フォト

« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »

2015年10月

2015年10月30日 (金)

今週の生け花(2015年10月5週)

今週でいよいよ10月も最後、今年も後2ヶ月となりますね。 沖縄も涼しくなって来ましたので、私もそろそろ長袖へ衣替えしようと考えています。

今週もいつもの2階のスペースに生け花クラブのTh_img_3959 皆さんが花を飾ってくれていました。
今週の生け花は淡くほんのりと上品に仕上げられています。音のしない静寂な世界から花が浮かんできているように感じます。 

本来ならグロリオーサの燃えるような花は情熱的に感じるのですが、今回はマーニの葉の白さがグロリオーサの燃える赤を抑えているように感じました。 マーニは本来青々とした葉なのですが、今回はあえて枯らした後の白い葉を使用しています。 

Th_27105 もしマーニが青々とした葉ならばこの生け花もだいぶ印象が変わるのだろうと想像してしまいます(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/201554-75e1.html )。

丸く黒い花器どその上にある木イチゴの紅葉した葉が密集してたために重心が低くなることで上方に開けた空間が発生して、マーニやグロリオーサの葉が生き生きと伸びています。

また今回のは緑がかった黄色のため周りに溶け込んでいます。秋の澄んだ美味しい空気感さえ漂っているようです。

<花材:マーニ(クロツグ)、グロリオーサ、木イチゴ、菊>

2015年10月28日 (水)

ながらスマホの危険:危険の察知は視覚か聴力か

今日のFMレキオは「めまいを含めた耳の役割について」話をしました。以前もめまいについては書いたので、視覚と聴覚の危険を察知する違いを考えてみたいと思います。

私達は眼、耳、皮膚、鼻、舌、などの感覚器官を通して、外界の様々な情報を獲得しています。いわゆる視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感です。

その中で圧倒的に情報を得ているのは視覚と言われ、全情報の80以上を占めていると言われています。ついで聴覚が10%前後、触覚2〜4%、嗅覚2〜3%、味覚1%程度だそうです。

この様に圧倒的な情報を視覚から得ているのですが、Th_ 身の回りに起きた緊急事態(例えば車がぶつかった、何かが爆発した時など)は音に反応して私達は回避行動をとります(勿論後方で起きたことは視覚では捉えられません)。

この違いはなぜでしょうか? 皆様方も考えてことがありますか?

光と音では伝達速度は圧倒的に光が速いです。私達の視覚情報は眼を等して網膜に移った信号を脳の中で再処理してひとつの情報としてまとめ上げています。その情報量は莫大で複雑なため大脳で処理して認識するまで時間がかかります(勿論一瞬ですが)。 情報が余りに多量であるため私達の脳(眼)はみえる範囲の全てを理解しているわけではなくて、必要な視覚の一点の部分しかよく認識していないのです。 

例えば、広大な景色をみて、なんと素晴らしいのだろうと感激します。しかしそれはやはり一点しか見ていないのです。カメラと同じでひとつのものにピントを当ててその他を考えているのです。 風景のなかで近くの花が綺麗と感じたらそこの花しか見ることは出来ません、遠くの夕陽が綺麗と思ったら近くの花にはピントが合っていません。  もっと具体的にいえば目の前に人がいて、その人が両手を広げてグー・チョキ・パーをしても右手のグーに視覚が行ったら、反対の手のチョキなどは視野を移さないとぼやけて同時には理解出来ません。

それと比べて、音は直接鼓膜を通して内耳から信号として送られます。言葉などは処理が少しかかりますが、それでも視覚と比べると情報量は多くありません。 単純な爆発音などは視覚の認識より早く、直接音として回避行動を行うのです。

Th__2 例えば近くでものが爆発したとします。それをスローモーションで考えて見ます。「爆発→光・音→光が先に網膜に達するも脳は認識出来ない→音が耳に入り先に体が反応→しゃがみ込む」・・・この様に時間識別能が優れたのが聴覚で、視覚は空間識別能が優れていると言われているのです。

スマホで音楽を聴きながらメールを読んでいる人の事故が年々増加しているそうです。外敵情報の多くを失った状況で歩いていると事故のもとになるのも頷けます。 

皆様も危険ですので「ながらスマホ」は避けて下さいね。

2015年10月25日 (日)

見上げてごらん夜の星を

子供の頃、畑に囲まれた田舎に住んでいました。今から思うと本当に何もない時代だったなとふと振り返ることがあります。 でも今より不幸せかと言われるとそうでもなかったと感じるのです。 物資の豊かさは相対的なものだと考えています。 豊かさを追い続けていてもきっと辿り着くところはないのでしょう。 何かを得るためにお金は必要ですが、必要以上に持ってもお金で買えるのは幸せではなくてお金でしかなくなると考えるのです。 

