偏見と差別そして寛容と慈しみ
神奈川の障がい者殺傷事件・・・私達の社会に大きな衝撃を与えました。
私はこのことに関して、これまでもヘイト・スピーチや世界中が排他主義に向かっていることをブログにも記載して来ました。この先に今回のような事件が起きないことを祈っていたのですが、現実化してしまって残念です。
個を大切にする社会、沢山の違いを認める社会、沢山の矛盾のある中で私達は生きているという認識・・・世界中で今、寛容さや慈しみが失なわれています。
行き過ぎた個人主義が悪いような風潮がありますが、行き過ぎてはいないと思うのです。個人主義には自由もありますが、それにともなう義務もあります。なによりも自分の存在を認める代わり他者の存在も認めうる思想が根底になければなり立ちません。
今、日本も含め、行き過ぎた個人主義を排除し国家の統制をしようと試みられています。我が国が一番、この国に生まれた人間は国家に忠誠を尽くさない場合は非人間と言われかねない状況になりつつあるのかも知れません。
国家主義が台頭する中で起こること、そこには役に立つ人間かそうでないかという無意識の差別が発生します。いつかそれは障がい者や少数民族、少数意見を排除する社会になってしまいます。
今回の悲しい事件に関しても、世界中で起きているISの問題、ヨーロッパでのテロや移民の問題、米国でのトランプ旋風、日本の右傾化の流れの中で起きた事柄と関連があると考えると背中に冷たいものを感じてしまうのです。
どうかこれからも寛容さと慈しみのある社会で有り続けて欲しいと祈るのです
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