパと言うよりマラケシュのようなイスラムの街のようにも感じてしまいます。

花の小路など本当に鮮やかでした。sharonさんが感じたように絵画のような美しさです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 世界を夢みて 72 : コルドバ観光No1(中世の迷路の街へ):

« 花と小父さん  (ワーズワースの庭の写真を添えて) | トップページ | 風邪と肺炎は似て非なるもの »