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2017年10月

2017年10月29日 (日)

世界を夢みて 64: クラクフ市内観光 No2

城門を降りて、今度はクラクフの旧市街地へと向かいました。ポーランドの首都がワルシャワに移る以前の約500年間はクラクフが首都として発展していました(1038年〜1569年:ポーランド王国、1569〜1596年:ポーランド・リトアニア共和国)。

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クラクフの旧市街を外敵から守っていた城壁は19世紀には取り壊されてしまいますが、その一部が残存しており、北の入り口のゲートがフロリアンスカ門で1300年頃に造られたそうです。

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このフロリアンスカ門を防御する砦が1498年に建てられたバルバカンという円形の要塞となっています。

ヴァヴェル城の城門、フロリアンスカ門をくぐると美しく整備されたクラクフ旧市街に出ます。歴史的な建物と綺麗な石畳を歩くと、急に大きな広場にでます。

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この広場がクラクフの中心地の中央広場となります。多くの観光客で賑わったいます。何となくベネチアのサンマルコ広場を思い出す雰囲気がありました。この広場の総面積は4万㎡で、中世から残存する広場としてはヨーロッパでも最大級だそうです。

広場の中央に真っ直ぐ並んで建っているのが、織物会館と呼ばれるルネッサンス様式の14世紀の建物です。当時ここで衣服や布地の交易所だったためにこの名前がついています。

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現在は1階の中央部分はまるでアーケード街の様で、両サイドに民芸品やアクセサリー、刺繍などの店がぎっしりと並んでいます。買い物客や観光客でいっぱいです。2階はクラクフ王立美術館となっています。地下も地下博物館として2010年よりオープンしています。

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中央広場に面して、1222年に造られたゴシック様式の大きな建物があります。広場に面した部分は二つの塔が建っていて、その左側の最上部の窓は開けられる様になっています。モンゴル軍がクラクフを襲撃した際に、襲撃を知らせるラッパがこの部分から鳴らされたのです。しかしその時にモンゴル兵の矢によりこのラッパを吹いた方は死んでしまいます。

そのことを悼んで、今でも1時間おきに、この窓が開いて,実際に本物のラッパ吹きが時間を知らせてくれます。このことを知っていて観光客もこの時間には集まって来ます。最初音は聞こえるのですが、高いためにどこにいるのか気がつきませんでしたが、吹き終わった後に私達に向けて手を振ってくれたのでこの場所が分かりました。

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聖マリア教会は外壁は茶色で余り目立たないのですが、その中に入ると印象が一変します。ステンドグラスや目を見張る装飾品で飾られ、特に15世紀に作られたファイト・ショトーズ(Wita Stwosza)の祭壇は国宝に指定され、光輝く聖母マリアの被昇天を現しています。

ここで載せられないほど沢山の綺麗な風景がありますが、夜のクラクフの街もまた素敵でした。

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柔らかい光の中で、中世の世界に迷い込んだようです。

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綺麗に着飾った観光馬車もこの街に溶け込んだ風物詩のようでした。

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沢山写真を撮った中でもお気に入りの一枚です。偶然夕食の待ち合わせ場所で気がついて慌てて写真を撮った場所です。ヤママテイキ広場の騎馬銅像(グルンヴァルト戦勝記念碑)がライトにアップされ、隣の建物に影となって投影されていました。一瞬この幻想的な景色に時間を忘れそうになってしまいました。

美しい空間に身を置くほど贅沢な時間はありません。

遙か東の国と思えたポーランドも13世紀にはモンゴルの襲撃をうけ、クラクフの街も破壊され、人口も減少しますが、次第に復興してゆきます。14世紀からは国王自らユダヤ人を積極的に招き入れ、国力を増してゆきます。そのためにポーランドにおいてユダヤ人が多く住むことになり、そのためにナチスによるユダヤ人の虐殺がポーランドを中心に行われていってしまったのです。

2017年10月27日 (金)

今週の生け花(平成29年10月第4週)

