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2016年5月

2016年5月29日 (日)

オバマ大統領の広島訪問

オバマ大統領の広島訪問はあまり成果のなかったサミット関連では一番の嬉しい出来事でした。米国の大統領としてTh_ 制限されることも多い中、被爆者との面会や資料館を訪ねてくれたのは本当に嬉しいことだと思いました。被爆者の方を抱き寄せた時には涙が出てしまいました。

あのプラハ宣言を出した時に、米国(世界)が少し変わるかと期待していました。比較的リベラルな考えを持っていた大統領も国内世論や議会勢力の抵抗に遭い、思った成果を出せないまま任期を終えようとしています。大統領自身もジレンマが多かったと思います。 

広島訪問は大いなる決断だと理解していますが、オバマ大統領は核廃絶を訴えて「ノーベル平和賞」を受賞したのです。もしも任期中に広島や長崎を訪ねることもなしに終わるのであれば、私は大統領の良心を疑いますし、ノーベTh_079940 ル平和賞を返却すべきだと考えていたのです。
その意味でも私にとっても本当に良かったと胸をなで下ろしています。

どうかオバマ大統領には、任期を終えた後は、もっと自由に広島、長崎を訪ねて欲しいです。もっともっと核の被害の実情を知って頂き、世界に発信して欲しいです。

オバマ大統領の折ってくれた小さな「折り鶴」が核兵器よりも力強く輝き、世界の人々を守って欲しいと祈っています。

2016年5月27日 (金)

今週の生け花(平成28年5月第4週)

ここ2〜3日は少し青空も見える沖縄ですが、蒸し暑いです。この蒸し蒸しとする感じ・・如何にも梅雨時の沖縄ですweep                         Th_img_4528

一瞬太陽の光が入ると、もう夏のような日差しです。きっと日が差した瞬間に海の色も変わるのだろうと想像します。光によって海の色が刻々と変化するのですよね。沖縄の海が好きな方はこの色の変化の虜になっているのかも知れません。

2階のいつもの場所に,今週も生け花クラブの皆様が生け花を飾ってくれていました。ザミアカルタスの緑の虹のようなアーケードが涼しげです。以前この葉を飾ってくれていました。その時に初めてザミアカルタスソテツの仲間だということを知りました。沖縄でソテツと言えば先が鋭い細く硬い葉を思い浮かべるのですが、ザミアカルタスは幅広き左右均等の柔らかい青い葉が特徴です。ソテツにも色々種類があるようです。

Th_2854 丸い花弁の集まりのギガンジューム(?)の茎の屈曲が際立っています。チョッとおかしな曲がり方をしています(生け花クラブの皆様に怒られそうcoldsweats01)。 茎が私にはドクロ首の様にも見えてしまいました。私の頭は妖怪の出る夏まで待てなかったのかも知れません・・・coldsweats02

今回は2階の小さなスペースに取り込むには難しい大きさだったかも知れません。花器を右側ぎりぎりに置かないとザミアカルタスの葉が飛び出てしまいます。花器が横長でがっしりしていますが、全体として左に流れてゆくため安定感がなくなっている気がします。その不安定感が狙いだったりもするのでしょうが・・・生け花って奥が深いです。

花器の上には真っ赤なアンスリウムは紫のスターチス、黄色の小菊がは今回は脇役に廻っています。人のとらえ方はそれぞれですね。赤色に注目するとアンスリウムはスターチスのある下段に目が行きますが、緑に注目すると上段に目がいってしまいます。今日はチョッと違う不思議な感覚で生け花を眺めていました。

<花材。ザミアカルタス、ギガンジューム、アンスリウム、スターチス、小菊>

2016年5月25日 (水)

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群という疾患があります。慢性的に便秘や下痢を繰り返すも、内視鏡や血液検査などをしても異常を指摘できない疾患群です(今の現代医学で解明されていないだけでもっと違う病態があるのかも知れませんが・・)。

