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2016年11月16日 (水)

ある朝の光景

毎日のように,おおよそ同じ時間帯で仕事場に出かけます。病院も移転して10年を迎え、10年間同じ景色を眺めながら通勤しています。車の流れも毎回同じ感じで信号待ちの列が出来ます。

Th_584733 その時に幼稚園生ぐらいの男の子と祖母らしい中年の女性がいつもスクールバス(?)を待っています。少し障がいをお持ちの子供さんかも知れません。祖母に手を引かれたり、抱っこされたりしながら道のそばで待っています。やがてその子も小学生になり、今では学生服を着けて中学・高校生の年齢になって来たのでしょう。祖母より随分と大きくなってきています。

もう抱っこしたり、祖母に寄り添うことはないのですが、いつも二人でバスを待っています。昨日もそのお二人を見かけました。 ただいつもより二人の距離が離れていて、祖母が階段に腰を下ろして、泣いていたのです。 喧嘩したのでしょうか、何か辛いことがあったのでしょうか?

私の心も乱れて、つい私も悲しくなってしまいます。 この二人には私が計り知れない多くのことがあった事なのでしょう。 きっと辛いことも楽しいことも私以上に感じながら過ごされていることでしょう。 向こうは私の存在さえ知らないのでしょうが、もしお二人に会えたら、子供さん大きくなりましたね、いつも楽しみに見ていますよと声をかけてあげたいのです。 

本朝、いつもの二人に戻っていました。朝の優しい風景を私に与えてくれた二人に「ありがとって」ささやいています

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コメント

こんばんは。
今日はまた、ふとした日常の中の何か絵本のようなお話ですね。
その お祖母様 お元気でいつまでも男の子と居ていただきたいな と 思いました。
私のアトリエの窓越しは歩道なのですが、よくご年輩の方や若い女性や 高校生らしき方達が立ち止まって 中の教室風景を少しのぞかれます。
中の子たちには、「目が合ったら ペコリとお辞儀するんだよ。じろっと睨まないのよ。」と言ってあるので、たまに小さい生徒からペコリと会釈をされて あわてて 立ち去る方も。
お互いの風景をいろんな気持ちで眺めながら、みんな暮らしていらっしゃるんだな。。。と
あらためて思いました。きっと誰にも一冊の本のようなストーリーがあるのですね。

アトリエトトロさん、こんばんは。

何気ない日常の中に、沢山のドラマがあるのだろうかと想いながら、このお二人をみていました。

アトリエの中で子供達が楽しそうにしている光景をまわりも覗いてみたいのでしょうね。そして目と目があって初めてお互いの存在に気が付くのかも知れません。アトリエトトロさんに通う子供達がすくすく伸びて行くのはトトロさんのこのような教えがあるからなのでしょう

今日も沢山のドラマが繰り広げられているのでしょうね。

omoromachi様、こんばんは

読みながら自然に涙がでてしまいました
いつも人を温かい心でみているのですね

ririkaと比べたら凄い先生でいらっやるのに
私のようなコメントにもいつも優しく
答えてくれることを本当に感謝しています

omoromachi様の歌声は心の優しさから
発せられていると思います。

今日はよい夢を見て眠れそうです

ririkaさん、こんばんは。

私の方こそいつもririkaさん褒めて頂き有難いと思っています。このブログを介さなければ20代の女性とも交流することが出来なかったでしょう。出会えてよかったと感謝しています。お母さんにもいつも音楽を聴いて頂きありがとうとお伝え下さい。

福岡は寒くなって来ていると思います。お体に気をつけて、暖かくしてお休み下さいね。

こんばんは。

読んでいてとても切なくなったというか、なんというか。。。
この心の織をどう表現したらいいんだろう・・・という気持ちになりました。

涙の場面は確かに悲しいですが、
でもきっと、お相手は気づかなくても、
日々お二人の様子を見守り続けられるということは
なかなか出来ないことのようにも思います。

こんな言い方は変なのですが・・・
「先生のお心が優しいから、このようなお二人の姿が現れた」といいますか、
きっと他の方だったら、目の前を通っても気にもとめないと思います。

そのおばあさまにお声をかけられる日がくるといいですね。
きっと今度は、嬉しい涙を流されると思います。

(なんだか支離滅裂・・・長文失礼しました

アケさん、おはようございます。

頭の中が整理がつかない文書を読んで頂き有り難うございます。
日々の生活の中でそれぞれのドラマを演じながら人は生きていると考えるのです。とても目立つ人もいるでしょうし、多大な影響を与えている存在もあるかも知れません。あるいはひっそりと気づかれない生活を生きている方もいらっしゃるかも知れません。

このお二人は私が信号待ちをしている時に知りました。穏やかで温かい光景でした。次第に子供さんは大きくたくましくなり、おばあちゃんは少し年を召されてきました。そんな変化に自分の時間がクロスして一つの小さな舞台がそこにあるように感じました。

私も支離滅裂な文書になってしまいました。皆が幸せになって欲しいと祈っているのです。

こんにちは。こういうのを、「ほっこり」というのでしょうね。心が
暖かくなってきます。外からでは人がどんな生活かは、わかりませんが
このお二人にもいろいろあったんでしょうね。最近小さい子が両親から
虐待をうけ、あげくに殺されたなんて、話よくあるけど、ぞっとします。そして
むしょうにはらが立ちます。なんてことを!!こういう親には法律で決まる
刑の他にも100叩きの刑をやりたいです。
きょうは、茨城小春日和です

フーミンさん、こんばんは。

ほっこりとして頂いて嬉しいです。私がお二人から受けた嬉しさを書いてみました。

仰る通り、親が子供を殺害したり虐待する事件を聴く度に心が苦しくなりますね。 何も出来ない子供を虐待するなんて許せないことです。 もっと罪を重くしてもいいと考えます。 罪を償って貰うことと共に、このような親も愛情を持って育てられていなかったという負の連鎖を社会が受け止めて行動しないといけないかもしれませんね。

この二人は、私を含めて多くの方を幸せにしてくれていると感じています。

今日の沖縄は暑く、病院ではクーラーが入っていました。

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