Th_img_6048 10月も後半になりました。台風22号が明日、明後日にかけて沖縄本島を直撃しそうです。
いつも台風の進路を観ながら思うのですが、太平洋はこんなに広いのになんで向かってくるのよ。沖縄観光でもしたいのと。 実にシャクに障る進路方向です。 

病院も対策を講じなければなりませんし、私にとってはいつから病院の外来などを中止するかを決めなければなりません。一番このことが大変です。 今回も気象台の予想とにらめっこで眠れそうにありませんweep

こんな外の世界とは関係なく、2階のいつもの場所に生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。Th_29104_2

今週の生け花は観音竹の葉が瑞々しく伸びやかな印象を与えてくれています。丸くオレンジ色の丸い実が連なっているのは月桃の実です。月桃は白く柔らかい花が咲いたあとこの様に丸い実をつけます。お花の香りがいいので月桃の花が咲く季節は嬉しくなってしまいます。普段は実の生る頃には注目されません。生け花ではこの様な使い方は新鮮です。

それに観音竹に負けないぐらい、キラキラと輝いているのが、唐辛子です。赤い実をつけた唐辛子を前方と中段配置する位置どりも見事です。

<花材:観音竹、月桃、唐辛子>

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今回は生け花クラブの年2回(?)の発表会もあり、病院の入り口や表示板などの前に生け花クラブの作品が一同に飾られています。

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外来受診や入院、検診などで来られた方が足を止めて作品を眺めていました。少しでも皆さま方の気持ちが穏やかになれれば嬉しいなと感じながら、外来の診察を終えて上がって来ました。

2017年10月25日 (水)

慢性腰痛症の85%は原因がつかめず

厚生労働省の国民生活基調調査の中で、自覚症状の統計があります。これは病名ではなくて、国民が日常生活や病気、怪我などで実際に感じている症状についてアンケートした結果です。                               Th_5faaa39901ced4ee5c32b49325c17c22

公表された最新のデーターは平成25年版で、それによると、男性の場合の自覚症状は多い順番に①腰痛 ②肩こり ③鼻がつまる・鼻汁が出る ④咳や痰が出る ⑤手足の関節が痛む となっています。女性では①肩こり ②腰痛 ③手足の関節が痛む ④体がだるい ⑤頭痛 となっています。いずれも関節に関しての訴えが多く、腰痛が全体で一番多いことがわかります。                               

上記アンケート調査での回答の腰痛は、いわゆる慢性腰痛をさしていることが殆どと思います。腰痛は多くの日本人が感じていることですが、実は正確な診断がつくのは15%程度で、残りの85%は明かな原因を絞れない状態で、深刻な病態ではないと考えられています。

私達の腰回りは 体を支える大黒柱の脊椎(腰の部分は腰椎)、周りの様々な筋肉、神経、結合組織、皮膚などからなっています。 上半身を支え、前後左右の運動をしなければいけません。 腰は姿勢を維持するだけでも沢山の努力をしないといけないので、絶えず緊張(ストレス)を強いられている組織でもあります。 

この腰回りだけでなく、例えば尿管結石などの泌尿器疾患、生理痛を含めた婦人科疾患、便秘や腸炎などの消化器疾患、大動脈瘤などによる神経の圧迫、さらには精神的な要因でも腰痛として出現することがあるのです。

多くの腰痛は原因が不明(対症療法や運動療法しかない)ですが、重篤な脊椎疾患(腫瘍、炎症、骨折など)の合併を疑うべき危険信号として,腰痛ガイドラインで示しているのは、①発症年齢は20歳以下または55歳以上の場合、②時間や活動性に関係ない腰痛、③胸部痛、④癌、ステロイド治療、HIV感染の既往、⑤栄養不良、⑥体重減少、⑦広範囲に及ぶ神経症状、⑧構築性脊柱変形、⑨発熱・・・を伴う場合は黄色信号としています。