当時、従兄弟がリアカーを引いて農作業に出かけていました。Th_29e402cffb489b52397e09ecd4528e_2 時々何するわけではなくてそのリアカーに乗せて貰い畑まで出かけたのでした。 リアカーには小さなラジオが乗っていて、いつも音楽が流れていました。

その中に、坂本九さんが唄っていた「上を向いて歩こう」や「見上げてごらん夜の星を」がありました。1961年、1963年の曲ですので、もう半世紀以上前の曲だったのですね。

高度経済成長の前の時代でまだ戦後復興期で、歌にも一生懸命さや希望が読み取れる曲が多かったような気がします。私達はこの半世紀でとても豊かになったはずです、でも今あらゆる所でエゴや格差が進み、命の大切さが失われてしまった気がして残念です。

「見上げてごらん夜の星を」は作詞が永六輔さん、作曲がいずみたくさんが担当し、当時定時高校生の生徒を励ます歌として作られたそうです。幼い私はこのような背景は知りませんでしたが、ラジオから流れる歌を一緒に唄った記憶があります。 きっと従兄弟のお兄さんもこの曲を聴きながら一生懸命に働いていたのだろうと想像します。 私も一生懸命、勤勉に働く喜びを噛みしめてみたいと思います。

久々に、この曲を録音してみました。よろしければお聴き下さい。

">

2015年10月23日 (金)

今週の生け花(2015年10月4週)

10月も4週目となりました。流石に30度を超えなくなりましたがまだ沖縄は暑いです。台風から変わった熱帯低気圧のせいでしょうか蒸し蒸しします。昨日はプロ野球のドラフト会議があったのですが、多くの沖縄出身の方が指名を受けました。 プロの世界は厳しいです。どうにかTh_img_3940 怪我をせずに実力を発揮して欲しいと願っています。

今週の生け花は、赤い鶏頭黄色いオンシジュームが目立っています。鶏頭は秋に全国津々浦々でこの時期、見ることが出来ますね。 ただ鶏頭の仲間はその形によってだいぶ印象が変わります。 

花房が扁平な鶏冠(トサカ)鶏頭、球状の久留米(クルメ)鶏頭、羽箒(はねぼうき)のような房(フサ)鶏頭、ロウソクや槍のようにとがった槍(ヤリ)鶏頭など沢山種類があります。

今週の赤い鶏頭は形からすると房鶏頭(=羽毛鶏頭)Th_ と呼ばれるプルモーサ系の鶏頭と思います。なんだか柳のようにも見えますが・・

華麗な真っ黄色の花を咲かしているのはオンシジュームです。中南米の熱帯・亜熱帯地域に自生するランの仲間です。写真が上手く撮れていませんが、ひとつひとつの花びらもとても綺麗です。

くねくねと曲がりくねった枝は雲竜柳。色々な形に曲げることが出来ますので、生け花の花材としては重宝するようです。今回の花器とマッチングしていますね。 細長い球状の花器からすっと伸びるカーネーションが愛らしく、萌葱色のサザンカの葉がギュッと全体を引き締めています。

Th__2 ああ秋だ、そう言えばもう少しでハロウィンとなります。斜めからみた鶏頭がどうもトンガリ帽子にみえてしまいました。

鶏頭でハロウィンに着けていく帽子を作っていました。私の分身のアバターも頭が隠せたら結構可愛いかも知れませんcoldsweats01 ハロウィンに参加したことがありません、禿げオヤジでよければ誰か私も仲間に入れてheart04・・・・また余計なことを書いてしまいました。生け花クラブの皆さん怒らないで下さいねrunrun

<花材:雲竜柳、鶏頭、オンシジューム、カーネーション、サザンカ>

2015年10月21日 (水)

世界を夢みて16 : ロンドンの地下鉄

私の様な田舎者が東京で公共交通機関を利用すると線路がまるで迷路のように入り乱れていて戸惑ってしまいます。Th_

それに比べてイギリスの地下鉄は解り易く,乗り換えもスムーズで旅行者にとっても有り難い存在です(東京都比べて線が少ないからかも知れませんが)。 ただ、現金で乗り継ぐにはやや難があり何カ所の乗り換えとなれと高くついてしまいます。

Photo_3 そこで活躍するのが、オイスター・カードがあります。日本のスイカやパスモと同じ様に、改札で機械にピットかざせば改札を通れます。 地下鉄もバスも同様に使えて便利です。多くの駅で発売され、有り難いことに、言語の選択もでき、パネルをタッチして日本語表示にすると理解しやすくなります(英語表示でも難しくは余りなさそうです)。 しっかりしたカード形式ですので、購入時にカード発行のチャージがかかります。 その時におおよそ使いそうな金額を計算して入金しておきます(余りぎりぎりで途中で使い果たすと、駅の改札でブザーが鳴ります・・・きっと旅行者の場合はそれでビックリしてパニックになりますcoldsweats02)。

