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2012年12月

2012年12月29日 (土)

平成24年よさようなら

平成24年も終わろうとしています。皆様にとってはどんな1年だったのでしょうか? 毎年世相を表す漢字が発表されます。今年は「」だったそうです(ちなみに一昨年は「暑」、昨年は「絆」となっています)。

ロンドン五輪の金メダルや山中伸弥さんのノーベル賞受賞Photo_4 などの金字塔が打ち立てられ、日本列島で金環日食が観測されたことなどが理由とされています。 

日本漢字能力検定協会なるものが今年の漢字を公募して1番多かった漢字を今年の漢字にしているそうで、平成12年にも「金」が選ばれているそうです。 このときもシドニーオリンピックの高橋尚子さんや谷亮子さんの金メダルや金さん銀さんで有名になった金さんが亡くなったことなどから選ばれたそうです。私はこれまで同じ漢字は選ばれないと思っていました。

金を「キン」と読んでいるのでなんとなく良いイメージがあるのですPhoto_5が、「金」を「カネ」と読んだら急に世知辛い言葉になってしまいます。Photo_2  また「金」をあえて 「キム」と読んだら、ミサイルを発射した方を連想してしまします。もっと悲しくなってしまいそうです。

今年も1年色々ありましたが、世界の終末も迎えず(マヤ暦の話です)無事新年を迎えられそうです。 今年も公私共々お世話になりました。

heart01皆様にとっても良い年を迎えられることをお祈り申し上げますheart01

2012年12月27日 (木)

ノロウイルス感染症

いよいよ2012年も残すところ僅かとなりました。まだ何もしていないのに焦ってしまいますcoldsweats021226日のFMレキオは今年最後の放送でしたので、ノロウイルス感染について話をしました(以下は要約です)。

 

今年はノロウイルス感染が急速に流行し、早くも集団感染で死亡者も出ています。

国立感染症研究所によると、ノロウイルス感染の患者数は10月中旬以降増え続けており、警戒を呼びかけています。

 一般的にウイルスは私達の免疫力で殺すか、体力の回復を待って対抗するしか手段はありません。同じ流行を繰り返すインフルエンザは予防接種もありますし、罹った場合も抗ウイルス薬があるのですが、現時点ではノロウイルスに対する予防接種もありません、抗ウイルス薬もありません。 

1_2  インフルエンザは流行病として捉えられますが、ノロウイルスは食中毒という側面もあるため、飲食店などの調理人の健康管理、手洗い業務、調理器具の消毒など対策について厚生労働省は注意を促しています。

 

毎年ノロウイルスの感染は12月にピークを迎え、ノロなどによる感染性胃腸炎が原因で、毎年千五百~2千人が亡くなっています。免疫力の弱い高齢者は重症化が目立ちます。

 

<ノロウイルスによる急性胃腸炎の特徴>

ノロウイルスは乳幼児から高齢者に至る広い年齢層で発症し、11月から3月の主に冬季に多発します。

多くの急性胃腸炎は下痢が多いのですが、ノロウイルスは下痢だけではなく嘔吐が多いのが特徴です。これはノロウイルスが比較的、口に近い十二指腸や空腸などの炎症も強く起こすため、嘔気・嘔吐が強く出ます。

下痢が主な症状であれば、便器周りの消毒や手洗いをすれば感染はある程度防げます。 しかし、嘔吐の場合、部屋中にウイルスがまき散らされ、適切に処理・消毒してもウイルスがベットや床・カーテンなどに残ってしまいます。 冬場の乾燥した室内で、ホコリと共に空気中に舞い上がり感染が広がっていくこともあります。トイレ周りや、手指からの感染ばかりでもなく、色々な経路から感染拡大が起こってしまいます。

困った事に、ノロウイルスはアルコールや消毒液に対する抵抗性が強く非常に厄介で図太いウイルスなのです。

勿論重症化する方も多いのですが、軽い食あたりのように23日で軽快する方も多く、元気になったと思っている方の便の中にはまだ12週間ウイルスがいて、健康と思っている人から次々と感染してしまう場合もあります。

