貼り薬も色々
今日のFMレキオは手指の関節のトラブルについて話をしました。身近な突き指、バネ指、腱鞘炎、難治性の関節リュウマチなどがあります。
以前突き指については記しましたので(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-878d.html )、今日は、関節や筋肉の痛みに使う湿布薬それと近い剤形の貼付剤や経皮吸収型製剤について書いてみます。
肌に直接貼って使うお薬で思い浮かべるのは、湿布薬だと思います。老若男女を問わず使用した経験はお持ちだと考えます。 湿布薬にも大きく分けて冷湿布と温湿布があるのをご存じでしょうか。 有効成分には大きな違いはありません。ではその使い分けはどのようにするのでしょうか?
打撲や突き指など急性期の痛みは炎症のため熱を持っているので、冷やすことが必要となります。その場合に冷湿布を使用すると効果があります。 慢性的な痛みで血行をよくすることで改善するような腰痛などの場合は温湿布を使用すると、痛みだけでなく血液循環を促し、治りを促進します。 ギックリ腰などは初めに冷湿布を使用し、4〜5日たったら温湿布に変えて使用します。
多くの方が貼り薬と言えば、痛みを取る湿布薬が思い浮かべると思いますが、今では様々な薬品が貼り薬をして使用されています。 私があえて「貼り薬」と書いているのは、日本の薬局方では「貼付剤」は湿布薬などの「局所作用型外用剤」に限定されています。同じ様に皮膚に貼るお薬でも、皮膚から吸収されて全身に薬効を発揮する薬は「経皮吸収型製剤」と分類されているからなのです。
最近では「経皮吸収型製剤」は色々な薬効の薬が製品化されています。 これまで全身に効果を表すとなれば、内服薬や注射、座薬などでした。
貼り薬にすることで、口内炎や吐き気が強い場合、認知症で内服の管理が難しい場合、その他内服が困難な場合には非常に有効な剤形となっています。
その種類も次第に増えてきています。狭心症に使用する血管拡張薬、喘息などの気管支拡張薬、様々なホルモンの調整薬、認知症の治療薬、癌を含めた強い痛みに対する麻薬鎮痛薬、禁煙補助薬などがあります。 様々な特徴もありますし、貼った部位のかぶれやお湯に浸かる場合の注意などもありますが、内服が難しいなどの場合は優れた剤形のお薬だと思います。 皮膚に貼る薬は今や湿布薬だけではないのですね。
今後、更に色々な薬効のお薬も出て患者さんが負担が少ないような治療薬が臨床現場で使われるようになるかもしれません、有り難いことです![]()
(2015年5月27日のFMレキオ「いきいきタイム」はこちらから視聴出来ます
http://www.stickam.jp/video/182440483 )








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