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2014年10月 1日 (水)

発熱と関節痛

今日のFMレキオは私達の関節の仕組みと痛みについて話をしました。

関節が痛む原因として、よく知られていることにTh_img_3006 ①変形性関節症 ②痛風 ③慢性関節リウマチ ④半月板損傷などのスポーツ外傷 があります。

経年的に関節を酷使した結果、関節の軟骨などがすり減って痛み出すのが変形性関節症で膝や股関節などが多く見られます。 

関節に対する免疫の異常な攻撃により 指や手、膝の関節などが炎症を起こし変形して来るのが関節リウマチで、女性の多い疾患です。 

尿酸が増えて関節などに析出して炎症を起こすのが痛風で、中年男性に多く、足の指に起きることが多いです。 

スポーツ選手、特にコンタクト競技の場合、急激に関節に負荷がかかり靱帯や軟骨を損傷して痛みが来るのがスポーツ外傷です。

これらの痛みは何となく分かると思います。しかし、インフルエンザなどで関節が痛んだりしたことありませんか? 今回は上記と違う場合にも皆様が関節が痛むことを経験していると思いますので、その事を書いて見ます。

インフルエンザなどのウイルスが体内に入ってきたら、そのウイルスを撃退するために、私達の免疫システムが作動します。白血球の中のマクロファージなどの免疫担当細胞から、ウイルスなど異物が体内に入ってきたことを知らせる物質・サイトカインが産生されます。それと同時にプロスタグランディンE2(PGE2)と言う物質も体内で作り出されます。 

そのPGE2には私達の体に対して発熱作用と同時に関節の発痛作用もあります。 サイトカインが出過ぎると私達の正常な臓器も攻撃対象としてしまい臓器不全に陥ることがあります。 PGE2にはこれを抑制する作用があり、サイトカイン間違って過剰産生してしまうことを制御しています。

Th_ 発熱することで、熱に弱いウイルスに対抗しようとする人間の防御システムだと理解出来ます。 しかし何故関節が痛まないといけないのかは分かりませんcoldsweats01  

風邪などの熱性疾患の場合、プロスタグランディンD2という眠気を起こす作用のある物質も産生され、安静にして体力を温存するためだと考えられています。 その延長で解釈すると、関節が痛むことで運動を抑制し、むやみに動いて体力を消耗することを防いでいるのかも知れません。

やはり病気になったら休んで下さいという体の機能なのでしょうか? 人間の体は奥が深いですheart01

(2014/10/01のFMレキオ「いききタイム」はこちらから視聴出来ますdownhttp://www.stickam.jp/video/182367868

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コメント

人間の体の機能は不思議ですね。プラスの反応もあれば、マイナスと思われる反応もあって、外からの刺激に対していろんな反応をするのも、何十億年かけて獲得してきた生き残るためノウハウなんでしょうか。

体力を温存させるために関節を痛くして運動を抑制させるというのは逆療法のようで理にかなっていますね。環境に合わせてそんな能力を獲得してきたものだけが自然淘汰されずに生き残ってきたということでしょうか。

いちろさん、こんばんは。

人間の体は知れば知る程、不思議で、素晴らしくよくできています。 生物の誕生から脈々と進化を繰り返してきた情報が受け継がれいるのでしょうね。

ウイルス等が入って来たときに免疫反応等が起きて、異物の駆除が始まります。上がりすぎると人間もタンパク質出てきていますので細胞が死んでしまいますが、ぎりぎりの所で体温を上げるとウイルスも活動が鈍くなります。

そのことは理解出来るのですが、関節が痛くなるのは、どうしてと思ったのです。 これは教科書的ではありませんが人間の体の仕組みはよくできていますので、きっと痛みが在ることで安静にせざるを得なくして体力の温存を図っているのかも知れないと考えたのです。

間違っていたらごめんなさいです・・・weep

omuromachi様
おはようございます。風邪を引いたら
素直に休むことが大切だと 改めてよく
わかりました。ただ仕事を簡単に休むわけには
いかないので、それ以外の時間で出来るだけ
しっかりと休養を取って治したいと思っています。
今回、風邪を引いたのですが、しっかり治るのに
2週間以上かかりました。土日はしっかりと休むように
心がけていました。それでも時間がかかりました。
年齢が50代というのも原因なのでしょうね。
今後とも元気に過ごせるようにがんばりたいです。

nadoyamaさん、おはようございます。

風邪をひいたり、体に大きなストレスがかかった場合には休みなさいということなのでしょうか? 人間の体は不思議です。
ただ社会生活や仕事をしている以上、簡単に休める訳にもいかない時もあります。 この様な時には後回しに出来ることは後回しにして、体を休める時間と作りたいですね。

nadoyamaさんも大台に突入してのですね。若いときのように無理がきかなくなるかも知れません。体と対話しながら仕事をすすめて下さいね。 いつもありがとうございます。

おはようございます。
いつもためになる話題をありがとうございます。
私は先週からすっかり体調が悪く、少し寝込んでいます。
左側上半身に痛みが走り、かなり辛いです。
首の周り、肩、腕、ひじ全部です。(;_;
痛み止めや、湿布なども試していますがあまり効果ないですね。
ここ2~3日は床にすっかり就いています。
今朝は少し調子いいので、机に向かっていますが。。。
でも、不思議とカメラを持っている間だけは何ともないんです。
50肩だと家内には言われています。

EOSのパパさん、こんばんは。

ちょっと辛そうですね。首の周りから左の上肢の全体にかけての痛みなら、頸椎症なども考えないといけないでしょうか? 

カメラを持つ時は痛みが消えるというか、痛みを忘れるぐらい集中しているのでしょうね。

50肩は肩関節の周囲の炎症ですので、後ろ手に手を回したり髪を結う操作などで痛みが強くなります。 パパさんはどうなのでしょう?

体調が戻るまでゆっくり休んで下さいね。

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