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2018年5月20日 (日)

今年も無事メジロが巣立ちました

何故、都会のこんな小さな庭にメジロが巣を作るんだよと呆れながら、本当は嬉しいメジロの営巣なのですlovely

メジロは巣作りから巣立ちまで本当に音を立てませんし、子育て中の雛の糞も親鳥が口に加えて他の場所に捨てるために、巣があっても全く気がつきません。(以前の動画はここからご覧になれます→https://www.youtube.com/watch?v=H75Zj69Xktc  )

Th_dsc09679 今年も花壇に水をやろうとして、見上げた直ぐ近くに、真新しいメジロの巣が作られています。 そうなるともう我が家は大変(?)です。 巣立つまでの期間、カーテンは開けられないし、外灯もつけられません。 とにかく家の主は静かに過ごす3週間となるのです(普段通りしていても大丈夫と思うのですが、それでも折角の営巣を邪魔する訳にはいけません)

10年程前に初めてこの木でメジロが巣作りをしているのを発見し、その後毎年のように巣を構えていました。1度この木が大きくなりすぎて途中から切ってしまい、その年には巣を作りませんでした。しかしその後また毎年のように巣作りをしています。 メジロの寿命は3〜4年と言われていますので、違うペアか、この場所から巣立った子供達がここで巣を作ってくれたらいいなと想像しています。

Th_ 如何せん、低い位置にありますので、2階から見下ろすと丸見えですが、巣作り以降はこちらのカーテンは開けれません。なるべく遠くの窓より、カメラだけ出して望遠で撮影です。 10日ほどすると雛が孵ったようで、少し慌ただしくなります。しばらくすると雛が首を伸ばしてエサを貰うために、確認出来ます。 例年3(〜4)羽なのですが、今年は2羽のようです。

Th__3 最初は羽が生えずに真っ赤な皮膚で、目も開いていません。その後は日に日に羽が生えて来、親からの食べ物も最初は水様の液を吐き出して与えているようですが、その後は次第に大きな昆虫や実などを一気に飲み込んでしまいます。

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思ったよりもメジロの巣立ちは早く孵化から12から14日程度では巣から飛び出るようです。毎日観察したいのですが、仕事もあるので、何時もは巣立った後のもぬけの殻をみて、無事巣立ったということを気づくことが殆どでした。

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今回は何と、朝起きたら1羽が飛び出し、もう一匹が飛び出す直前の写真が取れました。出かける示度をおえ、仕事場に向かおうとしたら、何と隣とのフェンスに小さなメジロ達が・・・慌ててカメラを取り出して、撮影に成功。親鳥と比べると毬のような感じですが、精悍な面構えhappy02ですのでこれから試練を乗り越えてくれるでしょう。

メジロの親子の懸命さを感じながら命の大切さを教えて貰えるひとときでしたheart04

2018年5月18日 (金)

今週の生け花(平成30年5月第3週)

急に夏のような日差しになった沖縄県です。照りつける太陽の下、海では梅雨時らしからぬ強烈な日焼け対策が必要だとニュースなどでも報じられていました。Th_img_0991
いつものように2階の目立たない場所にも、生け花クラブの皆様がお花をいけてくれています。
元々は公衆電話の設置場所だったため、外から見えづらく、飾ったことも気が付かないこともありこのブログでお花を紹介しています。生け花のことを全く知りませんので、毎回訳の分からない解説をしていますがご了承下さい。
Th_3053 今週の生け花は真っ赤な花器とスプレーカーネーションがシンクロして鮮やかです。そこから葉材として使われている深緑のユーカリとカーネーションやギガンジュームの茎がスッキリした感じを与えています。今週のガーベラはあまり目立たずにそっと1輪咲いています。
更に上方では、細かい天空の星を散りばめたかのようなギガンジュームの花が輝きいています。その高さまで伸ばした赤いカーネーションを添えることでより一層ギガンジュームが紫が光っているように感じてしまいます。
梅雨に入り雨の降らない沖縄、急に気温が変わったり、落雷が各地で起きたりと、不安定な天気が続きますが、ここの2階は穏やかな天気に恵まれていますheart04
<花材;ギガンジューム、ユーカリ、スプレーカーネーション、ガーベラ>

2018年5月16日 (水)

世界を夢みて79: ジブラルタル観光

Th__3 3度目のスペインで初めて訪れるジブラルタル、いったいどんな感じだろう? 中学の教科書から時々出てくるジブラルタル海峡、スペインの南の先端に飛び出したイギリスの海外領土・・・初めて訪ねる地にワクワクとしてします。

対岸はアフリカ大陸となる6.5キロ平米の小さな土地に3万人のイギリス国民が暮らしていいる街。経済的にはイギリス軍の駐屯地として成り立ち、ジブラルタル港が中継地として使用されたり、船舶の給油や造船業も盛んな土地、それでも自立するほどの経済圏ではないとのことをガイドさんが話していました。

