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2013年5月 8日 (水)

5月病について

今日のFMレキオでは5月の連休も終えましたので5月病についてお話をしました。

いわゆる5月病とは医学用語ではなく俗称で、決められた定義や概念は在りません。医学用語でいくと「アバシーシンドローム」(日本語に直すと無気力症候群となり・・・一種の適応障害の範疇にはいるかも知れません)が近いかも知れません。

5月病は元々、受験勉強を勝ち抜き希望を持って大学に入学した学生が新しい学校になじめず、ゴールデンウィーク明けから気持ちが落ち込む症状を示していました。学生だけではなく、新しい職場になじめない新入社員などにも同様な症状があり、仕事が本格的になる6月頃に起こりやすいといわれています。

 5月病は「うつ病」に似た症状がTh_501 出ますが、5月病はうつ病ではありません。新しい環境や生活に適応できずに、「何とかしなくては」と焦りと頑張りが空回りし、一時的に強いストレス状態に陥っていると考えられています。希望で胸一杯なはずなのに、新しい教室や職場、人間関係に馴染めない・・・この様なことは多くの方が経験することだと思います。 理想と現実のギャップが出てきて、精神的なストレスが重なり、食欲不振、睡眠障害、動悸、無気力や鬱症状など体や心に変調をきたします。

5月病は性格的に真面目で几帳面、完全主義、内気で孤立しやすい人がなりやすいといわれています。又、一方頑固で融通がききにくいといった面も見られます。本来そのような方は、悪い性格の持ち主ではなく、学校や職場でこれを乗り超えると素晴らしい人間に成長することも多いのだと思うのです。5月病になるようならほめてあげたいぐらいです。

予防としてはストレスや疲労を感じたら、ストレスをためないように自分にあった解消法を見つけることが重要です。趣味のスポーツや音楽を聴いたり、自分の好きなことをしたり、思い切ってのんびり休んでみたりすることも必要といわれています。一人で悩まず家族や友人、または専門医に相談(カウンセリング、精神療法など)してグチを聞いてもらいましょう。5月病の症状は怠けているわけではありませんので、周囲の人も「頑張りなさい」ではなくて「頑張りすぎたからここでひと休みするといいよ」を見守って欲しいと思います。

また、症状が進んで、不安、焦燥、うつ状態などが強い場合には、専門医(心療内科、精神科など)を受診してみましょう。一時的に抗うつ薬、抗不安薬を使うことも有効です。適量の薬で、はやく症状が改善することもあります。

現代社会でストレスのない場所は恐らくないと思います。 心や体の不調は、我慢しないで治すことを優先することが大切です。 疲れを感じたらしっかりと体を休める、ストレスを発散するために旅行、ゆったりとした時間を過ごすなど気分転換をはかる必要があります。

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コメント

こんばんは。
5月病ですかあ。。。私は年中5月病かも?
でも、そんな自分を楽しんでいます。
ようは、気の持ちようだと自分で言い聞かせていますが。

EOSのパパさん、コメントありがとうございます。
年中5月病? 私も思わず30年間五月病かもと周りには話していますbleah ストレスの多い社会ですのでまじめに生きようとするとこの様なことがおきやすくなるのだと思います。 EOSのパパさんも私もまじめに生きているんだと・・強引に納得していきましょう。 大変さも楽しめるような人材になりたいですねhappy01。 

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