フォト

« 笑顔は最高の贈り物 | トップページ | 世界を夢見て9:花の都ウィーン »

2015年2月16日 (月)

21世紀の資本:暴かれたくない数値

私達の周りで格差は広がり、富めるものは更に富み、貧しいものはいつまでも這い上がれない。勿論例外はあるがそのような事は経済学を知らない私でも実際にあると肌で感じている。

トマ・ピケティ氏は300年間の経済の動きを科学的に分析し、私達が肌で感じていた現実を数値で示してくれた。 やはりそうだったのかとね

Th_ 科学的なデーターを分析して、格差社会の出現や格差の広がりについて非常に簡潔に「利益率>成長率」という短い公式にまとめたことが凄いのだと思うのです。

恐らく慌てているのが、世界を牛耳ってきた人々だろうと思います。米国をはじめ日本でも経済政策は富めるものに焦点を当て、まず富めるものを豊かにし、そのおこぼれを庶民、地方にまわして、何となく経済全体がよくなったと錯覚させたかったと思うのです。 日本でも○○○ミクスで一般庶民の所得も僅かに上がるかもしれません。その何倍も富めるものが更に富み、儲けたお金の多くは内部留保になるはずです。

「個人の努力次第で富を得ることが出来る」という流布のもとに安泰していた人々にとっては「詮索されたくない事実」がピケティ氏の分析結果によって明らかにされたと思うのです。

分厚い経済書であるピケティ氏の本が売れるのは、一般庶民が今の経済状況に疑問を持ち、なぜ自分達には富が回ってこないのかといった素朴な疑問に答えたからだと思うのです。

私自身は経済成長や競争を否定するつもりはありません。しかし「努力しないから金持ちになれない」という意見には反対です。子供の時から教育を含めた社会環境に格差があり、同じスタート地点からの勝負ではないのも事実です。

人間の能力なんてよっぽどの天才以外は差がないと思うのです。 ですから米国(日本も近づきつつありますが)のように、一般庶民が一生かけて稼ぐ額が一日分の給料なんてあり得ないことだと思うし、嫌悪感を抱いてしまうのです。

ピケティ氏の本がこれほど売れたので、今後は彼の持論に色々な反論も出てくると思います。 ただこのままでは、格差が広がってゆくことを庶民も分かってしまったのですから、これを是正する努力をしないと世界中が不安定な状況になるのは確かです。 

それを解消するための一助になる経済書であればと考えます。


« 笑顔は最高の贈り物 | トップページ | 世界を夢見て9:花の都ウィーン »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは~

この本、面白そうだと思ったのだけれど、
厚さが半端じゃない+英語で読むのは大変そう
(日本語訳は手に入れられないため)
なので、二の足を踏んでいます。

厚さを克服してでも読む価値はありそうですか?

omoromachi様、こんにちはです

書店でこの本を手にはしたものの、読めそうもないため、
側にあった副読本を買って読みました。
これは1時間程度で読めましたが、読んでいてomoromahi様と
同じ様に感じました。

昨日ニュースでやっていたいたのですが、去年のニューヨークの
での格差デモのことについても、ピケティさんの本
が根拠ともなったことを解説していて、やっと納得した
次第です(だいぶ遅ればせながらですがcoldsweats01

人間の能力に差がないとなるとomoromachi様と私の
この違いは何なのかとも考えてしまいますが・・・weep

マルチで色々なことができるomoromachi様が
改めて凄いのだと思えます。 沢山の話題の提供
いつもありがとうございます。

ブログいつも楽しみに読んでいます。


yuukiさん、こんばんは(米国は真夜中でしょうか?)。

ピケティ氏の本は経済を勉強している方や特に興味がある方は買って読んでみる価値があると思いますが、ネットやテレビ等、雑誌等に書いて在る記事を読んで十分だと思います。

細かなことより、大まかなことさえ知れば後は自分がどう考えていたかを合わせて検証すれば十分なような気がします。 私もあの厚い本は途中で中断したままです。後半は図に出てくるところを読んで終了していますが、大まかなところは掴めたかなと思います。

オバマ大統領も超格差社会の米国を変えようと試みているようですが、抵抗勢力の方が人数は少なくとも、アメリカの金融、マスコミを始め巨大な権力で守られていますので、そう容易ではないと思います。

私にはチョッと厚すぎる本ですweep

ツクシンボさん、こんばんは。

私も副読本で十分の様な気がします(あまり個人的な解釈をつけてしまっていると、その解釈した人の意見が入り込むかもしれませんが・・・)