Th_e4c3ccc34f5c9996c1c3c6b54c98aa40 慢性腰痛に対する痛み止めや湿布は有効であろうとしています。運動療法に関しては慢性期に対しては有効であろうとしていますが、具体的に飛び抜けた運動療法はないとされていますので、現時点では一般的な腰痛体操でいいと考えられています。

そのこともあり腰痛の診断、治療、予防などに関しても多岐にわたって賛否両論が出ているのが現状です。 それでも先ずは慢性の腰痛がある場合、整形外科、内科、精神科、泌尿器科、婦人科、外科など様々な分野での診察が必要となることもあります。その中で診断がつけば治療を優先し、はっきりしなければ対症療法でよいかと考えています。

 

2017年10月22日 (日)

風の中に答えが

私の好きな曲の中にボブ・ディランの「風に吹かれて」があります。

なあ友達よ、その答えは風の中に・・・

・・・私達はいつも答えを見つけ出そうとしているかも知れません。その答えは掴むことが出来ない風の中、それも淀んだ空気ではなく、常に移り変わる風のなかです。 爽やかな風、優しい風、叩き付ける強風、冷たい風・・・色々な風を感じながら生き続けています。

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答えは掴むことが出来ない。しかし掴むために日々を生き抜いているのが人間ではないのかと・・・ふと珍しく哲学的なこと考える秋の1日です。

 

2017年10月20日 (金)

今週の生け花(平成29年10月第3週)

10月も第3週となりましたが、沖縄地方はだんだんと雲が厚くなって来ています。まだ風雨は強くありませんが、明日、明後日と台風の影響を受けそうです。Th_img_6005
本土の方も雨が強くなる地域もありそうですので十分気をつけて欲しいですし、選挙の投票日も気になると所です。

外の状況はどうであれ、いつもの2階の角には爽やかな秋風が吹いています。今週も生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。有り難いことですheart04

今週の生け花はもちろん黄色のヒマワリが目立つのですが、これよりも先に流木のような枯れ木と花器の組み合わせに眼が止まってしまいました。 熱帯魚をやっている方にとっては水草水槽のレイアウトとして、この様な流木をよく使います。緑の水草の中に古い流木を使用するとより緑が鮮やかになることで使うケースが多いようです。

Th_29103 しかしながら生け花では少し枝が伸びたような古木を使っているのを見たことがありますが、この様に重そうなどっしりとした木を使うのは始めてみました。それに2つの花器を組み合わせるのも実に斬新です。 

大きな帆のようなハラン、ドングリのような形の赤い実のヒペリカム、丸い赤い実の梅擬きもアクセントがあります。

ヒペリカムは黄色の可愛らしい花を咲かせますが、今度は実も綺麗な形ですので、花の時期も実の生る時期も楽しめます。

梅もどきは葉や枝振りが梅に似ているので名付けられているそうです。この実は「発芽抑制物質」を含んでいるそうで、鳥に食べて貰いその種を出すことで発芽するという巧妙な仕組みを持っているそうです(急に偉く思えてしまいましたcoldsweats01)。

次第に台風が近づきます、どうか被害が少ないことを祈りたいです。

<花材:ヒマワリ、ハラン、ヒペリカム、梅もどき、流木、ゼンマイ(加工品)>

2017年10月18日 (水)

世界を夢みて63:クラクフ市内観光No1

ワルシャワからバルト三国・ポーランドの旅行の最終地点となるクラクフへと向かいました。

クラクフは11世紀から1596年の約550年間ポーランド王国の首都として栄えた都です。当時のクラクフはボヘミアのプラハ、オーストラリアのウィーンと並ぶ中欧の文化都市として発展します。 ヴィスワ川に面したなだらかな丘の上に歴代の王の戴冠式を行ったヴァヴェル城が建っています。

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バス停を降りて、ヴァヴェル城に向かう道の右岸面は芝が植えられており、多くの市民が日光浴を楽しんでいました。その岸辺は遊覧船の発着場となっています。