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Th__google 今回私の方はロンダから小高い丘が繋がるスペイン南部アンダルシアの地方の山道を眺めながら進むと、途中からは次第に下って行きました。暫くすると、ジブラルタルのシンボルとなる高さ426mの巨大な一枚岩のザ・ロックが見えて来ました。 

ヤシ並みが両サイドに植えてある如何にも南国の雰囲気のスペイン側でバスを降り、横断道路を渡るとジブラルタルとの国境に近づきます。 国境の近くは撮影が禁止となるため、残念ながら国境の通過は写真に収めることが出来ませんでしたweep

国境ですので、スペイン側とイギリス側にそれぞれ各々のパスポートチェックがあります。その対応の違いが実におかしいです。 スペイン側はジブラルタは我々の領土であるので「自分のところに入るのになんでチェックするの」という感じです。ですので一応パスポートは提示しますが、ほぼチェック無しです。
その小さな建物を出ると、直ぐにイギリス側のパスポートチェックと、荷物のチェックがありますが、ここはイギリスに入国とのことでちゃんとパスポートをみて通してくれます。アングロ・サクソンとラテンの気質の違いではなさそうですcoldsweats02

それでも時間もかかりません。外に出ると、ここはイギリスとなります。

ヨーロッパの最南端イベリア半島のほんの僅かの場所ですので、イギリス領だとしても、車は他のヨーロッパ諸国と同じ様に左通行となっています。これは事故の防止のようです。この辺りは冷静です。

ここまで来るとやはりロックの岩肌が間近に迫って来ます。凄い迫力です。 小さなバスに乗り市内を走り、展望台に昇るロープウェイに向かいます。窓の外に小学生や高校生が歩いていたりしています。ここは高校までしかないため大学に進む場合はイギリス本土に渡らなければならないそうです。

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これまで意味が読み取れないスペイン語からここでは英語表記となっていますので判りやすいです。止まっていた救急車も英語表記で英国と同じ仕様となっているとのことです。

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ロープウェイは往復で大人で14.5ユーロ(約1900円)ですのでやや高い気もしますが、ここまで来たら乗るしかありませんcoldsweats01  殆ど待たずに乗れました。 結構急なロープウェイですが、眼下に広がる街並みやジブラルタル湾の展望が素晴らしいです。 面白いのは小さなチケットの裏に山頂で使えるWi−Fiのパスワードが書いてありました。余り長居しないので必要ありませんが・・・

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展望台に着くと有名なザ・ロックの風景のある北向きに進みます。この日は天気も良く素晴らしいです。ここまで来た価値がありました。ここからはジブラルタル湾、スペイン方面、右は地中海と眺望が開けています。もう一つのジブラルタルの名物のお猿さん達も出迎えてくれています。 何処の国も猿もそうですが、エサなどを持っていると追いかけられます。食べ物を持たない、バックなどは前にちゃんと持ちさえすれば危険は少なくなると思います。

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南側の展望台に移ると、今度はジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸が見えて来ます。何となく地の果てまで来た気がして来ました。 素晴らしい景色です。海峡には大きな船舶が何隻も列をなして走行しています。この地が軍事的な意味合いもあってイギリスとスペインの領土問題になっているのも肌で感じることが出来ました。

Th_dsc09592 ジブラルタルのロック周辺の多くは自然保護区となっていて貴重な動植物や渡り鳥などが暮らしているそうです。その中で1番目立っているのが猿になるのですが、ヨーロッパには猿は住んでいませんので、ヨーロッパで唯一猿が住む場所となっています。元々はアフリカから持ち込まれた猿が繁殖して現在250頭ほどが生息しているようです。いつしか「猿がいる限りイギリスの統治は続く」という伝説が生まれたために手厚く保護されているようです・・・・そう言えばイギリスを旅行した時にロンドン塔とカラスの関係を思い出しました。ロンドン塔では大切にカラスが飼育されています。これは「カラスがいなくなると、ロンドン塔もなくなり、英国も滅びてしまう」という伝説に基づいてだそうです。ジブラルタルとお猿の関係を似ています。イギリス人はこの様な言い伝えが好きなのでしょうか?

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ザ・ロックを下りてジブラル半島を南下すると南端の岬の灯台がみえて来ます。この先はジブラルタル海峡で向こうはアフリカ大陸です。

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壮大な景色の中で、教科書の中にあったジブラルタル海峡をみながら、感慨にふけってしまいました。旅行ってやっぱりいいいな!heart04

2018年5月13日 (日)

青い夏(山本潤子&伊勢正三)

最近ギター弾いていないなと思いながら、ギターの弦を替えました。 5月の季節にて、ブログの方の写真の中に「みかんの花」が載っていました。                               

私にとっては「みかんの花」が出てくる、この時期にびったりの綺麗な曲があります。「青い夏」という曲です。作詞・作曲は伊勢正三さんで、唄は山本潤子と伊勢正三さんで、両方とも私の大好きな方です。         

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1999年の作品で、伊勢正三さんが山本潤子さんのために作った歌だそうです。

