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2017年11月23日 (木)

勤労感謝の日に働く意味を考える

今日は勤労感謝の日で公休日となり、私自身も仕事に行かずにゴロゴロとしています。 病院に行かない日も2ヶ月ぶりかも知れませんが、Th_606827 仕事場に行かずに働くことの意味を考えているのも変です

毎年、職場体験やインターンシップ、看護学校の実習現場、あるいは大学などの視察などで多くの若者が職場を訪れます。高校生以上の子供達に対しては実習期間内に30分から1時間ぐらい時間を割いて話をするようにしています(私の昼食時間がなくなりますが・・)。 私達の様な小さな病院でも職員が300名近くいます。なぜ医療現場ではこんなに沢山の人が働いているのかを説明しています。医療はおそらく人と人の触れ合いのなかでしかやれない最後の領域かも知れません。どんなに技術が進み、オートメーション化されても多くの人が現場で働いているから医療が出来るのだと考えています。

医療の世界に興味を持って訪れたり、医療の世界に入るための学校に通っている若者達ですので、医療の実際のこと、将来の希望や夢について彼らの意見を聞きながら話をしています。

将来医療の世界で働く意義は?、働く意味とはどのようなものですかと質問を受けることがあります。

現時点で近代化している医療は様々な機器で満たされ、より高度な医療へとシフトしていますし、遺伝子レベルでの治療薬の開発、AIを駆使した情報の集約化が図られて行くと考えられます。

しかし、医療は紀元前のヒポクラテスの時代からその精神は変わっていないと思うのです。目の前にいる病める人を救うために自分の持てる知識(科学的なエビデンスに沿っていて、決して偏った見識ではない)を総動員して全力で医療にあたることしかありません。そのために多くの職種の方々の力を借りて、1人のために尽くすのです。

Th_772567 改めて、働くとはどうゆうことなのでしょうか? これからの日本を背負う若者達の質問にどう答えて行くのか。

働くのはお金を得る手段とドライに答えることが出来るかも知れません。ただそれだけ? ならお金があれば働かなくてもいいの? 偶然地球で生まれた私達、それも確実に期限が決められた人生。 何もしないで楽しいのだろうか?  人は社会的な生き物だと認識されています。 社会の一員として何かに役立ちたい、自分を認めて欲しいと願っているはずです。

私達は1人では生きて行けません。あらゆる人々が作ってくれたもので支えられ暮らしています。 自分が働いて、つくったもの(製品の一部、サービス、食糧などなど)をお金に換え、そのお金で他人がつくったものを買って生きているのです。

働くとは社会の一部を担っている行為なのです。人は皆、それぞれが素晴らしいのです。自分の作り出したものが、単に歯車のひとつと考えるのではなくて、この歯車ひとつのお陰で大きな機械(社会)が動いていることを想像しないといけないと思うのです。 それが生き甲斐に繋がると思うのです。 生きる意味を労働という社会生活の中で学んで行くことが重要かも知れません。 若者達に働く苦痛を考えるのではなく働く喜びを見つけて欲しいと期待する今日の日です。

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コメント

院長先生
 こんばんは。
今日はお休みになれたのですね。
ご多忙な日々、沢山の患者さんに向き合い、
職員さんたちへのお心遣いなどなど大変と思います。
世の中、一人では働くことは無理ですよね。
周りの皆様に支えられて感謝の気持ちを忘れないように
したいものです。

マコママさん、こんばんは。

今日は家で引きこもりです。自宅での仕事をしながらのんびりと過ごしています。
丁度マコママさんも勤労感謝の日について書かれていましたね。

私達の時代は仕事人間が多かったのですが、今の時代は違いますね。仕事とプライベートを完全に分けている方も多いと思います。良い悪いではなくて時代が変わったのです。

それでも若い人達が将来に希望を抱きながら仕事をして欲しいと願っていますし、そのためにも働くことへの感謝の気持ちを持ち続けて欲しいと思っています。 いつもありがとうございます。

omoromachi様、おはようございます。

先生はお忙しい中子供達にもお話をされているのですね。
それにしても、職員が300名とは大病院ではないですか?
いつも小さな病院に勤務と書いてありましたので100名規模の
病院だと勘違いしておりました。
これだけの人数の職員を統制されるのは大変だと思います

私の部署にも新しい職員が来ますが、やはり仕事に関する
感覚は私の時代とも変化しております。
ブログの最後の部分を私の部署の若い人達にも伝えて
上げたいです。

今日とは紅葉の見頃となっており、私も昨日は家族と
鞍馬方面に出かけて楽しんで来ました。

ツクシンボさん、おはようございます。

私達の病院は中規模の病院に入るのでしょうか、あまり大きくない那覇市内で急性期から慢性期、医療型の療養病床がある地域密着型の病院です。 多くのインターンシップや看護学校の実習病院でもあるために若い人が訪ねてくれてます。その教育ののための看護部の職員も配置しています。 病院長があまりしっかりしていませんのでそれ以外の職員が頑張ってくれています。

ツクシンボさんも中間管理職となると上からも下からも大変だと思っています。そうですよね、私とツクシンボさんも時代が違いますし、ツクシンボさんと新入職員の世代も違うと思います。 昔の感覚で話すのではなくて、彼らの時代感覚で説明してゆかないといけませんね。 

紅葉の季節の京都は格別また美しいでしょうね。美しいだけに人混みも凄いのでしょうが・・・、この季節にまた訪ねてみたいです。

こんばんは。
働く、働ける事は本当に素晴らしい事ではないかと思います。
93歳になる義母も、何か自分に出来ることはないかと思っているようです。
私自身、今は少し暇を持て余す時間が多くなりましたが、忙しく働いていた時が一番充実していたなあ、としみじみ思います。

ナニワさん、こんばんは。

働くことは単にお金を得るだけではないと思うのです。働けることが生き甲斐になったり、人様のためになったりと思うと難儀ではなくて楽しいと感じるはずです。
93歳のおかあさんも、人様に迷惑をかけずに、人様のために何か自分に出来ることはないかと考えていらっしゃるのだと思います。

後で振り返ったら1番忙しかった時期が1番充実していたのではないでしょうか?(まああの時代には戻りたくないという気持ちはありませんが・・

人生の中で振り返ることも大切ですので、ナニワさんにとっては今がその時期かも知れませんね。

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