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次第にお城が近づき、高いお城の城壁の部分に人だかりが出来ている場所がありました。大きな竜の像が立てられていて、多くの方が写真を撮っていました。なんと1〜2分毎にドラゴンの口から火を放つのです。どうりで子供達が熱心に見ている訳です。

この場所は竜の洞窟があった場所で、伝説によると、昔ヴィスワ川に悪い竜が住んでいて、美しい村の娘をさらって食べていたそうです。王の娘もこの危険にさらされます。村の靴職人が、竜を欺してタールと硫黄を染み込ました羊を食べさせます。竜は喉の渇きに襲われヴィスワ川の水をガブ飲みつづけ、とうとう破裂して死んでしまいます。それによって靴職人の若者は王女と結婚できたという伝説があり、立派に国を治めましたとのこと・・・scissors

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なだらかな坂を城門に向かった歩いて行くと、次第にクラクフ全体が見渡せるようになり、心地よい風が吹き抜けてゆきます。その先には大聖堂旧王宮などの建物があります。

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城門の中は思ったより広く、綺麗に花々が植えられているだけでなく、その向こうの美しい形をした大聖堂みえて来ます。その景色はまるで美しい絵画のように思える程です。 

この大聖堂は長い間、ボーランド国王の戴冠式などが行われ、それまでの国王の墓所ともなっています。長い間に幾度も増改築を繰り返したために、様々な建築様式をみることが出来ます。尖塔だったり丸かったりと形も様々ですが、それでもまとまった美しい大聖堂です。Th_dsc06342

この大聖堂の中は撮影が禁止のためにお見せできないのですが、煌びやかな装飾、王墓なども世界的に美しいと言われているほどで、ため息が出るほどです・・・写真が撮れたら最高だと思いますが・・・

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そこから直ぐに旧王宮に入ることが出来ます。四方が囲まれた広場の中央に立つと360度美しい建物の中にいる実感が湧いて来ます。今は博物館として使用されています。

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規模は小さいのですが、この中には世界的にも有名で貴重なレオナルド・ダ・ヴィンチの「白テンを抱く貴婦人」を所蔵しているチャルトリキス美術館でしたが、2012年から2017年5月まではこの王宮の1室に展示コーナーが変更になり、私の方は王宮でこの絵を見ることが出来ました(展示もこの一枚だけで20分単位で20〜30人までの枠で入ることが出来ます)。 世界的にあの有名なダビンチの油絵のポートレートは世界に3枚(4枚?)しかないのです。この一枚をみるために世界から多くの愛好家も訪れるそうです。 

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は沢山ありそうですが、他者を描いた油絵のポートレートは「モナリザ」「ミラノの貴婦人の肖像」とこの「白貂を抱く貴婦人」だけということです(ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像を加えると4点?)。

ダビンチの絵はモナリザもそうですが、肖像画の背景も緻密なほど細かく描写されているのですが、この「白貂を抱く貴婦人」では修復の過程で殆ど黒く塗りつぶさてしまい、どのような背景だったのが分からなくなっているとのことです。そのことを考えると複雑な思いですが、背景が黒いお陰でこの貴婦人のやや赤みを帯びた顔の白さが浮き上がって来る気がします。私の様な美的感覚のない者が表しても愚かなことですが、折角だったら、ごつい手ではなくて繊細で華奢な手を描いて欲しいと感じてしましましたcoldsweats01

2017年10月15日 (日)

時のしずく (ビリー・バンバン)

八月後半から先週まで色々なことが重なり、ギターを弾くこともなく追われる日々を過ごしていました。今週のFM放送で久々にビリー・バンバンの曲をかけました。私はこれまでふたり兄弟のフォークデュオと思っていたのですが、長男さんがおられて彼らは次男・三男のコンビだったとのことです。 1969年に「白いブランコ」でメジャーデビューをし、1972年「さよならをするために」で紅白にも出場します。それ以外にも「れんげ草」「また君に恋している」などが有名でしょうか?

