フォト

« 今週の生け花(平成28年2月第3週) | トップページ | 人間はなぜむせてしまうのでしょう »

2016年2月22日 (月)

子供の貧困:学びの扉を閉ざさないで欲しい

いつも心の何処かで引っかかっているのが子供の貧困の問題です。自身で決出来る訳でもなく、悩んでいても何か出来るわけではありません。

「子供の貧困」・・・十数年前までは何処かの国のことと思っている方も多かったと思います(以前からそれはあり、潜在的な心配ごとでした)。次第に顕著になり、最近ではマスコミでも取り上げられるようになりました。少子化や子供の貧困がこの国も最も大きな問題だと捕らえる意見も出てきました。

ユニセフの統計で日本においては17才以下の子供の相対的貧困率は15%程度で、先進国35ヶ国中9番目の高さです。これは日本の子供達の6人に1人は貧困の状態に置かれ、私の住む沖縄県は全国で一番高く3人に1人が貧困家庭と言われています。

Th_c0b117014458365178346f902209f5e4 もちろんそんなことはない例は沢山あります。批判する方は多いかも知れません。ただ現実的に親の経済格差が子供の学力格差を生み出しています。 私は多くの子供の成長は環境次第で変化すると思っています。もちろん生まれ持った個性や能力の差もあります。 しかし経済格差が子供の学力差を招き、社会的な地位や経済格差を生み出しています。そしてその格差は世代間で連鎖してますます経済格差、教育格差が広がっている状況になっています。

やっと行政が動き出し対策が始まっています。どうかその施策が起動に乗って欲しいと願っています。 「子供は親が面倒みるのが当たり前」・・確かにそうです。ただ子供を教育して行くことはその家庭だけのメリットに止まらず日本の将来への投資でもあると私は考えているのです。

食事も満足に取れない子供達が日本には沢山います。その子達は教育も満足に受けることが出来ません。沢山の優秀な子供達が教育を受けられず、成長の芽をつむいでしまっているのは実にもったいないのです。

教育とはなんだろうと思います。沢山のことを学び自分の小さな世界から大きな世界、難しい問題を考え解くことが出来るようになることだと思います。さらに重要なのは問題を一方向からではなくて多面的に考える力を得るのが学ぶことの大切さではないかと考えます。

多くの子供達に沢山の世界を観て欲しいです。理想論でしょうが、191192 学ぶことで更に学ぶことの大切さを知ることが出来るのではないかと期待しています。 他人を知ること、他国を知ることがグローバル社会で生きて行くためには必要だと考えます。 若者たちが更に視野を広げることで、今ある西洋文明に帰属するグローバル化ではなくて、これから未来へと続く全人類を見回せるグローバリゼイションを追求して欲しいと願っています。

今の日本は個々の家庭でも地域的にも経済的格差が広がってきています。自由競争という聞こえのよい言葉により、競争に参加させてもらえない子供が増えているのではないかと心を痛めています。 土台を作ってやれば沢山の優秀な子供達が世界へと羽ばたいてゆけると思います。子供達の学びの扉が自由に大きく開かれることを祈りたいです。

« 今週の生け花(平成28年2月第3週) | トップページ | 人間はなぜむせてしまうのでしょう »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。ご無沙汰でした。子供の貧困、私も気になってる
ことです。どうすればいいのでしょう?満足に食事も取れない子供が
いる一方でテレビでは、「大食い早食い」の放送をしている。腹がたちます
だからこの手のテレビは見ません。兄が教員なので、言ってました。
夏休みが終わると子供たちのなかに痩せてくる子がいるんだと・・・
家では満足に食べられず給食だけが楽しみと言ってたそうです。
日本に暮らしていて、ほんと情けないです。せめて腹いっぱい食べさせて
あげたいです。

フーミンさん、こんばんは。

私もテレビの「大食い早食い」競争は嫌いで見たくありません。とても食べ物を粗末にしているようで大嫌いです。

貧困の問題、最近マスコミが取り上げ、行政も動くようになっています。お兄さんが言っていることは今の日本の子供達が置かれている現状ですよね。

以前より多くのボランティアの方が子供達を救ってくれていました。本当に有難い取り組みだと思います。

子供の貧困の問題はもう親が悪いと言うレベルの問題ではありません、これだけ多くの日本の子供達が貧しい環境で育っているのです。個人に任せては駄目です。政策として対策をしなければいけないと考えています。