非常に僅かなウイルスの量で感染してしまい、ノロウイルスの遺伝子型が多様で1度かかっても、違うタイプのノロウイルスに何度も感染することがあります。

 

①〜⑥の理由で、非常に感染力が強く多様な感染ルートを持つことより、最初の発症者より近くにいる家族や保育園、老人ホーム、病院などでしばしば集団感染を引き起こし、なかなか感染が終息しない状況となってしまいます。 医療者にとって非常に厄介なウイルスです。

 

<感染経路・症状>

・ノロウイルスの感染経路はほとんどが経口感染(口から体内に入り感染)で、ウイルスに汚染された貝類を、生あるいは十分に加熱しないで食べた場合に感染し、その人や二次的に汚染された食品を食べてた場合に伝染します。更に感染者を看病したり、患者の吐物、便などから直接感染するヒト‐ヒト間の感染を介して流行が広がり、保育園・小学校・病院や老人ホームなどで集団発生します。

潜伏期間(感染から発症までの時間)は24から48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。 通常、これらの症状が1から2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

<治療方法>

ワクチンや抗ウイルス薬はありません。対処療法が中心です。ウイルスそのものが非常に危険な訳ではありませんが、激しい嘔吐や下痢により急激に水分を失いますので、特に乳幼児や高齢者では脱水症状に気をつける必要があります。とくに老人や免疫力の低下した乳児では重症化して死亡することもありますので注意が必要です。

下痢止め薬は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しません

<1次・2次予防>

これが一番重要ですが、ブログでは長文になりますので、国立感染症研究所のホームページを参照して下さいdownhttp://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-a.html

ノロウイルスには通常のアルコール消毒は効果ありませんので、家庭では塩素系消毒液(ハイターなど)を薄めて使用します。

私も呪(ノロ)われたくな〜いです。

お時間のある方は2012年12月26日のFMレキオの放送をお聴きになって下さい。down

http://www.stickam.jp/video/181752717

2012年12月24日 (月)

賢者の贈り物

Img_0145 これまで殆ど本を読んだことのない私にとって、このクリスマス時期に思いだす本bookがあります。O・ヘンリーの「賢者の贈り物」presentという短編小説です。 私が読んでいるくらいですから、多くの方が読まれた本のひとつだと思います

 あらすじは、「貧しい夫妻が相手にクリスマスプレゼントを買うお金を工面しようとする物語です。妻のデラはとても美しい髪を持ち、夫のジムは先祖から受け継いだ金の懐中時計を持っていました。 デラは夫の懐中時計の鎖を買うために、自慢の髪をバッサリ切り落として売ってしまます。一方、夫のジムはデラが欲しがっていたベッコウの櫛を買うために、自慢の懐中時計を質に入れてしまいました。相手への最高の贈り物であったはずのものが、結局はそれぞれが必要としない愚かなプレゼントになってしまいました。 でも相手を想い・お互いにしてあげる最高の贈り物を捧げたのです」

毎年この時期に読み返すのですが、毎年途中から涙で先が読めなくなってしまいます。

高価なものより、愛情のこもったものが一生の宝物です。     Photo_6

何を年甲斐もなく、世の中お金よ、とみている方は、馬鹿なオヤジのささやきと思って御了承下さい。  

高価なものが好きな人のために、追記しておきます。デラの髪は「シバの女王」がうらやましがる程の、ジムの時計は「ソロモンの王」が欲しがるような立派な、と書いてあります。・・・・今の金額に換算すると莫大な金額、手に入らないような高価なものなのです。ですから小説のはじめには貧しい夫婦と書いてありますが、実はもの凄い資産家だったわけです。 世の中にはお金に換算すると凄い価値のものが沢山あるのでしょう、私達が気がつかないだけなのかも知れません。 価値がわからない私にとってはダイヤモンドはタダの炭素(元素記号C)としか映りません(笑)。

この短編物語の結末で、この一見愚かな行き違いは、最も賢明な行為であったと結ばれています。色々な解釈がなされると思います。

無宗教家の私も今日は少し心温かくありたいと思います。 しばらくすると正月用に、にわか仏教徒に変身してしまいます。

2012年12月23日 (日)

