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2015年4月19日 (日)

名医でなくても

私自身、医療を志した時のことを何時も忘れないように心がけています

私は名医には程遠いのですが、名医かどうかは医師自身が判断するものでもなく、最終的には患者や家族にとって信頼できたかどうかで決まることだと思っています。

某新聞社のコラムで「名医でなくていいから、せめて誠実な医師に診てもらいたい」と書いてありました。 一般の方には医療の世界は専門的過ぎて判りづらいことが多いと思います。 説明を尽くしても分かりにくいことも多いでしょうし、実際の検査や手術、薬(内服・点滴)、治療などに関しては医師の裁量にまかせるしか方法がない場合もあります。

だからこそ、医療を提供する側に最低求められることは誠実に使命を果たすことだと思うのです。

Th_2015041_2

<医療を受ける側と提供する側に関し、以前ブログに書いたことがあります。よろしければご覧下さい: ①2013年5月20日のブログ(医師ー患者関係); http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-403f.html

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医療」カテゴリの記事

コメント

omoromachi様、ご無沙汰しておりました。
今、腹腔鏡下の手術の問題、精神科の認定、
小児科での麻酔薬の治療などなど多くの
問題がマスコミで報道されることで
私達素人は医療への不信感も深まって
きそうです。
その中でomoromachi様のブログや
医師会に投稿した文書を読むと、先生のような
方がいてホッとします。 
やはり凄いと思ったのはomoromachi様は
研修医の時から説明をしようとしていた
姿勢にはビックリいたしました。原点になっている
医師像が既にあったのでしょうか?
改めてomoromachi様のような医師が増える
ことを願っています。

今晩は。
いつも有難うございます。

私は今までどれほどの先生方にお世話になったか分かりません。
「名医」と言われる先生も勿論いらっしゃいましたが、??と思われる
先生方もいらしたのは事実です。
患者にとってはお医者さまは一番信頼しなくてはならない方と思います。
しかし院長先生にこのようなことを書いて申し訳ありませんが、
あ~この先生とは今一つ相性?がと思う事も度々・・・。
患者に向き合いしっかりと話しを聞いてくださる方ばかりではないのも事実です。
それならその先生と決別?したら、と思われてもそこは患者としてはなかなか難しいのも事実です。
長々ととりとめのない書き方で申し訳ございません。
お許しくださいませ。

そうですよね。
どんな職業でも、そうなのです。況んや、人の命を預かる仕事をしている人をや。
私は、部下によく言うのです。
「でも、努力したから」とは、人様に言っていただく言葉だと。自分で思うことではない、況してや自分で言う言葉ではない、と。
名人というのは、その先の先、遙か先、果てしない、霞んで見えない先にあるのだ、と。
名医というのも、きっとそうですよね。

ツクシンボさん、こんばんは。

ご指摘のように、今ニュース等で医師の資質の問題が問われる事故が起きています。 その後の推移を見守らなければなんとも言えませんが、両方とも不幸なことだと思っています。 私は常々医療は信頼関係があって初めて上手くゆくと思っています。

私達医療者、特に医師には色々なことが押し寄せてきます。 人間の体は機械ではありませんので、やってみないと分からないことも多いのです。 大切なことは少しでも通常の経過と違いがあれば直ぐに対応出来るようにするこかと思います。 そしてそれについて患者・家族に分かる範囲で誠実に説明することが必要と考えます。

私の原点は自分の村に医院がなく、おばあちゃんの診察に時間がかかったことにあります。身近な人を治せる医師になりたいと思っていましたし、これからもそうありたいと思っています。

私の様なレベルの低い医師ではなくて、沢山の優秀な医師が周りにはいますので、安心していて下さいね。

マコママさん、こんばんは。

患者さんと医師や病院とは相性みたいなものもありますので、担当の医師が自分に合っているといいのですが・・・
実際の医療現場では、医師を選べないことも多いので言いたいことも言えないとのことをよく耳にします。

マコママさんが心配されていることよく分かります。普通であればそれでいいと思います。 だだ、自分に合わない場合で、その説明に納得出来ない場合は看護師さんや薬剤師さんに相談してもよろしいかと思います。

