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2013年5月29日 (水)

胃潰瘍の歴史:ヒポクラテスの偉大さ

先週と今日のFMレキオは胃や十二指腸潰瘍について話をしました。 最近よく耳にするピロリ菌ですが、潰瘍だけでなく胃癌に関わることも判ってきていて、今年から健康保険で胃炎に対してもピロリ菌の除菌が認められるようになっています。これに関してもいつかブログに書いてみたいと思っています。


今日は現代病といわれる胃潰瘍ですが、本当にそうなのか歴史を紐解いてみたいと思います(こんな大げさなことではありませんが・・)


胃潰瘍はストレスと関係があり現代病の一つとも言われていますが、潰瘍の歴史を調べてみますと、ずっと以前より人間は胃潰瘍と付き合っていたことが判ります。

消化性潰瘍については紀元前に活躍したヒポクラテスの記述が残っているそうです。


ヒポクラテスによる「黒吐病」について次のような文章があります。

「患者は黒色ブドウ酒のようなものを吐き、あるいは血色をおびたもの、イカ墨のようなものを吐くのである。・・・患者は食物をとること出来ない」と症状を記載し、牛乳を飲ませたり、安静にさせるなど治療法まで示されています。  黒吐病の記述が現在の病名の胃潰瘍だといわれています。


Flower_03 ヒポクラテス先生の偉大さは、健康と病気を科学的に観察し、医術を呪術からひき離したことにあります「病人は決して神の罰をうけた罪人ではない。罪人こそ一種の病人である」と教えていました。 紀元前の話です


 今では当たり前の事ですが当時はこのことを明言するにはかなりの勇気がいったはずです。

 なんたって、ヒポクラテスが活躍した時代は日本では縄文時代で、竪穴式住居に住んで貝塚や矢尻で狩猟などをしていた時代ですから、この潰瘍の記述はすごいですね。

 

 それを考えると、きっといつの時代でも生きてゆくためにはストレスがかかるのだと思えてきました。昔は良い時代だったと、年取ってくるとすぐに言ってしまうのですけれど、紀元前よりストレスは多くあったわけですから、昔は良かったなんて簡単には比較できないのかもしれません。 


私も皆様も上手にストレスとお付き合いしましょうhappy01


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医療 FMレキオ」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
FMレキオ拝見いたしました。
お話されている方はomoromachiさんですね。
素敵な先生ですね。
誠実で優しい先生に思えます。
沖縄の患者さんが羨ましく思えました。
私も以前十二指腸潰瘍経験者です。(完治済)
大昔からあったのですね。
大変興味深く聞き入りました。
「雨音はショパンの調べ」はCD持ってます。
楽しい放送をありがとうございます。

EOSのパパさん、おはようございます。人生ってわからないもので、滑舌の回らない私がラジオ番組を担当するとは考えてもみませんでした。FMですので音楽も放送となり30年ぶりぐらいにCDを買って聴くようになり、更にギターも始めるようになりました。
EOSのパパさんも潰瘍持ちだったのですね。1950年代に潰瘍の新たな治療薬が開発され、これまで多くの方が手術をしていた病気が殆どは内服で治療できるようになりました。更に新薬、そしてピロリ菌の除菌と治療が飛躍的に進歩しました。 
お褒め頂いて嬉しいです。またよろしければお聴き下さい。

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