真っ赤なお鼻の・・

Photo_2 この季節になると、サンタやトナカイのイラストや写真を見る機会が増えます。 真っ赤なお鼻のトナカイさんのお鼻が赤い理由が新聞に載っていました。

オランダの研究者が「トナカイにおける鼻粘膜微小循環の調査」という論文を発表しています。 論文には「トナカイは重いそりとサンタクロースを乗せて飛ぶため肉体的負担がかかり、異常高熱になる可能性が出てきます。車のラジエータと似た仕組みで、鼻の先の毛細血管が発達させ、外気と接することで冷却し体温の上昇を防いでくれます。そのため鼻粘膜が充血 し、トナカイの鼻は真っ赤になってしまいました」と書いてありました。
 医学的にみると納得できます。私達ほ乳類は消費エネルギーの大半を体温維持に使います。活動することでカロリーをPhoto_3 燃焼し、体から熱が発生します。人間は暑くなると体表面の静脈を拡張(トナカイの鼻のようなものです)させ、汗をかくことで気化熱を利用して体温を下げます。

犬は毛に覆われ、汗による気化熱を利用できないため、暑い時はいつも舌を出してハアハアと熱を逃がしています。トナカイの鼻には微小血管が多いので、熱くなった体温を外気で冷やすために血流が多くなり、そのため赤くなったと想像ができます。

ここで、ふと思ったのですが、赤鼻のトナカイにしても、ピエロの赤い鼻にしても笑いものの対象となっています。どうしてなのでしょう? 機関車トーマスにもたしか「赤鼻のジェームス」が出てきています。

Photo_4 赤い鼻が滑稽の象徴となっていることに、医者としては酒叡(しゅさ)との関連を連想してしまいます。根拠のない話ですので、あまり信じないでください。

長年にわたるアルコールの多飲や慢性アルコール中毒(依存症)の方に、鼻の毛細血管が拡張して、鼻の頭が赤くなる 「酒叡」(しゅさ)という病態があります。酒焼けなどとも呼ばれているようです。

鼻の表面にある毛細血管が慢性的に拡張しているためです。アルコールによる酩酊状態となってふらふら状態となった酒叡(しゅさ)の方をみて、おかしいと思うようになり、「赤鼻=おかしな状態」となってしまったのかも・・・と想像してしまいました。 アルコールを多飲している方で、顔がにきび様だったり、酒叡(しゅさ)があったり、手のひらの部分が赤い:手掌紅斑(しゅしょうこうはん)の場合はアルコール性肝障害があるかも知れません。一度、医療機関hospitalを受診されて下さい・・なんか急にまじめになってしまいましたcoldsweats01

2012年12月21日 (金)

今週の生け花2012.12.19

Img_0153_2 今週も生け花が飾られていましたhappy01。いつもの2階の目立たない角に飾られています。

今週のは少し趣向が違うような気がしますpresent

伝統的な生け花ではなくて前衛的な感じです。

最初にみた印象は、何となく昔(今もそうかも知れませんが)、テレビtvでみかけたパリのファッションショーのオートクチュールの帽子を思い浮かべてしまいました。

あくまで、ファッションも花を知らない私の感覚的なものです(花を生けて貰った方怒らないで下さい)。

ところで、あのパリやミラノのファッションショーの服って本当に着けるためにつくっているのでしょうかね? オジさんには理解できません(オジさんでなかった若い頃の私にも理解不能でしたが・・)。  あのファッションは着て貰うためではなくて、衣装の可能性の発掘のためのデザインなのでしょうか?  レディー・ガガさんぐらいなら似合うかも知れませんが、一般の方が着て歩いたら可笑しいだろうと思ってしまいます(1歩・・イヤ3歩ぐらい退いてしまいそうです)。 皆さんはどう思われます?

