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2018年7月20日 (金)

今週の生け花(平成30年7月第3週)

7月も3週になりました。7月に入り3個目の台風が接近しています。Th_img_1249 地球規模の気象変動のせいでしょうか、気候の変動が予測できなくなっています。最近は沖縄近くで熱帯低気圧から台風に変わることもあり、あっという間に台風が接近することも多くなっている気がします。 
 
さて今週も生け花クラブの皆様が2階のスペースに花をいけてくれています。外の天気とは違いここには落ち着いた空気が流れています。    
 

今週の生け花はスッキリとしたイメージを持ちます。高温多湿の日本の夏ではなくカラッと乾燥した風が吹いています。                                          

Th_3073 真っ赤な花器が印象的です。花器の上部は取っ手がついた様な箇所が斬新です。
今週の生け花は6種類の植物を使用されていますが、ゴチャゴチャせずにスッキリとしています。上手く葉を落としたりすることで空間が出来たための工夫がなされています。        
今週の生け花の花材はそれぞれが特色のある花・実・葉で構成されていますが、それでも全体としてはスッキリしています。
生け花クラブの皆様方のセンスには脱帽です。
<花材:ブルーベリー、ヒマワリ、ピンクッション、チューベローズ、サンダーソニア、大谷わたり>

2018年7月15日 (日)

世界を夢みて 87: アルファンブラ宮殿の中心

8世紀頃よりスペインを征服して来たイスラム教国も次第に、キリスト教徒の国土回復運動によって最南端に追いつめられてゆきます。 13世紀、イベリア半島に残る最後のイスラム教国となったのが、半島最南部のグラナダ王国でした。 アルハンブラ宮殿は、この王国を興したナスル朝が、1238年から1391年に完成させた宮殿で、イスラム建築の最高傑作として評価されています。

Th_dsc00144 アルハンブラとはスペイン語で「赤い城」ということのようで、赤い血をイメージする戦闘用の城ではないとこの建築を観ると感じられます。壁が赤いとか建築の時昼夜を問わず進めたために灯りのおかけで赤く見えたからなど諸説あるようです。

当時イスラム教徒は追い詰められたことは当然分かっていたはずですし、戦闘の準備ならこの様な装飾豊かな内装を必要としていなかったと思うのです。 この繊細で美しい城の内部はスペインを征服したイスラム王朝が最後に自分達の文化や芸術、建築の素晴らしさをスペインのキリスト教徒のみならずヨーロッパの人々に見せつける為に造ったのではないかと想像さえするのです。

その繊細な内部を見学するにつけ、最後のイスラムの王様は自分達の文化や美しい城を後世に残そうとしたのではないかと考えるのです。だからこそキリスト教軍に包囲された後、戦闘に及ばず無血開城を決心した思うし、明け渡されたキリスト教徒もこの城の美しさを眺めて破壊してはいけないと考えたのではないかと想いを馳せるのです。

アルハンブラ宮殿の中心ナスル宮に入るのは入場時間が指定されていますので、私達は先にヘネラリーフェ離宮を観てから谷をまたぎ、バルタル庭園の中を進み王宮へと向かいました。イスラムの世界らしく、外観はとても質素に出来ています。外壁も茶色の無味乾燥した形です。ところが中に入ると様子は一変します。

王宮に入ると見所満載です。

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先ずは有名な、王宮の南側の「天人花の中庭」からカマーレスの塔が水面に映り出され本当に綺麗です。左右対称のイスラム建築で、コマーレスの塔のアーチが美しいです。このアーチひとつひとつに素晴らしいアラベスク模様の彫刻が柱全体を覆い尽くしています。

Th_dsc00228中に入ると有名な「ライオンの間」があります。ライオンの間のは124本の列柱が整然と並んでいます。入り口から観るライオンの間も素敵です。下部の部分の柱はスッキリしていますが上部のアーチの部分は緻密で繊細な漆喰細工が施されています。森をイメージした作りとなっています。

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ここから直ぐに、これもアルハンブラ宮殿で有名な「ライオンの中庭」があります。ここから先は王のハーレムで当時は王様以外の男性は入れない場所でした。

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ハーレムにいた女性達の場所だった為でしょうか、このライオンたちの顔がみな優しいのです。 12頭のライオンが1時間おきに1頭ずつが水を出して時間を知らせる水時計として設計されていたそうです。

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ライオンの間の北側奥には二姉妹の間があります。床の敷石に使われた2枚の大きな大理石からこの名前がついたとされますが、圧巻は天井に施されたモカベラという鍾乳石が無数に垂れ下がっているような細かな装飾の円天井です。まるでレースのような緻密な美しさがあります。かつてはハーレムの女性達と王だけが観ることが出来た空間です。

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細部にまで細かな装飾がなされています。拡大して並べてみました。細かすぎて眼がクラクラしそうになります。この天井は7種類のムカルナス(飾りを模った部品)をなんと5000個も組み合わせて造られているそうです。Th_dsc00298

二姉妹の間の奥にもリンダラハの望楼があります。普通では見えないのですが、奥を覗き込むようにすると、天井部分にアルハンブラとしては珍しい、ステンドグラスがあります。イスラム様式の模様が色鮮やかに描かれています。 この広いアルハンブラは至るとことにイスラムの美が隠されていて、一瞬でも気が抜けませんhappy01

Th_dsc00189 今度は「大使の間」の天井です。これは無数の寄木細工を組み合わせて造っています。下から見上げると満点の星空のようです。かつての砂漠の民が見上げた星空だったのかも知れません。部屋の側面のアラベスク模様の彫刻も繊細で、上部の窓も本当に細かい彫刻が施されています。

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タイルの装飾や天井、その他あまりにも、イスラム彫刻の凄いのがありすぎて、ここまで来るとありがたみも分からなくなるほどですcoldsweats02。 何とも贅沢な空間なのだろうかと改めて思います。

国土回復運動によりイスラム支配下であったイベリア半島も、この王朝を残すのみとなりました。最後のナスル王朝の国王も、最後のイスラムの高度の文化をここに残したくて、これ程の宮殿を築いたのでしょうか? イスラム建築の最高傑作として後世に残された人類の宝物は繁栄と衰退、哀愁を漂わせたアルハンブラ宮殿でした。

