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2016年10月

2016年10月30日 (日)

世界を夢みて 36 : 久々のヘルシンキ

フィンランド航空AY74便は成田を11時に発って、ヘルシンキ到着は定刻通り同日の15時20分到着となりました(日本とは時差が7時間)。 ヘルシンキ空港は北欧らしくとてもシンプルで機能性に溢れた空港で、バブ空港としても脚光を浴びています。 入国審査もスムーズで荷物も直ぐに出てきました。

今回はヘルシンキ駅の近くのホテルでしたので、ホテルに着いてチェックインした直後から行動開始です・・

以前ヘルシンキに来た時に市内の主要な場所は歩いていける距離だったのと、この時期は日没までに時間があること、夜中歩いても歩行者も多く治安もよかったことの記憶がありました。ヘルシンキは1日で主な観光地が歩いて回れるコンパクトにまとまった街です。

ヘルシンキの滞在はこの日だけでしたので、寸暇を惜しんで歩くことにしました。8月の後半ですが既に気温は20度を切って涼しい風が頬を通り過ぎます。歩くにはとても気持ちのよい気温で久々に北欧の香がします

Th_ ホテルの近くにトラムの駅があり、使ってみることにしました。駅近くの券売機から2.2ユーロでシングルチケットを購入出来ます(他にも色々なチィケットがありますが、今回は1回限りですのでこのチケットで十分です)。これは乗り継いでも1時間有効です。ここから5駅ほどでヘルシンキの中心地のヘルシンキ大聖堂に到着しました。 

今回は子供達の催しのため賑やかに飾られた元老院広場があり、長い階段の上に立つヘルシンキ大聖堂の威風堂々とした姿が見えて来ます。市の中央にあるランドマーク的な白亜の教会で、1812年にロシアよって首都がヘルシンキに移った後に建築が始まったそうです。眺めもよく広大なこの階段は市民の憩いの場として多くの方が腰を下ろしてのんびりとしていました。

Th_1990 内部も綺麗なステンドグラスやパイプオルガンがあり、26年前と殆ど変わらない状態でした。丁度外壁工事中で網が張られていましたので、以前の写真も載せておきたいと思います。

この階段を降りてこのまま正面の通りを真っ直ぐ向かうと、Th__3 次第に塩の香りと共に海鳥の鳴き声が聞こえて来ます。 そこは、色々な新鮮食材から民芸品まで揃う青空市場が建ち並ぶ港の広場でヘルシンキでも有名な観光スポットです。私が到着した時には店じまいの方が多かったです。前回は朝早く起きて朝市を訪ねました。北欧の見慣れない魚や色々な魚のキャビア(?)の缶詰などが売られていました。チョウザメではなくて、違う魚の安いキャビアの缶詰を買って帰った記憶があります。今も売られているのでしょうか?

Th__4 マーケット広場から直ぐに西側にはエスプラナディ通りが伸びています。幅広い通りはまるで公園の中を歩いているような雰囲気で、ベンチもありのんびり出来ます。その両サイドには高級ブテックやカフェやレストラン、ライブ会場などが軒を連ねます。

通りの端から北へ向かうと直ぐにヘルシンキ中央駅が見えて来ました。こちらも外観が素敵です。

人の出入りの多い駅の入り口ですので殆どの国ではドアはTh__5 解放されているのでしょうが、ヘルシンキ中央駅の入り口には木製の大きな扉があります。 そのドアを開け閉めして出入りしている人々がいるお陰で駅と判るほどです。 折角なので駅の中やプラットホームを散策。 駅内にウインナーを挟んだホットドッグのような(食事に疎い私は説明出来ません)お店がありましたのそこで夕食。食事より街歩きの好きな私は食べたら、またまた街歩き・・

この時期でフィンランドの街歩きで楽しみなのが、市場や道端でベリーやイチゴなど新鮮で色鮮やかな果物が売られている風景です。 色が綺麗で街に溶け込み絵になります。 生ものですので沢山は買えないのですがホテルに帰ってからの楽しみです。