・・・余計のなことを書いてしまいました、ご了承を!   今週の生け花でしたtulip

<花材>アンスリウム、スターチン、月桃の実、ハラン、紙、ワイヤー



2012年12月20日 (木)

やっと仕留めた

「やっと仕留めた」と書いたらなんのことかと思われたかもしれません。 

 先週末は沖縄は暖かくなったせいでしょうか、季節外れのが一匹紛れ込んできていたのです。本土の方では12月に蚊なんて考えられないでしょうが、さすがに沖縄でも珍しいことなのです。

 Photo この季節ですので今更、ベープマットを出すのもめんどくさいと無視していたのですが、相手は私のことをほっといてくれずangry、耳元であの甲高い「ブ〜ン」という音を響かせては逃げて行くのです。 どうにも頭に来て何度か手で叩き落とそうかとするのですが、またブ〜〜と逃げて行くのです。とうとうパソコンの手も緩め一極集中です。そしてとうとう仕留めましたscissors

 これで皆様も今日のタイトルがわかってくれたものと思います。 こんなバカなことに時間をかけなくて、香取でも出せば良いのにと思うのですが、ついムキになってしまうのです。余りに自分がばかばかしいので思わずブログに書いてしまいました。 皆様も何でここまでやらなくてもと思いつつやってしまうことってないでしょうか? 

清少納言枕草子の「にくきもの」に書いてある一節を214 思い出しました。
ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。羽風さへ、その身のほどにあるこそ、いとにくけれ」  <私訳:眠くなり、せっかく横になったのに、蚊の羽音ブ~ンとたてながら、顔の周りを飛びまわる。小さな体だけに、その羽音が憎らしく感じるのですよ> ・・・すご〜く納得します。

季節外れの蚊に、思わず清少納言を身近に感じてしまいました。もしも清少納言がブログを書いたらきっと面白いことを書くのだろうと思うのです。

2012年12月18日 (火)

星を眺める

Button_09_3 時々、思い出したように星を眺めることがあります。もう長い間夜は暗いものだということを忘れてしまっています。 そして都会の明かりに打ち消され、微かに光る星々。 本当はもっともっと輝いているはずなのに・・・

夜は暗く、満天の星々が主役となるはずなのです。私の子供の頃夜は暗く、外に出るには懐中電灯が必需品でした。今では停電の時にしか使わなくなりました。 

子供の頃、時々屋根の上に登り星を眺めるのが好きでした。星々を見ているだけで、星の名前もわからず、その名を知ろうとも思いませんでした。ただ眺めるだけで満足でした。

今見ているあの星の光は、ずっと以前の光でPhoto_2 もう今はその星は存在しないかもしれない、この巨大で無限の宇宙に自分と似た生物はいるのだろうか、いるとしたら自分と同じように彼も星を眺めているのだろうかと・・・・

いつ眠てもいいように毛布を持って屋上に登っていきます。

でも必ず、時間が来ると早く降りてきなさいと母の声。 また明日会いましょうと・・別れを告げるのです。

少し星と会話したくなってきました。皆様も時には星に願いを・・・・・・・無理な願いでなければきいてくれるはずですheart01。 それと短い単語の願い事をね。星はすぐに流れてしまいます。

2012年12月16日 (日)

サボテンの花

50歳を過ぎてギターの弾き語りを始めています。ひょんなことからFM局slateで医療番組を担当するようになったのですが、そこはFM局ですので、音楽を挟みながら番組を進行していくことになったのです。しかしながら30年以上音楽を聴いたことが殆どありませんでしたので、選曲も私の青春時代のフォークソングやニューミュージック(今や死語?)が中心となってしまいました。 

その後、アコースティックギターと出会いました(昔はこんな難しい呼び名ではなくてフォークギターと言ってたように記憶しています)。

特別場所もとりませんし、曲のテンポもキーの高さも自分に合わせて唄うことが可能です。 カラオケに行かなくても、自動伴奏付slateで夜中nightでも(もちろん小さく・小さ〜く24hours)、唄うことができるのです。

メッセージ性の強いフォークソングから始まり、拓郎や陽水、かぐや姫、ユーミン、オフコース、ふきのとう、浜田省吾、サザンと次第に曲風はちがって来ましたが、やはり当時の曲が心に残るのは自分の年のせいなのでしょうか?

