今週の生け花(2013年12月第3週)
12月も第3週になりました。今日は病院全体の忘年会もあり120人程度が参加するのでしょうか。病院は24時間動いていますので、どうしても半数以上の職員は残念ながら一緒には忘年会へ参加ができません。私も時々挨拶を済ましたら病院に戻ることもあります。仕事柄仕方ないことですし、当たり前のことだと思っています。
今週の生け花は沢山の種類の花々で明るく、一足先にクリスマスとお正月が来たようなウキウキした気分になれるお花たちです。
クリスマスの定番の真っ赤なポインセチアやピンクを主体としたアルストロメリアや赤い実が可愛らしいピペリカム、更に枝を使ったレッドウイローなどピンクや赤い色を主体に可愛らしく表現していています。それを目立たせるかのように白いストックや青いさつま杉が配置されています。
真っ赤な葉っぱのポインセチアです。子供の頃は私の周りではクリスマス花なんて呼んでいたような気がしますが、皆さまの地方ではどうなのでしょう?
ところでこのポインセチアの赤いのは花なのでしょうか葉なのでしょうか?・・考えたことありましたか? 大きな赤い部分は花ではなくて実際は赤い部分の本体は花の下に着く葉の形の包葉が赤く染まっているのです。花と勘違いしてしまいます。 では花はと言うと葉っぱの中央に複数の小さな赤や黄色の丸い部分がお花(杯状花序)で、花びらは存在しません。サンタさんも欺されそうです。
アルストロメリアは不思議な花びらですね。白い花をペインティングしたようにも見えてしまします。南米の原産でその花姿から「ペールのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名がありますが、なるほどと思わせる色合いです。
沢山の花々が立体的に見えるのは、実際は前後の2つの花器に分けて生けられていて、その為に奥行きのある生け花となっています。あと少しでクリスマス、お正月になります。 本当に慌ただしい季節です。皆さまもお体に気をつけてくださいね
<花材:レッドウイロー、さつま杉、ストック、ヒペリカム、アルストロメリア、ポインセチア>
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