フォト

« 歌うたいのバラッド | トップページ | 今週の生け花(2014年5月第5週) »

2014年5月28日 (水)

胃の収縮性について

今日のFMレキオは胃潰瘍について話をしました。来週も胃潰瘍について説明する予定です。
胃は消化管の中で特別な格好をしています。口から肛門までは食べ物の通り道で、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸と基本的には1本のチューブのようなものですが、胃だけは特別大きく、収縮性も強く、形も歪です

胃の役割として、食事を貯める、胃液などを出して食べ物を消化し、お粥状に撹拌する、ビタミン吸収に必要な内因子を出すなどがあります。

Th_ 胃は非常に収縮性に優れています。私達が1日2回や3回の食事で、多量の食事を短時間に食べても、胃は一度に貯め込むことが出来ます。それから胃で食べ物と胃液をかき混ぜて、お粥状にしながら4〜6時間かけて、消化吸収を担当とする小腸へとゆっくりと送って行くのです。

胃は空腹時にはせいぜいコップ一杯分ぐらいしか容量はありませんが、食事と共に大きく拡張して、食物を貯め込むことが出来ます。 例えば食事会などでテーブルの上に山盛りとなった食品や多量の飲み物があったとしても、あっという間に、マジシャンのように消すことが出来ます・・・・・・単に皆様の胃袋に消えただけですcoldsweats01。 その際にはコップ一杯分ぐらいの容積が一升瓶ほどになるのです。 胃は結構大きいのです。 

検診などで胃下垂を指摘されたことがある方がいらっしゃるかも知れません。 「胃は何処にありますか」と質問したら・・・恐らくみぞおちの当たりを指す方が多いと思います。間違いではないのですが、胃下垂の定義は立った状態でバリウムを飲んだ時に胃の下の部分が骨盤の中にまで伸びている方をいいのです。

ですから胃はみぞおちから骨盤の中まで届くようPhoto な大きな組織なのです。何となく大きさをイメージ出来ましたでしょうか?

梅雨のうっとうしい時期ですが、気持ちだけは晴れ晴れとですねhappy01

(平成26年5月28日のFMレキオ「いきいきタイム」はこちらから視聴出来ますdownhttp://www.stickam.jp/video/182317592

« 歌うたいのバラッド | トップページ | 今週の生け花(2014年5月第5週) »

医療 FMレキオ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

いつも、ためになるお話をお知らせいただきまして、ありがとうございます。
ほとんど、全文をきちんと読ませていただいております。
先日、内視鏡で胃がん検診を受けましたが、幸い、がんはなく、少々、
胃が荒れていました。薬を飲むほどでもないとのこと。お酒について質問
しましたら、先生自身が、酒好きだからか、ほどほどにともおっしゃいま
せんでした。(苦笑)

いましばらく、元気で、この世で楽しみたいと思っています。
今後とも、参考になるお話を、お聞かせください。

また興味深いお話 ありがとうございます
若い頃、胃下垂と診断されましたが 妊娠とともに治りました^^
以前に 胃カメラ検査やったのですが えずいてしまって つらかったですbearing
鼻からの胃カメラは 楽ですか?
次回はぜひ 鼻胃カメラ挑戦しますね!
  

かぐや姫は ギターの練習曲だったんですよhappy01
notes黄色い船 notesアビーロードの街 
コピーしてた頃を 想いだしましたcatface
  
来週も楽しみにしてますheart04

丸に橘です。
すごくわかりやすい説明ですね。
普段の位置と、飲食したときの位置の違いにも驚きました。
いや、それよりも、omoromachiさんのわかりやすい説明にこそ驚きました。

しらこばと様、こんばんは。

嬉しい言葉ありがとうございます。 長ったらしい私の文書を最後まで読んで頂き、感謝です。 しらこばと様の「今日の名言」読まさせて貰っています・・・なるほどと思えることが多いですね。

胃内視鏡検査の結果は合格点だったようですね。お酒好きの先生ならではの・・・「ほどほど」 なかなかいい表現ですhappy01

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

たもまみ様、こんばんは。

若い女性の方で胃下垂の方は多いです。色々な原因で起こりますが、症状のある方でも自然に改善することもあるようですよ。

私も口からの内視鏡はオエッとなって、きついのですが、口の反射が強い方は絶対、経鼻がお勧めです。 それに加えて軽い安定剤を使用するととても楽ですよ。 私の病院でも年間5000人程が胃カメラを行いますが、多くの方が安定剤の併用を希望されます。きついと2度と受けたくなりますので、それよりなるべく多くの方に受けて欲しいですね。

ラジオの放送も聞いて頂いたのですね。ありがとうございます。たもまみ様のギターもいつか聞かせて下さいねscissors

丸に橘様、こんばんは。

わかりやすい説明と言われて、嬉しいです。 まあ、私は難しいことは得意でないので、平たい言葉で表現出来ればと思っています。

食事の時に短時間に駆け込んで食べれるのは、胃があるお陰でなのです。 一気に食べても、胃に貯めてから、ゆっくりと消化吸収をする小腸に4〜5時間かけて食事を送り込んでゆきます。 その分小腸の負担も少なくて済みます。

人間の身体はよくできていると感心してしまいますhappy01

omoromachi様
私も胃の大きさがこんなにも伸縮自在だとは
知りませんでした。食べ過ぎると急にお腹が
膨れている感じは,胃がそこまで膨れてしまうのだと
初めて知りました。いつもためになる話は
心が温かく話などありがとうございます

nadoyama様、おはようございます。

胃は消化管の中で大きな臓器で、収縮性に富んでいます。
そのようなことは、私の様な外科医にとっては胃を全部切除した時や胃の半分を切除するような手術後の影響について説明することに使います。

例えば胃を全部切除した場合、一気に食事を貯めることが出来ませんので、少量を時間をかけて食べること、朝昼晩の食事の間に間食を摂るようにして、1日のカロリー量を維持するようにアドバイスします。

私こそ、いつも心温まるコメント頂きありがたいですscissors

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/590699/59714182

この記事へのトラックバック一覧です: 胃の収縮性について:

« 歌うたいのバラッド | トップページ | 今週の生け花(2014年5月第5週) »