Th_dsc00130Th_dsc00133_2 アルハンブラの中心にある中で異質な建物があります。壁も直線的で門構えも全くイスラム的ではありません。そこが「カルロス5世宮殿」です。それもそのはずで16世紀になってキリスト教とのカルロス5世がイスラム建築に負けない宮殿づくりを命じて造られたイタリア・ルネサンス様式の宮殿で建設途中で王が亡くなったため未完のままになったとのこと。規模を小さくしたようなコロッセオをイメージしたかのような作りとなっています。私的にはこれが出来たということはこれまであったアルハンブラのイスラム建築を壊して造ったとのではないかと気になってしまう異質な空間でした。

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最後は「貴婦人の塔」に向かう回廊から、世界遺産に同時に登録されているアルバイシン地区の街並みが綺麗に見えました。今回の旅行では観ることが出来ませんでしたが、2回目の旅行時は街を散策出来、ここもまたイスラムの香りが漂う街並みでした。

2018年7月13日 (金)

今週の生け花(平成30年7月第2週)

7月に入り、西日本豪雨により多数の人的、物的被害がでました。これ程沢山の方が犠牲になることを想像出来ませんでした。Th_img_1200
私の様に沖縄に住んでいると台風での風のことが気になり、雨の被害についてはあまり考えたことがありませんでした。 しかしながら東日本大震災の時に水の破壊力の凄まじいさを認識していたはずです。 地震よりも津波が、台風よりも豪雨の方が破壊力があることを再認識させられた1週間でした。 改めて被災された皆様方にお悔やみ、お見舞い申し上げます。                                                 
今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもスペースにも生け花を飾ってくれていました。
今週の生け花は全体的にしっとりと柔らかな印象を与えてくれています。                          
茶色で上品な舟形の花器が落ち着いた印象を与えるのでしょうか? 大柄のピンクの鶏頭(ケイトウ)で、横から見ると刷毛の様にもみえます。 この様な形のケイトウは余り見たことがありませんでした。                                             
Th_3072 大きめな葉は姫水木です。春に花を楽しみ、この季節は新緑を伴い葉材としても重宝されています。 子供の頃私の周りには「水木」はなくて、最近になって、一青窈さんの「ハナミズキ」でその花の存在を知りました。 
何を隠そう、「水木」という言葉をみた時に、「すい・もく」と曜日と勘違いして恥ずかしい思いをしたことがありましたweep・・・皆様も間違えずに「すいもく」ではなく「ミズキ」と読んで下さいねcoldsweats02          
大柄な水木とケイトウの隙間から、可愛らしい黄色のオンシジュームと赤いスプレーバラが顔を覗かしています。この部分を見ているだけで優しい気分になってしまいます。          
これから長く暑い夏が訪れます。熱中症に注意しながらお過ごし下さい。
<花材:姫水木、鶏頭、オンシジューム、スプレーバラ>

2018年7月11日 (水)

皮膚の経年変化と光老化

FM放送では日光が与える人体への影響について話をしました。
ブログでは「光老化」について記載したいと思います。私自身は外科医ですので皮膚に関しては専門外ですので、間違っていてもご了承下さいcoldsweats01                         
アンチエイジングというのがもてはやされていますが、Th_818e8b5b8e4fbf3318c273df71c4f089 私自身はあまり好きな言葉ではありませんので使うことはありません。人は皆老いるのですから、老いることに対抗しようとは思っていませんし、いずれ皆死に至る訳です。 ただ無駄なことはせずによりよく過ごすことには気を遣うべきだと考えるのです。                                      
一般的に年齢と共に変化する皮膚の状態の自然経過では、先ずは
①シワ(皺)を上げる人が多いと思います。これは皮膚の下の繊維の加齢的な変化で、皮下の直下の繊維が少なくなり皮下深部の繊維は荒くなることより、スムーズにお互いが結合しなくなる結果しわが出来てしまいます。           
②年と共に皮膚が薄くなります。更に皮下脂肪も減少し、弾力性にも欠けて来ます。ですから皮膚が薄くなって、少しの力でも皮膚が剥がれやすくなってしまいます。また弾力がなくなり緊張力がなくなるため、たるみ(弛み)も出現します。                          
③加齢と共に皮膚の光沢が少なくなり、色も黄色調となります。皮脂腺などの分泌も低下しますので、乾燥肌になってきます。 よく若い時に多汗症と言われた方も年齢と共に乾燥傾向に傾きます。 乾燥は体幹、四肢で目立ちますし、特に下腿の前面に起きやすく、痒みを伴うこともしばしばです。                                              
この様な生理的な老人性変化は避けることが出来ませんが、その進み方は個人差があり、遺伝的な因子や日光の照射量にも影響を受けると言われています。                
折角ですので、日光の照射による「光老化」について少し記載します。光老化とは主に紫外線による皮膚への影響で起こる変化で、自然の皮膚の老化と区別して用いられています。
そのことは良く分かるのは、長年、太陽光線を浴びて来た顔や首、前腕などと比べて、太陽光線の当たらない、臀部や太ももの内側などは年取ってもあまり皺や弛みが少ないはずです。                                                        
Th_343725 紫外線を浴びると、私達の皮膚は防御反応として皮膚が厚くなり色が濃く変化します。皮下組織の弾力を保つ繊維も柔らかを失うことでシワやシミ、皮膚のざらつきなどが目立って来ます。このことを光老化と表現しています。                                 
若い頃から無駄に(coldsweats02)紫外線を浴びることなく、乾燥を防ぐために保湿などを考えておく必要があるかも知れませんね。                                         
まあ私的には田舎のばあちゃん達のしわしわ顔も好きなのですがね! それだけの年齢を歩んで来たいい表情を見せてくれていますhappy01

2018年7月 8日 (日)

世界を夢見て 86: アルファンブラ宮殿:ヘネラリーフェ離宮

アルファンブラ宮殿といえばおそらく多くの方がご存じと思われる有名な世界遺産です。
名前が宮殿とついているので、1つのお城と勘違いしてしまいますが、その敷地内に沢山の王宮や城塞、庭園などを有する街と捉えて方が分かりやすいと思います。それはそれは広いのです。