それこそ40年近く前に父親が「青春時代に聴いた曲が自分の一生の曲だよ」と言っていたのを思い出しました。私も年を重ね確かにそうだな〜と実感するようになりました。

Photo 昔の曲しか知らない私が、以前(もう10年以上前ですが)カラオケに行ってチューリップの「サボテンの花」を歌った時に若い看護師さんがこの曲知ってると、一緒に歌ったのです。 とてもびっくりgawkしました。私はオリジナルの1975年の時代、彼女らは「ひとつ屋根の下」の主題歌として使われた1994年のリバイバル曲を聴いて覚えたのです。幅広い年齢層で知っている曲かも知れません。

この曲のギター弾き語りを動画にしましたので時間のある方は聴いて下さい。気分の悪くなった方coldsweats02は早めに病院を受診されて下さい。

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2012年12月14日 (金)

今週の生け花2012.12.12

Img_0147 今週は生け花クラブがあったようで、2階の秘密の場所(?)に生け花が飾られておりましたwink
この場所にお花が飾られる様になって、やはり
気になってしまいます。

少し遠回りになっても、こっそりとその横を通り過ぎながら、私の苦手な写メでパチリですcoldsweats01

<花材>
・ブナ
・アンスリュウム
・スットク
・千年木

2012年12月13日 (木)

肝臓病2(肝炎ウイルス)

 忘年会でついつい飲み過ぎになる季節ですので、今日は肝臓特に肝炎ウイルスについて説明したいと思います。肝臓の機能については以前のブログみて下さいねhttp://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-5dec.html eye

 

 <平成241212FMレキオでの放送内容の要約です>Img_0144

 お酒や薬物、ウイルスの感染により肝臓の細胞が破壊される肝炎には経過が短い急性肝炎と、最低6カ月は持続する慢性肝炎があります。特に、現在わが国では、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスの持続感染の状態にある人が多く、それぞれ100万人以上いると推定されています

 日本人では、肝臓病というとB型、C型、それにA型などの肝炎ウイルスによる肝炎、肝硬変、肝臓がんということが多いのですが、次第に日本人もアルコール消費量の増大とともに、アルコール性肝障害が増加しています。

 我が国のB型肝炎の感染経路としては、B型ウイルスを持ったお母さんから子供にうつる垂直感染と輸血が主な感染経路だったのですが、現在は輸血や垂直感染は殆どなくなりました。B型肝炎では感染者の510%が慢性化します。日本を含めた東アジアやアフリカではB型肝炎ウイルスによる慢性肝炎や肝硬変、肝臓癌が多く発症しています。

 予防法としてはB型肝炎ウイルスのワクチンを接種すると体の免疫防御が活性化され、多くの人では感染を予防出来ますが、完全ではありません。

 一方C型肝炎は1992年までの感染は少なくとも80%は輸血が原因で起きていました。しかし1992年以降はC型肝炎ウイルスを検出できるようになり、現在では輸血による感染はほとんどみられなくなりました。C型肝炎に感染した妊婦から新生児への感染もまれなのが、B型との違いです。C型肝炎で問題となるのが慢性化で、70%が慢性化してしまいます。感染者の20%は肝硬変を発症し、肝硬変から肝臓癌へと進行することが今問題となっています。

 Flower_07 現在、C型に関して有効なワクチンはなく、抗ウイルス薬が主な治療法で、新薬の開発により徐々に効果を上げています。C型肝炎と診断されたら、医療機関へ受診して、どうにかウイルス増殖の勢いを止める不活化や肝硬変への進行を遅らせる様な治療が必要となりますので、専門医と相談してください。日本における肝癌の80%はC肝炎からの進行により起こります。自然経過では感染・発症から30年ぐらいかけて肝癌になることが多いのです。肝炎ウイルスを沈静化させ、進行させないことで慢性肝炎から肝硬変、肝癌への進展を防ぐ方法となります。

 