Th__3 1日の利用なら一日券の利用が便利で、これも駅の改札などの自動券売機で日本語表示にして購入できます。 同様に地下鉄、バスが1日乗り放題です。オイスター・カードは最後に精算も出来るそうですが記念に持ち帰るのでなければ、1日乗車券の方が便利だと思います。

クレジットカードでの購入も出来ますが、私は基本的に海外で自動の機械にカードを挿入する勇気はありません・・もしもカードが出てこなかったりしたらどのように処理 したらいいのかが判らないからです。 お金なら出てこなければ、機械を蹴ってうっぷんを晴らせばいいことです(この様なことはしませんが・・coldsweats01) 

Th__4

私はこの一日券、前回も今回も利用しました。前回は20年前でしたので何処で買ったのかは覚えていませんが、日本語表示の切り替えはなかったはずですし、窓口で買った覚えがします。

1日乗車券があれば、おおよその所は行くことが出来るのがロンドンのいいところで、非常に案内が解り易いので、初めてでも迷うことは殆どないと思います。ただ私の様に油断すると、慌てて飛び乗って目的地と逆方向だったことがありますので、乗った後は次の駅をしっかりと確かめた方がいいかもしれません。

 

2015年10月18日 (日)

TPPの検証と日本文化の危機

TPPの長年にわたる交渉が妥協したと、何故か喜ばしい事のように報道されたています。「各国が一生懸命、自国の国益をかけて交渉した。汗をかいたと」・・努力したのだからよくなると勘違いしている国民も多いと思います。
TPPが国益に叶うかどうかはまだ未知数です。よくなることもあるし悪くなることもあると想像はある程度できます。

Th_e6d5fdc0602f6f4dc90abe29548390_2 TPP締結後の食料品に対する国民への インタビューで私が気になったことがあります。 

その中で「いいんじゃないですか。ものが安く手に入るのだから」と・・・ 確かに消費者からすれば一円でも安くなればいいとの意見が当たり前かも知れません。

私はこれを聞きながら、日本人の多くが「同じ国民への配慮や気配りがなくなってしまっている」と寂しく感じたのです。人を思う気持ちは金銭的にも精神的にも余裕がないと生まれ難いと思うのです。その意味では今の日本人に余裕がなくなっているのかも知れません。

日本の物価や平均賃金はTPP参加国で高いのですから、第1次産業においては人的コストや肥料やエサのコストが元々高くつくはずです。米国やオーストラリアやカナダなど地価も安く、既に大規模農場で低コストで生産されます。日本で許可されていないような農薬も使用出来るのです。

既にハンディがあるのです。あえてそれを言わずに日本の農業はこれまで守られ過ぎていたのだから、自由競争では努力次第で世界に打って出られると述べている人がいます。

本当にそうでしょうか? 例えば高級な果実などは海外に日本ブランドとして輸出できるかも知れません。では主食のお米はどうでしょう。品質はよくても、海外で高い日本のお米を買う人はどれ程いるのでしょうか? 

更にTPPの問題として重要なのは、日本の主食の国内総生産が低下した場合の危機管理です。 政府はホルムズ海峡を通る石油が輸入出来なくなれば、国の存続危機事態と説明していました。 もし農業が衰退した時に、お米が外国から輸入出来なくなったらどうでしょう・・・石油より早く沢山の餓死者が出てしまい、石油の枯渇より怖い事態となるのではないでしょうか?

もう一つは日本文化への影響です。Th_d561bbef56382aa764de76a1dcba1a24

日本は弥生時代から稲作を中心とした国を作ってきました。日本の原風景は田んぼや畑、棚田であったはずです。そこから日本人の言葉や文化、共存共栄の意識も芽生えたと思います。何も手を打たなければ、日本の景色、日本人の持つアイデンティティーも稲作文化と共に消滅するのかも知れません。

変化は必要です。しかしTPPで日本人が築き上げてきた文化まで消失してしまったら何をよりどころに日本人は生きて行くのでしょう。

現実の問題として更に怖いのは保険、医療制度の崩壊です。私は米国が狙っているのは日本の農業が一番ではなくて実は保険、医療、金融への参入と考えています。

TPP、締結、グローバル経済、関税なき自由化、世界40%の経済圏の確立・・・・・・など沢山言葉がおどっていますが、その「中身を吟味して初めて評価する」スタンスが国民に求められているのかも知れません。

2015年10月16日 (金)

 今週の生け花(2015年10月3週)

10月も3週目となり、全国的に秋本番となります。この頃から日本列島の季節に南北の差が顕著となりますね。北の方から雪の便りが届きますし、沖縄の私達はまだ日中はクーラーをかけて過ごしています。

