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2014年10月29日 (水)

めまい第二弾:小脳梗塞について

今日のFMレキオは先週に引き続きめまいの第二弾の話をしました。
めまいの原因の多くは耳と脳の異常から起こります。 日本全体の統計ではありませんが、めまいを来す病気の7割は耳の病気で、1割が脳の病気,残り2割がその他沢山の病気によるものです。
今日は脳の病気のために起こるめまいについて書いて見たいと思います。
Th_ 私達の脳の位置と機能についてイラストに書きました。人間の進化は大脳の進化でもあり、大脳が大きいのが人間の特徴でもあります。大脳は脳の80%の重量を占めています。 

大脳は右脳・左脳と大きく分かれていて、比較的機能も分化しており、運動神経や知覚神経などは左右で交差して私達の体を支配しますので、大雑把に書くと、右の大脳の運動領域が障害されると左の半身麻痺に、左が障害されると右の半身麻痺になります。 聞いて判断したり、言葉を構成し出す場所も限局しており、その場所が障害されると聞くことが出来ない、言葉がでないなどの障害が起こります。情動などを管理する前頭葉がやられると情動を逸した行動をしたりします。

人では小脳は全体の10%の重量ですが、運動能や平衡感覚を調整しているため鳥などは発達しています。 あまり多くはないのですがこの小脳の血管が詰まったりした場合、頭痛以外にめまい、歩行困難、吐き気などが現れます。すぐに麻痺が出現することはなくても、細かな手の動きなどが困難になります。

Th__2 めまいが主な症状となると救急病院に搬入されても、耳の病気と診断されて、点滴等で経過観察となる場合も多くあり、早期治療を逃してしまうこともあるのです。

小脳は元々小さく、CTを撮っても病変を発見出来ない場合もあります。早期の場合はMRIの方が診断が付く確率が高いようです。 いずれにしろめまいの中で、脳梗塞を疑い診断をしなければ、早期発見出来ないこともあります。

医療者の我々の方も診断に難渋することもあるのです。 2002年に私も好きなミスチルの桜井和寿もこの病気で入院されたことがあったと色々な所でお話されていました。若い方でも心臓などに出来た血栓が飛んできて詰まることもあるようです。

めまいは色々な病態で起きます。急を要する場合もありますし、何度も繰り返しおこり、日常的になっている方もいます。若いから大丈夫というわけでもありません。 まためまいの強さと病態の重篤さにも関連がありません。 その事が更にめまいの診断や治療を困難にさせているのです。

2014/10/29のFMレキオ「いきいきタイム」はこちらから視聴出来ますdownhttp://www.stickam.jp/video/182379303

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