多くの方もストレスでお腹が痛くなったり、トイレに行きたくなった経験はしたことがあるかも知れません。

私達の胃や腸(小腸、大腸)の運動は私達が意識的には調節出来ない自律神経がコントロールしています。この胃腸をコントロールする働きに異常が起こると、便秘や下痢などの排便異常、腸蠕動異常による腹痛、嘔気などが出現します。

Th_hl12_08 この様な病態は日本人では10%程度の方に認められるそうで、頻度が高いのは20〜40代に多く、男女比では2:3でやや女性に多く認められます。男性では下痢型が多く、女性では便秘型が目立ちます。

過敏性腸炎のタイプは①下痢型、②便秘型、③交代型に分かれます。下痢型は突然起こる下痢が特徴です。そのために通勤や通学、あるいは仕事上で支障が出ます。便秘型は腸の蠕動がスムーズに行かずに便が停滞します。コロコロした硬い便となり排便が困難になったりします。交代型は下痢型と便秘型が交互に繰り返します。

潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患や、食中毒や感染症では下痢などが起こりますし、腸の動きの弱い女性では便秘になったりします。 過敏性腸炎の便秘は一般的な便秘と違い、腹痛や腹部不快感を伴い、時に強く、また排便後は症状が軽快します。一般的に食事によって症状が誘発されるも、睡眠中は余り症状がないと言う特徴があります。

「腸は第二の脳」と書いてある文献もあります。以前は胃腸の動きは自律神経が担っていますので、私達の意志(脳)とは関係ないと思われていました。しかし今では脳と胃腸は自律神経やホルモンなどを介してお互いに関連しあって調整する仕組みが次第にわかってきています。「脳腸相関」と言われているメカニズムが少しずつ解明されるようになっています。

解り易い例から説明しますと、お腹が減ると食事がいつ入って来ても大丈夫のように胃腸は活発に動く準備をしています。その時に胃が「ぐ〜」となったりします。胃腸から出されるホルモンや血糖などの推移を感じ取って脳は「腹が減った〜」と私達に信号を送っています。

下痢や便秘などを繰り返しても内視鏡や検査をしても異常が見つからない過敏性腸症候群は脳が感じ取るストレスとの関連が重要と言われています。色々なストレスを受けて胃腸の自律神経に乱れがおこり、胃腸の運動障害が起こっているのです。自立神経が乱れることで頭痛や疲労感、抑うつ気分などの胃腸以外の症状も出てきたりします。Th_img_4243

過敏性腸症候群は胃腸症状が主ですが、その原因にストレスなどの心的要因も多いため、胃腸科のみならず心療内科や精神科とも相談して治療を進める必要もあるのです。

脳腸相関と言う難しいメカニズムは解らなくても、昔から日本人は精神的なことが胃腸に来ることは皆判っていたのですね。日本語で怒っていることを「腹が立つ」「はらわたが煮えくりかえる」とか「腹の虫が治まらない」などと使用し、感情と胃腸が繋がっていると解っていたのでしょうね。 先人達の知恵をもう一度学ぶ必要があるのかも知れません。

2016年5月22日 (日)

何度も繰り返される悲劇

また凶悪事件が発生した。何度も何度も繰り返される事件。沖縄で生まれ育った私としては、またかとの思いと悔しさと悲しみと虚しさと多くの想いが入り交じって心の整理が出来かねる事件です。心の奥底に眠る不信感や怒りをどのようにすればいいのでしょう。

Th_2b9a4d3b6d7fcb11f6ca067c58805184 事件が起こるたび、日米両政府は「とんでもない事件、2度と起こらないようにしたい」とコメント、米軍は「綱紀粛正を徹底する」・・とコメントします。いったい何度この言葉を聞けば、何度尊い命が奪われ、何度人権が踏みにじらる行為を繰り返せば止めることが出来るのでしょうか?

