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2013年2月27日 (水)

高血圧の単位

今日のFMレキオの番組は高血圧についてのお話をしました。

 

ところで血圧とはなんでしょうか?  人間が生きて行くためには心臓が絶え間なく、収縮と拡張を繰り返して全身に血液を送らなければなりません。心臓から送られた血液はまず動脈を通して全身に供給されて行きます。 血液は水みたいなものですから、遠くへ運ぶためには、水の圧力が必要になります。たとえば、庭の花や木にポンプを使って、散水する光景を思い浮かべてみて下さい。ホースの中の水の圧力がなければ、散水すること出来ないのと同じように、心臓をポンプにたとえると、動脈はそのホースの役目で、このホースの中の圧力のことを血圧と呼んでいます。血圧とは、心臓のポンプ作用によって血液が血管の壁に与える圧力のことになります。


 Photo 血圧の値・単位は心臓の収縮により血液が全身に押し出された時、上腕(二の腕)の動脈でどれぐらいの圧力があるかを、水銀(Hg)をおし上げる力で測ったものです。最近はデジタル血圧計を使用する機会が多いのですが、今でも病院でショポシュポと目盛りをみながら計っているのは水銀を使った水銀式血圧計です。 mmHg(ミリエイチジー)は圧力の単位です。つまり血圧が140mmHgならば水銀の柱を140mm=14cm押し上げる圧力があるということです。

 Hgは化学で習った化学物質の元素記号Hg(水銀)のことです。

水銀は水俣病の原因となった物質で、あまり良い印象は持てないのですが、非常に有用な物質です。 ではなぜ、 血圧を測るのに水銀の単位を用いたのでしょうか? 


 水銀は形を変え液体状で扱いやすいのと、Photo_3 ちょうど血圧を測るのによい高さになるからです。水銀は水の重さの13.6ありますので、水銀の140mmHgは水の圧力に直すと140mm×13.6(水銀の比重)=1904mmとなり水で血圧を測ろうとすると血圧計の高さは1m90cmあまりになってしまい、2メートル以上の血圧計を持ち運ばなければならないので、実用的でないのですね。それらのことから血圧の単位は水銀を持ち上げる単位となったのです。


 高血圧の原因や合併症等についてはいづれブログで追記していきたいと考えてます。 時間がある方は2013年2月27日のFMレキオ「いきいきタイム」をネットで聴くことが出来ます。ご試聴ください。down

http://www.stickam.jp/video/181861876

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