Th__2 アルハンブラ宮殿の正式な世界遺産登録名は「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区」となっていますので、その名前からして規模の大きさが分かるのかも知れません。
中心はナスル朝宮殿(これが一般的なアルハンブラ宮殿に相当?)と隣接するバルタル宮があり、チノス坂を挟んで東側の小高い丘(太陽の丘)に夏の離宮のヘネラリーフェが美しい庭とともに存在します。それ以外にも沢山あります。 またアルバイシン地区は、北側の宮殿を一望する丘の斜面に広がる住宅地を占めています。 ようするにこれらがまとめて世界遺産に登録されているので非常に広い範囲全体が世界遺産なのです。

まあアルバイシン地区はアルファンブラ宮殿の散策範囲ではありませんが、夏などにこのアルファンブラ宮殿を散策する際は、散策するのに時間を要しますので、暑さ対策として帽子や水などをしっかり持ち歩く必要があると思います。

Th_dsc09982_2 駐車場を下りると直ぐにアルハンブラへの入り口が見えます。ゲートの左横から階段を降りた所にトイレがありますので、入る前に済ませて置きます。アルファンブラ宮殿の入場に関しては、時間と人数に制限を設けています。            煩雑期には直ぐにいってもチケットが取れないこともありますので注意が必要です。またナスル宮殿への入館時間が決まっていますので、この時間に入らないと入れて貰えないようです。 またリュックサックや大きな手荷物、ベビーカーなどはロッカーに預ける必要がありますので、余計なものは車などに置いて入るのがいいと思います。 また午前・午後・夜間の入場に関しても写真撮影はいいのですが、三脚やフラッシュは禁止です。

私達はナサル宮殿までの入館時間までに時間がありましたので、ヘラネリーフェ離宮を先に見ることになりました。

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入ると少し広々としたバルタルの中庭があります。そこのヒエロ門を通ると、綺麗に裁断された糸杉が並んでいる細い通りを奥へと進んで行きます

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この糸杉は1年に1回選定されるそうで、時間が経つと周りから葉が伸びて来るそうです。剪定してどれぐらい立ったかも推定出来るそうです。ここはシエラ・ネバダ山脈の雪解け水を利用して水路や噴水が設けられ「水の宮殿」とも呼ばれています。

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離宮に着く間にも花壇や池などもあり、アルハンブラやアルバイシン地区を下方に観ながらゆっくりを奥に進んで行きました。小さな古びた門をくぐり離宮内部に入ります。

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特に有名なのが離宮の中央に位置する「アセキアの中庭」に入ると、外観とは違い、細長い池を挟んで左右に花々が植えられ均整のとれた庭園となっています。イスラム=スペイン様式を代表する庭園となっています。

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この建物の中のモザイクや装飾も繊細で素晴らしいです。

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その建物の中から階段を上ると離宮をはじめ奥にアルハンブラ宮殿やアルバイシン地区がみえる絶景ポイントが点在し、時間を忘れてしまいそうになります。

これから後戻りするように入り口に向かい、いよいよアルファンブラ宮殿のメインのナスル宮殿へと向かいました。 この場所も素敵な場所があまりに多く次回のブログに記載することにしました。

2018年7月 6日 (金)

今週の生け花(平成30年7月第1週)

Th_img_1173 7月に入ったかと思うと台風、その後大雨が続き、今度は更に強力な台風が沖縄本島に一直線で進んできています。もうどうにかしてくれと、ため息が出てしまいます。                  
こんな気持ちを吹き飛ばすような生け花がいつもの2階の場所に飾られていす。                                                      
ホッとする瞬間ですhappy01                                                      
これから緊急があったり、書類書きが残っていますので、今週はお花の写真だけで紹介します。ではではhappy01
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<花材:美人蕉、ヒマワリ、ガーベラ、ソケイ>

2018年7月 4日 (水)

ビタミンD産生に必要な日光浴時間は?

これから夏に向かい、太陽光線が強くなるため、その対策が重要となります。 テレビなどでも毎日のように紫外線情報が出されています。                             
昭和の日本では夏のこんがり肌の化粧品のコマーシャルをよく見かけました。特に夏の沖縄のキャンペーンでは海とこんがり色の女性達がいっぱいいました。 私と同年代の夏目雅子さんなどのクッキーフェイスなどのカネボウのCMがありました。 何故か、女性向けのCMでしょうが、我々男性群の方がよく見ていたかも知れません・・・coldsweats01                   
Th_ しかしながら、次第に紫外線は悪だという感覚になって、特に日本人ではあまりにも白い肌がもてはやされいるように変化したような気がします。 確かに諺にも「色の白いは七難隠す」と言われて来ました・・・あまり良い言葉ではありませんが・・・                                 
もちろん光線過敏症の方もいますが、それ以外なら普通に過ごして大丈夫と思うのです。
最近、美肌願望が強いせいか、太陽光線を敵のように感じている女性も多いようです。
 特に太陽光線の強い沖縄では、信号待ちの時に、隣の車の女性ドライバーが帽子、サングラス、マスク、両手をすっぽり被う手袋を履いて運転している方を見かけたりします。今から銀行強盗にでもいけるような容姿ですcoldsweats02              
・・・何の話か分からなくなりましたが、では太陽光線を全く浴びなくてもいいのかとなります。
ビタミンDという脂溶性ビタミンがあります。ビタミンですので私達の体になくてはならない物質で、これは腸からのカルシウムの吸収を高めたり、腎臓からのカルシウムの排出を抑制したり、骨からのカルシウムの放出を高めるなど、主に私達の骨と血液のカルシウムの調整に関わっています。                                                    
ビタミンDは私達の体内でコレステロールからも合成されますが、必要量が足りず、食事から摂取する必要があります。 もう1つは今回のテーマと関連のある日光を浴びることで皮膚からビタミンを合成して補充することが出来ます。 Th_dsc06231_2                             
紫外線の中で私達の日焼けをさせる波長の紫外線Bを浴びると、皮膚で7-デヒドロコレステロールから光合成を経てでビタミンDが産生されます。                           
ではどれぐらい浴びればいいかというと、日中の太陽光線では、日焼け止めなしにでは、週に2回以上で5分から30分程度、手足や顔などの露出面で浴びれば良いと言われています。必ずしも全身に浴びる必要はありません。 夏はこれより短く、冬場はこれより長く必要になります。                                                          
太陽光線の少ない北欧などのヨーロッパのかたは日光浴が大好きで、公園などで水着姿なので日光浴をしている方をよく見かけます。ただやはり浴びすぎるとこの様な方で皮膚がんが増加するといわれています。                                         
まあ、あまりにも白肌を求めすぎずに、健康を維持してゆくことが大切かも知れませんね。
もう昭和のこんがり肌のCMは過去の遺産になってしまうのでしょうかbleah
(先ほどまで日光浴の「浴」を欲望の「欲」で書いていました・・・恥ずかしいweep 一応書き直しました・・・happy01

