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2013年5月 7日 (火)

言葉の重み:何を信じるのか

言葉には力があります。 特にトップに立つ人の影響は大きいため言葉を選んで慎重に発しなければなりません。
東京都知事の五輪誘致での発言は、たとえオフレコのような場合でもこれを言ったらどの様なことになるかを考えて発しなければなりません。全く持って危機管理意識のなさを露呈した発言と言えます。

他者の意見を認め、痛みを分かち合う姿勢がなければ、如何に自分の意見が正しかろうと反撥をくらうものです。 自伝的要素の強いエッセイなどで主義主張をするのはいいのでしょうが、相手がいる場合は別の問題となります。突破力がある方は得てして他人の意見に耳を傾けることをしない場合があります。

先ほどのニュースをみたら、あれほど96条改訂Justitia といっていた首相が突然「96条は慎重」との発言・・・唖然として言葉をなくしてしまいます。

5月3日のブログに記載したように素人の私でも、憲法は最も基本となる法律で簡単に変えられないようにするのが一番だと思っています

しかし今回の首相の発言。選挙のことしか考えていないのだと改めて感じました。憲法改正を今度の選挙の目玉にしようとしたのでしょうがおそらく意識調査などで憲法改正より経済で押し切った方が選挙が勝てると考え直したのでしょうか。 余りにも言葉が軽すぎます。

私は違う意見でも尊重したいと考えています。しかし根本的な部分でころころ変わる人は信用できないと思えるのです。

五輪誘致や憲法について一生懸命に取り組んでいる方にとって悪いことにならないことを祈っています。

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コメント

責任のある人たちは、自分の言葉の意味とか発したことによりどれだけの人々に影響を与えるのか、誤解をうむようなことはないか考えて発言します。無責任な人はその場の雰囲気で思ったことをそのまま言って誤解を受け誤ってばかりです。そのおかげで多くの人たちが傷ついても自分のせいとは考えないのですね。
トップに立つ人ほど人格者で責任感の強い人でないといけませんね。その一言で人生が変わってしまう人がたくさんになるのですから。

はるか様、コメントありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。組織やその部署で上に立つ人の言葉は重要だと思います。 子供の頃年下の子に気をつけながら遊んだり、学校で後輩の面倒を見たり、あるいは職場で後輩の指導した時など、その人の人格や人となりが試されるのだと思います。そしてその中で責任者になれば自分の発する言葉の重要性を学んでいくと思うのです。
子供の時からちやほやされ、言いたい放題でも通るような経験をして大人になった場合に、言葉の重要性に気づかないリーダーも増えてきたのかも知れません。

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