Th_tenppeliaukio_kirkko 流石のヘルシンキも22時頃になると薄暗くなって来ました。街歩きの最後に、閉まっているのは判っていたのですがヘルシンキの観光スポットにもなっている「石の教会(Tenppeliaukio  Kirkko)」まで歩いてきました。ここも26年ぶりの再会です(26年前の内部の写真も載せておきます)。

短時間のヘルシンキ滞在でしたが思い出が蘇ってきました。地図を何度が見ているうちに昔こんな感じで歩いたななどと想いを寄せながら、遠い異国の空気を胸いっぱいに吸うのでした。

2016年10月26日 (水)

魔女の一撃(ギックリ腰)

厚生労働省は毎年色々なアンケートを実施しています。私達医療人にも関わりが高い国民生活基調調査の中で、自覚症状の統計があります。これは病名ではなくて、国民が日常生活や病気、怪我などで実際に感じている症状についてアンケートした結果です。

公表された最新のデーターは平成25年版で、それによると、男性の場合の自覚症状は多い順番に①腰痛 ②肩こり ③鼻がつまる・鼻汁が出る ④咳や痰が出る ⑤手足の関節が痛む となっています。女性では①肩こり ②腰痛 ③手足の関節が痛む ④体がだるい ⑤頭痛 となっています。いずれも関節に関しての訴えが多く、腰痛が全体で一番多いことがわかります。                               Th_img_4286

米国人のはっきりとしたデーターを捜せませんでしたが、一番多い症状は頭痛と言われています。腰痛を訴えるのは15〜30%で日本人に比べて低いようです。痛みの場所に関してもある程度人種差やライフスタイルの違いが関係しているかも知れません。

上記アンケート調査での日本人の訴えは慢性的なことだと思いますので、腰痛の中でいわゆる慢性腰痛をさしていることが殆どと思います。腰痛は多くの日本人が感じていることですが、実は正確な診断がつくのは15%程度で、残りの85%は明かな原因を絞れない状態なのです。

私達の腰回りは 体を支える大黒柱の脊椎(腰の部分は腰椎)、周りの様々な筋肉、神経、結合組織、皮膚などからなっています。 上半身を支え、前後左右の運動をしなければいけません。 腰は姿勢を維持するだけでも沢山の努力をしないといけないので、絶えず緊張(ストレス)を強いられている組織でもあります。 この腰回りだけでなく、例えば尿管結石などの泌尿器疾患、生理痛を含めた婦人科疾患、便秘や腸炎などの消化器疾患、大動脈瘤などによる神経の圧迫、さらには精神的な要因でも腰痛として出現することがあるのです。

そのこともあり腰痛の診断、治療、予防などに関しても多岐にわたって賛否両論が出ているのが現状です。 それでも先ずは慢性の腰痛がある場合、整形外科、内科、精神科、泌尿器科、婦人科、外科など様々な分野での診察が必要となることもあります。その中で診断がつけば治療を開始した方がよいと思われます。

Th_ 急性腰痛の一つにギックリ腰があるのですが、これも一つの病態だけではありません。重い荷物を持った瞬間、捻った瞬間、あるいはクシャミをした瞬間など様々な動作で、急激に腰の痛みを生ずる病態をさしています。

ヨーロッパなどでは「魔女の一撃」と呼んだりしています。確かにこの方が痛みが伝わって来そうです。 骨、椎間板、筋肉、腱膜などに発生した急性炎症ですので、炎症を起こした時の鉄則、安静、アイシング、固定が重要です。痛みが和らいで来ると少しずつ運動を加えて行きます。 痛みが強い場合は何も出来ませんし、生活の質の低下にも繋がります。痛みが強ければ専門外来(ペインクリニック)などで神経ブロックを受けるのもよいかも知れません。

ハロウィンが近づいていますが、魔女の一撃は避けたいものです

2016年10月23日 (日)

ボブ・ディランさんがノーベル文学賞に選ばれた時にはやはり衝撃を受けました。何故? と思う気持ちと 成る程 と納得する部分が同時に現れたのも事実です。 ボブ・ディランさんに関しては確かに世界中に大きな影響を与えたシンガーソングライターと思います。 唄の持つ力やメッセージ性も強く、ノーベル賞に値する方と考えます(彼が受けるかどうかは別として・・)