2018年7月 1日 (日)

世界を夢見て85: アルファンブラ宮殿の歴史的魅力

アルファンブラ宮殿といえばおそらく多くの方がご存じと思われる世界的に有名な世界遺産です。
名前が宮殿とついているので、1つのお城と勘違いしてしまいます。その敷地内に王宮や城塞、モスク、学校、官庁、庭園などがあり、宮殿と言うより街と捉えて方が分かりやすいと思います。それはそれは広いのです。

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アルハンブラ宮殿の正式な世界遺産登録名は「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区」となっていますので、その名前からして規模の大きさが分かるのかも知れません。
中心はナスル朝宮殿(これが一般的なアルハンブラ宮殿に相当?)と隣接するバルタル宮があり、谷を挟んで東側の小高い丘に夏の離宮のヘネラリーフェが美しい庭とともに存在します。それ以外にも沢山あります。 またアルバイシン地区は、北側の宮殿を一望する丘の斜面に広がる住宅地を占めています。 ようするにこれらがまとめて世界遺産に登録されているので非常に広い範囲全体が世界遺産なのです。

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まあアルバイシン地区はアルファンブラ宮殿の散策範囲ではありませんが、夏などにこのアルファンブラ宮殿を散策する際は、散策するのに時間を要しますので、暑さ対策として帽子や水などをしっかり持ち歩く必要があると思います。

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アルファンブラ宮殿を紹介するにはやはりその歴史を抜かすわけにはいけませんので簡単に・・

スペイン・イベリア半島は、北アフリカのイスラム勢力がジブラルタル海峡を渡り、拡大支配を続け、711年にはキリスト教支配からイスラム勢力支配下に移行します。当時は建築・医療・科学などイスラムの方がキリスト支配のヨーロッパよりはるかに優れていました。 その為にイベリア半島は大きな文化圏を構成し、ヨーロッパ各地から学問を学びに多くの方がやってくる地域ともなっていたのです。
スペイン中・北部に追いやられていたキリスト教の勢力も次第に力を蓄え、イスラム勢力から元々の支配地域を奪い返そうとするキリスト教勢力によるレコンキスタ(国土回復運動)がこの地で起こります。

キリスト教勢力は徐々に領土を奪還します。13世紀、イベリア半島に残る最後のイスラム教国となったのが、半島最南部のグラナダ王国でした。アルハンブラ宮殿は、この王国を興したナスル朝が、1238年から1391年に完成させた宮殿で、イスラム建築の最高傑作として評価されています。

Th__5 なぜ、この素晴らしい宮殿が残ったかというと、戦禍を免れたことが大きいのです。グラナダは周囲を一万人以上のキリスト教軍に囲まれます。イベリア半島の最後のイスラム王朝・ナスル朝の最後の王ムハンマド11世はアルハンブラ宮殿に籠城するのですが、挽回は不可能として降伏し、城の鍵を渡します。それがグラナダの無血開城となり、イベリア半島からイスラム勢力は一掃されます。

もう1つ、キリスト教側として乗り込んだイサベル女王は、このアルファンブラ宮殿の素晴らしさに魅了されます。彼女の遺言で「自分が死んだ時には遺体をアルハンブラ宮殿に安置するように」と記し、実際そのようになったのです。このこともあって、破壊を免れた宮殿は現在も良好な状態を保ち、イスラム建築最高の美と輝きを現在の私達に伝えているのです。

 

「アルハンブラ」とは、アラビア語の「赤いもの」に由来する言葉。宮殿の壁が赤いしっくいで塗られていたからとも、夜を徹した建設工事の際のかがり火で城壁が真っ赤に見えたからだともいわれる。要するに"赤い城"ということになります。

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アルハンブラ宮殿から眺めたアルバイシン地区。町の様子が割れたザクロに見えることから、アラビア語でザクロを意味する「グラナダ」の名が付いたそうです。

次はその内部を紹介したいと思います。

2018年6月29日 (金)

今週の生け花(平成30年6月第5週)

もうすぐ6月も終わりとなります・・・と言うことは、今年も半分Th_img_1122 を終えたことになってしまします。髪の毛はホロリホロリと薄くなっても毎年の様になんも成長しない私に愕然となりますcrying
まあそれでも、気を取り戻して、後半で挽回致しましょうscissors
今週も2階のいつもの場所に、生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。有り難いことですheart04
今回の生け花は、しとやかで気品に満ちています。
Th_3065_2 色を落とした赤い花器にの前に飾ってある、小菊が美しいです。赤と白のストライプの入った花が楚々として美しいのです。 小菊はその花によっておおよそ花の大きさが3Cm以下の花を小菊に分類しているようです。
大輪の黄色の花は糸菊かと思いましたが、これもヒマワリの一種です。 ヒマワリも色々な種類があり、それぞれ個性がありますね。
ツル状の葉に小さな赤い実を沢山つけているのは先週も使用されていた、房すぐりですね。まだ赤みをがでていない白い実とコントラストも鮮やかです。
右側には全体のバランスを意識して、一葉の千年木の右方向に伸びています。
来週から7月です。暑さに負けず夏を乗り切ってだけでなく、夏を楽しみたいものですねlovely
<花材:房すぐり、ヒマワリ、小菊、千年木>

2018年6月27日 (水)

