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2017年3月 8日 (水)

震災時の緊急搬送法

今日のFM放送は災害時の応急処置について話をしました。以前外傷や骨折、クラシュ症候群についてはブログで書いたことがありましたので(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-3959.html )、今回は災害救出時の搬送法について書いてみます。当然救急処置の必要な場合は心臓マッサージなどは行った後あるいは行いながらになる場合もあります。

意識のない人間は非常に重いです。訓練時などで、毛布などでくるんで搬送する場合や、担ぐ場合も抱っこするにしても意識がある人は自然に頭や手を保持しながら運び易いようにするのですが、実際に意識のない人の場合はダラリとして運び難くなります。人間はこんなに重いと実感します。

Th_ 1人で1人を運び出すのは、余程小さな子供でなければ抱っこで運ぶことは出来ませんので、引きずりながらでも、安全な場所まで移動することが必要となります。 

下手な絵ですが左に書いてみました。意識レベルが比較的保たれている場合に背負うことが出来れば、長距離の移動も可能です。その場合に途中で急変する場合もありますので、傷病者の両腕を握り締めておくことにします。急に意識が消失しても後ろに転倒することを防ぐことが出来ます。

意識がなくて余震が続く中で危険な場所から移動する場合は、最悪の場合は両手や両足を引きずって移動することもありますが、可能なら左の下段の絵の様に相手の後面に廻って上体をひい上げるようにしながら移動すると相手の二次損傷も防ぐことが可能と考えます。

二人いれば、左の下段の前方をあと一人の方が抱えて持ち上げ、図とは逆に足の方向に進めば持っている二人の視界も保つことができます。交換ずつ行えば、長い距離を移動することが可能となります。この場合も傷病者の胸や腹部を圧迫してしまうため、担架のような平坦な状態で移動できればもっといいと考えますので、ネットなどでも簡易の担架などの作り方もありますので参考にされて下さい。                      Th_365815

あの未曾有の東北大震災からもうすぐ6年です。私達は、巨大地震が何時でも起こりうる日本に住んでいることを改めて自覚しなければいけません。

もう一度身の安全のために日頃から出来ることを確認しておく必要がありますね。私自身も気をつけなければいけません。

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医療」カテゴリの記事

コメント

omoromachi様、おはようございます。

もうすぐあの大震災から6年になる
のですね
あの時、怖い思いをして、防災を気にかけて
グッズなども買ったのですが
また意識が薄れてしまっています

このブログを契機に再度、緊急グッズの
整理をしたいと思います

大震災で被災された皆様の
復興を祈っています

ツクシンボさん、おはようございます。

あの震災からもうすぐ6年目ですね。ツクシンボさんも書いてあるように、あの頃は防災の意識が高まったのですが、私自身も気が緩んで来ています。
災害時にやるべきことは余りにも沢山あり、ブログで書けるような短文では表現することはできません。それでもこれを書くことで、もう一度緊急時にやるべきことを整理したいためにあえて書いてみました。

最近、東日本大震災後に非難された方々へのいじめや嫌がらせなどの問題があがっています。それを見るたびに同じ日本人として恥ずかしく、申し訳ない気分になります。どうか1日でも早い復興を私も祈っています。

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