そうなると政治的な意味合い無しに純粋に本を書いて表現している方にはノーベル賞が届き難いのではないかと危惧しますし、それならノーベル賞もノーベル音楽賞を新たに作らなければバランスが取れない気も致します・・・まあ色々でしょう。

ボブ・ディランさんを知らない私でも「風に吹かれて」ぐらいは知っています。高校時分に日本語に訳して、凄い歌詞だなと思ったことが今でもよく覚えています。

彼の影響もあったのでしょうか? 日本語の歌にも沢山の「風」のタイトルがありました。私のパソコンの中のiTunesにあるだけでも沢山ありました。「風(はしだのりひことシューベルツ)」 「風(コブクロ)」 「風と落ち葉と旅人(チューインガム)」 「風立ちぬ(松田聖子)」 

「風になりたい(THE BOOM)」 「風に吹かれて(オフコース)」 「風に吹かれてゆこう(やまがたすみこ)」 「風のエオリア(徳永英明)」 「風の街(山田パンダ)」 「風は旅人(赤い鳥)」 「風をあつめて(はっぴえんど)」・・・・それこそ沢山ありました。

Th__2 風って不思議です。私達の人生の中で沢山の風に出会います。温かい(暖かい)風だったり、そよ風だったり、冷たい風だったり、時には暴風だったりと 私達の中で沢山の風に出会い、それを直接肌で心で感じながら生活をしています。 

これからどんな風が私達を待ち受けているのでしょう。どんな風が吹こうが、その答えは風の中で自分自身で見つけるしかないのでしょうか。

昨夜、はじだのりひことシューベルツが唄った「風」を録音してみました。小さなICレコーダーで収録したので音はよくないのですが、北山修さんの歌詞は心の中に響いて来ます。宜しければお聴き下さい。

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2016年10月19日 (水)

世界を夢みて 35 : フィンランド航空にてバルト三国・ポーランドへ

イギリスの旅行記も一応終えたため、今回からどの国について書こうかと迷っていたのですが、やはり新しく訪ねた所がいいだろうと思い、フィンランド、バルト三国、ポーランドの旅について書いて行きたいと思います。フィンランドは27年ぶりポーランドは23年ぶりで、バルト三国は今回が初めてです。

 

Th_

 

 

旅っていいものです。色々な発見があり、最高の贅沢な時間です。患者さんや職場、家族のお陰で出かける事が出来ました。本当に感謝致します。

 

直前まで色々と残務処理をし、休みの期間に生ずる予定も済ませました。この処理をするのにここ2ヶ月程度は日曜日も休みなく仕事をしました。遊びに行くためにはワタクシ結構頑張れるのです

 

今回は成田からの午前の出発でしたので、前泊が必要となります。東京などに住んで居る方が羨ましいです。前日の最終便で羽田に出発。ホテルに着いたのは夜遅くで、朝一番のリムジンバスで成田に向かいました。ホテル滞在時間は6時間もないです

 

フィンランド航空AY74 便で成田からフィンランドのヘルシンキへTh_dsc02962_2向かいます。成田の滑走路を飛び立った瞬間、私は別人に生まれ変わります。24時間ずっと縛られていた仕事の責任から解放される瞬間です。申し訳ないのですが、この瞬間から仕事のことは考えないようにしています。心が自由で軽くなるのです

 

フィンランドのヘルシンキは日本からヨーロッパへの最短の空港となります。羽田からヘルシンキ空港までは行きが10時間20分 帰りが9時間40分と近く、その為近年アジアなどから他のヨーロッパ諸国へのハブ空港としても整備が進められいます。

 

Th__2 10時間もと考えている方がいらっしゃると思いますが、始めてヨーロッパに行った30年以上前は、ロシア(ソビエト)上空は飛べずアラスカのアンカレッジ経由でした。その後モスクワ経由となっても乗り継ぎ時間などを含めると16〜18時間かかったような記憶がありました。特にフィンランドは最短のヨーロッパの空港となりましたので、比較的早く感じました・・・それでも長いですね・・・そんな時いつも思うのは、ドラえもんの「どこでもドア」が欲しいのです