恐らく本土に住まわれている方と私の感覚はきっと違いがあると考えています(非難しているのではありません)。 復帰前までは、沖縄で米兵の殺傷事件や交通事故で県民が死んでも、殆ど裁判もないまま処理されて容疑者は米本土へ帰還していました。沖縄では殺され損、犯され損の状況が長らく続いたのです。人として平等でないことへの怒りが少年だった私の中にもありました。 それでも米国人を恨むのではなくて、犯罪を犯した人間や、米国の支配に反撥していたのです。これは今でも変わりません。どの世界でもいい人もいれば悪い人もいるのです。

人権が無視された米国の支配から復帰して、日本憲法の下で守られることを期待したのです。日本国憲法は法の下の平等を謳い上げています。しかし本土復帰しても基地はほとんど減りませんし、米兵が銃剣とブルドーザーで強制窃取した普天間飛行場に関しても、日米両政府とも普天間が嫌なら辺野古に基地を造れと言う姿勢です。もう一つ、米軍属には「日米地位協定」が適用せれています。沖縄では日本憲法が通用しない部分が歴然としてあるのです。

私はただ平等であって欲しいと願っているいるだけです。これは過激な発言では在りません。沖縄の問題の根底にある見えない差別がなくなることを祈っているのです。

何度も何度も繰り返される凶悪な事件。若者の死を無駄にしない方法はあるのでしょうか。悩んでしまします。

(読んでくれた皆様に申し訳なく思います。もっと楽しいことを書きたいと思ったのですがどうかご了承下さい)

2016年5月20日 (金)

今週の生け花(平成28年5月第3週)

Th_img_4512 沖縄・奄美地方は梅雨入りし、那覇市も連日のように鬱陶しい雨が続いています。私自身は1日の大半を仕事場で過ごしていますので、余り外の天気が気にならないことも多いのです。昼食を職員食堂でとることがあるのですが、その時の楽しみが那覇市内や慶良間諸島を眺めることにあります。

やはりそこからの眺めは晴天の時が最高です。Th_2101653 那覇空港の飛行機の離発着もみえますし、大きな豪華客船が寄港する港もみえたりします。旅に出たいと一瞬思ってしまいますcoldsweats01

この様な天気の中でも、2階のいつもの場所に生け花クラブの皆様がお花を生けてくれていました。 外の世界と離れてここには青空があります。 ヒマワリもあり、もう夏だぞと言いたげです・・・・しかしよく見ると「夏だ〜」と叫びたい気持ちを抑えて、今回の生け花達、少し控えめです。

Th_2101653_2 ヒマワリアルストロメリアなどは夏にふさわしいと思うのですが、スジ柳ドラセナが夏を半分隠して、まだ夏じゃないとたしなめている様にも感じてしまいます・・・チョッと「梅雨」に遠慮しています。

スジ柳ドラセラの緑が薄いためにそのように感じられるのかも知れません。柳も色々あるのですが、今日のすじ柳に関しては余り情報がなく判りませんでした。

アルストロメリアは南米原産で寒冷地に自生するそうですが,日本では4〜7月にかけて花が咲くそうです。花持ちが長く、そのため花言葉には「持続」があり、斑点の可愛らしい花から「エキゾチック」も花言葉となっているようです・・・いつまでもエキゾチックでいたいあなたにぴったりかも知れませんねheart04

<花材:すじ柳、ヒマワリ、アルストロメリア、ドラセナ>

2016年5月18日 (水)

世界を夢みて 30 :バース(Bath)

3回目のイギリスで初めて訪れたのがお風呂の語源にもなった世界遺産も街バースです。

バースもロンドンと同じでローマ人が築いた町で、Th_ 西暦65年頃に建設が進み2世紀頃には一大スパ・コンプレックスとして賑わったそうです。車ではロンドンから3〜4時間でいける場所にあるため18世紀頃より今度はロンドンの貴族や富裕層の保護地として大規模再開発されています。その時に近隣の土地から産出する蜂密色の石灰岩(バースストーン)を使って建物が建築されたためにバースの町は全体が明るく落ち着いた町になっていました。

何年か前に漫画や映画で有名になった「テルマエ・ロマエ」の世界を彷彿させるRoman Bathの施設を見学出来ます。 数年前にイタリア旅行に行く前にと「テルマエ・ロマエ」の漫画と映画を買って観たのですが、ローマよりもこのバースのローマ浴場博物館の方がその世界観をよく表しているようにも思えて不思議でした。古代ローマ人は本当に浴場が好きなようで、町を作れば一緒に浴場も併設しています。この町もローマ人が巨大な温泉施設を作ったことで知られバース「風呂」を意味するバスの語源ともなっています。

