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2014年6月 9日 (月)

タフで優しい人

「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。」 レイモンド・チャンドラーの小説の中の有名な言葉をなぜか思い出してしまいました。                           Th_                         
私は10代の頃より人間には「優しい」ことに関して非常に単純に4つのパターンがあると思っていました。 

①「他人に優しく、自分にも優しい」 ②「他人に優しく、自分に厳しい」 ③「他人に厳しく、自分に優しい」 ④「他人に厳しく、自分にも厳しい」

そのうち③は最低、①と④は普通で一概にそのどちらがいいとは言えない、②を理想としたい、そのような人間になりたいと考えていました。

私は沖縄に生まれ、学生時代を除いて沖縄で育ちました。よく「沖縄の人は優しい」ということを沖縄の人からも本土の方からも聴くことがあります。 それは沖縄に①の方が多いからと理解しています。よく本土から沖縄に来られた方が沖縄は「何となく優しくて居心地がいい」と褒めてくれます。 しかし本当に困った時、必死で助けてくれるのだろうか? 初めはいいが、中に入ろうとすると排他的で、ただ沖縄で生まれたかどうかで区別しているのではないかと思うことが、沖縄人でありながら感じることがあります。

沖縄は④も少ないので、①の多さと含めて、沖縄の緩(ゆる)さが好きな人にとっては気候と併せて住みやすい地域だと思います。

Th__2 日常の生活は色々な葛藤やトラブルで一杯です。誹謗中傷も受けるはずです。 自分に厳しく、そして強くならないとそれらのことに対応出来ないはずです。 そしてその厳しさを乗り越えて初めて、本当の優しさを与えることができるのではないかと考えています。  チャンドラーの言葉は更に厳しく言及しています・・・生きる資格がないと。 

私は生きる資格が持てる人間に少しでも近づきたいです

(原因はわかりませんが、ブログの条件がおかしくなって消してしまいましたコメントを頂いた方の時間帯もおかしくなりましたが、再度載せませした。申し訳ありません)

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コメント

omoromachi先生、初めてコメントと差し上げます。

時々、帰りの車の中でFMレキオを聞いております。
音楽の選曲からして私も近い年代だと思います。

沖縄に住んで15年以上(妻は沖縄出身)ですが
未だに名前のせいか本土の方ですよねと片付けられたりします。
それでも私は居心地が良いと感じています。

チャンドラーの言葉は、耳に痛いです。
omoromachi先生は私にとっては雲の上の存在ですが
いつも謙虚な姿勢に尊敬の念をいだいています。

これからも楽しい情報をお願い致します。
長文、大変失礼致しました。

沖縄半人様、はじめまして。

FMレキオを聞いて頂いてありがとうございます。もう15年以上沖縄に住んでいらっしゃるのですね。 私も漢字の名前や色の白さ(単に日に当たる生活をしていないだけですが)でいつも本土の方ですよねと言われることもあります。

沖縄に対しては色々な意見がありますが、沖縄人の自分として感じることを書きました・・怒る方がいるかも知れませんが・・・。

チャンドラーのこの名言を突然思い出してしまい、ブログに書いてしまいました。 優しいことを甘いことと勘違いしている方を時々見かけることがありますが、本当に優しい方は強い方でもあります。その様な人を目標にして行きたいなと思い、この様に書いてしまいました。

私は雲の上には登れませんので、大したことはありません。 褒めすぎで恐縮です。 コメント頂き有難うございます。これからもよろしくお願いいたします。

こんばんは。眠れないままこんな時間にコメントを書いています。
チャンドラーの言葉「優しさがないと生きる資格がない」とは、はっきり言い切っていていいですね。
強さと優しさについてわたしは斉藤隆介の「モチモチの木」の中のおじいさんの言葉を思い出します。「にんげんやさしささえあれば、やらなきゃならねえことはキッとやるもんだ。それをみて他人がびっくらするわけよ」 臆病者の豆太が霜月の凍てついた晩に一人で山を駈け下りてお医者様を呼びに行く強さを腹痛のおじいさんを救おうという優しさからきているといっています。
私たちは優しさを生きる資格として持っています。優しさからくる強さこそ人間としての強さではないでしょうか。
弱い恥ずかしがり屋の私ですが、母である時は強くなります。それは子どもを守るためです。