 

これからしばらくの間、フィンランド、バルト三国、ポーランドの旅について書く予定です。どうかお付き合い下さい

 

 

2016年10月16日 (日)

沖縄からローマが見えた

「勝連城跡からローマ時代のコインが出土」とのニュースが先月ありました。

Th__3 現代の沖縄、琉球が統一される前は按司(あんじ)と呼ばれる地方の豪族が沖縄を納めていました。12世紀ごろより大きく三つに分割されていました(北山、中山、南山)。 沖縄本島の中部一帯を納めていたのが阿麻和利(アマワリ)と言う豪族でその居城(グスク)が勝連城でした(世界遺産)。 佐敷按司の尚氏が中山、北山、最後に南山を倒して三山を統一し1429年に琉球王国が成立します。

琉球の地は統一される以前より日本各地、朝鮮半島、中国、東南アジアなどと貿易を行う海洋国家として名をなしていました。 色々な文明が周辺国よりもたらされます。以前「シルクロードの終着点:沖縄」というタイトルで東の端に辿り着いた終着点が沖縄(日本)であったと書きました(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-433c.html )。

平成28年9月に2013年の勝連城の発掘調査にてTh__4出土したコインが、日本で初めてのローマ時代のコインとその後のオスマントルコ時代のコインであったと報道がありました。

旅行が大好きで、イタリアもトルコも大好きな場所です。私の古代文明へのロマンをかき立てた報道でした。 いったいどのようなルートでどのような人々を介して、こんな小さな沖縄まで辿り着いたのでしょうか? きっと沖縄や日本の文化も逆に西へと時間をかけて伝わった物も多かったのでしょう。

Th__5 この小さなコインが辿って来た運命はどうだったのでしょうか? どんな人々の手を介して来たのでしょう? 私の頭の中では時間や距離の長さを埋めるように色々な民族の顔や歴史上の人物、古代の建造物、ローマから中国や東南アジアに向かう様々な道や交通手段などが忙しく行き来しています。

今日は古代ロマンという楽しみを持って眠れそうです。小さなコインに乾杯!

2016年10月12日 (水)

高尿酸血症の方の運動の注意点

今日のFMは高尿酸血症の話をしました。このブログでも高尿酸血症の結果起こる痛風の病態や生活習慣病との関連について書いたことがありました。

高尿酸血症は糖尿病や高血圧と同じように動脈硬化を進める因子となります。特に糖尿病と合併すると心筋梗塞な脳梗塞、腎機能障害の頻度が増すと言われています。 

Th_ このような生活習慣病の治療や予防に関しては、食事療法と運動療法の重要性が叫ばれています。特に肥満を解消することは重要と思われています。

ドックや病院で指摘されて初めて運動療法に取り組む方も多いと思います。最初の頃はついつい食事療法や運動療法にも熱が入り、必要以上に減量を急いだり強度の運動をしてしまう場合があります。

運動は肥満解消や生活習慣病にも重要となり、尿酸値を下げるにも効果があります。体を動かすためには、細胞のエネルギー源となるATP(アデノシン三リン酸)を利用します。 しかし息が切れるようなきつい無酸素運動では、グリコーゲンを酸素を使わずに乳酸に分解してATPを産生してしまい、脂肪などは燃焼されずに、血液の乳酸や尿酸が増加しまいます。 糖尿病、高血圧、高脂血症の原因ともなる肥満細胞(脂肪細胞)を消費するためには有酸素運動を取り入れて、毎日少しずつ行う方がよいとされています。 

過度の運動は高尿酸血症を持っている方ではTh__2 尿酸値を上昇させ痛風発作の引き金にもなります。乳酸の増加も尿酸を上げる作用があります。何のための運動か分からなくなります。

また食事療法でも注意が必要となります。摂取カロリーが足りなくなり体内でエネルギー源として脂肪が利用されます。 ゆっくりならいいのですが、減量を急ぐ余り、過度の食事制限をすると脂肪が分解され過ぎてケトン体という物質が蓄積されてしまいます。血液中のケトン体濃度が高くなると尿酸は尿の中に排泄されにくくなり、尿酸値の上昇を来してしまいます。脂肪細胞が極端に壊されると、細胞の中にある核酸が放出され、そのため更にプリン体の上昇もきたします。

