辺野古訴訟の高裁判決
辺野古の基地移転を巡る福岡高等裁判所の判決が下され、沖縄県側が敗訴となりました。
裁判ですので、勝敗はつけなればなりませんので敗訴もあると思い驚きもしませんでした。
しかしその内容を見て、とても作為的というか奇異に感じてしまったのです。
国と地方は同等の立場だと憲法は認めています。確かに国防においては国の役割となります。それなら等しく国民が負担すればいいのです。 三権分立と言いながらこの裁判では明らかに国が上で地方は従えてと言う判例となります。
普天間基地の危険の除去に関して、辺野古基地移設のみが解決策などとは、国会で論議し決めることで、高等裁判所の裁判官が下す意見ではないと感じました。
このブログでも何度も書きましたが、沖縄の基地は東アジアや東南アジアを見据えて、戦略的位置関係で沖縄だから展開力があるのだと「如何にもらしい意見」で認識されています。でも日本の何処においても今の軍事力(展開能力)から言えば、本当は変わらないのです。
変わらないにの、その主張を曲げないのは、日米安保(国防)は重要だけど他の移設先を見つけるのは面倒くさいし、自分の所には来て欲しくないと言う意識でしかありません。
今、日本の脅威は何処でしょう? 北朝鮮ではないでしょうか? ・・日本国民の誰もが認めるはずです。
地図をご覧下さい。 北朝鮮から飛んでくるミサイルや航空機または船舶で日本が襲われる可能性が高いのは、まず何処でしょう? 沖縄なのでしょうか?
沖縄より首相のいる山口県はより脅威となっているはずです。日本の国防を考えたら、普天間の機能をこのまま移設した方が日本本土防衛にいいのは明かです。 普天間がなくなっても沖縄には極東最大の嘉手納基地を始めまだ沢山の基地がありますので、備えは十分です・・・・私自身は実際にはこの様なことは思っていません(山口県民に申し訳ないのですが、例えさせてもらっただけです。どの県もどの国民も同様に負担をすべき問題と言いたいのです)。
今回の裁判官が普天間基地移設が辺野古への新基地建設以外にないとわざわざ判決で述べたのは、三権分立を放棄した内閣の代理人としか見えないのです。冷静に考えて判決の内容を読み返しても違和感を感じてしまったのです。
« 真菌感染症(白癬)について | トップページ | 世界を夢みて 34 :白亜の海岸セブンシスターズ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 穏やかな春の1日(2023.02.23)
- 今年もアトリエトトロの子ども達から素敵なクリスマスプレゼントが届きました(2022.12.21)
- 第7回世界のウチナーンチュ大会に感激(2022.11.03)
- 私達の選択(考えることの大切さ)(2022.09.28)
- 旧盆の3日目(ウークイ):お月様(2022.08.12)
omoromachi様、こんばんは。
この話題はニュースで聞きました。
十数年前に2年間沖縄勤務が
あったのとこのブログのお陰で
沖縄の話題があると聞き耳を
立ててしまいます
以前のブログで普天間飛行場が
作られた経過も知りました
米軍が復帰前の占領下で
無理矢理接収して作った
普天間を沖縄の問題として
押し付けた政府というか
私達本土に住む人間も
もっと誠意を持って県外
移設に取り組まないと
いけないと考えます
日米安保は私も重要
だと思っています。
それだのに私の住む
地域には来て欲しくないと
願う矛盾をかんじて
このブログを読むにあたり
心が痛く感じました
本当の意味で沖縄の
)
基地負担が減って欲しいと
願っています(これも矛盾
がありますか・・
投稿: ツクシンボ | 2016年9月18日 (日) 18時41分
ツクシンボさん、こんばんは。
以前沖縄勤務のことを書いてありましたね。あの時よりも基地問題は複雑化して来ているように感じます。特に最近は強引にことを進めようとしているようで、地元と国の対立が深くなっています。両方に取っていいことではないと思います。
普天間飛行場が作られた経過を知らないとこの問題は解決しないと思っています。私もツクシンボさん同様に、色々なことに関して総論賛成、各論(自分に直接関わる場合)は反対と矛盾を感じることも多いのです。
地域の差は当然ありますが、少しでも縮小の方に向いて欲しいと願っています。
投稿: omoromachi | 2016年9月18日 (日) 19時49分