フォト

« ジェットストリームと異国への憧れ | トップページ | 今週の生け花(2015年10月1週) »

2015年9月30日 (水)

心臓病の分類

今日のFMレキオは心疾患について話をしました。今回は心臓病の大きな分類について書いてみます。

私達が生きて行くためには、酸素を体の隅々までTh_sinnzou 循環させなければなりません。それを担うのが心臓と肺ということになり、これはひとつのセットとなり活躍しますので、肺と心臓はどの動物でも隣接して存在します。肺の呼吸作用で酸素と二酸化炭素を入れ替えて、心臓のポンプ作用で血液を体中に循環させて生命を維持しています。

怠け者の私でも心臓はご主人とは違い勤勉に動いてくれています。心臓が1回の拍動で送り出す血液の量は600〜700mlで1分間に70回拍動していると、1分で約5リットル、1日ではなんと7200リットル(7.2トン)の血液を送り出しています。驚異的な値ですcoldsweats02

Th_150050 心臓が弱ると、心臓のポンプ機能が働かず、全身に必要な血液を送れなくなります。これを心不全と呼んでいます。主な症状は疲労感、倦怠感、呼吸困難、むくみなどがあり、重症化すると死に至ります。

心不全とは1つの病気の名前ではなくて、様々な病気の結果、心臓の機能が低下した病態をさしているのです。

ここで心臓の病気を大まかに分けて考えて見ます

①心臓そのものの構造異常で起こる心臓病; 先天的な原因が多いですね。例えば心臓の4つの部屋を仕切っている壁に穴が開いている心房中隔欠損症や心室中隔欠損症があり、チアノーゼや発育不良が起きます。

②心臓の筋肉自体の異常による心臓病; 肥大型心筋症、拡張型心筋症が代表で、心臓移植が必要な場合もあります。

③心臓の弁の異常による心臓病(いわゆる弁膜症); 心臓には4つの弁があり逆流を防ぐ作用がありますが、この弁が狭かったり、逆流が起きる心臓病です。

④心臓自身に血液を送り込む冠動脈の異常; 先天的、感染症の後に起こることもありますが、多くは動脈硬化に伴う狭窄・閉塞による狭心症、心筋梗塞です。

⑤心臓のリズムの異常による不整脈: 心臓は拡張・収縮を繰り返しますがそのリズムが一定ではない状態を不整脈と呼んでいますが、上記の心臓病に付随して起こる場合もありますし、心臓が持っているリズムを伝えるメカニズムの異常によっても起こる場合があります。

上記のように色々な分類があるのですが、全身に必要な血液を送れるかどうかが心臓に与えられた役割なのですね。私達がお喋りをして楽しんでいたり、寝ている間も寡黙に与えられた仕事を黙々とこなしている心臓に感謝ですlovely

« ジェットストリームと異国への憧れ | トップページ | 今週の生け花(2015年10月1週) »

医療 FMレキオ」カテゴリの記事

コメント

院長先生
今晩は。いつも有難うございます。

今日のお話は私の場合、当てはまるのが⑤です。
「不整脈」それもちょっとたちの悪い?「心房細動」によるものです。
手術が不可能な心臓なので専ら「お薬」で抑えている状態ですが、
時々「暴走?」します。
無理が利かない体ですが、残りの人生を出来るだけ
豊かに過ごせたら、と願っております。

よく働いてくれる心臓に感謝heart02です!

こんばんは。

実は以前、急に激しい動悸に襲われることが何度かありました。
(特に、目覚めた瞬間、大きく息を吸いながら伸びをしたりすると・・・)
健康診断の心電図では、細身なの心拍音が弱い(聞こえない?)らしく
検査がスムースに終わらない事もありましたcoldsweats01
・・・で、大学病院で精密検査を受けると「異常なし」
(なぁんて、ちょっと公開問診?みたいな感じになってしまいましたが。笑)

休みなくずっと働き続けているから、心臓も時に疲れてしまうのかなぁなんて、
先生のお話読みながら思いました。
「ありがとう、わたしの心臓」・・・ですねheart01

マコママさん、こんばんは。

心房細動は頻度の高い不整脈の1つですね。日本ではおおよそ70万人の患者さんがいらっしゃいます。

心房細動は重篤な不整脈ではありませんが、動悸、息切れ、疲労感が出やすいですね。一番辛いの頻拍になるときですね。マコママさんもこの症状が一番辛いのではないでしょうか?