高尿酸血症(痛風)のある方は、食事療法も運動療法も軽めから徐々に始めることをお勧めします。

2016年10月 9日 (日)

若者たち

仕事の帰りにラジオをつけていたら、懐かしい曲が流れて来ました。唄っている方は、まだ若い森山直太朗さんでとても綺麗な声でした。 随分久しぶりに聴いた曲ですが、この曲は流石に覚えていました。1966年にカレッジフォーク時代のザ・ブロード・サイド・フォーが唄っていました。

いつの時代も「若者たち」は希望の象徴のように感じています。年を重ねてきた私達は「今時の若者は」と多くは否定的な意味で話しかけることがあります。でも私の若い頃もきっと目上の方々から「今時の若者は」と言われていたのです。そう言われながら歴史は進んできたのでしょう。

Th_ 最近の若い人がこじんまりとして、夢や希望を語らずに、現実の社会に満足して、一歩踏み出さないと感じることがあります。しかし高度成長期の時代に生まれた私達とは違う価値観で育ってきたのです。 

良い悪いのではないのです。私自身の考えに固着することはしてはいけないのでしょう。 しかしながら、感受性が高く、なんたって強靱な肉体を持っている青年期ですので、普遍的な価値を求めて悩んで欲しい、そして外の広い世界を感じて欲しくなります(←また年寄りの価値観を押しつけてしまっていますか)。無茶や無謀なことが許される僅かな期間です。

若者たちを唄ってみました。その中で「君の行く道は希望へと続く」と唄っています。やはり若い人々は私達の希望なのです。若者たちを非難する前に、若者たちが明日への希望が持てる社会、道標になければいけないと感じる今日この頃です

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2016年10月 5日 (水)

喫煙と肺癌の関係

今日のFMは肺がんについて話をしました。

ブログでは肺がんと喫煙の関係について書いてみます。

皆様方もご存じのように、日本における死亡の原因のトップは悪性新生物いわゆるがんによるものです。癌の種類別の死亡率は高い順に男性では肺がん、胃癌、大腸癌、肝臓癌、膵癌となり、女性では大腸癌、肺がん、胃癌、膵臓癌、乳癌の順位となっています。男女併せても肺がんが死亡率のトップになっています。

 

Th_ 肺癌の原因としては喫煙が最も多く、肺癌全体の約85に該当します。全喫煙者(過去現在を問わない)の約10%が最終的に肺癌になり、喫煙したタバコの本数と喫煙年数のいずれも肺癌になるリスクの増加に関係しています。


 この指数として日本ではよく喫煙指数(ブリンクマン指数)が用いられています。

ブリンクマン指数は1日の喫煙本数×喫煙年数であらさせれます。例えば20年間、毎日20本吸っている場合は、20×20400と計算します。 400から600では非喫煙者と較べて、肺がんになるリスクは5倍以上となります。600以上では20倍以上なります。

・統計上、肺がんは50歳以上で急激に増加します。非喫煙者に比べると、喫煙者が肺がんになるリスクは男性で4.4倍、女性では2.8倍と言われています。 

喫煙年齢が若いほど、喫煙量が多いほど肺がんのリスクは高まります。同じ肺がんになった方を対象としても、17歳未満で喫煙を始めた方は男性で1.5倍、女性で8倍ありました。

・肺がんの原因として喫煙が非常に大きいのですが、Th__2_2 残念ながら肺癌になった患者の約15%は、まったく喫煙したことのない人です。 まだタバコを吸わない方に肺癌が発生する理由は明らかではありません。

・喫煙以外の肺がんのリスクとしては、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)、や職業的暴露(アスベスト、放射線、ヒ素、クロム酸塩、ニッケル、クロロメチルエーテル、などの発癌物質)があります。