ピケティ氏の本は実際のデータを元に解析したのは凄いのですが、中身は私達が普段感じていることを数字化しただけと思います。

しかし、科学的に裏付けられると、「貧しい庶民が努力しないから出来ないんだ」と適当に誤魔化していた人々にとっては不都合な数字になったのは確かだと思います。

努力した対価として高収入を得るのはいいのかもしれませんが、それが余りにも高すぎると嫌気がさすと思います。

世界の大富豪は貧しい人々のためと沢山の寄付をしているのですが、それは彼らにとって微々たるものでしかないと言われています。 もう少し富の再分配をし、貧困層の人々に食事や教育を与えれば、そこから素晴らしい人材が育つと思います。 それがまた人々を豊かにして、持続可能な社会を作り出すものだと思うのですが・・・

私は根性がありませんので、この本を最後まで読破することは出来ませんでしたshock。時間があれば後半を読んでみますbomb

ビジネスパーソンとして必修の一冊だと思っておりますが、
まだ手をだしておりません。
先生の記事を機会に読んでみます。
ありがとうございました。

その本について、テレビに取り上げられていることを
見聞きしました。格差が広がる世界、現実に目の前に
あると感じています。その現実を理解しつつ、しっかりと
努力も継続したいと思います。努力しなかったら、確実に
格差が広がるからです。

とんぼさん、こんばんは。

現役の営業マンとしたは、読んでおきたい本の一つでしょうか? 結構ボリュームがありますが、政治を含めた経済学の歴史も学べますので良いのかも知れません。

私の方は後半はグラフを見ながら読んでいます。何となく当たり前と感じていたことが、統計を駆使しデータを解析をして数字で示してくれますので理系の私でも納得が行きます。

いい本ですが、読み終えるまでにまだ時間がかかりそうです。ボリュームは多いweepですが読みやすいですhappy01

nadoyamaさん、こんばんは。

去年から世界中で話題の本ですし、ここ何週間はテレビや新聞でもよく見ることがありますね。

格差の広がりが確実に起きている現実を私達は肌で感じています。私自身はお金持ちの人々に興味がありません。日本における貧困、それも子供達が置かれている貧困の拡大に心が痛みます。

アベノミクスなどで、景気の回復などの話を聞くたびに取り残されている方々のことを想ってしまいます。

政府は市場にお金を出して株の上昇をさせています。なにも政策的に行わなければ、そのお金は本来生活に困らない人々にいってしまい、必要としている人に回らないと思います。どうかそこにも光を当てて欲しいと願うのです。

nadoyamaさんが仰っているようになにも努力しないで、自分の生活が良くなるとは思いませんし、努力をしない方が増えることは社会として健全ではありませんね。 皆が少しでも同じスタートラインに立てたらいいなと思っています。

今 話題の本ですね。
予測通り、反論の本がで出しました。
omoromachiさんのご意見に同感!と膝を打ちました。
「働き甲斐のある社会、頑張ったものが報われる社会」を
政府は提唱しています。
「豊かなものが利益を再分配して富まざる者まで潤う」
宗教的な基盤もない我が国でそれは望み薄です。
内部留保すると思います。そして富める者は益々富む。

私は只今4人目の介護中です。
高齢者になると、政策の通り、なされるがままです。
宝くじに当たらない限り、生活が上向くことはないのです。
ちょっと 愚痴っぽいですね。

お黒ちゃんさん、こんばんは。

収入や地域差、性別などなど沢山の格差が存在します。それは認めた上でも、その格差がしだいに開いて来ているのを実感します。

ニュースなどで株の上昇や上場企業の業績の改善などが報道されています。しかし光は全て富んでいる人達に当たっています。年金の実質支給率の低下や母子家庭への補充の低下、子供の貧困率の増加など社会弱者への配慮が欠けている気がします。

高齢化社会を迎え更に介護する方される方も大変な時代になるかも知れません。
済みません、私も愚痴を愚痴で返してしまいましたでしょうかcoldsweats01

格差の開きを少なくするためにも富の再分配は考える時期に来ているのかと思います

こんにちは~
お返事ありがとうございます。

日本語訳でも読みかんてぃーしているなら、
英語では無理そうなので、ダイジェストなどを探してみます。

yuukiさん、こんばんは。

いい本と思いますが、何分分量が多いです。
「読みかんてぃー」沖縄にいても久し振りに聴きました。あんなに厚い本ですので、私もよ〜んな〜、よ〜んな〜(ゆっくり、ゆっくり)読んでゆきますhappy01

それでは日本時間では、夜の1時ですので、お休みなさいです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/590699/61128653

この記事へのトラックバック一覧です: 21世紀の資本:暴かれたくない数値:

« 笑顔は最高の贈り物 | トップページ | 世界を夢見て9:花の都ウィーン »