今週もいつもの2階の場所に生け花が飾られていました。毎週この場所を通るのを楽しみにしています。

今週のお花は凛として美しいです。落ち着いたTh_img_3924 綺麗な女性を見ているようですcoldsweats02 真っ赤な花器に上方と斜めに伸びたローゼルの朱色が美しさと気品さを同時に出しています。

ローゼルはアフリカ原産でハイビスカスと同じ仲間のアオイ科の植物です。確かに咲いたお花は色は白いですが、全体的にはハイビスカスに似ています。

ただしローゼルはお花を楽しむより、食用として利用されるとのことです。熟した萼と庖は肉質が厚く、朱い多汁質でクエン酸や酒石酸を含み、ローゼルジャムなどの原料として、乾燥させてハイビスカスティーとして使われているそうです。

Th_201510 白い花弁が綺麗なお花が今回初めてみた、オーニソガラムだそうです。オーニソガラムはユリ科の球根植物だそうで、ヨーロッパから西アジア、アフリカで100種類ほどが分布しているそうです。白い6つの花びらが上品で美しいです。 

おなじみのカーネーションもしっくりと溶け込んで雰囲気を醸し出しています。ドラセラは朱色に縁取られた深緑の繊細な樹形で主役のお花たちを引きだたせています。

日々移り変わる季節を感じながら10月を楽しんでゆきたいですねscissors

<花材:ローゼル、オニソガラム、ドラセラ、カーネーション、菊>

2015年10月14日 (水)

変形性膝関節症について

今日(平成27年10月14日)のFMレキオは膝の痛みなどの原因で多い変形性膝関節症について話をしました(私の専門の外科ではなくて整形外科が主に扱う疾患です)

Th_hl30_05 年齢と共に膝の曲げ伸ばしがきつくなった、正座が辛くなった、膝が痛いなどの症状を経験することは多いと思います。

私達は沢山の関節があり、関節の部分では硬い骨同士がぶつからないように、関節内の骨の部分には滑らかな軟骨がついています。

機械でもそうですが、何度も曲げたに伸ばしたりしているとすり減ってきて、変形したり、仕舞いには硬くなって動かなくなって来ますね。

私達の関節にも同じ様なことが起こっています。Th_062339 1日何百回と膝の関節は曲げ伸ばしをしています。平地の歩行でも私達の膝の関節には体重の2〜3倍の力が加わります。 膝の関節は他の関節と比べて可動域が大きいのも特徴です(歩行で60度、しゃがむ動作で100度、正座では140度曲がります)。 

この様に膝関節は全体重を支えるだけでなく、広範囲に曲がることを強要されていますので、時間と共の摩耗することが多くなります。次第に膝関節の軟骨はすり減り、変形して来ます。これが変形性膝関節症と言うことになるのです。

以上のような理屈を考えると、長年使うことで消耗→年齢と共に増える。膝には体重の何倍の力が加わっている→体重が重いほど負担か増える 関節全体に力が分散されない→O脚(日本人の殆ど)、X脚では関節の内側、外側の部分に負担がかかりやすく早めにその部分が摩耗する 膝を支える筋肉が弱いと関節そのものに負担がかかる→一般的に女性が筋肉が弱い

その理由で変形性関節症は、中・高齢、肥満、O脚の女性で多く見られます。またこれまでに膝の骨折などで関節軟骨の損傷、靱帯損傷、半月板損傷、膝関節のねんざの経験がある方や関節リウマチを患ったいる方はこの病気になりやすいと言われています。

症状は色々ですが、一番初期に感じることが多いのが、朝起きて歩き始めた時の「膝の違和感」と言われます。運動時に膝の痛みが来る場合もありますが、初期の頃は暫くすると症状がなくなったりします。次第にそのような症状が長くなり、膝が曲がりにくい、正座やしゃがむ姿勢が辛くなり、階段特に下りできつく なったりします。炎症が次第に強くなると、膝の熱感を感じたり、腫れてきたり、水が貯まって来ます。更に悪化すると日常生活に支障が出るほどになり、活動範囲も狭くなります。

Th_ 加齢は止めることは出来ませんので、日常生活で気をつけることは、肥満ならまず減量する。太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。正座を避ける。膝をクーラーなどで冷やさずに温めて血行をよくする。痛みのない範囲でウォーキングを行う。

治療としては、上記を指導し、薬物療法や物理療法、装具を使用した補助療法などの保存療法を行います。改善が見込めない場合は手術を行うことがあります。この辺りは整形外科の先生と御相談下さいね。

(運動会の季節ですが、日頃運動していない方が、昔の記憶を頼りに急に走り出すと気持ちだけが先走り、脚がついていかず転倒する危険があります。余り記憶に頼らずに現状を理解して走って下さいねcoldsweats01