Th__2 入り口で料金を払って、左右に入り口があるのですが、左側に向かい日本語のイヤホーンガイドを無料で貸してもらえますので、施設を廻りながら番号が書いてある場所で説明が日本語で聞けるようになっています。かなり広い施設ですので、早足で古代ローマの遺跡群を観ながら1時間程度で廻ることが出来ます。今でも源泉が流れている場所もあり、触ることは出来ますが衛生管理は出来ていませんので注意が必要かも知れません。最後は小さなお土産店もあり、手頃な値段のお土産をそろえていますので、私も幾つか買いました。

その隣には正面のファザードが印象的なバース寺院(Bath Abbey)もあり、ステンドグラスがとても大きく、その美しさも素晴らしかったです。Th__3  なによりも天井の扇形のアーチは繊細で気品がありました。

イギリスの教会でよく経験することに、入場料金がないことがあります。おそらく何も払わないでも通れるのかも知れませんが、寄付(donation)という名目の入場料となります。日頃このような習慣のない日本人旅行者には戸惑ってしまうことも多いので、入場料・・ポンドと記載してもらった方が有難い気がしますcoldsweats01

Th_img_2716 バースの入り口には近年のバースの街並み建築にも影響を与えた建築家のジョンウッド親子の作品のロイヤルクレッセントを観ることが出来ます。30軒以上の邸宅を弧状に配列した建物は広い庭と相まって世界で最も美しい集合住宅と呼ばれているようです。 これまでヨーロッパの広場は四角形(スクエア)が主流だったのが、この2人の影響でその後のヨーロッパ各地の街並みは丸いサーカスとロイヤククレセンのなだらかな曲線によって都市計画が進められたぐらい影響を与えたようです

見所が沢山在りもっとゆっくりと眺めたい街でしたheart04

2016年5月15日 (日)

襟を正す

政治と金の問題などは今に始まったことではなくて、これまでも多くの政治家や役人が行ってきた悪しき姿勢(麻痺した感覚)の1つのような気がします。
本来なら公的な人間は上に立てば立つほど、自分が民の税金で働かして貰っているという感覚を持たないといけないと考えています。             Th_img_0779

事務方(自分の部下)が高価なホテルを取っていても、これが必要以上に高価なら自分から指示を出して変えるべきです。事務方のせいにしてはいけないのです。こんな高級なホテルに多くの民の税金が使われていることを考える良識があれば、自分から辞退すべきことです。

もちろん交通手段や宿泊施設にしても、基本的には公務として税金で支払われて当然です。しかしもしも自分の利便性や疲れ具合や体調などを考えて、ビジネスクラスやファーストクラスにするのであれば、自費で差額分を出せばいいだけだと思うのです。こんな当たり前のことを考えて行動しない方が私は不思議でなりません。

Th_115596_2 政治家や役人などは対外的ことを含め大変な仕事だと感じています。それぞれが自分の役割確認しながら公務を果たすのが努めだと考えます。 しかしそれとは別に、公私混同しない、人のせいにしない、自分の給料や公務の資金は民が出していると言う謙虚さをいつまでも持たねばならないと考えます。 これは政治力、実行力よりも、民と共に歩むことが出来るかという政治家としての資質が問われていると考えます。 

「襟を正す」という言葉あります。この由来は『史記・日者伝』の故事に基づくそうです。 長安の有名な易者に会いに行った役人たちが、易にとどまらない深い博識に感動し、自然に冠のひもを締め直して上着の襟(えり)を正し、きちんと座り直して話を聞き続けたという話からきているとのことで、転じて今までを反省し、改めて身を引き締めて事に当たる事を表すようになったとのことです。

政治家だけを非難するだけでなく、私達も家庭や仕事を通して社会と繋がっています。もう一度御身を振り返り「襟を正す」必要があるのかも知れません。

2016年5月13日 (金)

今週の生け花(平成28年5月第2週)

