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2014年10月 8日 (水)

関節液の穿刺について

きょうのFMレキオは関節についての第二弾をお話ししました。主題は「変形性膝関節症」についてです。
Photo これについては以前のブログにも書いてありますにでもしよろしければ参照して下さいhttp://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/no2-2013109-24e.html

私は整形外科医ではありませんが、膝の病気について時々患者さんから質問を受けることがあります。一番多いのは膝が痛いけどどうしてなのでしょうかとか、膝の水を抜く治療をしているけど、やって良いのでしょうか?などです。 

関節は骨と骨をつなぐ部分で、関節の動きをスムーズにするため、骨の表面は平滑な軟骨が被い、機械のグリースのように摩耗を防ぐために関節内には滑液(関節液)と呼ばれる潤滑剤(5ml以下の僅かな量)が入っています。またこの関節液は関節の軟骨の栄養も供給しています(軟骨には血管も神経もありません、ですから痛みも来ないですし、出血もありません)。

この様な関節液が何らかの異常で、必要以上に貯まってきたのが関節水腫といわれる状態で、「膝に水が貯まった」と皆様方が表現するわけです。

)関節液が増える病態として ①非炎症性疾患(変形性関節症など) ②炎症性疾患(関節リウマチ、痛風など ③化膿性疾患(細菌性疾患) ④血性疾患(外傷、血友病など)などがあります。

先ほど書いたように関節内の軟骨は痛みを感じませんが、関節症などにより関節液が異常に増えると、関節内の圧が増えて来ます。圧が増えるだけでなく関節液内に含まれる炎症物質も増えるため、関節の周囲の組織の神経を刺激します。 圧が増えると運動する時は勿論ですが、次第に安静時にも自発痛が出現します。 これは非常にQOLを低下させます。

そのような状態の時に関節内の圧を減らしたり、炎症物質を取り除く目的で、関節穿刺を行い液を抜きます(これは診断にも使うときがあります)。

ぱんぱんに腫れた関節の圧が抜けて正常化すると、痛みが急速に軽くなり、患者さんも楽になったといいます。 圧の高まりは関節内の痛みだけでなく炎症を更に悪化させますので悪循環になります。

Th_010 この悪循環から離脱する意味で関節液を抜くのです。抜いても貯まるのだから意味がないとか、癖になるとかの問題ではないのです。 抜くから貯まるのではなくて、貯まる原因があって、更に悪化を防ぐために関節の液を抜くのですね。

整形外科においては関節液を抜くだけでなく、折角ですので、抜いた後に正常な関節液の成分であるヒアルロン酸や炎症を抑える目的でステロイドの注入などの治療薬の投与も一緒に行うのが一般的なようです。

スポーツの秋でもありますので、関節を大切にしながらいきいきと運動を続けたいですねheart04

(2014/10/08のFMレキオ「いきいきタイム」はこちらから視聴出来ますdownhttp://www.stickam.jp/video/182370959

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医療 FMレキオ」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
私はスポーツを意識してしている
わけではないので、関節に水が
たまることがありません。腰痛が
あるので、スポーツをしたくない
理由にしています(^^;)
関節の水を抜くということを聞いた
ことがありますが、その理由を
初めて知りました。ありがとう
ございます。

nadoyamaさん、おはようございます。

スポーツなどを含めた外傷後に関節に水が貯まる場合もありますが、多くは年齢と共に増える変形性膝関節症が関節水腫を起こす上位を占めると思われます。

元々O脚気味で体重の増加が多い中高齢女性に多く認められ、膝の曲げ伸ばしや正座が出来なくなってしまいます。沢山の患者さんがいますので、nadoyamaさんの周囲にも関節を痛めた方がいらっしゃるかも知れません。症状やどの程度まで今後の運動を行うかによっても手術療法などを選択するかを決めるようです。

丸に橘です。
関節ですか・・・。
私は、右足の付け根の外側がときどき痛むようになりました。
整形外科に行かなきゃ・・・と思っているこの頃です。

丸に橘さん、こんばんは。

足の付け根ですので足関節が痛むのでしょうか。
関節などの運動器の痛みは国民の多くが感じている症状のようです。

痛みが長ければ一度整形外科に受診して、診断を受けた方が良いかもしれませんね。 丸に橘さんもそろそろあっちこっちのメンテナンスが必要な年になった来たのでしょうかcoldsweats02 

有難うございます。フーミンは、まさにその膝関節症のオペを22日に受けます
輸血用の自己血も2回で800CCとり、21日の入院をまってるところです。
人生初の手術で、緊張しまくり。まな板の鯉の気分になれず、ジタバタ。
3年位まえから痛みだしたのですが6月までは、我慢できる範囲でしたが
梅の収穫時、台から踏み外したときから、足を引きずるようになって、熱を
持つ用になり夏のあいだは、保冷剤を凍らせて冷やしてました。でも
色々な検査をして、オペということになり、よかったのかとも思ってます
先生の記事たいへん参考になりました。細かいことは、主治医のせんせいに
ききにくいんです。think(右足です)

フーミンさん、こんばんは。

いよいよ手術日が近づいてきて、少しナーバスになる時期かもしれませんね。

自己輸血もしっかりやって、万全の状態でやれると思います・・・ここまで来たら女は度胸ですcoldsweats01

私は整形外科医ではありませんので、余りアドバイスは出来ませんが「フレ〜!フレ〜! フーミン」と応援していますね。頑張って下さいheart01

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