2015年10月12日 (月)

久々の海洋博記念公園

沖縄に住んでいながらも出かけことが殆どなかったのですが、海洋博記念公園を訪問しました。15〜16年ぶりのことです。Th_img_3957 久々に日曜日を完全オフにしました。

私が高校生の時に沖縄国際海洋博覧会があってその時に開園した国立公園です。私にとっては初めての大きな博覧会でした。その時のアクアポリス、海洋生物園(のちの沖縄美ら海水族館)などを含めた色々な施設やイベントも凄く印象に残っています。しかし一番強烈に覚えているのは何故かジェットコースターですcoldsweats01

Th_167769 それまでジョットコースターなる乗り物に乗ったことがなかったのです。今の絶叫系のジョットコースターとは比較にならないほど単純で穏やかな勾配です。 友人達と共に順番を待っている間にその乗り物の状況も判るわけです。 「キャ〜」などと悲鳴も聞こえてくるのです。その光景を見ながら、何をうるさく騒いでいるのと半ばバカにしながら眺めていました。

そして自分達の番です。乗り込み、カタカタと最上地点まで登りつめて行くのです。伊江島も綺麗に見えます。 「おぉ!、眺めがいいな〜」と余裕。しかし次の瞬間、目の前にあった前の座席は見えず、空しか見えません! 一瞬状況が掴めません 「アッ」と思った次の瞬間、これまでにない急勾配のレールが見えたのです。 もう余裕など在りません。 前の手すりをこれ以上握れないほどの力で握りしめ、どんなことがあっても離さないと強く握りしめました。

カーブではもうきっと座席ごとレールから外に放り出されるのではないかと。 「両親に不孝な息子を許して下さい」と言ったかどうかは覚えていませんが、機械など信用した自分が悪かったのだと反省したのでした。

しかし時間とは恐ろしいもので、何事もなかったようにゴールに着いたのです。 予期せぬ恐怖を味わい、握りすぎた手はかじかみ、きっと顔面蒼白でふにゃふにゃになりながらジェットコースターを降りたのです。 そのお陰で海洋博会場は実に印象深い場所として私の脳裏に刻まれたのですweep

話を現代に戻しましょう。今日は久々の記念公園です。やはり水族館は外せませんね。建物も新しくなり、より快適になっています。久々にゆっくりみる水族館は圧巻でした。 喫茶コーナーもあり一日中中でのんびり出来そうです。

Th_

色々な魚や珊瑚などを満喫しながら、有名な大水槽です。そこには大きなジンベイザメやエイ、以前には居なかったイルカも悠々と泳いでいます。一部はトンネル状にもなっていて、真上を巨大なジンベイザメが泳ぐさまも観察できます。

Th__2 そこを出ると無料のイルカショウのあるオキちゃん劇場があり、子供達の歓声が上がっています。 

今回は熱帯ドリームセンターにも入館しました。そこには2000株以上のランが展示され、本当に整備された美しい場所です。ランに興味のない方でも熱帯の森の中にいるようで、緑に溢れた散策は癒されます。水族館が有名ですが、大人の方だけならこちらも是非お勧めです。

那覇に帰ってきてからは友人親子が自宅に来てくれ、夕食を一緒にして、それから近くの音楽が出来る喫茶店に出かけて、ギターやサックス、ピアノなどの演奏を聞いたり一緒に唄を唄ったりと、こんな充実した(仕事をしない)日曜日は久々でした。ぐっすりと眠れて、今日は朝から病院に行って患者さんの様子を見てきました。1日行かないだけで新鮮です。

こんな時間が持てて幸せです。皆に感謝感謝ですheart04

2015年10月 9日 (金)

今週の生け花(2015年10月2週)

10月も第2週になると、南国の沖縄でも朝夕はだいぶ過ごしやすくなりました。しかし北海道の方では台風から変化した低気圧と上空の寒気により、大雨と強風が吹き荒れ大変だったと思います。やはり近年地球規模で気候の変動を感じてしまいます。 最初は地球温暖化も計算よりも地上の温暖化が進んでいないと思われましたが、それは単に地球の大部分を占める海水が温度の上昇を吸収していただけなのですね。 暖められた海水は簡単には冷えませんので、今後はますます巨大な台風が日本を襲って来るのかも知れません・・・・weep  Th_img_3911

なんか怖くなりそうな話しになりましたが、でもここに来れば気持ちが安らぎます。今週も2階のいつものスペースに生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました・・感謝感謝ですheart04

今週の生け花も秋をイメージされてくれています。大胆さと可愛らしさが共存し、オマケ(?)にが横に置いあります。これも花材の1つなのでしょうか? 実のある栗ですので、今頃誰かが持って行っているのかもしれません・・coldsweats01