現在B型肝炎、C型肝炎に効果の高い薬剤のインターフェロン療法やB型肝炎に対しての核酸アナログ製剤の治療は効果があることが分かっています。ただしこれらの薬品は値段が非常に高い薬なのですね。 そのため、この様な薬を使い肝炎の治療をうける場合に、医療費の助成を行っています。申請や診断書などが必要ですが、受診時に自己負担額(保険診療分)が軽減されます。

 詳しいことは県の保健所や病院hospitalでお尋ねになって下さい。

お時間のある方は、平成24年12月12日FMレキオの放送内容をインターネットで聴くことが出来ます。down

http://www.stickam.jp/video/181730129

2012年12月10日 (月)

私達の選択

政治が混迷して、

何が焦点で何を優先的に行なおうとしているのかPhoto まったく先が読めない状況となっています。 

先日までは違うことを言っていたのに、今日はあたかもそれが正論だったように話を上手くごまかしているように見えてしまう(反省も自己矛盾も語らないまま・・)。 勇ましい言葉を並べると、いかにも力強いリーダーなのだと思わせる。

どんなにカッコ良いことをいっていても、行動が伴っていなければ、その人の中身・品位はいずれ見抜かれてしまいます。 

人間の感性は本質を見極めようとするのです。 

ただ、その感性が一時的に麻痺し、短絡的な言葉に熱狂してしまうと、残るのは対決しかなくなり、人間の残忍さだけが前面に表れ、人々や社会を追い詰めてしまうかも知れません。

ロダンの「考える人」を見る時、筋骨隆々とした若者が棍棒を持つのではなく、体を捻って、悩み・考え抜いて、もがいているように感じてしまいます。

パリのロダン美術館でこの像を見た時は、やはり脚の先まで緊張してこわばった姿勢、どの視点からも、一点の気のゆるみもない姿だったことを思い出します。体を捻り、右の肘をあえて左の大腿部の置く、この窮屈な姿が悩みを語っているのかも知れません。

この姿勢で考えると腰痛になりそうですが、今回は私も少し悩んで、選挙の投票をしようかと考えています。

2012年12月 8日 (土)

ウエディング・ソング

2〜3年前に初めてこの曲を聴きました。職場の結婚式の会場hotelでこの曲が流れていて、なんていい曲なんだと〜noteと思いました。 その後インターネットで調べたら、斉藤和義さんの「ウエディングソング」という曲でした。
 2007年1月の発売だそうですので5年近く前の曲で、CMソングにも使われたそうで、既に有名な曲だったのかも知れません。私は殆どテレビや音楽を聴くこともなかったので気づきませんでした。 
 斉藤和義さんは沢山のファンがいらっしゃると思いますが、「歌うたいのバラッド」という名曲もあります。子供番組のポンキッキーズで使われた「歩いて帰ろう」runも彼の曲ですし、最近ではこれもまだ見たことはないのですが、家政婦のミタtvのテーマソングとして「やさしくなりたい」も彼が歌っています。

 ウエディング・ソングの歌詞はコピーライターで作詞家の一倉宏(いちくらひろし)さんが提供しているそうですが、とても言葉つがいの上手い方だと感心しました。 1番の歌詞では「そのひと選んだ人生がいまはじまる」でしたが2番の歌詞では「そのひと選んだ人生がいまはじまる」となっているのです。 たった一文字「を」「と」の違いですが、二人の絆がより深くなって行く気が致します。

練習のつもりで、私のギター弾き語りをつくってみました。よろしければ聴いて下さい。down
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2012年12月 7日 (金)

今週の生け花2012.12.6

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今週は生け花クラブがありましたので、昨日撮った写真をUpしたいと思います。

2階の目立たない場所に飾ってありますが、外来や病棟、内視鏡の行き帰りに、この花に気づくとホッとします。

飾ってある、生け花の名前はわかりせ、分かる方がいたら教えて下さい。

これまでは野山が好きで、自然の中で咲いている花が愛しく、一番美しいものだと思っていました。 

私も少し歳をとったせいでしょうか、少しずつ人の手でアレンジされた花を見るようになるにつれ、生けられた花々が全体としてひとつの自然美を映し出しているようで、次第に好きになってきています。

