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2015年5月27日 (水)

貼り薬も色々

今日のFMレキオは手指の関節のトラブルについて話をしました。身近な突き指、バネ指、腱鞘炎、難治性の関節リュウマチなどがあります。

以前突き指については記しましたので(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-878d.html )、今日は、関節や筋肉の痛みに使う湿布薬それと近い剤形の貼付剤や経皮吸収型製剤について書いてみます。

Th_ 肌に直接貼って使うお薬で思い浮かべるのは、湿布薬だと思います。老若男女を問わず使用した経験はお持ちだと考えます。 湿布薬にも大きく分けて冷湿布温湿布があるのをご存じでしょうか。 有効成分には大きな違いはありません。ではその使い分けはどのようにするのでしょうか?

打撲や突き指など急性期の痛みは炎症のため熱を持っているので、冷やすことが必要となります。その場合に冷湿布を使用すると効果があります。 慢性的な痛みで血行をよくすることで改善するような腰痛などの場合は温湿布を使用すると、痛みだけでなく血液循環を促し、治りを促進します。 ギックリ腰などは初めに冷湿布を使用し、4〜5日たったら温湿布に変えて使用します。 

多くの方が貼り薬と言えば、痛みを取る湿布薬が思い浮かべると思いますが、今では様々な薬品が貼り薬をして使用されています。 私があえて「貼り薬」と書いているのは、日本の薬局方では「貼付剤」は湿布薬などの「局所作用型外用剤」に限定されています。同じ様に皮膚に貼るお薬でも、皮膚から吸収されて全身に薬効を発揮する薬は「経皮吸収型製剤」と分類されているからなのです。               Th_img_3600_2

最近では「経皮吸収型製剤」は色々な薬効の薬が製品化されています。 これまで全身に効果を表すとなれば、内服薬や注射、座薬などでした。

貼り薬にすることで、口内炎や吐き気が強い場合、認知症で内服の管理が難しい場合、その他内服が困難な場合には非常に有効な剤形となっています。

その種類も次第に増えてきています。狭心症に使用する血管拡張薬、喘息などの気管支拡張薬、様々なホルモンの調整薬、認知症の治療薬、癌を含めた強い痛みに対する麻薬鎮痛薬、禁煙補助薬などがあります。 様々な特徴もありますし、貼った部位のかぶれやお湯に浸かる場合の注意などもありますが、内服が難しいなどの場合は優れた剤形のお薬だと思います。 皮膚に貼る薬は今や湿布薬だけではないのですね。

今後、更に色々な薬効のお薬も出て患者さんが負担が少ないような治療薬が臨床現場で使われるようになるかもしれません、有り難いことですheart04

(2015年5月27日のFMレキオ「いきいきタイム」はこちらから視聴出来ますdownhttp://www.stickam.jp/video/182440483

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コメント

院長先生
今晩は。
いつも有難うございます。

貼り薬と言っても様々な種類があるのですね。
とても参考になりますし現在私も使用中のものは「温シップ」です。
「経皮鎮痛消炎外用薬」と書いてあり、とても貼りやすくなっています。
先生からは紫外線に当たらないように注意を受けていますし
入浴後すぐに貼ってもいけないとも・・・。
よく効く貼り薬を思っています。

認知症にも効く貼り薬があるのは驚きです!
禁煙用のもあることは知っていましたが、
使い方が難しいようですね。夫に使ってほしいと
思っていましたが、どうもダメなようで・・・。

先生こんばんは。
「手指の関節のトラブル」 有難うございました。
5~6年前にバネ指で辛い思いをしましたので、興味深く拝見しました。
「いきいきタイム」も視聴させて頂きました。
「バネ指は使い痛みですから、とにかく休めなさい。」と、お医者さんに言われたものの、要介護4の義母の介護の真っ只中、休めるどころか絶えず手洗いを・・・の状態でしたから、昼間は湿布薬も塗り薬も使えずマッサージしながら鎮痛剤を服用しました。
4年前に義母を送りました、少しずつ痛みも治まりましたが、今でも冷えるとか草むしりなどすると、忘れていた痛みが出てきます。
「いきいきタイム」で先生がお話されていましたように、お風呂でマッサージします。

先生は患者さんとお話される時も、「いきいきタイム」の時のように話されるのですか?
ユーモアがあり温かく気さく(失礼!)で素敵ですね。
いつも情報有難うございます。

マコママさん、こんばんは。

温湿布を使用されているのですね。大きく分けると外用薬になりますね。軟膏類や点鼻、点眼薬や座薬も外用薬になりますね。内服(飲み薬)と対比して用いられています。

湿布薬にもアレルギー反応が出ることもありますので、紫外線に注意も記してあると思います。

今では色々な種類の貼り薬が開発されています。 成分が苦くて飲めないような薬も貼付剤ならいいかもしれませんね。 ご主人への禁煙パッチは不評でしたかweep

神戸のomoroおばさん、こんばんは。

腱鞘炎の中でバネ指は結構多くの患者さんがいます。安静が一番でしょうが、日常生活やその他の事情で更に酷使してしまうことがありますね。 要介護の方をお世話するのは本当に大変だったと思います。本当にご苦労さまでした。

私は患者さんとお喋りするのが大好きですので、外来の診察もラジオ放送のようにのんびりと話をしています。

私こそ聴いて頂き幸いです。

こんにちは(^_^)
あまりにもタイムリーな お話にビックリsign01
ちょっと お恥ずかしいですが
つい 2~3日前に 腰を痛めて 湿布を貼っています(^^ゞ
「ロキソニンテープ」すごく良く効くのですが
注意書きに「ぜんそくの方は使用しないでください」とあります。
貼り薬なのに なぜかしら…と思いましたが
院長先生のお話で よくわかりましたflair
「経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤」というのは身体全体に作用するお薬なのですね。
ロキソニンの錠剤は鎮痛剤としても知っていましたので 勝手に使ってしまいましたが
たかが貼り薬とカンタンに使ってはいけないものも多いのですねsweat01
これからは気をつけたいと思いますcoldsweats01

モカラテさん、こんばんは。

あらまあ、腰痛になってしまったのです。ロキソニンテープもよく処方される湿布薬のひとつですね。

内服のロキソニンと同じですが、全身への吸収率は内服より低いです。 ただ有効成分が一緒ですのでアレルギー症状が出ることがあります。そのため注意書きが書いてあるのですね。

薬物のアレルギーは微量でもおきる方はいますので、量の問題よりもその成分に対する反応の問題です。 微量の成分でも薬物アレルギーを起こした方はその成分の入ったお薬は貼付薬であれ、内服であれ、注射であれ使用をしない要が無難です。

モカラテさんの腰痛が早くよくなることを祈っていますね。

こんにちは~

貼り薬ってシップだけかと思っていたんですが、吐き気止めもあるんですね。
そう言えば、喘息持ちだった頃、ホクナリン?テープ?(パッチ?)をもらっていたのを思い出しました。

yuukiさん、こんばんは。

今や貼付剤といっても沢山の薬剤があります。ホクナリンテープも以前からよく使われています。

これからもわかるように貼付剤も全身に作用する薬も多いのですよ。
色々な投与方法のひとつとなっています。更に使い勝手がいい薬がで出来てほしい。

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