中央にドンと身構えているのは、ヤリケイトウ(槍鶏頭)です。ユリ科の植物で、これはアジアやアフリカが原産のようです。鶏頭の種類は花の部分とみえるのは茎の上部が変形してトサカ状になったものだそうです。以前の生け花に使われていたのは花序が開いていないでスリムだったのですが(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/2015-a666.html )、今回は開いたら、だいぶおデブチャンになっていますcoldsweats01 。まるでハリセンボンを怒らしてしまったような印象です(アッ!また余計な事を書いてしまいました・・)

Th_2015102 葉系統は生け花ではお花や実の存在には押され気味のことが多いのですが、モンテレスの青い大きな葉の切れ込みが斬新で、生け花全体の重心を右側に向ける存在感があります。 このお陰で、中央の黄色の小菊や左に伸びる鈴バラが可愛らしく感じるのです。

鈴バラは北アメリカ原産のバラの一種(ロサ・セティゲラ)のことだそうです。お花をよりも果実(ローズヒップ:rose hip)目当てに作られているバラだそうです。日本では北海道で多く栽培され、この時期は生け花用に全国に出荷されているそうです。那覇市内にある当病院も北海道の風が少し流れたかも知れません。 これから南北で気温の隔たりが大きくなるシーズンになります。 北からは雪の便り、南からはまだ泳げる海の便りが聞こえるのかも知れませんね。 寒さに弱い私は冬眠の準備をしなければと焦っておりますrun

<花材:鈴バラ、ヤリケイトウ、小菊、モンステラ、栗>

2015年10月 7日 (水)

2015年ノーベル賞受賞:身体と知への貢献

今日のFMレキオは「膝について」話をしました。膝については以前もブログに書いたので(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/no1-3111.html )、今日はノーベル賞について急遽書いてみました。

一昨日、昨日と嬉しいニュースが飛び込んできました。2人の授賞に対して、これは「人類に対する肉体と知への貢献」だと考えました。 人間が生きるために必要な身体と心に関する好奇心、人間にしかできない無限の可能性を感じたのです。

Th_ ノーベル医学生理学賞の大村智先生の薬は10億人の人々を寄生虫から救ったと言われますし、私の住む沖縄で多い糞線虫症の治療薬としても多大な貢献を与えてくれています。 そしてノーベル物理学賞の梶尾隆章先生は素粒子ニュートリノに質量があることを証明しました。先生ご自身が述べたように「何かすぐに役立つわけではなくて、人類の知の地平線を拡大するようなもの」とその研究の意義を述べられていて、感銘を受けました。

今年も日本人がノーベル賞を受賞して凄いなと思う一方、私は実はまだまだ少ないと考えているのです。

最近、旅行記を時々書いているのですが、Th__2 30年前は日本人がこんなに多く受賞するとは想像していませんでした。 

私自身、ヨーロッパに行くと大学を見学をするのも楽しみにしています。 その大学ひとつで日本人の全受賞者数に匹敵あるいは超えるノーベル賞受賞者を排出していることに最初は驚きを隠せませんでした。 しかしその後行く先々でこのような大学があることを知りました。

オックスフォードに行った時もこの学校(群)からノーベル受賞者が51名近く、ケンブリッジでは90名、エジンバラ大学は18名、ドイツのミュンヘン工科大学で20名、ウィーン大学は15名・・・なんて言うことになっていて歴史の違いに圧倒された記憶があります。

しかし、色々な国を旅をして帰国して、思うようになったのは、本当に日本人の研究は世界的な貢献が少ないのだろうかと言う疑問です。

2000年以降、日本人が急に増えて来たことに対して、私は違う面から捉えています。特に今年は中国のトゥ・ユーユー先生も同時に受賞となっていますので私の感想は必ずしも間違っていないのではないかと考えるのです。

Th__2_2 この20年でノーベル財団が、人種的な垣根を越えて、言語や文化を加味しながらも、本当の意味での正しい評価を下すようになったのではないかと推測しているのです。 欧米社会のみならず、アジア・アフリカでの功績も正しく認識されるようになったのではないかと思うのです。

私は日本人の研究者のレベルからするとノーベル受賞者がまだまだ少ないと考えています。人口でいうとロシアを除きヨーロッパ諸国で日本より多い国はありませんし、世界第3位の経済大国です。色々な分野で人類に沢山貢献していると思います。

私も若い頃基礎研究をしていた時期がありましたので解るのですが、日本においては、欧米各国と比べて、基礎研究に対して人的にも金銭的にも殆ど支援をしていません。
日本の多くの研究者はお金の見返りではなくて、真面目にコツコツと辛抱強くやっていて、研究費を捻出するのも苦労していると思います。

