世界を夢みて27: シェイクスピアの街:ストラットフォード・アポン・エイボン
英国の湖水地方からコッツウオルズ地方の入り口にある町がシェイクスピアの生家のあるストラットフォード・アポン・エイボン(Stratford-upon-Avon)です。年間50万人が訪れる観光の町です。
「ストラットフォード」は古い英語で「Street(道)」と河を渡る道を示すford(川)の組み合わせだそうで、イギリスにもカナダにも米国にもその地名があります。その為あえて、エイボン川に面するストラットフォードという長い名前の町になったとのことです。
私自身は余り本を読まなかったので、シェイクスピアの本も余り読んでいません。それでも有名な劇作家ですので、5〜6冊は読んだと思うのですが、有名な台詞の所だけは覚えています。「生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ」「「これが最悪だ」などと言えるうちは、まだ最悪ではない」「楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ」「計算された恋は卑しいものだ」・・・・
私にとっては彼の作品より彼がどんな人物だったかの方が興味がありました。1564年にこの町で生まれた商人の息子が53年の間にこのような多彩な物語りを書くことが出来たのか? 何人かの合作ではないか、ある貴族の方が書いて彼を通じて発表したのではないか・・・等々 それは世界中の人々を作品だけでなく彼自身にも興味も引きつけていた原因かも知れません。
この種の作品も映画化されており、「恋におちたシェイクスピア」「もうひとりのシェイクスピア」で出てくるシェイクスピアをイメージしながらこの街を観るのも楽しいものです
それはさておき、ストラットフォード・アポン・エイボンは綺麗に整備された観光の町です。メイン通りも広々としていて、歩いても気持ち良いですし、町の散策、エイボン川の周りの公園でのんびりするのも良い場所です。
シェイクスピアも通っていたという学校がまだ存在し、私が訪ねた時には丁度お昼時で、制服を着た高校生(?)達が外で食事を買いに行ったり入ったりしていました。皆可愛らしい生徒達でした。彼ら彼女らから第2のシェイクスピアが誕生するかも知れませんね。 そのように観ると如何にも賢そうに見えてしまいました。
(熊本を中心とした地震が早く収まって欲しいと祈ります。お亡くなりになった皆様に哀悼の意を捧げますとともに、被害に遭われました方々が1日でも早く回復出来ますことを心より願っています)
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omoromachi様、こんばんは。
シェークスピアは高校時代や
大学で読みましたが、いずれも
有名な場面が多く楽しめました
やはりシェークスピア自身の
存在が気になりますよね
謎が多いだけ私達の想像が
働いて興味がそそがれるので
でしょうか?
九州地方の地震早く
収束して欲しいですね。
投稿: ツクシンボ | 2016年4月19日 (火) 19時03分
omoromachiさん、こんばんは

ストラットフォード・アポン・エイボン、イギリスらしい素敵な町ですね
ゆっくり通りを散策したり、川沿いの公園でのんびりできたら、
本当に気持ちのいい時間が過ごせそうです。
私もシェークスピアの作品はきちんと読んだことがほとんどありませんが、
それでも、有名なセリフなどは、いくつも耳にしたことがあるものですね。
映画からイメージを膨らませながら旅をすると、楽しみがいっそう増えそうです!
投稿: hanano | 2016年4月19日 (火) 19時33分
ツクシンボさん、こんばんは。
ツクシンボさんはシェークスピアを結構読んでいたようですね。私は余り読んだことはありませんが、それでもやはり名台詞の場面に出会うとそれだけで感動しました
シェイクスピアは謎の多い分だけ皆を引きつけると思います。どんな人物だったのでしょうか? 一人で書いたのでしょうか? 興味が尽きません。
先ほどニュースでも地震が持続していますね。本当に早く収まって欲しいです。
投稿: omoromachi | 2016年4月19日 (火) 21時36分
hananoさん、こんばんは。
ストラットフォード・アポン・エイボンは2度訪ねたことがあるのですが、両方とも半日程度の観光でしたのでもう少しのんびりしたい場所でした。
エイボン河沿いに公園もあり、街と河と緑が織りなす景色は癒されます。1度は泊まって夜の街を歩いてみたくなります。
私達はシェークスピアのお陰で沢山の舞台を見ることが出来ますし、沢山の映画が彼の作品から生まれていますね。
この街を歩きながらいったいシェークスピアってどんな人物だったのか? 実は違う人物が書いていたのかなど、想像を膨らませながらの町歩きは本当に楽しいものです。
今度行く機会があれば最低一泊してみたいです。
投稿: omoromachi | 2016年4月19日 (火) 21時45分