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2012年11月29日 (木)

ヘルニアについて

こんにちは、昨日FMレキオで放送したヘルニアについてのまとめです。

「ヘルニア」って 聞いたことがありますか? 恐らくよく聞く病名と思います。 ヘルニアと言っただけでは、人によって、全く違う病態を考えてしまうだろうと、私は想像しています。

色々な名前のヘルニアがありますので、まず「ヘルニア」という言葉の定義を述べてみます。

 ヘルニアとは臓器またはある組織が、元々あった場所から、直接その横から飛び出すことを言います。 ですから、実際に・・○○ヘルニアなど沢山の病名が存在します。 それを区別するため、飛び出した臓器や場所を頭につけて「○○ヘルニア」という病名にして区別している訳なんです。 

 たとえば足の付け根のところは医学用語では、鼠径部といいますので、その場所にお腹の腸などが飛び出すことを鼠径ヘルニアと言っています(俗に言う脱腸です)。

 腰椎には椎間板という腰の骨と骨の間のクッションの役割をする組織があり、それが重いものを持ったときなどに飛び出してしまい、神経を圧迫して痛みを生じる場合があります。 

mobaqではこの場合は 何ヘルニアと言うのでしょう?。・・・・A:そうです。「腰椎椎間板ヘルニア」といいますね。 急に医学用語を使いこなせた気になりませんでしたか?(*^m^) 

外科の日常診療で一番遭遇するヘルニアは鼠径ヘルニアです、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。

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 脱腸と俗に言われている鼠径(そけい)ヘルニアは子供の病気と思われていますが、実際は子供よりも成人に多く、その発症のメカニズムも治療・手術方法も子供と大人の場合では異なってきます。

鼠径ヘルニアの症状は? 

 初期のころは、立ったり、お腹に力を入れた時(子供の場合は泣いた時など)、鼠径部の皮膚の下に腹膜や腸の一部などが出てきて柔らかい腫れができますが、普通は指で押さえると引っ込みます。

 また 鼠径部に何か出てくる感じがしてきますが、それはお腹の中から腸がはみ出てくるために起きる症状です。その為に腸が脱出すると言うことで、「脱腸」と呼ばれるようになったのですが、必ずしも飛び出してくるのは腸だけでなく、お腹の大網や腸の脂肪部分だったり、女性だったら卵巣だったりと様々です。

 小児期の一時期を除いて、自然に治ることはなく、手術が必要となります。

 いつもは出たり引っ込んだりするのに、この腫れが急に硬くなったり、押さえても引っ込まなくなると、お腹が痛くなったり吐いたりします。この状態になってしまうと、飛び出した腸が次第に腫れて、更に引っ込まなくなります。 次第に入り込んだ部分の腸の血液が流れなくなり腸が腐ってきます。この様な状態で56時間で急いで手術dashhospitalをしなければなりません。放っておくと、お腹を開けて、腐った腸を切除しつなぎ直さなければならなくなり、場合によっては命にかかわることになります。 ヘルニアと診断されたら手術のご検討を・・

お時間がある方は
この番組をインターネットで視聴出来ますdownhttp://www.stickam.jp/video/181706736

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