ものに対する感じ方が年齢と共に変わってきたのかも知れません。 歳を重ねることは一概に悪いことでもなさそうです。

2012年12月 6日 (木)

肝臓とお酒。

平成24年12月5日FMレキオ放送内容の要約です。

Dsc00401 私にとっては12月は落ち着かない季節なのですが、皆様はどうなのでしょうか? これから忘年会が続き、食べ過ぎ飲み過ぎに注意が必要です。

忘年会も若い人にとっては憂さ晴らしと、二次会に流れ、二日酔いが心配かもしれません。 少しお歳を召してくると、「忘年会行ってみれば老人会」と自分だけ若いつもりでいても、周りからみると五十歩百歩だったりするわけですsweat01。 年齢と共に忘年会の話題も、恋人から、子供や仕事について変わっていき、ついには健康談話へと移っていくのかも知れません。

 

年末ジャンボも発売され、忘年会の飲み過ぎにかけて「当たったら、肝臓も弱る宝くじ」とつい1句読んでしまいましたが・・忘年会→飲み過ぎ→肝機能障害eyeとなることもありますので、この時期注意が必要です。

肝臓の位置は、お腹の右上、主に右の肋骨の下に収まっています。見た目は人間の肝臓も、スーパーで売れている豚や牛などレバーと殆ど同じです。 

肝臓の機能をまとめると、次の4項目の働きに分けることが出来ます。 

①消化管で吸収された栄養を体内で活用できる形に分解・合成。

②有害な物質の解毒作用(アンモニア・薬物・毒素など)。

③消化機能を補助する胆汁の産生。

④女性ホルモンを分解作用。

 

続いて、特にこの時期・気になる「お酒と肝臓」について。

 日本人では、肝臓病というと、C型、B型などの肝炎ウイルスによる肝炎、肝硬変、肝臓がんが多いのですが、日本人のアルコール消費量の増大とともに、アルコール性肝障害が増えています

 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、肝障害が余程ひどくならないと、症状がでないのです。健診などで肝機能障害、脂肪肝を指摘された場合はしっかりと検査を受けて下さいねhospital

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<アルコールの体内での代謝>アルコールは胃と小腸から吸収されて肝臓へと運ばれ、アセトアルデヒドへ分解され、さらにアセテートへと分解、代謝され、最後は炭酸ガス(息として)と水(オシッコ)になって排出されます。

・アルコールの分解能には個人差も人種差もあり、「日本人は欧米人に比べてアルコールに弱い人が多い」のです。日本人ではアルコールを分解、代謝する酵素の能力が高い遺伝子を持つ人が6割、低い人が3割、分解能力がない完全な「下戸(げこ)」が1割だといわれています。

 

アルコールの強さは遺伝で決まっていますので、鍛えて飲めるのでありません 
分解能力の低い人が無理して飲む場合は注意が必要です。 このような人はアルコールの中間代謝産物で毒性の強いアセトアルデヒドが長い時間血液中を巡回することになりますので、その結果、頭が痛くなったり、吐いたり、“悪酔い”が長時間持続します。 宴会などで“一気飲み”して、急性アルコール中毒で急死するのもこうした人に多いのです。 

また、もともと酒が飲めない体質なのに、“鍛えて”飲めるようになっても、喜べるわけではありません。 なぜなら直接アルコールを代謝、分解する酵素が増えたわけではなく、肝臓の別の酵素が代役を務めるようになっただけのことなのですね。 実際には、アルコールの弱い人が、頑張ってお酒を飲めるようになっても、肝臓に負担がかかり、代謝能力が良い人に比べて、アルコールによる脂肪肝、肝線維症、肝炎、肝硬変へと進行する率が高いのです。 


 

酒は心身をリラックスさせてくれますが依存や肝障害などの原因ともなります。

お酒は楽しく、ゆっくりとマイペースで飲んでいきましょうok

詳しくはFMレキオの放送をインターネットで聴けますのでお時間のある方は

こちらをクリックdownhttp://www.stickam.jp/video/181718809 して下さい。

2012年12月 4日 (火)

