今週の生け花(平成29年11月第1週)
今日は11月3日文化の日です。沖縄は晴れ渡り清々しい風が駆け抜けています。私も穏やかな時間を過ごしています。日々の慌ただしさに追われて自分を見つめ直すことも疎かになってしまっています。 私は公休日のなかで「文化の日」が1番好きです。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨として制定されました。
人間が人間たり得る知性を感じてしまいます。
今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもの場所にもお花を飾ってくれていました。
硬い岩のような花器の上に雪冠杉の緑と黄緑の葉が伸びやかに広がっています。その間から、赤いグラジオラスと黄色いヒマワリが柔らかく輝いています。その左には葡萄の実のでしょうか? 赤紫の落ち着いた色合いで調和しています。
夏の太陽の下で輝く大輪のヒマワリ以外に沢山の種類のヒマワリがあります。今回のヒマワリはレモンエクシアやゴッホのヒマワリに近い品種でしょうか? 糸菊のように細い花びらが印象的です。華奢ですが情熱を感じさせてくれるヒマワリです。
ヒマワリはゴッホやモネなど多くの画家が描いていますし、ヨーロッパの旅行の際に辺り一面ヒマワリの畑の中を歩いたこともありました。ヒマワリはヨーロッパの印象があるのですが、原産国は北アメリカ西部だそうです。コロンブスの新大陸発見後ヨーロッパに広まったようです。花を愛でるだけではなく油をとったりと農作物として植えられたいます。 ヒマワリはペルーでは太陽神の象徴として崇められ、ヨーロッパに渡ったときも「インディアンの太陽の花」「ペルーの黄金の花」と呼ばれたとのことです。
本土の方では晩秋を迎えるでしょうか。沖縄は1番過ごしやすい時期を迎えています。
<花材:雪冠杉、グラジオラス、ヒマワリ>
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コメント
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院長先生
こんばんは。
今日は「文化の日」で病院は休診でしょうか?
それでも生け花クラブの方々はきれいに生けてくださったいるのですね。
いつも感じるのですが、色合いといいバランスが素晴らしいですね?
ヒマワリ畑はスペインとポルトガルへ行った折、見ることできましたが、
院長先生のように歩くことは叶わずでした。
こちらも今日は過ごしやすい一日でしたが、
日暮れが早くなり、なんだか寂しさを感じております。
投稿: マコママ | 2017年11月 3日 (金) 18時07分
マコママさん、こんばんは。
今日は病院は休診でしたので、朝早く病院をさっと回診して帰ってきてました。今日は貯まった仕事をかたづけたりしています。
生け花クラブの活動は水曜日の夕方ですので、水曜日の夕か木曜には飾られています。私の都合で金曜日に主にアップしています。ブログのこの場所は目立ちませんが、外来の総合案内や外来の待合にも飾っていますので、こちらは多くの患者さんがご覧になっています。
マコママさんは以前のように海外には出にくくなったと思いますが、スペインとポルトガルでヒマワリ畑をご覧になったのではないでしょうね。脳裏に焼き付いているのではないでしょうか?
私もいつまでいけるか分かりませんが、18年ぶりに再開した旅行を希望に1年頑張って働きたいと思います。
マコママさんにとっては今日は休養日で、明日からの日本シリーズに向けて今日はぐっすりお休み下さいね。
投稿: omoromachi | 2017年11月 3日 (金) 19時38分
お久しぶりです。
沢山の生け花が病院のそこここに活けられて皆様を楽しませてくれるのですね。
向日葵は大好きな花でした。今もですが。。。
ゴッホ終焉の地フランスの「オーヴェル・シュル・オワーズ」であの有名な
「カラスの群れ飛ぶ麦畑」7月終わりでしたが同じ麦畑をみました。
そこには背の高い大きな向日葵畑もあり乱雑に沢山咲いていました。
その中へも入りました。
スペイン、アンダルシアの田舎、ポルトガルのエヴォラ、ルドンドでは
背の低い向日葵畑が広がっていました。それは青い空太陽のもと美しく壮観でした。
ゴッホは鑑賞用の向日葵で絵を描いたのかもしれませんが、
でも顏はあっち向いたりこっち向いたり、茎とかも歪んでいたりしますよね。。、
最近店頭にいろんな向日葵を見ますが、
向日葵はやっぱり太陽の花で、太くて大きくて背の高いものが好みです(*‘∀‘;)
ペルーの人々と同じ崇める気持ちが起ってしまいます。( 一人一)
投稿: mirro | 2017年11月 3日 (金) 23時57分
mirroさん、こんばんは。
病院の生け花クラブの皆様が色々な場所にお花を飾ってくれています。有難いことです。私もそうですが、患者さんの癒しにもなっているようです。
芸術家のmirroさんにとっても向日葵は大好きな花なのですね。mirroさんもヨーロッパ各地で向日葵をご覧になっているのですね。私が最初に広大な向日葵畑をみたのは26年程まえの東欧を旅したときでした。辺り一面が向日葵だらけ・・・その風景に圧倒されました。
ゴッホの向日葵は観賞用の向日葵でしょうが、多くは花瓶に乱雑に飾ってある様子ですね。ゴッホにとっては明るい光の象徴でしたでしょうし、その黄色の色の鮮やかさとと共に彼が持つ狂気に近い情熱で向日葵を描いているように感じます。
太陽の下でお日様に向かって花を向けている向日葵は命の象徴だったのかも知れませんね。
投稿: omoromachi | 2017年11月 4日 (土) 00時45分