はるかさん、おはようございます。
そうでしたか昨日は夜更かしされてのですね。

人間の強さは単に力が強いとか、喧嘩が強いとかではありませんね。 人が強いと感じる時、守るべきものや人がある場合ですね。 それは弱い者への慈しみや愛情からくるはずです。 その事が人間を成長させ強く成長させるのだと思います。

本当は「優しさと強さ」はお互いが影響しながら育って行くものかも知れませんね。 「モチモチの木」の中でも詠われているのかも知れませんね。

はるかさんが話しているように「優しさからくる強さ」が人間の持つ性質だと信じ、希望を持ち続けたいと思います。

「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。」
この台詞は私の場合、確か角川映画の「野生の証明」のキャッチコピー
で覚えています。 レイモンド・チャンドラーの小説の引用だったのですね。

角川映画の内容は忘れましたが、omoromachiさんのブログのおかけで
何十年ぶりに、この名言思い出しました。

私も生きる資格を得るために、頑張らねばですね

ツクシンボさん、こんばんは。

そうでしたか「野生の証明」で使われたのですね。
私も何かテレビで聴いた様な聴かなかったような曖昧でした。 有名な台詞ですので、色々な所で使われているのかも知れません。

ツクシンボ様はそんなことはないでしょうが、私は生きる資格を得るためにかなり努力をしないといけなさそうです。

1度このブログを消去してしまったので、私の方で再度コピーして投稿しました。時間帯は日をまたいでしまいました。 ご了承下さい。

こんにちは(^_^)
「自分に厳しく…」は難しいですね。。
いろいろと理由をつけて ついあまやかしてしまいます
子どもが小さい頃は それも仕方ないと 思うこともありましたが
するどい子どものツッコミに 恥ずかしくないようにと…
子どもが教師となって 親として育ててくれたと思えます。
もうすっかり大きくなった子どもたちですが
他人に優しく 胸をはって 生きていってほしいと願っています

モカラテさん、こんばんは。

子供を育てながら親も育つのですね。
昔から教えることは学ぶ事だと言われていますが、子供の躾から自分を振り返って反省することも多々あります

子供達が大きくなるとやはり1人でやれる大人になって欲しいし、優しく強い子になって欲しいと願いますね。

ブログに書いているのは私が出来ていないからなので、少しでもハードボイルド的に「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない」 ・・・なんて言える大人になりたいのです・・・無理か

おはようございます
私の生き方は 自分に優しく 人にも優しいが基本です。
ただ、相手が自分に優しく 私に厳しいという対応を
する人がいる場合は、それに対応して、同じような考え方で
接しないと、つぶされてしまうほど追い込まれてしまったので
その場合は、相手と同じスタンスで対応することを覚えて
しまいました。死にたくなるほど、心療内科に通うほどの
追い込まれ方をされたので、その道をその人々に対しては
そうするようにしています。
ある意味、相手に合わせていかないと、いけないときが
人生にあるような気がします

nadoyamaさん、おはようございました。

どの相手に対しても、同じ心の状態で望むのは難しいと思います。 非常に心がかき乱され、他人のために自分が潰れそうになりますね。

その様な時は「逃げること」、「自分を追い詰めないこと」も大切なことです。 頑張ったら、自分を許してあげる。 沖縄の「なんくるなゆさ」はこの時に本領を発揮してくれるはずです。

それでも色々な経験を積みながら、少しずつタフになって行って、相手に対してもこの程度の方だと思えるようになっていきたいですね。

相手をコントロールすることは出来ませんが、自分だけはコントロール出来るはずですので、お互いに手を抜かず、それでいて頑張りすぎるで行きましょう

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