なぜ原発促進なのか?
最近、原子力発電の再開を見越した法案や、原発の輸出を国家プロジェクトのように後押しする外交について、私は理解出来ません。
福島の原発事故発生から2年以上たっても何一つ解決されていません
燃料棒の処理どころか、汚染水も次第に海へ流され続けていくでしょう。
汚染水が原発より海側の地下水から出たということは、その後海に出て行くはずです。 火を見るよりも明らかなことを、その様な事態になっていることを何故言わないのでしょうか?
今、日本の原発の安全をアピールし世界に売り込もうとしています。足元の原発事故の処理も出来ないのに売り込む? 詐欺と同じではないのでしょうか?
日本は天然資源に恵まれていません、だから原発というのは発想そのものがもう古いと思うのです。 原発を稼働させてもそのゴミの処理もまだ何も決まってもいませんし、方法もありません。 もしかしたら、後始末は後世にまかせようと思っているのでしょうか
原子力発電に使うウランの半減期は45億年です。永久的になくなりません。 原子力を使えば使うほど、核のゴミも日本にたまる一方です。 まさか太平洋に捨てるつもりなのでしょうか? あり得ません。
日本のプレートの図を書いてみました。
地震が起こることを望みはしませんが、日本列島そのものがユーラシアプレートと太平洋プレートなどが衝突する部分にあるのです。 確実に地震は起きますし、それも頻回に起こるはずです。 防ぎようはありません。 ヨーロッパやアメリカのような地震が少なく安定した岩盤の上にはありません
原発だって被害を受けるはずです。そしてまた福島で起こったことが今度は日本の何処かで起こる可能性があるのです。 起こってしまえばもう2度と故郷は戻らないかも知れません。
本当に原発を維持・管理し、核のゴミを処理・保管するのにどれ程の莫大な予算が必要なのでしょう。それに加えた福島の原発事故の処理費用などがあれば全家庭の屋根をソーラー発電にでき、小さな小川までも利用した莫大な数の水力発電装置が設置できるかも知れません(実際のことはわかりませんが莫大な値段と思います)。
原子力関連予算を、太陽光発電を初めとする 再生エネルギーや次世代の燃料電池車などの開発に回し、政策として後押ししたらかなりのスピードでエネルギー自給のめどがたち、世界をリードできる日本の大産業になるのではないかと考えます。とても夢のあるチャレンジです。
発電に伴う利権が政治家だけでなく官僚、マスコミやあるいは発電と関係の無いと思われるような大きな企業まで支配してしまっているのです。これらの利権を守るために、日本の未来の希望や安全も奪っていることを、私達は次世代の子供達への責任という視点からも冷静に考える必要が出てきていのではないかと考えています。
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