Th_ これまであまり聴いたことはなかったのですが、「時のしずく」という曲を彼らが唄っていて、この曲の歌詞とメロディの美しいことに感動しました。 作詞は渡辺なつみさんで、作曲はビリー・バンバンの菅原進(三男)が担当しています。

渡辺なつみさんの歌詞が美しいです。「雨だれの音 夜にこぼれて」で始まります。「ひとしずくひとしずく 舞い降りるあの笑顔」・・・この歌詞とメロディーが水に溶け込むように調和していて、酔いしれてしまいそうです。

聴いたことのない曲ですが、さっそくネットで歌詞とギターコードを見つけて唄って見ました。暫くギターを弾かなかったせいで押さえる指が痛いですweep

ビリー・バンバンのように綺麗には歌えませんが、代わりに綺麗な画像をつけましたのでよろしければ御視聴下さい。

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2017年10月13日 (金)

今週の生け花(平成29年10月第2週)

10月も中旬になりました。沖縄は穏やかな天候(?暑い)が続いています。夏場に大きな台風が来なかったことや少雨が続いていて、農家の方は水不足がTh_img_5985 心配となっているとお聞きしました。
確かにこの夏は私達の病院からも那覇市内を挟んで遠くに慶良間諸島がよく見えますし、海も青く輝いています。美しい景色が広がっています。

今週も2階のいつものスペースに生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれています。外来や内視鏡室に向かいながらこの花を見ながら、ホッとする瞬間が嬉しいです。

今週の生け花は面白い組み合わせで、おのおの特徴的な花材を良くまとめ上げているなと感心します。
まず目に飛び込んで来るのは、ユニークな形をした花器と沢山の小さな実をつけた豆柿です。豆柿は中国が原産で、古い時代には日本にも渡来して柿渋を摂るために栽培されたようです。沖縄で見たことがない柿ですので、主に寒い地方で栽培なのでしょうか? 信越から東北にかけてよく栽培されているために「しなのがき(信濃柿)」とも呼ばれるそうです。

Th_29102 今日の豆柿は黄色ですが、その後黒紫色に熟し、渋みもとれて食べることも出来るとのことです。1度食べて見たいですねhappy01

この豆柿の対角線上の根本にあるスプレー菊の花弁が放射状に伸びていてその形もユニークで目立っています。リンドウドラセナも控えめですし、普段なら赤いガーベラは目立つのですが、豆柿とスプレー菊のユニークさに押され気味になっています。 

今回正面だけからは判らないかもしれませんが、もう一つ秘密があります。花器を2個前後に並べることで立体感や奥行きが出ています(下の写真)。

本土の方では一次的に温かくなったようですが、これから徐々に冷え込んで秋を深めて行くのでしょうね。沢山の美味しい果物も味わうことが出来る季節なのでしょう。綺麗な花を眺めながら美味しそうな果実を想像する贅沢な季節ですねshine

<花材:豆ガキ、ガーベラ、スプレー菊、リンドウ、ドラセナ>

2017年10月11日 (水)

昔は心(精神)は心臓にあると考えられていた

今日のFM放送は不整脈について話をしました。以前ブログに不整脈の種類については記載しました(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/20130626fm-5a8b.html )。

旅行記の中で、生涯戻ることが出来なかったポーランドへの望郷の思いで、フレデリック・ショパンはフランスで亡くなる直前に、姉に自分が死んでも心臓はポーランドに戻して欲しいと嘆願したことを書きました。ショパンの死後、心臓はワルシャワへ運ばれ聖十字架教会に安置されています(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/61no1-3ba2.html )。

それは当時心(精神)は心臓に宿ると考えていたからで、肉体は異国(フランス)にあっても心はポーランドの戻りたいとのショパンの希望だったのです。

Th_e8f28c732664743eccb1708dd6cc10c7 古今東西において、生命の首座や心は心臓にあったと考えられたいたようです。心臓の脈は自律神経によって支配されています。私達が念じても心臓は速くなったりしませんが、走ったりすると心臓は速く動きだします。 ビックリしたり胸が躍る経験をすると心臓が高鳴り、はち切れそうになります。私達は心が動く場面で心臓の鼓動を感じることがあります。 この様なことから、心(精神)=心臓と考えられていたのです。