5月の連休が明け、頭を切り換えながら仕事をスタートされた方も多いと思います。例年ゴールデンウィーク前後から沖縄は雨が多くなり梅雨入りTh_img_4481 するのですが、今年は比較的天気に恵まれていました。その分ゴールデンウィークをエンジョイした方は疲れが今頃きているのかも知れませんね。

今週も2階のいつもの場所に、生け花クラブの皆さまが花を生けてくれています。他にも総合案内や外来などにも飾ってくれていますが、この2階の場所は目立つ場所でないためにこのブログに写真を載せています。

今回の生け花は赤を基調としてとても明るい雰囲気を与えてくれました。その場の空気さえ温かみを感じさせてくれませす。 この華やかな感じでも実はお花の種類は3種類と少ないのです。カーネーション、ソリダスター、ニューサイランだけなのです。ぱっとみた感じては多くの花が使われているのかと思いました。生け花クラブの皆さんのセンスがいいのでしょう。

Th_2852 華やかに思えたのは赤いカーネーションと合わせた花器の存在も大きいと思います。生け花は本来は3次元で、正面からも横からも楽しめるのでしょうが、周りを囲まれたこの場所では正面からしか眺めることが出来ないのが残念です。今回の花器も2つセットで前後に配置されていて奥行きがあります。

今週までは沖縄もいい天気が続きそうですが、来週辺りからは梅雨入りするのでしょうか? 沖縄以外の地域ではきっと爽やかな五月晴れを楽しめるののかも知れませんね。 それぞれの季節季節を楽しみたいものですheart04

<花材:カーネーション、ソリダスター、ニューサイラン>

2016年5月11日 (水)

5月病:頑張りすぎたあなたへ

5月病は元々、受験勉強を勝ち抜き希望を持って大学に入学した学生が、新しい学校になじめず、ゴールデンウィーク明けから気持ちが落ち込む症状を示していました。 学生だけではなく、新しい職場になじめない新入社員などにも同様な症状があり、仕事が本格的になる6月頃に起こりやすいといわれています。

5月病は新しい環境や生活に適応できずに、「何とかしなくては」と焦りと頑張りが空回りし、一時的に強いストレス状態に陥っていると考えられていま す。 厳しい受験勉強や入社試験を乗り越えて希望で胸一 杯なはずなのに、新しい教室や職場、人間関係に馴染めない・・・この様なことは多くの方が経験することだと思います。 

Th_ このことを上手く乗り越えることが出来たら、また1つ成長することも可能でしょうが、現実的には自分の適応能力を超えて、仕事や対人関係が上手く処理出来ない場合はそれが大きなストレスとなって襲ってきます。

処理能力を超えたストレスは私達の自律神経に影響を与えてしまいます。いわゆる自律神経失調状態が起こってしまいます。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つが相互に作用しながら私達の体が維持できるように食べたり、寝たり、血圧の調整、呼吸や脈拍の調整、発汗や体温調整、胃腸の運動など高度で複雑な問題を解決してくれています。 

自律神経も季節の変化や1日の変化に合わせて私達の体を調整しています。5月は冬から夏へと大きく気候も変動する時期ですが、急激に暑くなったり寒さが戻ったりと外気温の刺激の変化も著しいため自律神経には大きなストレスとなる時期です。

自律神経は何も精神的なものだけでなく肉体的にも影響を与えてしまいます。食欲不振、倦怠感、高血圧、動悸、睡眠障害、無気力や鬱症状など体や心に変調をきたします。

5月病は決して怠けているわけではありません。肉体も精神もどうにか適応しようと頑張りすぎたために変調をきたしたのです。周囲もこのような方を見た場合は「しっかりしろとか、頑張れ」ではなくて「頑張りすぎたので少し休みなさい」と声をかけて欲しいです。

うつ病ではなくて一種の通過儀礼だと思って見守る必要もあるかも知れません。その為、5月病は一種の適応障害(アバシーシンドローム:無気力症候群)とも考えられています。

産業医の講習などを受けていると、以前は労働災害への対応が多くの時間を占めましたが,今では職員のメンタル的な問題への対応に時間を費やしています。そのため最近は5月病の対策をとっている大学やTh__2企業も増えてきているようです。