日本の医療制度にも大きな問題もあります。しかしそれを言ってしまっては改善はできません。 患者さんを取り巻く環境も少しずつ変化しています。 よりよい医療を目指して行きたいです。

丸に橘さん、こんばんは。

仰る通りだと思いますね。自分が評価しべきでないことがありますよね。私もそれは「あなた以外が評価すること」だと話すことがあります。

以前、この病院で「一番頑張っているのは自分」だと言う職員がいましたが、誰からも相手にされませんでした。 頑張っているかどうかは他人が評価すべき問題で自分が言うことではありませんね。

名医の定義は難しいですね。単にその臓器に対してエキスパートであるだけで、医療全般だったり人間性やモラルが低い方もいます。 手術の数で名医と書いてある雑誌もあったりしますが、数はあくまで参考にしかなり得ません。沢山やっていても雑な方はいますし、少ない症例でも完璧な手術をする方もいます。

名医は「青い鳥」と同じで、捜しても分からないこともあるかも知れませんし、身近にいるのかも知れません。

omoromachi様
誠実な人、大切な言葉ですね。
お医者様という高い専門性が求められ大変だと
思います。誠実であり続ける難しさもあると
思います。
体調に気を付けて頑張っていただきたいです。

おはようございます。
仰る通りだと、私も思います。
人の生死を委ねられる、唯一の職業なんですから。
信頼関係が成立しないと、不安でしようがありません。
私は持病持っていますから、ことのほかお医者さまや看護師さんに大変お世話になります。
診察の時、やたら患者を見下して叱るお医者様がいます。
地元では名医と言われていますが、、、私はご免です。
具合が悪くて、不安で落ち込んでいるときに叱責されてもかえって逆効果です。
その先生のとこには、行かなくなりました。
医療の技術は最高で、多くの患者さんを救っている素晴らしい方なんでしょうがね。
私は地元の普通の総合病院で結構。
そこで亡くなるような時は、自分の寿命と思うようにしています。

nadoyamaさん、おはようございます。

医療の世界は皆それぞれ違う患者さんを扱いますので、機械みたいにこれだけすればそのようになるなんて言うことがありません。 医療はかなり不確実性のことが多くあります。そのために残された手段は誠実に、自分のやれる範囲内で最大限努力するしかないと思っています。

私は誠実でないために少しでもそれに近づいて行きたいと思っています。

EOSのパパさん、おはようございます。

医療の原点は人間愛だと考えています。
私が医師になった時に著明な方の下で研修を積んだのですが、その先生は同じ部下だけでなく患者・家族も怒鳴り散らしていました。 私達は皆その権威に、患者側は手術で命を預けなければならず、萎縮しながらも耐えていました。

20代の私はこれを見ながら、厳しさは学んでも怒鳴り散らすことは絶対にしないと誓ったのです。 私達医療は最先端技術を提供する使命もありますが、弱い立場の方に寄り添って救いの手を差し伸べるのも使命だと考えています。 

両方がバランスよくなれるように日々努力を続けて行きたいと思っています。 

どんなに権威があっても遠い存在より、身近で寄り添ってくれる先生の方がEOSのパパさんに取っては名医だと思います。

おはようございます。
自分勝手な書き込みをして、少し後悔していました。
>どんなに権威があっても遠い存在より、身近で寄り添ってくれる先生の方がEOSのパパさんに取っては名医だと思います。
omoromachiさん、ありがとうございます。
涙がでるお言葉です。
これからも、いい先生でいらしてください。

EOSのパパさん、こんばんは。

ちっとも身勝手な書き込みではありませんよ。医療者ですが、私もEOSのパパさんのお気持ちとても良く判ります。

私は怠け者ですので、皆に励まされてこれまでやって来ました。これからも自分のやれることをコツコツとやって生きたいと思っています。 

遠い地からの励ましの言葉、私の方こそ涙が出そうです。出来の悪い私ですがこれからも頑張って行きます。ありがとうございました。

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