今日沖縄は暖かくなりました。4月24日の「いきいきタイム」は「指のトラブル」について話しました。
指の病気といっても、けがなどの外傷やタイピングなど指の
使い過ぎによる腱鞘炎、リウマチなどの膠原病に伴う指の変形や痛みなど様々です。
どなたも経験はしたことのある外傷に「突き指」があります。
運動や、何気ない日常で、何かに指をぶつけた時に「いて〜、突き指した〜」と騒いだ経験をお持ちだと思います。
手や足の指の関節等が何らかの原因で損傷を負う「けが全般」のことを突き指といっていますが、中には骨折だったり靱帯の断裂だったりと重症もあり、それと診断された時点で、○○骨折、靱帯損傷・・と言う病名に置き換わってしまいます。
突き指をすることによって引き起こされる症状は、打った瞬間の痛みがあります。その後、患部が皮下充血・内出血して腫れる事があります。その場合はしばらく痛みが続きます。
これは捻挫(ねんざ)の状態になっているのですが、それより強い損傷では(剥離)骨折や脱臼、靭帯や腱の損傷といった場合があります。 痛みや腫れのひどい場合は、単なる突き指と侮らず、病院で的確な、診断・治療を行うことが重要となります。このまま放置していると、指が変形する事もあります。
今回覚えてほしいのは「突き指でやってはいけないことと応急処置」です。
①やってはいけないことは、「指を引っ張ったり」「痛いのに一生懸命動かしたり」しないことです。よく、部活の先輩や、親などから「突き指」したら引っ張られたりしたことないですかね。私はあります。昔は正しいと思っていました。
②突き指の応急処置は「冷やす」と「固定する」ことです。この2点は覚えて下さいね。
突き指の患部を冷やす事によって、血管が復旧・正常化する作用があり、また、神経感覚を鈍化させる作用がありますので、痛みや腫れ上がったりした症状を緩和する効果があります。
突き指は外因による急性の炎症ですので、野球のピッチャーが投球後に肩をアイシングしたのを見たことがあると思いますが、その要領で治療します。
手軽なアイシングとしては、ビニール袋に氷を入れて患部を冷やす方法があります。冷たすぎる場合には、タオルなどの上からアイシングをします。
痛みが強い場合や、腫れが強い場合は、我慢せずに、テーピングや、割り箸でも良いですので、動かさないように固定して、病院に行った方が良いでしょう。
スポーツなどの場合はいざ知らず、自室で誰も見ていないところで、机の角にぶつけた場合は思わず誰に怒りの矛先を向けたらいいのか分からずもう一度机を蹴りたくなってしまいますが・・・ここは大人として辛抱です(笑)
最近のコメント