さんしんの日に想う
今日は3月4日で、沖縄では語呂合わせで「さんしんの日」となって定着してきています(詳しくはhttp://www.34day.com/ )。
少しずつ沖縄文化が理解されるようになり、三線もローカルからオールジャパンで認知され、愛好家も増えてきていると聞いています。
私が学生だった頃、いわゆる日本の三味線をやっている方から沖縄出身だったら、蛇皮線(ジャミセン)を弾きますかと尋ねられたことがありました。弾いたことはないですが、実家の床の間に三(味)線は飾ってありましたと答えたんですね。 しかしその方はあれは三味線ではなくてジャミセンですよね?と念を押すのです。
でも私にとってはサンシンとかシャミセンと子供の頃から呼んでいたので、私も譲らず沖縄のサンシンがジャミセンと呼ぶならあなたの三味線は猫皮線ですねと・・・・・
こんなどうでもいいようなことを譲れない部分が私の根底には流れているのだろうと時々思うことがあります。
私の実家には三線が有ったのに眺めるだけで過ごしています(今はアコギにはまってしまっていて、サンシンにちょっぴり申し訳ない気がします)。 3月4日は私にとっては床の間にあった三線とともに自分の生まれ育った地域の文化を見つめ直す日にもなります。
色々な意味でグローバル化が進む中で、地方の文化が衰退し、更には日本の文化も衰退する方向に進むのかも知れません。それが良いのか悪いかどうかは分かりません。否定すのではなくてその中で、色々な物を吸収して新しい流れを創ればいいのではと考えています。 (↑三味線の写真:ウッキペアよりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E7%B7%9A)
三線を弾けない私が「さんしんの日」に想うことです。
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