子供達にはまず衣食住を確保して、しっかりと教育を受けほしいと願っています。これが日本の力になっていくと信じているのです。

omuromachi様
おはようございます。
小学校の教員をしていると,家で食事を
しっかりととっているかが気になる子が
いる場合があります。それでも,子どもは
それを訴えようとはしません。負の連鎖だと
感じることが多いです。どの子もみんな衣食住を
しっかりととれるようになってほしいです。
そうしたら,もっと子どもたちは安定していくと
考えています。

nadoyamaさん、おはようございます。

日々学校現場で子供達に接しているnadoyamaさんにとっては私がブログに書いた以上に切実な問題だと考えています。

私は医療の現場で若い世代が病気になった時にその子供達が大変だろうなと思うことがしばしば在ります。

どの環境で育っても、子供達には不自由なく最低限の衣食住は確保して欲しいと願っています。そして教育も頑張れば学ぶことが出来る環境があって欲しいと思います。 その中から社会に貢献できる人材が育てば日本の国としても未来が開けると思うのです。

難しい問題ですが、あえて書かせて貰いました。

先生こんばんは。
遠い国の話と思っていた”子供の貧困”が、日本で問題になるなんて驚きです。
戦後生まれの私たちは、贅沢出来なくてもお腹いっぱい食べられていました。
また、農村で育ったからかも知れませんが、地域で家族ぐるみで衣類・食品などの助け合いをしていました。
 最近、神戸市では60~80歳代の高齢者が、子供たちを見守ろう~と、福祉センターを拠点に保育園・幼稚園・小学校と連絡を取りながら、登下校や放課後の見守りを始めているのですが、個人情報・プライバシー等々の壁を感じます。寂しい限りです。プライバシーは大事なことですが、子供が困った時に大人に”S0S”が届くような関係でいたいものです。
 私たちは孫たちが沖縄なので、なかなか会えないので、近所の子供さんたちを「卵(他孫)を育てよう!」と話しています(笑)
3人の孫たちも、沖縄の人たちに見守って頂いて・・・有難いです。

神戸のomoroおばさん、こんばんは。

本当にそう思いました。豊かな日本と思っていたのが、本当は違う側面が分かって来ています。

私は子供の頃は豊かな時代を生きてきたとは思っていませんでしたが、いま振り返ると実はとても恵まれた環境で育ったのだと感じます。

神戸市の取り組みいいですね。書いてありますように子供の目線で、彼らのSOSを早く察知できる仕組みが出来上がることを期待したいと思います。

「卵(他孫)を育てよう」・・いい話ですね。皆の宝ですものね。

沖縄にいる3人のお孫さんがすくすくと育って欲しいです。

こんばんは。教職を退いたものはその後もボランテァ活動や民生委員になったりで子どもたちと関わることが多いですが、そんな人たちと話しているとomoromachiさんの言われているような子どもの貧困、経済格差というものがどんどんひどくなっていることを聞きます。小泉政権の派遣法以来、若い人たちが使い捨て労働者になり、生活の保障のないことや給料が安定していないことから離婚も増えて、困った母親たちが親の年金を頼みに田舎に帰ってきています。田舎では農業で暮らしていけないので、どこかで働きたいのですが、働く場所がありません。安倍政権になってますます値上げ値上げで経済格差が広がってきています。そのしわ寄せは若い人たちそして子供たちに来ています。まともに3食食べられない子どもが増えてきているのです。老人や大人の定職についている人はまだ戦後築いてきた生活を守る良き制度にしがみついていられますが、若い人たちへの政府のやり方は将来を何一つ考えてないやり方です。将来への夢のなさ、自分への自信のなさ、不安、不満、そんなものが弱い子どもや赤ちゃんに向かい虐待ということまでおきています。こんないやなことが今この国で起こっていることなのです。omoromachiさんが取り上げてくださいましたが、本来マスコミなどがもっときちんと取り上げるべき問題です。子どもたちがかわいそうです。

はるかさん、こんばんは。

きっと多くの方が心を痛めている問題だと思います。何かを当てて大もうけしようとしている方は少ないと思います。

今の若い人達が可哀想に思えることもあります。自分がいる地位が不安定で将来の展望が持てないからです。若者らしい夢や理想も語れない状況に追いやられています。次第に昔よりよくなったとは言えない日本になって来ています。

本来人間らしい生活のためには、希望や夢が必要です。今の政府は欲望に駆られた人々をそそのかしているようなものです。株価は経済の指標ですが、金儲けの手段でしかなくなっています。株価を上げるために税金をつぎ込んでその儲けを甘受出来る人はごく少数です。更に多くの国民は借金を背負うことになってしまっています。

一億総活躍社会を目指すのであれば本当に経済弱者を救うことから始めなければ、更に一部に富が集中してしまうおかしな結果になってしましそうです。

言葉に踊らされるだけでなく、今の日本の現実をみて行動して欲しいですね。マスコミも言論の自由に対する危機意識がないのも困ったものです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/590699/63210801

この記事へのトラックバック一覧です: 子供の貧困:学びの扉を閉ざさないで欲しい:

« 今週の生け花(平成28年2月第3週) | トップページ | 人間はなぜむせてしまうのでしょう »