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2014年11月 5日 (水)

肛門のパッキング機能

今日のFMレキオは痔について話をしました。 以前にもブログに痔の三大疾患のことは書きましたhttp://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-30cc.htmlので、今日は私達がお尻を締め続けなくても便やおならが漏れないわけを真面目(coldsweats02)にお話ししますscissors

私達の食べたものは1〜2日かけて便となって体外に排出されます。食物は、蠕動運動と言って私達が意識的にはコントロール出来ない運動によって消化・吸収を繰り返して直腸まで運ばれます。 直腸に達した後も意識下でコントロール出来ないと大変なことになります(あまり想像したくありませんが・・・)。

直腸内に便が入り込み拡張すると便意を感じて、トイレに入り外肛門括約筋を緩めて排便を促すわけです。 この肛門を締めている肛門括約筋にも2種類あり、内肛門括約筋は無意識下に排便のコントロール作用があります。外肛門括約筋は私達が意識下で肛門を締める筋肉です。 

Th__3 しかし、この筋肉だけで便が漏れない程、ましてやガスや水様な下痢便を止めることは不可能に近いのです。筋肉だけで漏れないようにすると筋肉が疲労困憊してしまいます。

やっとここで痔の疾患とも関係のある話しに移れます。 肛門の粘膜下の部分には血管や神経、支持組織が多く集まりクッションの役割をしています。 このクッションのお陰でおならや下痢便も漏れずにコントロール出来るのです。

このことを水道の蛇口にたとえるとわかりやすいです(これは私が言ったことではなくて色々な方が述べています)。 水道の蛇口にはゴムのクッションがあります。そのお陰で蛇口を軽く閉めても、水が止まります。金属同士なら目一杯締めないと水が漏れるはずです。 

このゴムのパッキングと同じ役割をしているのが、肛門の入り口の粘膜下のクッション機能なのです。 この部分は静脈が発達して鬱血が強くなると、必要以上に腫れ上がりイボ痔となります。クッションの支持組織が断裂したりすると脱肛や便漏れの原因になったりします。

私達のお尻の周りにも素晴らしい機能が備えられていて、人知れず(?)日々活躍しているのですhappy01

(2014/11/05のFMれきお「いきいきタイム」はこちらから視聴出来ますdownhttp://www.stickam.jp/video/182381643

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コメント

こちらは よく私にとってタイムリーな話題を提供してくれるので
マジでビックリさせられます
私 痔なんです っていう事ではありません(^◇^)

女の人は普通分娩のあとに 痔になる人 多いんですよね
あれだけの力を入れて赤ちゃんをこの世に送り出すと 当然そうだろう と 思います
私は帝王切開しか経験がないので 妹の分娩風景とその後のことを見ていて の話です
で 何が言いたいかというと 痔 というのはいくつか種類もあると思うんですが
上では 静脈が発達して鬱血・・・という風にも書かれていて
う~~ん それってどうしてそんな風になるんだろう? と思う訳です
どういう原因があって 痔になるのか 簡単に幾つか教えてもらえませんか?


痔には大まかに肛門近くの静脈がうっ血することが原因の痔核(イボ痔)、排便時に肛門が裂ける裂肛(切れ痔)、肛門管の炎症が膿を伴って、肛門近くの皮膚の方に向かって伸びてトンネルを形成する痔瘻(あな痔)があります。国民の1/3は痔を持っています。全体の6割以上を占めるのがイボ痔です。

人間が二本足で直立するようになったため、立っていても座っていてもお尻は胴体の一番下になります。例えば手をぶらんと下げると、血管(静脈)が浮いてきますし、手を上に上げれば血管は小さくなるはずです。 これと同じでお尻の周りの静脈は胴体の一番下で、常にうっ血した状態となっています。 
(四つ足の動物は心臓の高さとお尻の高さが違わないため、血液が心臓に戻る静脈でも骨盤周りでうっ帯しませんので、イボ痔は立って歩くようになった人間特有の疾患とも言えます)

立っても座っていてもお尻の静脈は心臓より下で距離があり、うっ血しています。 ましてや妊娠して、子宮が大きくなると、静脈も更に圧迫されて、お尻の周りの静脈はされに拡張します。これがイボ痔の原因となります。

常に立ちっぱなし、座りっぱなしの方は、骨盤内は常にうっ血した状態をつくります。 トイレが長く排便時にいきみが強いと更にうっ血が進みます。 二足歩行の人間の体勢に排便習慣などで痔は発症します。

もっと書きたいのですが、時間がきましたのでこの辺で。
奈月さん御質問有り難うございました。


詳しくお返事いただきありがとうございました
スマホですぐに読ませていただきました
で とりあえず18日に大腸の内視鏡検査をすることになりました
1年半前にもやっていて異常がなかったので 今回も大病を患ってるとは
思っていません
omoromachiさんのお話も聞いて 見えない部分がわかったような気もしましたので
心配せずに受けてこようと思っています

奈月さん、おはようございます。

大腸の内視鏡検査は下剤のかけ方や実際の方法など初めての場合は想像しにくいと思いますが、先ずはやってみることですね。

帝王切開の場合は多少なり骨盤内で癒着がある場合もあり、大腸内視鏡挿入時に少し痛むのかも知れません。 まあ受けてみることが肝心です。 それでは頑張ってね。

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