熱中症:人間の身体は発熱機関

今日のFM放送は熱中症について話をしました。これまで熱中症に関しては病態や注意点については記載しました(http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-567f.html )。                                                                                    
今日は私達の身体は発熱機関で熱を冷まさないと生命を維持できない場合もあるのです。今日は消費カロリーからみた体温維持について記載してみます(細かいことに正確ではありませんが、概要を掴んで下さいねcoldsweats01)。                                                     
Th_ ①私達は何気なく成人男性で1日2,000キロカロリー(Kcal)、1800キロカロリーが必要と言うことは聞いていると思います。                               
②カロリーの定義は「1グラムの水を1度あげるのに必要な熱量を1カロリー(cal)」となっています。<1Kg=1000g : 1キロカロリー(Kcal)=1000カロリー(cal)>
例:体重60Kgの人間を例にカロリーについて考えてみましょう              
・60Kgの人が2000Kcalを消費している(=身体で2000Kcalの熱量を作りだしている)日々を送っているとします。                           
・私達の身体が水と仮定して、私達の身体の温度を何度上げることになるのでしょうか? 60Kg→2000Kcalですので2000割るの60は33,333となります。                  
私達は普段通り2000キロカロリー消費した場合、体温と同じ条件の環境で、汗もかかず冷却する仕組みがなければ33度体温が上昇します。 体温が40度以上になってくると私達の身体の細胞はダメージを受け出し、45度以上なら死滅してしまいます。 
 
でもこんなには上がらないはずですね。何故かと言うと常温動物は体温を維持するためにエネルギーの70〜80%を使っているのです。                                             
多くの場合は外気温は私達の体温36〜37度より低いために体温を上げるために熱量を使いますし、気温が高ければ汗などをかいて体温を下げるために、沢山のエネルギーが使用されるために、体温が一定に保たれているのです。                                 
急に気温が上昇したり、湿度が高いと汗による冷却が上手くゆかずに、体温が上昇してしまうことがあります。 初めは単なる脱水や電解質の異常から次第に体温が上昇してくると熱中症の重篤な事態となってしまうのです。
これから急に暑くなったり、湿気が高かったりしますので、熱中症に気をつけてお過ごし下さいねheart04

2018年6月24日 (日)

空に星があるように(ギター弾き語り)

今日は沖縄出身のアーティストBEGINを中心に始めた「うたの日コンサート2018」が嘉手納町で開かれているようです。2001年から毎年、沖縄の慰霊の日の前後に開催されています。 色々な人生の場面や辛い時、楽しい時、祝いの時に歌は唄われて来ました。 歌が地球から消え去ったら本当に味気ない世の中になるのかも知れません。そんな「うた」に感謝するために企画されているようです(私はまだ参加したことがありません)                                   
昨日の沖縄慰霊の日に、久々に自宅でギターを弾いていました。そういえばしばらく音楽をアップしていないと思い、荒木一郎さんの「空に星があるように」という曲を録音しました。                                           
この曲は1966年の荒木一郎さんの作詞作曲で自ら唄われ、60万枚をこえるヒット曲となりました。この曲で8回日本レコード大賞新人賞を受賞しています。      
BEGINが2000年頃にテレビの挿入歌としてカバーした曲でした。若い方はBEGINの歌として聴いたこともある方も多いかも知れません。                    
Th_1 この歌詞を何度も読み返すと、当たり前のことが本当はとても大切なものではないのかと思ってしまいました。 色々なことを夢みていて、それがただの季節の変わり目のようにいつの間にか消えてしまうことだってあるのかと思うのです。 逆に言えば、若い頃に当たり前と思っていたものが消えてしまって初めてその重要さに気づくことだってあるのだと言えるのです。                        
私にとっては昨日の慰霊の日に歌えるなんて平和だからだよなと改めて感じました。 普通に歌える日々に感謝しなければいけませんねheart04                                          
いつものように写真を添えて動画にしました。私の撮った海外や沖縄の風景も何枚か入れてみました。よろしければお聴き下さい。

2018年6月23日 (土)

沖縄慰霊の日に;平和って何だろう

今日6月23日は73年目の「慰霊の日」です。沖縄県では太平洋戦争末期の沖縄で組織的戦闘が終了した日を「慰霊の日」定めています。

Th_01ad3c5daacacc0a43cc18fd58fa7588 沖縄では悲惨な地上戦が行われ、非戦闘員が多数巻きこまれて犠牲となりました(以前のブログにも記載しましたhttp://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-e44a.html )。

私にとっては学校の校長をしていたお祖父さん、県立中学生だった二人の叔父さんが犠牲となった戦争でした。

徴兵され戦後満州から引き揚げて来た父の無念はいかばかりだったかと想像します。

ただ平和を考える時、今の世界をみてみると戦争状態でないことが平和ということなのだろうかと考えてしまいます。

おそらく平和の究極の反対は戦争であろうと考えます。 しかし生活が保障されず不安定な状態や恐喝されたり、いじめを受けている場合は戦争ではなくても平和なのでしょうか?

行き過ぎた格差の中で生きている底辺の人々にとっては平和な世界なのだろうか? 正義が脅かされ、自由を制限される中で生きることは平和なのだろうか?

一昨年旅行で訪ねたアウシュビッツでみた光景。その時代に迫害されたユダヤ人が平和を求めて作ったイスラエルという国。しかしその人々がパレスチナ人を迫害する世界。

虐待されて死んでいった子供達、いわれのない差別の中で生きて来た人々。

何故、人はもっと優しくなれないのだろう。「それが人間だよと」言われても、やはりもっと幸せになりたい、もっと幸せになって欲しいと祈るのです。 

「慰霊の日」に人が寛容で慈悲深いならば、本当の平和が人々に訪れるのではないだろうかと想像するのです。 今日はゆっくりと祈りを捧げたいです。

2018年6月21日 (木)

今週の生け花(平成30年6月第3週)

