援助のあり方
横浜市で第5回アフリカ開発会議が開かれ日本の大規模な援助が報じられています。
アフリカは天然資源が豊富で人口増加が著しく、日本は成長戦略と絡めて官民挙げての援助となるようです。
情報量の少ない私なので間違っているのかも知れませんのでお許し下さい。
今、テレビ等による政府開発援助をみるとアフリカにとって本当の意味での長期的支援になり得るのかが心配となりました。
アフリカでは既に中国が存在感を増して、韓国も伸びているそうです。それを各テレビともグラフを示しながら、中国、韓国がどれだけ投資して、どれだけの貿易量があるかを比較し、日本ももっとお金を出さないと中国や韓国に負けるよと煽っているように思えます。
報道を見ているとアフリカを皆が食い物にしているように見えてしまうのです。 各国が援助の為のお金の勝負をし、投資した分自国の企業がどれだけ儲けるかを競い合っているように思えて仕方ないのです。
最悪なことは人材育成のない資金援助は、やがてその地域の人々を援助漬けにし、更に自立できなくなることだと思っています。
貧困やインフラの遅れ、人権やテロ、教育環境、人口爆発、食糧危機などアフリカの抱える問題をしっかりと把握して投資(援助)をしなければアフリカと日本の相互成長はないのではないかと思えるのです。
中国や韓国と投資額の勝負ではなくて、内容を踏まえた長期戦略で勝負すべきだと思うのです。
人材育成やインフラの整備、人口爆発それに伴う食糧危機をどのようにするのか時間がかかり一見地味に思えますが、日本の得意分野を生かすことで、アフリカが東の小さな島国を見直すことになるのではないかと考えるのです。
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omoromachi様、こんにちは
またまた鋭い指摘
「援助漬けにし、更に自立できなくなる」
なるほどと思います
実はとても怖い話
ためになりました
僕も視野を広げて
いければと思います。
いつもどのような本をお読みになって
いるのか気になります。
投稿: yootaakaa | 2013年6月 3日 (月) 13時52分
yootaakaaさん、コメント有り難うございます。
アフリカへの援助が、他国がアフリカの鉱物資源を吸い上げるだけに利用されて、そこに住む人々が働く意欲をなくしてしまうことを1番心配しています。 与えられる事に慣れてしまうと、今度は資源が枯渇し利用価値がなくなったときに自らが選択する手段も持てない状況は悲劇になります。
政治は短期的な事ではなくもう少し長期的なビジョンで国を動かして欲しいなと素人の私は感じてしまうのです。
色々な意見があると思いますがWin ・Winの関係になれたらいいですね
痛いところを質問されましたが、余り本を読まないのです。家族からは本を読まないのに文書が書けるのが不思議と言われています。 野生児の本能です。
投稿: omoromachi | 2013年6月 3日 (月) 18時35分