ストレスや疲労を感じたら一人で悩まず家族や友人、または専門医に相談(カウンセリング、精神療法など)してグチを聞いてもらいましょう。人に聞いて貰えるだけで気持ちが楽になる場合もあるのです。
また、症状が進んで、不安、焦燥、うつ状態などが強い場合には、専門医(心療内科、精神科など)を受診してみましょう。一時的に抗うつ薬、抗不安薬を使うことも有効です。適量の薬で、はやく症状が改善することもあります。

現代社会でストレスのない場所は恐らくないと思います。 心や体の不調は、我慢しないで治すことを優先することが大切です。疲れを感じたらしっか りと体を休める、ストレスを発散するために旅行、趣味などでゆったりとした時間を過ごすなど気分転換をはかったら如何でしょうかheart04

2016年5月 7日 (土)

世界を夢みて 29 :英国コッツウオルズ地方 ②

前回の英国コッツウオルズ地方の続きです。13〜14世紀に羊毛を中心として栄えた地方で、ロンドンからも比較的近く列車で2時間ほどで訪ねることが出来、多くの観光客が訪れる場所です。小川や池が多く水が豊な地方です。 比較的平坦で川と緑が織りなすコントラストが美しい可愛らしい村々が散在します。1日中のんびりと過ごすには最高の場所です。                       Th_bourtononthewater

その中の1つの「リトル・ベニス」と呼ばれてるボートン・オン・ザ・ウォーターは有名な観光地があります。中心にウィンドラッシュ川が流れ、町自体が公園のような場所です。ベンチに腰掛けのんびりと川面を眺めていると所々にカモと思われる水鳥たち沢山泳いでいます。その時に川岸に立っていた観光客の方がパンくずを投げると一目散に沢山の水鳥がエサをめがけと集まってきます。その光景を眺めているだけでも1日過ごせそうです。

川辺は広々とした芝が植えられ、地元の方や観光客がのんびりと足を伸ばしてくつろいでいました。川には200年以上の前に架けられた小さな石橋が幾つもあり、欄干で地元の子供達がのんびりと雑談に興じていたりしています。

川沿いには観光地らしく小さなお店やパブや食堂などが並びウインドーショッピングも楽しめ、コーヒーブレークをしながら外を眺めるだけでも楽しめます。

Th_the_model_village 川沿いを歩いているとモデル・ヴィレッジの看板、観光案内書を読むと「実物大の9分の1のサイズでこの村が再現してある観光スポット」と書いてありました。早速入ってみました。

結構本格的に造られていて、プラッチックではなくて本当の石を使って建物が造られています。順繰りと歩いているだけですと大きさに気が付かなくなるほど精巧に造られていて、近くに人がいることによってミニチュアの街と判るほどです。 子供の頃に読んだガリバー旅行記の巨人になった気分になります。

村の中を歩いていると一般住宅の庭や窓も綺麗にお花で飾りつけられています。この村の住民もここがきっと大好きなのだろうと思いながら散策しました。

私が行ったのは9月の始め頃ですが、川辺の木々の葉を揺らして吹き抜ける風が本当に心地よい街でした。

2016年5月 4日 (水)

ビタミンC:必要不可欠だが過度の期待は禁物

今日のFMレキオは先週に引き続きビタミンに関して話をしました(私にとっては専門外ですのでさっき聞き流して下さいねcoldsweats01

ビタミンが発見されてまだ100年しかならないのです。それよりずっと以前の大航海時代のビタミンの話です。         Th_
ビタミンの存在も分からない時代に長期の航海に出る船員を悩ませていたのが壊血病でした。今ではビタミンC欠乏と分かりますが、当時は原因不明の病気でした。 航海から暫く経つと船員達に出血などが出現し動けなくなったり死亡する場合も多くあり、海賊より恐れられた病気でした。

1497年にインド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマもインドへ辿り着いたものの多くの船員を失い帰りの航路では三隻のうち一隻は船員が足りずに放棄して帰路につく事態となっています。

ビタミンCの人間の身体における半減期(その濃度が半分まで減る時間)は16日です。ようするにビタミンCを含んだ生鮮食品を取らないと、ビタミンCは16日で半分になり、その16日後にはその半分になってしまい、とうとう人間に必要な最低量を下回ると壊血病が出現してしまうようになるのです。その為日本の食品表には1日の摂取基準量を100mg程度となっています。

Th_dsc01755 ネットなどでみるとビタミンCの半減期は5時間などと書いてあるものもありましたが、おそらくそれは摂取した場合に尿などから速やかに余ったビタミンCが4〜5時間で体外に排出されるために間違って記載されているのかも知れません。 半減期が5時間だったら、長期航海だけではなくて短期航海でも壊血病になってしまいます。

何故このようなことを書いているかと言いますと、お肌にいいからとか健康に良いからといって過剰にとっても吸収されないか、吸収されても余分なビタミンCは直ぐに尿に流れ出して身体には残らないのです。基本的には必要な量を食事から取っていれば十分ですし、風邪をひいたときなど消費量が増すときにサプリメントなどを使用したら良いのかも知れません。

足りないと大変ですが、取りすぎても意味がない、あるいは下痢などを起こしてしまうことがありますが、重大な副作用はないと考えられています。そのために国際機関(JECFA, FDA(米国食糧医療品庁))などでも、必要量は記載していますが、上限はあえて設けていないのです。

私はいつも基本的にはバランスの良い食事を取ったら必要分は取れていると考えています。偏食だったり、風邪や病気で足りないと思ったら薬やサプリメントを利用したら良いと思いますし、それによって肌が綺麗になった、風邪をひかなくなったというならそれはそれできっと正しいのです。プラセボ効果もあります。

ある1つの栄養素に美容から病気の予防、はたまた治療まで過度の期待をかけてもいけなないと考えます。有史以来、色々な食材を食べて人間は生きて来たのですから・・・heart04

2016年5月 3日 (火)

憲法記念日に

戦前の反省を踏まえて日本国憲法は作られました。外国から押しつけられたと言う方もいますが、誰が作ったかではなくて中身が大切だと思うのです。

日本国憲法は「基本的人権の尊重」「国民主権」「戦争放棄」を三大原則に構成されています。

Th_ 憲法は国家権力から私達を守る最後の砦となっています。これがなければ私達は自由に発言することも知ることも出来なくなります。 政治は強大な権力を有しています。この権力を勝手に行使できるようになれば私達はあっという間に握りつぶられてしまう存在です。

私は保守的ですが、今の政治家は保守ではなくて権力欲が強く自己保身的な方が多いと感じてしまいます。

一票の格差に関して裁判所から何度も違憲に近いと指摘されても、自分達の保身ために抜本的な改革はなにもしていません。やろうと思えば明日にでも出来るのにしません。自分達に都合の悪いことは何一つ進まないのが今の政治の世界です。

このような政治をみていると、改憲と言われても信用が出来ないのです。政治家自身を縛っている憲法を「もう少し自分達がやりやすいように(国家が統制しやすいように)変えたい」との思惑が見えてしまいます。

憲法は国家権力の暴走をくい止める法律で、私達の自由を保障してくれる担保です。すくなくとも政治家のために憲法を変えるべきではありません。戦前回帰してはならないのです。

今の日本は段々と見えない形で国民の自由が奪われて行くようで心配です。先月の国境なき記者団の報告では日本の報道の自由度は世界72位に後退しています、恥ずかしい話です。                  Th_dsc03105

もしかしたら私を含めて多くの国民は「私達の国は自由だ」と盲目的に思いたがっているだけで、実際は世界からみたら余り自由ではないかも知れないのです。「井の中の蛙」にならずに世界が日本をどのように評価しているかも参照しながら日本国憲法の三大原則について再考する必要があると思います。

恐らく今後改憲を目指す方々は、国民に都合の悪いことは前面にださないと考えます。 報道の自由が低下する中では国民の人権と自由が奪われかねない項目に関しては敏感にならないといけないと考えた今年の憲法記念日です。

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