当時は恋をして胸が高鳴っても脳がそうしたとは考えていなかったのです。心の動きを心臓がドキドキすることで私達は心臓の存在を感じることができ、心は心臓にあると考えたのです。

もう一つ、これも古今東西を問わず、心臓が物事を記憶する場所としても捕らえられたようです。ラテン語やイタリア語、英語などで「心臓」が記憶する場所として記載されているのです。「Heart」を辞書で引くと動詞の部分で「・・・を心に銘記する」「・・・を肝に銘じる」と出てくるはずです。そして私達日本人も「心にとどめる」とか「心に残る」などの表現があるように心臓で記憶していたと考えてたのですね。

心臓より複雑で緻密な作業を行う脳の機能についてはあまり知られてなかったので、精神的なことも記憶することも心臓が行っていると考えたのも無理はないことですね。

まあ恋をして「心がときめいて」胸に手を当てて祈ることはあっても「頭に手を当てたら」熱でもあるのといわれるのがおちです。やはり胸がキュンとするのは心臓なのでしょうか?

2017年10月 8日 (日)

世界を夢みて 62:ショパンを訪ねてNo2(生家とミニコンサート)

クラッシック音楽を知らない私でもフレデリック・フランソワ・ショパンについては聴いたことがあります。熱烈なファンも多いと思いますし、ピアノの詩人として言われた彼の曲のことを書いても墓穴を掘るだけでしょうから触れずにおきますcoldsweats01

フランス出身の父とポーランド人の母のもと2番目の子供としてポーランドで生まれます。7歳で最初の作品「ポロネーズ ト短調」を作曲し、16歳でワルシャワ音楽院へ入学し、首席で卒業します。21歳で故郷を出て、ウィーンや父の祖国のフランスで過ごしますが、その間に祖国は色々な動乱に巻きこまれ、彼自身も肺結核(おそらくそうだと考えられているようです)に犯され、ポーランドへの望郷を抱いたまま、帰ることなくパリで39歳で亡くなります。

Th__2 既にその当時、名声を博したショパンだったため、フランスで壮大な葬儀の後、フランスの墓地に埋葬されます。以前そこを訪ねたことがありましたが、沢山の花が飾られており今でも多くの方に愛されていると感じました。最期に姉のルトヴィカが訪ねてきて、自分はもう祖国に帰れないが、心(心臓)は祖国に持ち帰って欲しいと・・・(当時、心は心臓に宿っていると考えられていたため、精神は祖国に帰して欲しいと願ったのです)。遺言通り彼の心臓は死後アルコール付けにされ、今はワルシャワの聖十字架教会に在るわけです(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/61no1-3ba2.html

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ワルシャワから西に60Km程のビォラ村にショパンの生家があり、今ではショパン博物館として整備されています。

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ショパンがいた当時の家具や実際に使っていたピアノや実筆の手紙などの展示もあります。それ程見るべきものは多くはありません。旅行日程に組み込まれていなければファンでなければ少しガッカリするかもしれません。

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しかしながら25年前と比べたら、周りが見違えるほど綺麗に整備されていて、入り口のゲートもかねたギフトショップも充実していますし、公園も広々で整っていました。その意味では以前より出かけても十分楽しめる気が致しました。余り買い物をしない私ですがギフトショップでショパン関連のお土産などを買って帰りました。

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木々に被われ、池や川も流れる公園は歩くだけでも元気になれます・・気持ちよいですheart01

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公園の奥の方から音楽が聞こえて来ました。大人も子供もいますが、青空演奏会?が開かれるのでしょうか思い思いに準備をしていました。時間があればゆっくりと聴いてみたい思いました。