治療は頻脈にならないように抑える薬と血栓を防ぐ抗凝固薬ですが、やはり合う合わないがありますね。私は若い頃は心臓外科もやっていましたので、不整脈に対するメイズ手術などがありましたが、現在はカテーテルアブレーションを行う機会も多いですね。

大切な臓器ですので今後も労って下さいね。

アケさん、こんばんは。

以前動悸が強く起こったりしたのですね。呼吸による症状として動悸は時々みられるようですが、肺そのものの原因だったり、自律神経の不調でもあられることがあります。

心音が聞こえづらいのですね。確かに肥満の方より細身の方の方が聴診しやすいですが、細身で肺が前方へ張り出している場合などは聴取しにくいことがあります。 心臓の周りに水が溜まっていたり、肺気腫のような疾患では呼吸音が減弱しますので、そのことも心配して二次検査に回されたのかも知れませんね。

精査にて心配なくて良かったですね。本当ですよ!私達の心臓は毎日それこそ私達が死ぬまで休みなく働いてくれています・・感謝感謝coldsweats02

先生、おはようございます。
心臓が一日7.2トンも血液を
送っているのは凄いですね。
一度心電図でひっかかり、精密検査を
受けたのですが、年齢から来る正常の
範疇だと診断を受けたことがあります。
心臓に感謝したいと思います。
いつも、ジンブン、ありがとうございます

nadoyamaさん、おはようございます。

心臓は200〜300gの筋肉でできた臓器ですが、その小さな心臓が何トンもの血液を毎日休まずに送り出しています。土日も関係なく年中無休で働いていますので、頭が下がりますhappy01

心電図の異常は問題ないことが多いのですが、他の心臓病の発見にもなることがありますので、健診等で時々チェックして下さいね。

先生 おはようございます^^
父は子供の頃から心臓弁膜症で
最期は血栓が飛んで脳梗塞で亡くなり、
母は心房細動で苦しみ検査したら
腎臓機能も末期で透析を7年して亡くなりました。
両親の病気で心臓や腎臓の勉強を沢山しました。
私自身は大動脈乖離を発症する1年前頃から
狭心症のような発作を2回起こしカテーテル検査をしました。
手首からカテーテルを動脈内にいれあらゆる検査をしましたが
心臓の冠動脈のどこにも狭さくも見られず血管は元気だったのです。
先生が最後にストレスを与える注射をしますと言われたその瞬間
心臓がギュウーと痛み狭心症の原因はストレスだと判明したのです。
当時は父子関係で悩み姑で悩み夫のモラハラで悩みが鬱積していました。
その後大動脈乖離で九死に一生を得て生還しました。
今思うと 全てが修業だった・・乗り越えられない苦は無いと実感しています。
それにしても 肺と心臓の働きに感謝ですね(◎´∀`)ノ
今はこの身体をアルガママに受け入れてしぶとく生きていますhappy01

愛さん、こんばんは。

お父さんもお母さんも心疾患を患っていたのですね。

愛さんの場合はいわゆる動脈硬化から血管が細くなるのではなくて、異型狭心症という血管が一過性に収縮することによる胸痛が出たのでしょうね。

愛さんはこれまで沢山のご病気を乗り越えられて来ていますので大変だったのだろうなと推測しています。

「全てが修業だった・・乗り越えられない苦は無いと実感」と書かれていますが、本当に大変な思いをなされてから発することが出来るお言葉だと考えます。 私はまだまだ修行が足りませんweep

あるがままを受け入れることは大変ですが、これが一番自然の姿なのでしょうねheart04

こんにちは~

私は子どもの頃から不整脈を持ってます。
激しい運動の後とか、脈が飛ぶことがありましたが、
自分の脈のとり方が下手だと思ってました。

妊娠して妊婦健診で不整脈と言われ、再検査になりましたが、
検査の結果は心配ないと言われました。

時々下の血圧が0の事もあるし、一度ちゃんとした検査を受けた方がいいのかなぁ…?

yuukiさん、こんばんは(yuukiさんの所ではこんにちはになるのでしょうか)。

子供の不整脈も時々見かけられますね。心疾患のこともありますが、多くは危険のない不整脈が多いでしょうか。心房性期外収縮などもよく見かけることはあります。

妊婦健診にて不整脈を指摘されて再検査で大丈夫なら、危険性はなかったと言うことになります。

時々下の血圧が0ですか。おそらく機械がおかしいか計り間違えだと思います。普通は0と言うことはありません。上の血圧と下の血圧が極端に違う場合は大動脈弁閉鎖不全などもあり、心臓の聴診でも発見出来ると思います。 基本的には下の血圧が0と言うことはありませんので、血圧計が検知出来ずにいるだけだと思いますよ。

ありがとうございます。

検査をしなくても心配ないのですね。
ホットしました。

血圧は機械で測ると0になるので、看護婦さんが来て手動で測ってくれます。

yuukiさん、おはようございます。

アメリカの血圧計がyuukiさんの繊細さについてきてないと言うことにしましょうhappy01

看護師さんが手動で計って大丈夫なら気にしなくていいと思いますよ。それでも血圧が異常なら検査を受けて下さいね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/590699/62377170

この記事へのトラックバック一覧です: 心臓病の分類:

« ジェットストリームと異国への憧れ | トップページ | 今週の生け花(2015年10月1週) »