木下恵介劇場:記念樹
木下恵介生誕100年だというニュースを耳にしました。
木下恵介アワーという私の小さい頃に見たことのある(正確にはぎりぎり覚えている程度で本当は木下恵介劇場たったようです)テレビ番組を思い出しました。
沖縄は復帰前ですので本土にお住まいの方と放映時間に差があるのかも知れませんが・・・
人間愛に溢れたドラマだったようです。 いくつかのシリーズがありどれも素晴らしい作品だったと思います。
その中で「記念樹」というドラマは印象に残っていました。細かな内容は覚えていませんが、この主題歌は今でも歌えます。 歌の力は不思議です。小学校低学年と思いますが・・・この歌はよく覚えています。
私が印象に残っているのは、このドラマの中のシーンではなく家族で見ていた当時の我が家のひとこまです。
何時ものように小さな私がテレビの一番前に座って視ていたのです。 そして後ろを振り向いたら、姉ちゃん、母ちゃん、ばあちゃんが揃って大粒の涙を抱えながら視ている光景でした。 皆それこそ大泣きです おそらく記念樹の最終回だったかも知れません。 いつもなら「泣いてる〜」って姉ちゃんをからかっていたのかも知れませんが、その光景を見ながらこの番組はきっと凄いのだと思って黙っていました。
あの当時は家族が1つのテレビを通して時間と空間をそして想いを共有していたのだと懐かしく思い出しました。
そう言えば、テレビにもエプロンが掛けてあって大切にしていましたね。映画「三丁目の夕日」のような遠い記憶の話です。
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