今日は早くも「夏至」を迎えていますね。1年で1番日が昼が長い日となります。
 私の方は慌ただしい日々の中で、気づけばもう6月も後半と言う感じで過ごしています。今年の沖縄は梅雨がなかったように晴れた日が続いると思ったら、いきなり台風の大雨がやって来ました。普通は6月の後半は梅雨が明け、青空が広がるのですが、なんとなくどんよりとした天気が続いています。
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今週も生け花クラブの皆様が、3階のいつもスペースにお花を飾ってくれていましたheart04
今日はとてもシンプルでスッキリした印象を持ちます。
おそらく白い花器とヒマワリが乾燥した青い空のアンダルシアの様な印象を与えてくれるからでしょうか? (前回のブログから引きずっていますhappy01
元気の出る大輪のヒマワリを正面より左にずらして、小さな黄色の小菊とピンクのカーネーションが正面に配置することで、更にヒマワリの存在感が増しているように思われます。
青い実はブルーベリーで今回は実と共に青い葉材として使われています。正面からみて判りづらいのですが、手前の黄色い花は小菊で、後方の花弁が細長い黄色の花はヒペリカムの可憐なお花です。
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それにしても大輪のヒマワリは1本だけで存在感があります。
ヒマワリの花弁は大きな1つの花のようにみえるかも知れませんが、実際は違うそうです。 
ヒマワリは頭状花序と呼ばれる、多数の花が集まって1つの花を形成しています。その為に外輪の黄色い花びらとつけた花を「舌状花」、内側の花びらのない部分を「筒状花」と区別するのだそうです。 まあ私に取っては一塊でヒマワリの花なのですが・・・coldsweats01
今週も生け花から元気をもらいましたので、6月後半頑張って行きましょうscissors
<花材:ブルーベリー、ヒマワリ、カーネーション、小菊、ヒペリカム>

2018年6月17日 (日)

世界を夢見て 84: ミハス(アンダルシアの白い街並み)

Th_ スペイン、アンダルシア地方を代表する風景に「白い村」があります。南スペインの降り注ぐ太陽と白い街並みは如何にも絵になる景色です。 今回は白い村で有名なミハスを訪ねました(24年前も訪ねたようで写真に残っていても記憶に残っていませんweep 国会答弁と違い記憶よりも記録が正しいです)。

私達はロンダからバスで2時間ほど南に下りて地中海沿岸に向かうと有名なコスタ・デル・ソル(太陽海岸)が見えてきます。そこにミハスの村があります。 ミハスは海岸沿いの高級リゾート地のミハス・コスタ(海岸)と私達が目指す山並みの中腹に位置するミハス・ブエブロ(村)に分かれています。その間には、プールがある高級住宅地が介在します。

Th_dsc09849ミハス・ブエブロに到着し、駐車場から街の入り口に来ると、観光用の馬車やロバタクシー乗り場があり客待ちをしています。日差しが強いだけに馬も木陰で待機です。

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街の入り口には、日本人の観光客には有名(と聞いている?)なナッツ売りの叔父さんがいて、片言の日本語で陽気に声をかけてくてくれます。その声に惹かれて皆それぞれお買い上げに。

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アンダルシアの強烈な太陽とこの白い家並みは実に似合います。 この白い壁を維持するのは大変で、年に1回塗り替える必要がありますが、ちゃんと行政から補助が出ているそうです。

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Th__2 細り路地と坂道、周りの軒先や壁に花々が植えられ異国情緒(coldsweats01)たっぷりです。ヤシが植えられたビルヘン・デ・ラ・ペーニャ広場が街の中心でお土産品店も揃っています。そこを中心に2時間ほど街歩きを楽しみました。 

私の方は沖縄に住んでいても、朝早く家を出て夜帰る生活で太陽に当たることがないため、毎回のようにヨーロッパの旅行中に日焼けしますweep 

今回は特にアンダルシアの強力な日差しですので、帽子を被っても日焼けしそうで、とうとう地元の薬店に入り日焼け止めを調達。スペイン語で書いてあるので分かりませんが、薬局の方が英語が通じたために間違えないで買えました。 以前フランスで日焼け止めと思っていたらサンオイルだったことがありましたので、今回は慎重に調達ですcoldsweats02

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白い街並みに細い坂道で有名なサン・セバスティアン通りで写真(上)を撮影。人気の撮影スポットだけあり、皆順番待ちで写真を撮っていました。そこからくねくねと曲がった道を散策。

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途中でピカソ(人形)が座ったりしておりました・・・・ピカソに挨拶しながら白い家に囲まれた細い道を歩くと、どこか映画の世界に迷い込んだような感覚になってしまいます。

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今度は展望台に向かって歩くと、小さな闘牛場やラ・ベーニャ聖母礼拝堂がみえて来ました。 

展望台に登ると、遠くに地中海が広がり、海岸沿いにミハス・コスタが見えます。

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眼下にはどの家にもプールがついた豪邸が連なっています。映画に出て来そうな雰囲気です。

やはり青い空と白い街並みは本当に似合う景色ですねheart04

2018年6月15日 (金)

今週の生け花(平成30年6月第2週)

梅雨時に雨が降らないと思っていました、ここ何日か雨の日が多い沖縄でした。しかしながらTh_img_1078_3 天気予報を見たら、なんと台湾方面から台風が近づいている のではないですか・・・知りませんでしたのでビックリですが、確かに風が段々強くなった様に感じます。
明日朝は沖縄本島にもっとも近づきそうです。幸い風は強くはないのですが明日の午前の外来が気になる所です。                       
今週も生け花クラブの皆様が3階のいつもの場所にお花を飾ってくれていました。外の天気とは関係なく、ここはとても艶やかで美しい空間が広がっています。
丸い青い花器の上に、白い小菊、黄緑色のエリンジュームの可愛らしい花をつけています。その上におかれた2輪の薔薇の赤が眩しいです。その上にもクルクマのピンクの苞が美しく輝いています。
更に上部の後部には房すぐりの赤い実がたわわに実っています。
この様な赤い実をみると秋を連想させますが、Th_3062_2 房すぐり(フサスグリ)の実は初夏に収穫を迎えます。 
房すぐりはヨーロッパ原産の落葉低木でブドウに似た葉を着けます。 開花期は4〜5月で、6〜7月が収穫期となります。ヨーロッパでは収穫した実をジャムやゼリー、果樹酒などに加工して使われています。
エリンジュームは多年草の草花で、その色も青、紫、白、茶、緑と変化があります。光沢のある球状の小花が集合し、その周りに苞が広がります。枝も小さく全体的に清涼感を持たせてくれます。ドライフラワーにも使われていますので、ドライフラワーで見かけたことのあるのかも知れません。
今週の生け花はそれぞれの花に元気があり、全体としても生き生きとした印象を持ちます。みているだけでこちらも元気が出そうですね。
<花材:房すぐり、クルクマ、エリンジューム、バラ、小菊>

2018年6月13日 (水)