・また注意が必要なのは、近年肺結核が増加しています。肺結核の診断後2年以内に肺がんリスクは約5倍増加し、その後も1.53.3倍の増加が持続すると言われています。

しかしなんと言っても、禁煙以上に肺がんを予防する効果はありません。

・禁煙した場合は、肺癌になるリスクが低下しますが、禁煙して経年的に肺がんのリスクは低下して行き、禁煙して20年ほどすると非喫煙者と同じリスクになると考えられています。

・また禁煙年齢が低いほど、その効果は大きいとされています。

・自分は吸わなくても他人のタバコの煙を吸う(受動喫煙)の機会の多い方では1.3倍にリスクが増加します。この様なデーターからも早くから欧米では分煙化が進められた訳です。日本ではやっと、吸わない人の権利が主張されてたすぎません。

・喫煙者も権利を主張したいでしょうが、明らかに受動喫煙はがんのリスクを増やすわけですので、自分が吸ったお陰で他人のがんを増やしていることをまず自覚して、他人に煙がかからないように注意が必要と思われます。

・先進国では色々な啓蒙活動などで喫煙者は減少傾向になりましたが、女性の喫煙者の増加により、女性の肺がん患者が相対的に増えて来ています。

・肺がんは先進国では喫煙者の減少により減少傾向に転じてきています。喫煙に関しては先進国の中ではまだまだ遅れた国となっています。


今回は喫煙者には厳しい内容となりましたが、ご理解を

 

2016年10月 2日 (日)

世界を夢みて35: ロンドン・アイ

イギリスの旅行記も最終回となります。イギリスは30年前、20年前、昨年の3回旅行しました。イギリスは古い物も大事に再利用して使っています。特に街並みや歴史的建造物や自然はとても良く保存されている印象を持っています。

Th_img_3026 2回目と3回目で大きく変わったのがロンドンアイという、イギリス・ロンドンにある観覧車(?)のある風景でした。 ロンドンを撮影する時に新たに加わった観光名所でもあり、昼も夜も美しい光景です。

テムズ川沿いのサウスバンクに設置されています。直径135mで25人が乗れるガラス張りのカプセル様の部屋が32個あり、約30分で1周します。 ロンドンの殆どが眺望できる最高のロケーションで、ガラスのカプセルですので多少歪みが出る部分もありますが、視界が良好です。その理由の一つに一般的な観覧車は丸い枠につり下げられるように観覧車が取り付けられいるのですが、ここのカプセルは枠の外に取り付けられているため、とても視界がいいのです。

チケットは当日でも買えますが、休日はいっぱいしていることもあるようでしたので、私はネットで先にチケットを予約することで、直接窓口でチケットを引き替えて並ばずに済みました。少し値段が高くなるのですが、旅行での時間はもったいないので皆様方も利用しては如何でしょうか?                             Th_

並ぶこともなく入場し、入り口で並んでいると、少し手前でカプセルの扉が開き、先に乗っている方が出て行きます。その間も観覧車は止まることなく、こんどは私達の所へゆっくりと進んできて、案内の方の誘導で中へ入るとドアが閉まります。 本当に大きなガラスのカプセルの中です。十分の広さと、殆どの視野がはいる明るい室内です。

ゆっくりと高さを上げてゆくのですが、これまで目線の高さだ眺めていたロンドンも街並みが全て見えます。ビッグベンのある国会議事堂、テムズ川、チャチング・クロス駅、シティーの街並み、遠くにセントポール大聖堂、ウェストミンスター寺院、エリザベス女王の住まいのバッキンガム宮殿・・・・天気もよく気持ちがいい眺めです。

初めてのロンドンアイ、行ってよかったです。夜景も綺麗だと思います。今回は夜にミュージカルをみる予定でしたので、次ぎに出かける時は夕方乗り込んでみたいです。

ロンドンアイの搭乗風景を動画にしてみました。少し雰囲気が伝わればいいのですが・・・イギリスまた行きたいところです。 取り敢えず、今回でイギリスの旅行記は終了となります。英国も素敵ですがヨーロッパには沢山の歴史と美しい景色があります。どこにいっても魅了されます。

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次回からの旅行記・・・何処にしましょう? 構想を練っています

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