院内研究発表会
今日は院内研究発表会があります。11演題の発表が組まれています。各部署が1年かけてテーマを決めて、発表質疑応答があり、それぞれの部署でどのようなことを行っているか他の部署や職種の考えが改めて判る最高の機会となります。
私が15年前にこの病院に来た時、通常の勉強会ましてや病院全体で取り組む院内研究発表などもう何年も開かれていない状態でした。
医療の世界は日進月歩の進歩を続けています。昔良い医療でも直ぐに時代遅れになります。日々勉強を続けて行かなければ、患者さんのニーズに応えることが出来ません。
当時、看護部長と協力して、毎週勉強会を行うことを決心しました。私も若かったのでしょう。診療・手術を終えて、家に帰り毎日のように1〜2時まで勉強会の資料づくりを行っていました。
当時は同僚からも、「勉強会なんてどうせ続かないよ」と言われたことを思い出します。
それでも「一人でも参加者がいれば」続けようと行って来ました。毎週3年間続けて、平均で25名程度の職員が参加してくれました。 その年に全部署で発表する院内研究発表会を開くことにしましたが、はじめは皆慣れず大変だったと思います。毎年レベルが上がっているのを実感します。
最初は、手書きの発表内容が殆どで、次第にワープロ、プロジェクターに映すようになり、今では、普通にパソコンでパワーポイントなどを使用し、動画のよる解説もあり、確実な進歩を感じています。
病院は「接遇と勉強」が車の両輪と同じと繰り返し訴えてきたことが、今では当たり前になりつつあります。最初は、手取り足取りの発表会でしたが、今では院内研究発表委員会から、「出席宜しく」とのことで全く関与することは無くなりました。ただ楽しく、皆の発表を聴くだけになりました。14時から始まります。楽しみで〜す。
これからも「自分達の不勉強は患者さんの不利益だと」ずっと考えていければと思います。
若い人の発表を聴くと、年取って禿げてきたけど、ガンバロウって思いますね。
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