サプリメントは万能薬ではありません

ビタミンの効用について話す中で、サプリメント市場の拡大と広告のせいで、サプリメントは沢山摂った方が健康に良いと勘違いしている方が多いと感じてしまいます。

多くの方は毎日のように頻回に及ぶサプリメントの広告で迷わされていることが多いだろうと思います。広告の内容を見ると、飲んだ瞬間から自分の体が変わる様な過度の期待を持たせる広告も多く見受けられます。 広告の抜け穴として、小さな文字で「これは個人の感想です」と表示されています。

Th_ ビタミンの定義から言うように、これがないと私達は生きてゆけません。かつては死因のトップにも並ぶような脚気や壊血病など深刻な欠乏症が起こったのです。もの凄く重要な要素なのです。  しかし多くの場合は普通の食事が取れる状況ならほぼ深刻な事態にはなりません。 これまで人類は多様な食事をしてきて生き延びてきたのです。 ですからこれからも極端な環境や食事制限でなければビタミンやビタミン様物質などの欠乏は起こりにくいと考えるのです。

同様なことは、食事の極端な制限食に関しても言えると思われます。1つの側面から見ると低(無)炭水化物食などの制限食はいい面もあるかも知れません。しかしまだ経験値だけの問題です。人間が一世代だけでなくこれからも続くことを考えると、極端な制限食などが人間にとって有用かも未知数なのです。 少なくともこれまで人類が存続してしているのですから、この何百年あるいは何千年かけて営んできた私達の食文化には大きな間違いはないはずです。 

この食文化を継承しながら、個人個人の検査の値を見ながらバランスの良い食事をすべきではないかと私は思うのです(これも私の考えですので異論のある方も多いと思います)。 

ビタミンが発見されてまだ100年しか経っていません。これからも命を繋いで行く人類ですので、ゆっくりとした時間の流れで食文化を考えるべきだと思うのです。今回はあまり根拠もないことかも知れませんが最近の偏った食事やサプリメントへの過度の期待感に違和感を覚える老医師の考えを記載しました。

2018年6月11日 (月)

世界を夢見て83 : フラメンコダンスの基本動作

これまで3回スペインに旅行で訪れました。おおよそ30年前、25年前、今回の三回でその3回ともフラメンコショーを見ることが出来ました。場所も舞台も、演出する方の皆違いましたがそれぞれが特徴があったように思います。
Th_2 私自身が全くフラメンコのことは知りませんし、やったこともありませんので、今回フラメンコショーの基本のところを調べてみました。
スペイン南部アンダルシア地方を中心にここなわれている芸術としてフラメンコがあると思います。発祥の歴史も沢山のことがいわれていてそれだけでも大変なページを有すると考えます。 色々な民族、宗教、文化が混在した中からフラメンコも生まれたのでしょう。

フラメンコ舞踊をスペイン語で「バレル・フラメンコ:Barrel・Flamenco」と呼ぶそうです。単にバレルと呼んだりするようです。                      Th__4

フラメンコは幾つかの物語(形式)があってそれに従って踊られるそうです。これまで私は各自バラバラに踊っていると思っていました。それについて今回の旅行の時に基本的な踊りの要素がそれぞれの舞台に含めれているとのことを初めて教えてもらいました。

まず、床を叩く音の出し方でタップと違うことも初めて知りました。 下の図に書いて見ました。足の踵と先端に丸い鋲をその人の好みやスタイルに合わせて靴に鋲を打ち込んでいるのがフラメンコシューズです。それに対してタップダンスの靴は踵と先端に平面のプレートがはめ込まれています。そしてフラメンコでは足を床に打ちつけて音出しをします。タップダンスの場合は靴と床を擦り付けて音出しをする違いがあるようです。

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タップダンスの原型ともなったアイリッシュダンスは多くは床に足を打ち付けて音を出すことが多いようですので、基本的にはフラメンコと同類なのでしょうか?

バレルの基本操作の一例を書いてみます(今回の旅行で教えてもらった通りに記載してみます)

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①イントロダクション: ギターによる演奏が始まります。

②サリーダ : サリーダとは「出発」の意味で、唄い手が歌詞を歌う前に「ア〜イ」とか「ティリティリティリ」などの架け声で歌い出します。これからが本格的なショーの幕開けとなります。

Th__2_2 ③歌い出し(歌振り): サリーダが終わると、踊り手がギターのメロディ、フォルセータに合わせて踊り始めます。 ジャマーダ(合図)のサパテアードを打つと唄い手が歌いだします。それに合わせて踊りだし、身体全体で動きを見せて行き、ジャマーダを打って次第にテンポアップして見せ場を作ります。再びジャマーダを打って停止します。

④シレンシオ: シレンシオとは「静寂」の意味で、ギターも踊り子もゆったりとして踊ります。ギターの音色も短調の悲しげなメドリーとなります。踊り子は上体の美しさを見せ場とします。

⑤パセイージョ: パセオは「散歩、散歩道」の縮小形で、踊り自体が歩くようにして踊ることからそう呼ばれるようになっているそうです。バセイージョとは短いパセオと言った意味で、文字通りこのセッションでは短く、軽やかに踊られ、ジャマーダを打って一旦停止となります。

⑥エスコビージャ: サバテアード(足の技)によるリズムが中心となるパートとなります。この時は女性の場合はスカートを持ち上げ、足を見せながら踊りますし、男性の場合は上半身は余り動かさずに、足のステップを強調する様に踊ります。次第にテンポを上げて行きます。結構迫力があります。

⑦ブレリアス: ジャマーダが打たれて、歌が歌い始められます。明るい曲調のが多く、踊り子も曲に合わせて全身を使って踊り出して、最後の追い込みとなります。最後やジャマーダを打って静止して終わります。

この様な段階があることをこれまで知りませんでしたがこれを知るだけでもフラメンコショーがこれまで以上に楽しめました。 何事も知識がある方がより楽しめる様ですhappy01

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最後は出演者全員が一斉に踊りだしたり、ギター部門、唄い手部門の方がそれぞり挨拶をして終了しました。 今回のショーでは最後の5分間だけ写真撮影が許可されていました。最後は写真は撮らないといけないは、拍手はしないといけないわで忙しかったです。大満足のフラメンコダンスでしたhappy01

2018年6月 9日 (土)

