フォト

« 今週の生け花(平成29年2月第4週) | トップページ | 座骨神経痛 »

2017年2月26日 (日)

世界を夢みて45 :  グートゥマーニャの洞窟 マイヤの墓

Th_dsc04047 ラドビアのリガから車で1時間ぐらいの場所に、ラドビアのスイスと呼ばれる、小高い山並みと深い渓谷と緑が美しい場所があります。スィグルダと呼ばれる地域で、中央をガウヤ川が流れています。バスで眺めていても所々に木製で出来た階段やアスレチックが楽しめるようなロープが張り巡らされている箇所が何カ所かみえ、そこをスポーツウエアや山岳用の服を着た人達が歩いていたりしていました。ロープウェイや観覧車もあるようで、多くの方が自然を楽しみに訪れているようです。

Th_dsc04048 ガウヤ川はリーガのあるバルト海まで注いでいて、交通の要所でもあったようです。 先住民のリーヴ人が最初に住んで、13世紀にかけて帯剣騎士団によって占拠された後はこの川を挟んで、西側がリーガの僧正領となり、東側が騎士団領となったとのことです。その対岸に沢山の城が築かれて今は観光の名所となっています。

Th_dsc04069

スィグルダ城祉とトゥライダ城の間にグートゥマーニャの洞窟(Gutmana Ala) があります。

Th__6 高さが9m、奥行きが14mで、奥間で光が届きますので洞窟というよりは洞穴に近い感じでしょうか。この壁には一面、それこと上から下まで入り口から奥まで色々年代の沢山の恋人達の「寄せ書きが」書かれているのにびっくりします。その中には16世紀の恋人達の名前もあるそうなのです。

そこから少し離れた場所には、菩提樹の木の下にトゥライダ・ファザの墓(Turaidas Rozes Kaps) があり、週末になると式後の新婚さんが洞窟とこの墓を訪ねてお参りをするそうです。

Th_dsc04081 それは、トゥライダのバラといわれたマイヤさんのお墓なのですが、その悲劇の伝説があったのです。
年代は忘れましたが16世紀の恋人達の寄せ書きもありますので、それ以前の話と思います(間違っているかも知れませんが旅行中に聴いた話しです)。スエーデン軍がトゥラリア城を奪取した時の話です。トゥラリア城の庭師の若者と絶世の美女と呼ばれたマイヤが恋に落ち、結婚することになっていました。その二人の待ち合わせ場所が、グートゥマーニャの洞窟だったのです。彼はマイヤに愛の誓いとして自分の大切な短刀を渡します。 その美女をみていたトゥラリア城のスウェーデン兵が恋人の名前で嘘の手紙を出し、その洞窟に誘い出します。 そのスウェーデン兵がマイヤを襲おうとした時に、恋人から貰った短刀を差し出し、「愛の力で私は死にません」といいながら自分を刺すように嘆願します(これは操を守るために死を覚悟して嘘をついたとのこと)。 そしてその兵士はマイヤを刺して殺してしまうのです。始めその短刀から恋人が容疑者として捕まるのですが、その後真犯人が捕まり処刑されます。

この様な伝説のために、愛のために自分の命を捧げたマリヤの純白さを崇めるようになり、その後この場所は、恋人達の聖地となったとのことです。 今でも結婚式を挙げたカップルはこの洞窟を訪れて、お墓にお花を添える習慣が出来たそうです。

この洞窟の横には綺麗な湧き水が出ていて、今でも飲めます。この水を飲むと美しくなれるそうです。女性の方は飲まれていました。私は・・と言えば、これ以上美しくなると男性から襲われそうですので止めましたcoldsweats01

« 今週の生け花(平成29年2月第4週) | トップページ | 座骨神経痛 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

悲しくて美しい伝説の地ですね。木々の茂みも巨大な岩石も印象的なところですね。ラドビアという国にはなじみがないのですが、こういう話を聞くと、行ってみないなあと思いますね。洋の東西を問わず恋人たちの悲恋の最後は涙を誘います。今は恋人たちの愛を誓う場所になっているので、今の恋人さん達がどうか幸せに暮らせる世であってほしいと思います。今でも愛し合っているものが理不尽に引き裂かれるということはある様な気がします。

はるかさん、こんばんは。

悲しくて美しい伝説ですね。あの巨大な岩盤を埋め尽くすほどびっしりと書き込まれた沢山の恋人達の文字が残っていました。人間は何百年たっても恋愛に関しては全く変わらないようです。
日本の古典も男女の恋愛で飾られていて、少しも色あせることはありません。こんなに文明が発展し、メールや通信手段が発達しても、恋そのものの形は変わることはありません。あなたしか目に入らないし、いつも少しでも近くでいたいと感じる心は古今東西変わりません。
愛し合ったから全てが結ばれるわけでもありません、小さな運命で別れることもあれば、大きな壁を乗り越えて結ばれることもありますね。

少なくてもこの現代で理不尽に引き裂かれたり、夢を絶たれることがないように願いたいです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/590699/64470370

この記事へのトラックバック一覧です: 世界を夢みて45 :  グートゥマーニャの洞窟 マイヤの墓:

« 今週の生け花(平成29年2月第4週) | トップページ | 座骨神経痛 »