今回のようにノーベル賞の受賞者が出ると国民も首相も大はしゃぎします。それなら国も国民も教育機関(特に基礎研究部門)にもっと国の予算をつぎ込まないといけないのではないかと考えるのです。

私が述べているのは感覚的なことで根拠のないことですが、少なくともこのような話題を書いたのですから、基礎研究のために税金を上げるといわれても拒否出来ませんcoldsweats01 

日本は知的分野、医療、教育の分野で世界に貢献が出来るのです。世界はこれを望んでいます。武力の輸出ではなくて、平和な暮らしのために世界に貢献して欲しいです。

2015年10月 5日 (月)

世界を夢みて15:ロンドンの変化

ロンドンはヨーロッパ最大の都市であり、今だに輝いています。多くのヨーロッパの街がやや失速気味の感を持つことがあり、公共工事が遅れていたり、裏通りに回ると補修されていない感じを見受けました。

Th_ ロンドンはロンドンオリンピックを契機に開発が進行し、現在も色々な建物が造られていて、これからも再開発が進みそうです(実際は分かりませんが、街を歩きながらの感想です)。

だからといって古い街並みを失った訳ではありません、昔の建物はしっかりとリフォームして使い直す、イギリス気質みたいのがある気がしました。

やはり近年の変化は2012年のロンドンオリンピックがもたらした影響が大きいと考えられます。 かつてはロンドンの「巨大なゴミ捨て場」として揶揄されていたイーストロンドンのストラットフォード地区は五輪のメイン会場として使用され、その後も長期的なビジョンのもと、再開発が進められています。 そして五輪を支える交通網の整備も進められて、ロンドンを中心とした新規路線の開発やオイスターカードの導入(2003年)、ヒースロー空港第5ターミナルの開業(2008年)、ユーロスターのセント・パンクラス乗り入れ(2007年)更に、街角で見かける自転車レンタル・システム(ポリス・バイク:Boris Byke)の導入(2010年)などなど・・・

たまたま宿泊したホテルからエミレーツ・エア・Th_ ラインというテムズ川を橋渡しするロープウェイがみえました。ロンドンオリンピックのサブ会場2カ所を結ぶのですが、オリンピック終了後も営業していて、散歩がてら観にいったら結構乗客は乗っていました。 海外旅行好きな方にはこの名前ピンときたかも知れませんね。そうです中東ドバイのエミレーツ航空が命名権を得て運用しているのです。もう一つエミレーツと言えばイギリスのプレミア・リーグを代表する名門アーセナルとスポンサー契約を結び、今ではアーセナルの本拠地はエミレーツ・スタジアムと名付けられています。流石中東の金持ちは桁が違いますcoldsweats02

ロンドンオリンピック委員会は会場をむやみに建築するよりも「オリンピック後に如何に住民に恩恵を与えるか」を構想にして準備を進めたそうです。日本の五輪委員会も責任の押し付け合いではなくて、ロンドンの堅実な取り組みを見習った方がいいと感じながら街を散策たのでした。

2015年10月 4日 (日)

うそをつかない

私は人を信用したいし、信用されたいと何時も考えています。信用する基準としては、その人と考えや意見が違うことは気になりません。その人が発する言葉に対して偽りがなく、人のためを思って考えていることが信用できれば、それでいいのです。

昨年年末の衆議院で、今解散すれば現議席より数が増やせると予想した為に、消費税を「8から10%に上げる期間を延長する」という偽りの大義名分を並べて、解散総選挙。 安保法制や憲法改憲などの言葉を選挙中は意図的に全く発せずに、経済!経済!と叫び、選挙後は日本経済が明るく変貌するかのようなことを述べていました。

そして目論み通り圧勝。国民から選任されたのだから、これからはなにをやっても「国民の代表が私達」との考えが固まったように感じました。 

経済が大優先と言い選挙で勝ったら、今度は数の力で無理矢理安保法制(国民の理解も進んでいない憲法違反の法律)を強引に進める。消費税延期の問題よりも国の方針を変える大問題(国民の命がかかっている大問題です)ですので、本来解散総選挙をして国民に問わないといけない場面でしょうが、今度は支持率が低いために、選挙は知らんふり。

安保法案が通過したと思ったら、「1に経済、2に経済、3に経済」だと演説。まだ安保法案に対しては国民の理解も進んでないのに説明する気は既にありません。

Th_ 経済政策は以前も3本の矢に例えて説明し、実行では日銀が紙幣をジャブジャブに発行するだけで成り立つ第1、第2の矢まではどうにか放つことは出来ました。ここで真価が問われる第3の矢は鳴かず飛ばずのままで、実行できるかどうかが今後の政治の責任だったはずです。 

