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2014年6月23日 (月)

沖縄慰霊の日と名曲「さとうきび畑」

沖縄では6月23日を太平洋戦争における沖縄戦の終結した日として、慰霊の日に制定しています。戦没者の冥福と世界の恒久平和を願い、糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が行われます。

Photo 民間人の四人に一人が亡くなり、その後も精神的に苦しみを味わいます。多くの県民が突然やって来たイクサに巻きこまれ、梅雨の蒸し暑い中で死んでいったのです。

このブログで何度か書きましたが私の叔父も今の中学・高校生だった時期に、鉄血勤皇隊として駆り出され、爆弾が雨のように落ちる中を壕から壕へ兵隊のために爆弾や食料を運ぶ通信兵(兵士ではありません子供です)として1番危険な任務を負わされたのです。 戦争になればそうなるのです。(以前このことは書きました、よろしければ読んで下さいhttp://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-e44a.html

今の日本は戦争体験が風化してきて、人の命を抜きに色々なことが議論されるようになりました。 戦争地域に派遣されるのは、国会でぬくぬくと議論している人ではありません。 死んで行くのはいつでも派兵を決めたお偉いさん方ではなく、明日の希望に満ちた若者なのです

森山良子さんが歌っている、「さとうきび畑」という名曲があります。 私もこの曲を発表当時から知っていて、良い曲だと思いました。 でも私にとってこの曲は、お祖母ちゃんや両親の前で口ずさんだらいけないと思っていました。 あの惨い戦争を体験し、傷の癒えない人の前で戦争を思い出させてはいけないと子供心に感じていました。 

この曲は1967年に寺島尚彦さんが作りました。恐らく沖縄で実際の戦争に巻きこまれた経験の方ではこの曲は辛くてかけない曲だと思います。

私自身は最近になって、この曲を唄いたいと思う様になりました(それでも母の前では一生唄わないつもりです)。 

唄いたいと思うようになったのは、戦争を経験しなくても想像出来る人間にならないといけないと思っているからです。 

積極的平和主義、集団的自衛権、世界貢献・・・・本当に自分の子や孫を日本のためと前線へ送り込む覚悟があるのでしょうか。 もし死傷者が出たらお国のためだったと・・・万歳するのでしょうか

今求められているのは、戦争に負けないようにする手段ではなくて、戦争をしないためにどのように外交をすすめるかだと思うのです。 忍耐強さ、我慢強さ、思慮深さが求められているのです。 そして想像するのです、命をおとしてまで富を求める必要があるのかと・・・

自宅で「さとうきび畑」を録音してみました。1発録りですので間違いが多く下手ですが、気持ちが伝わって欲しいと願います。 平和のお陰で叔父さん達の何倍も自由に長く生きてきた私の想いです。

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長い曲を聴いて頂き有難うございます。

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音楽」カテゴリの記事

コメント

おはようございます
両親も亡くなった祖母も戦争時代の
話をしようとしてくれません。それだけ
思い出したくない出来事であり、封印
したいのだと思います。私としても
聞き出そうとしたことはありません
 
私の母の妹にあたる方も戦争で
白梅学徒隊に動員されて命を
落としました。

サトウキビの歌、小学校の平和学習の
全体曲として歌われたりします。
 
歌っている子どもたちにその詩の意味を
説明できても、実感を持たせることが難しいと
思っています。今日は慰霊の日、心より
黙祷を捧げます

nadoyamaさん、おはようございます。

私も子供時代、戦争を呼び起こすようなことを話したり聞いたりすることは殆どありませんでした。

「さとうきび畑」は子供の時に家族の前で唄ってはいけない曲だと感じていました。

今は逆に、この歌を歌わないといけない時代になってしまったかと考えています。

今日は沖縄の慰霊の日ですね。静かに黙祷を捧げたいと思います。

おはようございます。
この曲にこめられた想いがしっかりと伝わります。
沖縄には2度訪れましたが、2度目は観光ではなくしっかり歴史を認識する旅でした。
あの悲惨な出来事は、本当に本当に2度とあってはならないのです。
ひめゆりの塔ではまだお元気な方が、涙ながらに体験談をお聞かせしてくれました。
胸が熱くなり、その場に足が張り付いたようでした。
今日の私たちは、多くの多くの犠牲や命のやり取りのうえに成り立っています。
決して口にできない、大変嫌なことでしょう。
この国が穏やかに、健やかに繁栄することを信じた先人たちの為にもしっかりしたいですね。
私も、黙祷してご冥福と感謝の気持ちを送りたいと思います。
今、報道された議会のヤジは本当に情けない出来事だと私は思います。