その後ワルシャワに戻り、散策後夕方からはミニコンサートに出かけました。25年前に来た時にはショパンの生家でも学生らしい方が何曲か弾いて下さり、夜は水上宮殿でのコンサートを楽しんだ記憶がありました。場所も素敵でした。

今回も折角のワルシャワですのでプライベート・リサイタルを聴くことにしました。

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とある2階の会場にてのコンサートです。この様な空間でピアノを生で聴けるのは本当に幸せな時間となりました。

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今回の演奏者はMaciej Poliszewskiさんでショパンアカデミーを卒業し、同校で教授もなされた方です。国内外で演奏活動をこなしながら、この様なプライベートの音楽会も開催されています。 流石にプロの方の弾き方は繊細さと力強さがありました。私の方は特に彼の小指のタッチが凄いなと感激しつつ、あっという間に終わってしまいました。終了後は彼のCDを二枚ほど求めて、サインを頂き、更に写真も一緒に撮って貰えました。宝物ですが、彼の写真だけでなく私の顔も大公開になりますのでこの写真は省きましたcoldsweats01

姉がピアノをやっていたせいで、子供の頃より聞き慣れたピアノの音はやはり大好きです。またチャンスがあれば聴きに行きたいです。

2017年10月 6日 (金)

今週の生け花(平成29年10月第1週)

10月に入りましたが、沖縄は天気が良くて日中は30度越えで、Th_img_5968_2 汗ばんできます。この時期になると日本が南北に長いことが分かるようになって来ます。北の地方では朝晩は暖房を入れたくなると思いますし、沖縄はまだまでクーラーをかけないと寝苦しい夜です。それでも暑さのピークは過ぎたように感じます。   

今週も生け花クラブの皆様が2階の小さなスペースにも生け花を飾ってくれていました。
今週の生け花は白い花器と相まって、とても清々しく感じられます。空気の澄んだ秋の青空の下にいるかのように思えてしまいます。

Th_29101 今回ガーベラの黄色の花弁に中央部のピンクは目立ちますし、元気が貰えそうです。全体が鮮やかな色彩で包まれているのを締めているのが葉材として用いるドラセナです。この辺りは生け花クラブのセンスの良さを感じさせますshine

それともう一つ感心したのは、同じ枝振りに赤い実を連ねる、トウガラシまゆみ(真弓)の使い方です。 トウガラシの赤い実は光沢があり、キラキラと光っています。これに対してまゆみは光を吸収する細かな絨毯のような赤い実をつけています。 この2つの異なった実のお陰で濃淡や奥行きが出ているように感じられます。

その赤い実の間にポツポツとピンクのミニバラがアクセントをつけています。この大きさも微妙にバランスが取れていて好感が持てます。

これから1年で1番いい季節がやってくるかもしれません。美味しい果物や新米が出てくるのでしょうね・・・アラマァ!・・・食い意地が出てしまいました(私の頭は花より団子でしょうか?coldsweats01

<花材:まゆみ、トウガラシ、ガーベラ、ミニバラ、ドラセナ>

2017年10月 4日 (水)

肺がんの治療法の変遷

今週のFM放送は「肺がん」について説明しました。

肺がんは日本人のがん死亡の1位(男性で1位、女性で大腸癌の次の2位で男女併せて1位)を占めています。 がんになる順位でいうと男性は胃癌、大腸癌、肺癌、前立腺癌、肝臓癌で、女性は乳癌、大腸癌、胃癌、肺癌、子宮癌となります。

Th_ このことより肺癌が治療に難渋する病気であることが伺われます。肺癌は無症状で進行することも多く、発見時にすでに手術の適応でない方が6〜7割を占めています。 このことが一番重要でしょうが、肺癌の特殊性もあります。

肺癌といっても性質が異なる癌が主なものでも4種類存在します。それぞれが違う治療法を求めらますし、喫煙との因果関係も様々です。

肺癌はまず大きく小細胞肺癌(15%)とそれ以外の非小細胞肺癌(85%)に分類されます。非小細胞癌は腺癌(50%)、扁平上皮癌(30%)、大細胞癌(5%以下)に別れます。