ソフィアの日曜花市

もう、20年以上前のことです。東欧諸国を旅行したことがありました。当時、ソビエト連邦が崩壊の前後で、その支配下の国々も経済的に疲弊していました。
特にブルガリアは私の訪れた昔の呼び名の東欧諸国の中でも、特に貧しい印象を受けた国でした。 ソフィアのホテルで荷物を置き、治安は良いと聞いていましたので、一人で少し散歩をしたのです。 

Photo_3

そのホテルは ブルガリアの首都であるソフィアのメインストリートに面していました。道幅はたしかに広いのですが、殆ど街灯もなく、人通りも疎らでした。少しも一国の首都にいるような感じはしませんでした。 泊まったホテルは規模は大きかったのですが、やはり、ソビエトからの石油が制限されていたせいでしょうか、ホテルの中も薄暗く、食事も質素でした。(写真は20年前のソフィアの街です)  

薄暗い電球の下で読んだガイドの本に、日曜日にはホテルの近くの公園で朝市があると書いてありましたの、早々に寝て、朝早くその朝市に出かけたのです。

そこでは、朝市の両サイドに、近郊から持ってきた花々がいっぱいに飾られ、これを買い求めている人々が沢山いたのです。Bulgaria  

こんな質素な生活の中で、なぜこんなに多くの花が売れているのかと、衝撃を受けたのです。 パンを買うのもやっとの生活のなかで、人々の家々に花が飾られているのです。 文化の違いを実感しました。 

こじつけかも知れませんがソフィアはギリシャ語の「智恵、知識」の意味があり、フィロソフィーは智恵(ソフィア)を愛する(フィロ)ことから哲学(フィロソフィー)の語源になったといわれます。 ソフィアの方々は、体制の厳しい中でGNP以上に豊かな生活を営んでいたのかも知れません。もう随分前の話です。

2012年12月 2日 (日)

病棟の花:クリスマスバージョン

Img_0140
このブログでも最初に紹介した、病棟の造花(アートフラワーというのでしょうか?)がクリスマスバージョンにアップしてくれていました。
 新しい花に替えて頂いた方、本当にありがとうございます。

 何時ものように朝・夕の回診で病棟を歩いていた時、病棟の角を曲がると あれあれ・・・またバックして見直すと昨日と違う花が飾られていました。

そうですよね〜もう12月ですものね。1年ってなんて早いのでしょう。

病院の入院中の方にとっては12月だとしてもうきうきした気分にはなれないとは思います。それでも、この様に気を遣って、花を替えてくれた方がいてくれて本当に有り難いです。
 一瞬でも心が和んで頂けたら嬉しいですし、お花を飾ってくれた方に感謝致します。 

2012年12月 1日 (土)

オスプレイ・外出禁止令

あまり政治的なことは書きたくないのですが、

Photo 何か違うのではないかと思ってしまいます。

オスプレイで沖縄・日本が揺れていた。

あえて、いたと過去形で書いてしまった(本当はないも解決してないのですが)。

普天間飛行場の反対論者は安易な方向に走ってしまったのではと思っています。

普天間飛行場が住民の生命財産・健康を脅しているのが問題なはずなのに、いつの間にか世界で一番危険な飛行場という論争が、オスプレイという飛行機の単なる危険性にすり替えられてしまっている気がします

そんな安易な論争を行うのであれば「どんなに騒音が邪魔になっても・・いまより安全な飛行機」が就航すれば、よりましな選択となってしまいます。最大限の努力をしたと日米政府関係者が発表するかもしれません。

外出禁止令も同じ発想です。どこの国の人でもいい人もいれば悪い人もいるのです。 事件・事故が多発しているので夜間外出禁止令を出して、その場を取り繕うとしています。 同じ人間を同じ立場で事件事故を処理出来ない、日米の地位協定が問題なのに、まずこれを解決することが第一歩と思うのですが・・・。軍属であっても普通の米国人に対しては逆に人権侵害ではないのでしょうか?

私の発想がおかしのか、最近の動きにはどうも違和感が残ってしまうのです。

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