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2013年5月 1日 (水)

中性脂肪について

今日のFMレキオは中性脂肪についてお話をしました。

 私は外科医ですので手術をして実感するのは脂肪の付き方の違いです。女性は皮下脂肪が多くても内臓脂肪が少なく手術は容易で、男性は内臓脂肪が多く手術は脂の中で腫瘍や血管などを処理しないといけませんので難しくなります。 内臓脂肪の多さは血液中の中性脂肪や悪玉のコレステロール値と関連があり、女性が男性より長生きできるのもうなずけます。

Photo 中性脂肪はかつては栄養を蓄える役目だけと考えられていましたが、増加した脂肪細胞からインシュリンの働きを弱める物質が分泌され、糖尿病が発生しやすくなり、動脈硬化を進める作用のある悪玉のコレステロールの値を増やす物質が分泌されます。 中性脂肪が増えると糖代謝が悪化し、コレステロールが増え、内臓脂肪も増え、さらには血圧も高くなる悪循環が出来てしまします。

 

以前は高血圧、高脂血症(高中性脂肪、高コレステロール)、糖尿病はそれぞれが違う原因と考えられそれぞれに治療を行っていたのですが、それらの根本的な原因に肥満があることが解るようになって、メタボリック症候群という概念が生まれたのです。

メタボリック症候群の指標に腹囲がありますが、男性が85Cm以上、女性の場合は90Cm以上を異常とします。男性が身長も高いのに逆差別じゃないかと怒る男性諸君もいます動脈硬化を進行させる内臓脂肪に関してはCTの検査などから、腹囲で比較すると男性の85Cmと女性の90Cmが同じ量であることが分かり、日本ではこの値を基準として採用されたのです(今後見直されるかも知れませんが
 
世の男性の皆様やはり女性には勝てません。無駄な抵抗はやめましょうcoldsweats01

2013年5月1日のFMレキオ「いきいきタイム」はここからご覧頂けますdownhttp://www.stickam.jp/video/181962464

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コメント

omoromachi様初めまして
イラストがとても可愛いですsun絵も上手くびっくりですgood
でも手術怖くないですか?
ブログの健康欄わかりやすく参考になります
風疹についてのブログを読んで私も抗体を調べました
私の場合抗体価は十分に在るとのことでした
ありがとうございましたpresent

miyamiyaさん初めまして。コメントありがとうございます。私は恐がりで血を見ると気絶してしまいます(冗談です)。
ホラー映画などで血をみても怖いよりも、助けるためにはどこを縫っていこうかとか、これは助からないなと思いながら映画を見てしまうためホラーにならないのは困ったものです。 
風疹の検査うけてくれたのですね。抗体値も十分だそうですので良かったですね。 なるべく分かりやすいように医療情報も発信したいと思います。 ありがとうございました。

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