目黒虐待児の反省文:私達へのメッセージ

目黒虐待児の反省文に関して心が痛くて、眠れない日が続いています。やっと覚えたひらがらで懸命に書いた文書。その言葉ひとつひとつが子供が書く文書、子供が経験すべきことではないと・・・・                                 
「もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします」                 
この文が公表されてから寝ようとすると、この子の書いた幼い文字が浮かんで来るのです。胸がちぎれそうな痛みを覚えるのです。                           
Th_4551cc79141c80b99b69d123ba54bf1d 実は日本で虐待死の子供は毎年50人もいるのです。でもその子らは結愛ちゃんのように悲痛な言葉を残さなかった(残しても捨てられたのかも知れません)ために、私達も痛みに感じても他人事のように直ぐに忘れてしまうのです。                             
今思うと、この子は自分と同じ様に命を奪われた子供達のために書き残したのではないかと考えてしまうのです。                                 
子供を大人、社会が守らなくて、いったい誰が守るのでしょう。この子供が書き残した文書は私達への命を賭けた最後のメッセージなのです。                                                  
子供を守ること、親を孤立させないないことなど、やるべきことが沢山あります。親のせい、児童相談所のせい、その他の行政のせい・・・多くは防ぐことが出来たのかも知れないのです。 防ぐことが出来なかったのは誰のせいでもなく私達の無関心のせいなのです。
 
マザー・テレサの有名な言葉に「愛の反対は憎しみではない、無関心だ」と説いています。                                               
子供が子供らしく生きてゆく社会を私達は少しの忍耐と犠牲を払ってでも構築する必要があると思うのです。

2018年6月 8日 (金)

今週の生け花(平成30年6月第1週)

6月に入り日本各地で梅雨入りしたようですが、ここ沖縄は梅雨入り後も殆ど雨が降らない状況が続いています。早くも夏場の断水が気になります。Th_img_1055 雨は嫌ですが、降ってもらわないと生活が出来なくなります。
今週も2階のいつもの場所に生け花クラブの皆様ば生け花を飾ってくれています。
今週の生け花はジャングルのようで生命の強さを感じさせてくれます。 赤い花器が隠れるほど繁茂した木いちごの葉、それに小菊紫陽花ガマの葉や枝も青々として生命力と瑞々しさを感じさせてくれます。
青い葉の隙間から覗いた黄色い小菊の花、そして白が眩しい紫陽花の花が癒やしをもたらしてくれます。
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今回はガマの穂もスリムでスーと真っ直ぐに伸びていて、シャキッとて太陽に向かって伸びています。
私の子供の頃、家の近くの湿地帯に咲いてたガマの穂。ガマの穂を抜き取って、皆でチャンバラごっこをしたことも思い出されますwink 
これから本土の方では梅雨に沖縄は本格的な夏に季節が移って行きます。皆様方も体調管理に気をつけながらお過ごし下さい。
<花材:ガマ、紫陽花、小菊、木いちご>

2018年6月 6日 (水)

ビタミン様物質(知っている名前もあるかも)

これまでに何度がビタミンについて記載しましたので、今回は「ビタミン様物質」について記載してみます(素人ですのでこのあたりはあまり判りませんが・・・coldsweats01

ビタミン様物質とはビタミンの定義には当てはまらないが,ビタミンと似た働きのある物質の総称です。ではビタミンの定義とは1:体の組織の構成成分ではなく、エネルギーに変換されないもので 2:体内で必要量が合成されず、3:欠乏症が確認されているもので 4:無機質でないものとなります(難しすぎますweep)。Th_2c8d81b1c4465b7f75f1422462ab73d6

しかし研究が進み色々な体内での物質や作用が判るにつれて、このビタミンの定義には入らないも、ビタミンと同じ作用を示すも、まだ欠乏症がはっきり判らない物質が次々と判明しビタミン様物質と総称されるようになっています。

医学的にみても重要なことも多いのですが、この様なビタミン関連はサプリメント業界が先行して色々と話題づくりがなされています。専門外の私からはこれを沢山摂ったら諸症状が改善されたり、余命が改善されるのかどうかも不明なために、アドバイスが出来ません。

主なビタミン様物質の名前を挙げてみます。さてどれぐらい皆様が知っているのでしょう?

①ケルセチン(ビタミンP)、②フラボノイド、③ノイシトール、④コエンザイムQ10,⑤ルチン(ビタミンP) 、⑥コリン、⑦ヘスベリジン(ビタミンP) 、⑧ポリフェノール、⑨アルファリボ酸(チオクト酸)、⑩ピニトール

・・・コエンザイムQポルフェノールなどは皆様もなんとなく聞いたことがあるかも知れませんね。 以前はビタミンと考えられ「ビタミンP」と命名されるも、ヘスペリジンとルチン、ケルセチンの混合体であることがわかり、正式なビタミンから除外され、それそれの名称でビタミン様物質として扱われるものがあります。これらはビタミンCによく似ていて、毛細血管を強くすると考えられていて、抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用などの効用を言われています。これらはタマネギ、ほうれん草、ケール、パセリなどに多く含まれています。

コエンザイムは脂溶性のビタミン様物質で、人のミトコンドリア(エネルギーを生成する場所)に多く含まれており、その為アクティブな生活をサポートする効能で食品としても売られています(実際の効果は判りません)。 食品ではレバーやモツ、牛肉、カツオなどに多く含まれています。

Th_646337 これも赤ワインの効能などで有名になった「ポリフェノール」もビタミン様物質の仲間です。ポリフェノールは植物が光合成で作り出す糖分が変化したもので、よく知られているものに、赤ワインの「アントシアニン」、大豆に含まれる「イソフラボン」、お茶の「カテキン」、カレー粉の「クルクミン」や更にはゴマの「セサミノール」などあります。 どれも私より皆様方の方が健康食品等でよくご存じかも知れません。

それぞれが、効能などがあり、それをうたい文句に沢山の一般用医薬品やサプリメントとして市販されています。

私としてはいつもの通り、基本は食事からで、足りない分をサプリメントを含めた薬からだと考えています。 万遍なく食事が取れているのであれば、殆ど不足することはありません。必要以上に摂っても単に尿などから排泄されるだけです。もしも健康のためと摂取されても、過剰症もありますので、しっかりと容量を守ってお飲み下さいね。

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