ご無沙汰しておりました。しばらく海外出張で、コメントすることが出来ませんでした。
今回のブログもomoromachi様の生い立ちを垣間見ながら、いつも変わらない姿勢は
亡くなった叔父様達から受け継いだのではないかと思うくらいです

身近に戦争体験をしている方をみて子供の頃より触れてはいけないのだと
感じ取っていることに関しても、優しさと共にomoromachi様はなんか太陽にむかって
すくすく伸びた気が致しております

ブログで厳しいお話をされている時もいつも優しさに満ちています

「さとうきび畑」のメッセージが国会にも届いてくれたらいいですね。

こんにちは
今日は「沖縄慰霊の日」だったんですね。
とても悲惨な戦争を思い出させてしまうのが辛いと
院長先生は子ども心に思っていらしたのですね。。
ウチの3人の子どものうち2人が
沖縄に修学旅行で行っています。
この戦争のことについても 触れてきているのでしょうが
あまり 多くは理解していないように思えます(私もですが…)

この曲の詞の意味まで唄うのは とても難しそうですが
院長先生の歌声は さびしく切なく伝わってきました。
たくさんの方に聴いていただきたいですね。

そして私も沖縄戦で亡くなられた方々に 黙祷をささげたいと思います。

EOSのパパ様、こんばんは。

沖縄戦は3ヶ月の間、ある意味本土決戦の時間稼ぎのための戦いでもあり、軍属、民間人の境なく悲惨な体験を余儀なくさせました。
 
戦争だけでなく、震災などで悲しい経験をされた方々は、思い出したくないことを語ってくれてます。 自分と同じ辛いことはもう起こして欲しくないと願って教えてくれるのです。 その方々の思いを受け止めたいと思います。

沢山の犠牲の上に成り立った平和です。いつの世も忘れた時に不幸は訪れるのです。

国会や色々な議会での時代錯誤のヤジや恫喝のような大声に対して、もっと国民も敏感になった方が良いかと思いますね。パパさんと同意見です。

ツクシンボ様、こんばんは。

海外出張からお帰りだったのですね。日本の蒸し暑さには体がついていっているでしょうか?

私の叔父さん達は15、17歳で亡くってしまいました。私が名前の一字を貰った叔父さんは摩文仁辺りで亡くなったのはわかりますが、正確な場所も日時も遺骨もありません。

あのイクサがなければ、叔父さん達も青春を謳歌して、私にも、もっと沢山の従兄弟がいたはずです。

何も罪のない若い人々が犠牲になるのを見るのは辛いのです。

モカラテさん、こんばんは。

私も叔父さん達の事に関して、若い頃はあまり気にしていませんでした。 だた自分が親になり、自分の子供達が叔父さんの年齢に達した時、こんな子供が戦場に駆り出されて、辛い思いをしながら死んでいったのだと思うと胸がちぎれそうになりました。

ひとたび戦争になれば、子供や民間人も区別されません。命令を下した人々は遠い安全な壕の中で指示を出すだけなのです。

モカラテ様の子供達も自分の事のようには感じていないと思います。それは当たり前だと思います。 それでも記憶の底に残っていて欲しいと思います。

黙祷を捧げて頂き有り難うございます。

omoromachiさん、サトウキビ畑の引き語りしみじみと聞きました。ありがとうございます。肌を通して理屈抜きで戦争を恐ろしいものだと知っている人たちがだんだん少なくなってきました。それにつけ込むように戦争を口にする人が増えてきました。戦争は人間が引き起こすものです。地震や津波とは違います。だからみんなが戦争反対と言えばやめることができるものなのです。今戦争反対といえなくしている、もしくは知らないうちに戦争にもっていこうとしているそんな族が再び頭をもたげているようです。サトウキビ畑の歌を聞いていてそう思いました。

はるかさん、こんばんは。
戦争の恐ろしさは経験した人しかわからないかも知れません。それでもその恐怖を想像することは出来るはずです。

自分がやりたいことを実行したいために、あえて相手の嫌がることを前面に出して、脅威論を展開しています。 相手の政府もその方が都合がいいのでお互いに引きません。 子供のけんかと同じです。

自分の子や孫を無駄な戦争に行かせないために、知恵を絞るのが大人の役割だと思うのです。 人を殺す痛み、殺される恐怖を知らない人が増えている気がして心配なのです。

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