今週の生け花(2013年11月第2週)
11月も中旬になりました。季節が一気に変わってしまう時期に入りました。ニュースを見ていましたら各地で紅葉が見所を迎えるようで萌えるよな鮮やかな色彩を楽しむことが出来そうです。羨ましいです。沖縄はこの様な紅葉をあまり楽しめません。しかし今週も病院の2階の角に生け花が生けられています。ここには季節を感じさせる素敵な空間があります。
今週の生け花は大柄な青い花瓶とサンゴ水木の枝が上方空間と花瓶の前方の床面まで伸びることよりこの2階のスペース全体を使い表現されています。サンゴ水木の赤と花器の青そして椿の葉の深い青が見る目を楽しませてくれています。それぞれが深く濃い色合いですのでお互いが邪魔せずすんなりと色が移行しています。
全体の花材を深い色合いにすることよりストックの淡いピンクの花が浮かび上がってきます。ストック(Stock)は南ヨーロッパが原産で元々は春のお花のようですが改良して秋から冬にかけて花を咲かせるようになっているようです。花を、伸ばした花茎に房状に咲かせ僅かに甘い香りがします。今回飾ってあるストックの花の色は何とも言えず上品な淡いピンクのです。花言葉は「愛の絆、豊かな愛」「永遠の恋」「見つめる未来、平和、思いやり」なんとも気高いのです。
英名は、スキーの「ストック」と同じ語源だそうで、「茎」「幹」を意味し、このお花がしっかりとした茎をもっていることからつけられたそうなのです。そう書いてあるのですが「Stock」はドイツ語の「杖」と同じですのでドイツ語からきたのでしょうか? 英語なら「stick」になりそうです。 言葉の話ではなくてお花の美しさを楽しみましょうか
前回は飛躍しすぎましたの今回は反省して少しまともに解説してみました・・・・カーネーションの花はやはりフラメンコの衣装を思い出してしまいますが・・・http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-2507.html
<花材:サンゴ水木、ストック、椿、カーネーション>
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生け花はやや苦手だったのですが、
omoromachiさんの解説のおかげで楽しませてもらってます。
特に今週のサンゴ水木を前方へ伸ばしているのは、
全体のことが考えられていて、上手いな~と思いました。
前回のような飛躍大好きですよ。
これからも時にあの感じが欲しいような‥。期待してます。
投稿: 豆娘とそよ風 | 2013年11月16日 (土) 07時53分
豆娘とそよ風様、おはようございます。
私は生け花については何も知りませんが、病院の生け花クラブの方が昨年から2階の余り目立たない場所の空間にも生けてくれるようになりました。 余り人目につかないところですのでこのブログで取り上げて見ました。
生け花を知らない私が作法や美しさについて説明出来ませんので、自分なりに感じたことを書かせてもらっています。前回は青田さんに飛躍しましたが・・・また突拍子のないことが思い浮かびましたら、今度は品を落とさない程度に解説したいと思います
コメントありがとうございます。
投稿: omoromachi | 2013年11月16日 (土) 09時11分
私も生け花のことはなんにも知りません。
花の名前にしても自分でも悲しくなるほど知らないし。
でも、バランスであったり、色であったり、形であったり、
場合によっては花器であったり、
ふっとひきつけられて、立ち止まってしまうことはあります。
特別な照明がなくても、スポットライトがあたっているように見えることもあります。
omoromachiさんの面白い飛躍も含めて、
それ自体が完成形の終着点ではなく、なにかの世界の入り口のような気がします、
美しい生け花は。
投稿: はま | 2013年11月16日 (土) 12時15分
はま様、こんにちは。
私も生け花についは何も知りません。
最近生け花を見ながら、生け花は「一瞬の輝き」だと気がつきました。 生けた瞬間からこここくと変化して枯れて行きます。
どんなに素晴らしく生けた花も消えてしまいます。 芸術の世界で音楽だったり演劇やバレーもその一瞬しか味わえない世界が在ると思えるのです。
「一瞬一瞬で感じる美」は「永遠の美」へ繋がる扉かも知れません。 なんかそのように感じてしまいました。
はま様、コメントありがとうございます。
投稿: omoromachi | 2013年11月16日 (土) 13時24分
サンゴ水木の枝がダイナミックで、素敵な生け花ですね。
ストックは我が家のベランダにも植えていますが、
花言葉は全然知りませんでした。
ところで、少し前にインドネシアとタイから来客があって、
日本のこの季節の美しい紅葉に感動されていましたが、
沖縄でも、紅葉はあまり見られないのですね。
以前の記事の、カーネーションのフラメンコ衣装も、
素敵でした。
投稿: hanano | 2013年11月17日 (日) 15時15分
hanano様、こんばんは
お返事遅れて済みませんでした。
今回のサンゴ水木の枝の使い方は流石に上手いですね。
沖縄は僅かに赤くなって葉を落とす木はありますが、いわゆる紅葉という感じはありません。 季節的にも人間的にもあまりメリハリがありません(人間的といったらその他の沖縄の人達に失礼ですので、正しくは私はです
)
hanano様のフラメンコ衣装を見たいです。忙しそうですが気分の発散になりそうですよね。
本土の方はだいぶ寒くなったようですのでお風邪に気をつけて下さいね。
投稿: omoromachi | 2013年11月18日 (月) 00時47分
こんにちは(^_^)


PCで 大きくして見てからと思い やっとゆっくり見れました
ほんのり淡いピンクと大きな曲線が 優しい感じです
ストックは秋冬にも 花を見ることができるんですね。
情熱的な(?笑)カーネーションも 今回はちょっと おしとやかに決まってます
前回の絵も楽しかったですヨ(^^)
クリックしたら 驚くほど大きくなって笑ってしまいましたが…(^^;
投稿: モカラテ | 2013年11月18日 (月) 16時57分
モカラテ様、こんばんは。
あのほんのりとした淡い色は何とも言えず綺麗です。
ストックは品種改良なのか温室などで育てるためか秋から春までの長い間楽しむことが出来る様になっているみたいですね。
カーネーションもそうですが一瞬思ったイメージを書いてしまうとこの呪縛から抜けるのに大変です
カーネーションはまだフラメンコの衣装で良いのですが、先週の生け花で紹介したストレイチアを青田さんのくぇ〜に例えてしまい、お花にも申し訳ないことをしてしまったと思っています。
画像をクリックすると大画面になりますので御注意下さいね。責任は負いかねますので・・
投稿: omoromachi | 2013年11月18日 (月) 18時14分