世界を夢みて 50 : リトアニアの新学期は素敵な光景に出会えます
日本では桜の開花の時期に新学期が始まり、今の季節はランドセルを背負った可愛い子供達の登校を見ることができます。
私がリトアニアを訪ねた9月1日は丁度、リトアニアの新学期の開始の日となります。その日の観光に出かけながら、昨日とは違う町の光景がありました。 小学校・中学校の子供さんは、綺麗に着飾った服(制服?)を着て、それぞれが花束を抱えています。そして生徒だけでなく両親も正装して一緒に歩いています。花束を抱えた可愛らしい子供達を見ていると私もつい嬉しくて笑みがこぼれてしまいました。
9月1日はリトアニアの新学期ですが、授業はなく午前中は学校に行き先生に挨拶をして午後からは家族や友人達と遊園地などに出かけるそうです。なぜ子供達は皆が花を持っているの?・・・と思っていたのですが・・・それは学校の先生にプレゼントするリトアニアの習慣のようです。花束を家族で持ってゆく教育環境はいいなと純粋に思いながらこの光景を見ていました。
ちなみにリトアニアの教育制度は、小学校(1〜4年)、中学(5〜10年)、高校(11〜12年)の4−6−2制の場合、9〜12学年をギムナジウムという人文学、科学、技術、芸術などの専門化した教育施設で学ぶ生徒もいるそうです(この場合は4−4−4制)。それ以外に11学年から職業訓練学校に進む制度もあります。大学進学については一般入試試験はなく、上記の最終学年に実地される全国統一試験の結果によって決まるそうです。
街を観光して、午後になると今度は沢山の花束を抱えた方を見かけました・・・そう彼らは学校の先生の様です。明日からは子供達の為に懸命に教育をしてくれるのでしょう・・未来の子供達の為に頑張って欲しいものです。
その夜はヴィルニュス市内のレストランで夕食となっていました。入るとレストランは超満員の状態でした。新学期を迎えた子供や両親だけでなく、祖母や祖父と思われる方々を含めての夕食会が開かれ、幾つもの家族が子供達を囲んで賑やかに新学期を祝っていたからなのでした。
日本でもこのような習慣があれば素敵だろうなと思いながら過ごしたリトアニアでの9月1日でした。
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花を先生に手渡すっていい習慣ですね。尊敬する人、愛する人、よろしくお願いします、という気持ちなのでしょうね。私が小学校に勤めていたとき、新しい学校に行って、始業式で担任発表があって、教室に入っていくと、突然みんなが拍手してむかえてくれたクラスがありました。そのクラスは全くの初対面の子どもたちでしたが、最初からばっちり気が合って、楽しくて心がつながった学級になりました。そんなことを思い出す始業式、入学式のころですね。
投稿: はるか | 2017年4月12日 (水) 17時34分
はるかさん、こんばんは。
リトアニアの新学期で見た光景は心温まりました。これから始まる新しいスタートを家族皆で喜び、これからお世話になる先生方にお花を届けるのはとても素敵だと感じました。
はるかさんの素敵な思いで、いいですね。初めの雰囲気作りは大切ですよね。教える方も教えられる方もお互いを尊敬しあえれば色々なことが上手く行くと感じました。
学校の通学路で、体に比べて大きなランドセルを持った新一年生が楽しそうに歩いている光景を観る季節になりました。私達大人が子供達がすくすく伸びる環境をつくって行かねばならないと思う今日の朝でした。
投稿: omoromachi | 2017年4月12日 (水) 20時20分