小細胞肺癌は増殖が早く、転移しやすい癌のため、以前よりごく早期以外に手術療法の適応がなかったために、その他の手術療法の重要性が高かったタイプ(非小細胞癌)に分けて考えていました。しかし抗がん剤や放射線療法が効果があるタイプです。

非小細胞肺癌はⅠ期から中期(ⅢA期)までは手術適応があり、手術に加えてその他の化学療法や放射線療法の組み合わせて行われています。進行癌では手術は不可能で化学療法や放射線療法が主な治療となります。

喫煙と因果関係が特に高い小細胞癌や扁平上皮癌は日本においても喫煙率が低下するにつれて今後低下することが予測されています。 いま喫煙とも関連の少ない腺癌が女性の増加と共に問題となっています。手術可能ならいいのですが、最初に書いた通り進行して発見される肺癌が多く、このタイプはこれまで抗がん剤や放射線療法があまり奏効しないことがありました。

この治療に光明が差したのが、分子標的薬、さらにはⅣ期の非小細胞癌に対して「免疫チェックポイント阻害剤」の出現です。 これは癌の細胞が持つ遺伝物質を解析して、どのタイプで効果があるかもおおよそ目星をつけてから治療を開始します。 

この薬剤は一般の方々では高額医療で医療費を圧迫しているニュースで話題となった薬剤で知っていらっしゃるかも知れません。 この薬だけで1年間投与し続けると1人に対し1400万円以上の薬代がかかっています。 肺腫は稀な癌ではなく多くの国民がなっている分、使用する患者数も非常に多くなります。ですのでより国民の医療費の高騰が危惧され、厚生労働省も非常手段として薬剤メーカーに薬価の改訂前に薬の値段を下げさせたほどだったのです。

しかしながら、これまで効果がなかった治療に著功するケースもあり更なる治療薬の開発が求められています。                          Th_40b720f8eab2db2baa336d8f299ba8_2

肺がんの原因として喫煙は大きな要因で、肺がんの発生の関連でいえば喫煙が85%関与しています(上記の腺癌のように喫煙と関連しない肺がんも15%存在します)。1番大きな要因となる喫煙をなくすだけで医療費の高騰を防ぐことも出来ます。

死亡第1の肺癌も早期発見と併せて色々な治療法と組み合わせ、今後日本でも肺癌は低下に転じると予想され、更なる効果のある治療法が出てくるのを望むのです。

2017年10月 1日 (日)

手を挙げる(キレる)前に考えよう

時として人間は感情に支配されてしまいます。 ちょっとしたことがきっかけで怒りがこみ上げてしまいます。いわゆる「切れた」状態になることもあります。

感情や情熱の支配から時として、素晴らしい芸術や文学も生まれることがあります。恋でもそうです。相手を想う感情が溢れ出し、それこそ周りが見えない状態になります。

Th_b252ed5f11bc314e594e18f3545cf73a しかし、実社会においては「切れる」事に対して殆どいいことはないのです。相手を傷つけ、不快にし、敵対し合います。そしてなによりもこの感情が収まった時に1番惨めな思いをするのは、自分自身だと気づくのです。

激情型の人間は、自分がこのタイプの人間であることを、まず認識すべきです。あることが起こった時に、まず一呼吸置くことです。そして冷静に考えるのです。

理論的に解釈するように心がけてゆきます。 最初は上手く行かなくとも、次第に人間の脳は学ぶことが出来ます。 次第に同じことが起こり怒りがこみ上げても、それを冷静に考え処理することが可能となります。今まで自分にあった「切れる」という幼弱性を克服することが可能なのです。

1度出た言葉は、本意でなくても、取り消すことは出来ません。常に冷静に考え、発する言葉に気をつける様にならないといけないのです。 それが成長だと思うからです。

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