フォト

« 今週の生け花(平成29年4月第4週) | トップページ | 博士が愛した数式 »

2017年4月30日 (日)

世界を夢見て 51 ; ヴィリニュス大学

Th__2 リトアニアの首都ヴィルニュスには沢山の教会や祈念碑、大学などがあり、1日2日で全てが見れることは不可能です。世界遺産となっているヴィリニュス歴史地区の旧市街地でも一番大きな建物がヴィルニュス大学です。世界的に見ても貴重な古書のある図書館、大学構内に あるフレスコ画、当時グリニッジ天文台と双璧をなした天体観測所、聖ヨハネ教会とその鐘楼などヴィルニュス大学は是非みたい場所でした。どうやら校内を廻るツアーもあるようでしたが、時間の関係であきらめていました。市内を回ると、丁度ヴィルニュス大学の校門に出てしまいました。入り口で観光客は ユーロで入ることが出来るのですが、一番行きたい図書館はもう閉まるとのことでしたが、やはり入ることにしました。

Th__3 この地域では、クラクフのヤギュウォ大学(1364年)、ケーニヒスベルク大学(1544年)に次ぐ古い歴史を持った大学です。この地で16世紀に宗教改革が起こると、それに対抗するためにイエズス会が1570年に高等学校が設立しその9年後に大学へと改変してスタートします。この国の歴史と同じで色々な局面を迎えた大学でもあります。帝政ロシア時代は抵抗運動の中心となったため88年間学校は閉鎖となっています。現在は2万人の学生が勉学に励む大きな大学で、なんと日本の山形大学や神奈川大学とも学術交流をしているそうで、日本人の留学生も数名はいるとのことでした。

門の入り口で学生さんの様な方からチケットを購入して、学内に入ります。とても大学とは思えない広さと歴史的な建物です。中に入ると全く大学校内であることを忘れていまいそうです。駄目だと思いましたが、中庭を通り、古書室へと向かいました。ゲートがあり入館出来るか係員に訪ねましたが、もう閉館時間で入ることは出来ないとのことであきらめましたweep

Th__4 更に奥に進むと周囲を建物に囲まれた中庭に出ました。ここは大学らしく、学生さんがノンビリと本を読んだり雑談をしていました。再度入り口に向かうと正面に 教会があり、右手に高い天文台がありました。

 天文台は部外者も昇ることが出来、途中までエレベターで上がれます。最後はとても急な梯子が架かっています。足の不自由な人や高所恐怖症の方は昇りにくいかもしれません。 しかしその昇った先の展望は素晴らしく、塔を1周することが出来て、ヴィルニュス旧市内を360度見渡せる絶景ポイントでした。

Th__5 今度は天文台の塔を降りて、正面に見えた教会に入りました。とても大学校内とは思えません。最初にイエズス会が建てただけあって教会は見事です。高い天井、祭壇も豪華な彫刻が施され、ステンドグラスも鮮やかでした。

私が入ると同時に20名ほどの学生や教員が入って来ました。聖歌隊(合唱部)のメンバーの練習を行うということで、私も聴いても構わないとのことでした。私に取ってはサプライな出来事でした。 広く美しい教会を探索しながら、素晴らしい音楽も同時に聴けるというラッキーな機会に恵まれたのです。練習ですので、それぞれのパートの入り方などを入念に行っていました。この教会は音響もよく鳥肌が立つ程の響きでした。 しばし夢のような音楽に浸っていましたheart04

大学内を回る現地ツアーもありますので、もしヴィルニュスに旅行の折には検討して下さいね。素晴らしい図書館などを見ることが出来ると思います。もう一度訪れることがあれば、私もこのツアーに申し込みたいと思いました。世界は見ることが沢山ありますshine

« 今週の生け花(平成29年4月第4週) | トップページ | 博士が愛した数式 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

院長先生
 こんばんは。
素晴らしい所へ行かれて羨ましくなりました。
大学もさることながら、構内に教会や天文台まであり、
日本では考えられませんね?
天文台からの眺望が素晴らしいですね。
教会での合唱は聴きごたえがあった事でしょう。
私も一度だけ短い時間でしたが聖歌隊の合唱を聴いた事がありますが、
本当に鳥肌がたちますね。
続きを楽しみにしております。

こんばんは。

とても大学とは思えない、本当に素晴らしい環境ですね。
聖歌隊の練習に偶然立ち会えるというのも、かなりラッキーshine
写真を見ているだけでも、音の響きが伝わってくるようで、身震いしそうな感じです。

旅先で、博物館などに入ることはあっても、
「大学を見学する」という発想はいままでなかったので、
もしこの先、このような機会に恵まれたら、是非申し込みたいと思います!

マコママさん、こんばんは。

バルト三国の旅行は思いがけず、色々な発見がありました。
ヨーロッパの大学が宗教学などから入って来て、学問を追究する場所に変化したところも多くありますので、大学内にチャペルがあったります。
しかしヴィルニス大学は本当に美しい場所でした。このような環境で学べる学生達が羨ましいです。
教会内は天井も高く、反響もよいのでより綺麗に聞こえます。皆の音量もあり凄くよかったです。

まだまだバルト三国と残りのポーランドもありますので、これからも書いて行きますので宜しくお願い致します。

アケさん、こんばんは。

本当に大学内とは思えない、環境でした。
教会内で練習しているので聖歌隊かと思うのですが、大学内のサークル的なものかも知れません。

仰せの通り、音の響きがよくて鳥肌ものでした。教会内に同時に入ったので、見学者の私は出ないといけないかと思って、恐る恐る聞いたら、どうぞ見学して下さいとのことでした。写真だけではなくて音声も動画で録音したのですが、流石にこれはお見せすることは出来ませんのでご了承下さい。

ヨーロッパに行かれる際は、大学内も見学出来る所もありますし、凄い図書館を持っていたり、歴史的に貴重な建物があったりしますので、是非調べて観に行って下さいね。

もし、次回があれば今度はこの大学の内部の重要な図書館なども見学したいです。

素敵な大学ですね。
かつてレジスタンスの場所だったことも魅力的です。
行ってみたいものです。

しげまるさん、こんばんは。

本当に素敵な場所でした。大学とは、学ぶこととは本来自由が確保されて初めて行えることで、その大学は高度な自治権を有しないといけない場所だと思います。

学問の自由が脅かされた時に大学の知識人や学生らは抵抗したのでしょうね。今、この大学の歴史を考えながら、自由に学べることが素晴らしいと感じる学生も多いのではないでしょうか。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/590699/64222231

この記事へのトラックバック一覧です: 世界を夢見て 51 ; ヴィリニュス大学:

« 今週の生け花(平成29年4月第4週) | トップページ | 博士が愛した数式 »