なにも達成されないうちに、今度は新三本の矢ですって・・・もう呆れて物が言えません。 短い単語を並べた3つや5つのキーワードで示される手法を首相はよく使うのですが、これは単純で如何にも解り易いように見せかけますが、中身がなにもないのです。

安保法案の最中に「文化芸術懇話会」における「報道規制」の大問題。発言した議員に対して、谷垣氏は「極めて遺憾で無神経な発言」として1年間の役職停止を下しました。少しは谷垣さんにもリベラルな部分が残っていたかと考えましたが、単に安保法制の邪魔にならないためのウソだったようです。

このことに関して、昨日のニュースで(安保法制も通ったし)本人も反省している(まああの種の議員が反省することはあり得ませんが)とのことで3ヶ月に短縮だって・・・もういつでも役職復帰が出来ます・・・これっていったい何なのと素直に思います。

私は自分に都合のよい嘘をつく人間が一番大嫌いです。大阪のあの方も何度も嘘をつきますね。 120%ないと言っていたことを直ぐに翻し、何事もなかったように振る舞う人間が人ととして信用出来ないのです。人に嘘をついてはいけません。                               Th__2

子供の頃におばあちゃんから「お天頭様が見ているよ」と何時も言われていました。自分についても他人対しても嘘をついてはいけないなと教わって生きてきました。これが人の生きる道だと思ったのです。

今の政治家の方にこの一説を読んで欲しいです。論語の中で曾子が言った言葉です。「吾れ日に三たび吾が身を省みる。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか。

現代の言葉で訳すると「わたしは毎日何度もわが身について反省する。人のために考えてあげて、まごころからできなかったのではないか。友達と交際して誠実でなかったのではないか。よくおさらいもしないことを[受け売りで]人に教えたのではないかと。(金谷治訳『論語』より)」

本来政治は民のために行うことであり、政治家である前に人として信頼を得る人であって欲しいと願うのです。

2015年10月 2日 (金)

今週の生け花(2015年10月1週)

十月に入りましたね。沖縄はまだまだ暑いのですが、北の方からは初冠雪などの便りも入ってきます。 つくづく日本が縦に長くてよかったと思います。横に長いだけなら、時間が変わるだけですが、縦に長いと季節や気温が変わり多様な社会が出来てきます。Th_img_3894  各地に特徴のある文化や食材も違うなど地方地方で楽しめるのが日本のいいところでしょうか。

そんな沖縄でも朝晩の風に少し変化が出て来ました。やはり10月、秋本番を迎えて行くのですね。今週も2階のいつもの場所に生け花クラブの皆さんがお花を活けてくれていました。

今週の生け花は横長の花器に花を高い群と低い群に分けてその間を葉や茎が重ねるようにすることで調和を保っています。ホトトギスの紫を散りばめた様な可愛いらしい花やリンドウの鮮やかな紫の花、カーネーションの涼しげな花々が競演しています。

Th_2015101 ホトトギスはユリ科に属する多年草草本植物で日当たりの弱い所に自生し、日本を含めた東アジアに分布し、19種類ほどが確認されています。 斑点模様のお花が鳥のホトトギス(不如帰)の胸にある模様と似ていることより、ホトトギスという名前が付いたそうです。繊細で綺麗なお花ですね。

フウセントウワタ(風船唐綿)がどうも気になってしまっています。確かにこの特徴のある丸いボンボンみたいなものは花材としては重宝されると思います。
遠目に見たらなるほどと思うほど違和感なく自然に感じます。生け花の花材選びは凄いなとも感心します。

フウセントウワタは南アフリカが原産で、毎年花を咲かせる多年草だ草です。白っぽいお花は綺麗なのですが、その後に出現する袋状の果実が風船のような形になり、その表面には怪しげなトゲトゲが生えています(ただしトゲは柔らかく刺すような物ではありません)。この果実が熟すると中から沢山の綿毛をつけた種が出現します。トウは唐と書き、外国(唐)から入って来たことを意味し、風船の様な形をした外来種の綿の種をだす植物から、こんな名前になった様です。

しかしです・・・滅多にお花にケチをつけない私ですが(coldsweats02)、風船唐綿を近くで見るとどうも小さな毛が生えたような変な姿は可笑しいです。 まるでチビまる子のおじいちゃん(さくら友蔵)の様な感じを受けてしまいます。生け花が美的産物であるのに Th__2 このフウセントウワタどう見ても可愛くありません。どうも私には変な顔をした叔父さんにしかみえません(小さくしていますがクリックすると大きくなります。美的好奇心が旺盛な方はご覧にならない方がいいかと・・・)

また余計な事を書いてしまいました。今回も生け花クラブの方を観たら私は怒られる前に逃げますrundashrun

<花材:フウセントウワタ、リンドウ、ホトトギス、カーネーション>

« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »