世界を夢みて 29 :英国コッツウオルズ地方 ②
前回の英国コッツウオルズ地方の続きです。13〜14世紀に羊毛を中心として栄えた地方で、ロンドンからも比較的近く列車で2時間ほどで訪ねることが出来、多くの観光客が訪れる場所です。小川や池が多く水が豊な地方です。 比較的平坦で川と緑が織りなすコントラストが美しい可愛らしい村々が散在します。1日中のんびりと過ごすには最高の場所です。
その中の1つの「リトル・ベニス」と呼ばれてるボートン・オン・ザ・ウォーターは有名な観光地があります。中心にウィンドラッシュ川が流れ、町自体が公園のような場所です。ベンチに腰掛けのんびりと川面を眺めていると所々にカモと思われる水鳥たち沢山泳いでいます。その時に川岸に立っていた観光客の方がパンくずを投げると一目散に沢山の水鳥がエサをめがけと集まってきます。その光景を眺めているだけでも1日過ごせそうです。
川辺は広々とした芝が植えられ、地元の方や観光客がのんびりと足を伸ばしてくつろいでいました。川には200年以上の前に架けられた小さな石橋が幾つもあり、欄干で地元の子供達がのんびりと雑談に興じていたりしています。
川沿いには観光地らしく小さなお店やパブや食堂などが並びウインドーショッピングも楽しめ、コーヒーブレークをしながら外を眺めるだけでも楽しめます。
川沿いを歩いているとモデル・ヴィレッジの看板、観光案内書を読むと「実物大の9分の1のサイズでこの村が再現してある観光スポット」と書いてありました。早速入ってみました。
結構本格的に造られていて、プラッチックではなくて本当の石を使って建物が造られています。順繰りと歩いているだけですと大きさに気が付かなくなるほど精巧に造られていて、近くに人がいることによってミニチュアの街と判るほどです。 子供の頃に読んだガリバー旅行記の巨人になった気分になります。
村の中を歩いていると一般住宅の庭や窓も綺麗にお花で飾りつけられています。この村の住民もここがきっと大好きなのだろうと思いながら散策しました。
私が行ったのは9月の始め頃ですが、川辺の木々の葉を揺らして吹き抜ける風が本当に心地よい街でした。
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英国、あこがれます。
いつか行ってみたいものです。
素敵な記事をありがとうございます。
投稿: しげまる | 2016年5月 8日 (日) 04時32分
しげまるさん、おはようございます。
イギリスは他のヨーロッパ諸国と比べると落ち着いていて大人の雰囲気を楽しめる国だと思います。
観光で行っている私達に関しても出しゃばらず、かといって困っているときには親切に教えてくれます。長い伝統に裏打ちされた自信があるからでしょうか?
もしヨーロッパへ出かける際はイギリスのカントリーサイドも覗いてみて下さいね。
投稿: omoromachi | 2016年5月 8日 (日) 10時48分
コッツウオルズ地方の旅をした気分になりました。
こんなミニチュアの街が造ってあるんですね。
ますます行ってみたくなりましたよ。
投稿: yasu | 2016年5月 9日 (月) 22時50分
yasuさん、こんばんは。
コッツウォルズに限らずイギリスは素敵な田舎が沢山ありますよ。
モデル・ヴィレッジは看板はあったので入ってみたのですが、しっかりとした石造りで家の木も本物を使用していますが、それも家に合わせてた大きさに揃えられていました。
写真の中にわざと人の姿を入れないとミニチュアの町とは思えないリアルさがありました。こんな素敵な場所に出会えるのも旅の楽しみです。
投稿: omoromachi | 2016年5月 9日 (月) 23時46分