伊勢正三さんは大分県の生まれで、おそらくその詩の中にある「みかんの花」と眼下に広がる海を見て育ったのだと思います。伊勢さんの原風景がその詩に含まれていると考えています。            

この歌は伊勢正三さんが山本潤子さんを自身の初恋の転校生に見立てて作詞をしたと書いてありました。 伊勢さんはこの様な甘酸っぱい青春の別れの唄を書かせたらピカいちですし、彼の歌は瞼を閉じて聞けば、そこにある情景も浮かんでくるような繊細でノスタルジックなな唄が多いです。 「君と歩いた青春」「なごり雪」「海岸通り」「二十二歳の別れ」の曲もこのように感じました。                                    

私の大好きな山本潤子さんの唄には遠く及びませんが聞いて頂けたら嬉しいです。 綺麗な写真も添えていますので、こちらの方でご勘弁下さい。

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2018年5月11日 (金)

今週の生け花(平成30年5月第2週)

ゴールデンウィーク後の1週間はとても長く感じながら仕事をされている方も多かったのではないでしょうか? やっと週末ですね(私達の方は土曜日は午前中は診療ですが・・)。
                                Th_img_0971
今週も生け花クラブの皆様が2階のいつもの場所にお花を飾ってくれていました。
今週のお花が、無骨な石に見える花器に大柄な3枚の葉が目立っています。 
これが何の葉かどうか分かる人は余程のこの花に精通している方かも知れません。形からしてバショウに近い葉だとは思うのですが・・? 
Th__2 葉だけでは分かりませんが花を含める判ると思います。さてなんでしょうか?・・・・ヒントとして私のスケッチを載せてみます(更に分からなくなったらどうしましょう・・crying)。
この葉はストレリチア(極楽鳥花)の葉だったのですね。お花と一緒でなければ皆目見当も付きませんでしたweep
今回の生け花は花器と大胆な大きな葉で全体が構図され、その間にピンクのスプレー菊、スプレー薔薇と赤いカーネーションを配置しています。
 
Th_3052 相対的なものかも知れませんが、今回は特にスプレーバラやスプレー菊が可愛く感じてしまいます。
梅雨に入った沖縄地方ですが、今のところ大きな雨はありません。鬱陶しい梅雨時ですが雨が降らないと夏場の断水が気にもなってしまいます。
天気って私達人間の思うようになりませんね・・・っいうか人間のために温暖化が起こっていることを考えたら自然に対して怒ったら神様から怒られそうですがね。
<花材:ストレリチアの葉、カーネーション、スプレー薔薇、スプレー菊>

2018年5月 9日 (水)

胸郭出口症候群

きょうのFM放送は首や肩、手の痛みについて話をしました。
ブログでは「胸郭出口症候群」について記載します。私が学生の頃に重いリュックを担いで山に登ることがありました。その時に1度、2〜3日目から左手のしびれ感が出てきた、おかしいなと思いながらもそれ程ひどくもなく2〜3ヶ月で消失しました。 Th_6a31186a9c83841a079041ef63e8a0_2  

整形外科の臨床講義で、この「胸郭出口症候群」が出た時に、リュックサック麻痺とも呼ばれる病態を習い、初めて昔経験した左手の違和感はこれだったのだと学んだことを思い出しました。

長い間同じ姿勢でキーボードを叩いたり、猫背の姿勢でスマホをずっと見ていたり、あるいは長い間つり革に捕まったり、物干しの時など、あるいは私のようにリックサックを腰で支えるのではなくて、肩だけで背負ったため、肩当により鎖骨が押し下げられ、上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みを生じることがあります。

症状としてはしびれ感だけでなく、鋭い痛みの時もあります。しびれ、ピリピリ感などの知覚障害、手の握力低下や筋肉の萎縮などや細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状が出るときもあるのです。

Th_ 腕にいく神経(運動神経、知覚神経)や血管(動脈、静脈)の主なルートは鎖骨の後ろ側と胸の肋骨の前面の僅かな隙間の部分を通ります。左の図を見て欲しいのですが、要は鎖骨と肋骨の間を通るために、その間で押されるような状況になれば、神経も血管も圧迫されて異常が現れるのです。

そのように胸郭から出るところで神経や血管が圧迫されて様々な症状が出るために「胸郭出口症候群」と名前が付いたのです。

なで肩の女性、重いものを持ち運ぶ労働者、1日中スマホ姿勢で操作をしている肩やキーパンチャーなどで、手のしびれや違和感、運動障害などが出ればこの病気を頭の隅に置いていた方がいいと思います。

同じ症状を起こす病気は沢山あります(頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症など)ので、このような症状があれば1度整形外科を受診されて、診断をつけて貰った方が良いかも知れません。

2018年5月 6日 (日)

備瀬の福木並木を散策

私の場合はこれまで自宅と病院の行き帰りが殆どの生活。思い切って休みを取る時には、ヨーロッパに出かけることが多いため、足元の沖縄のことを殆ど知らないで過ごしています。
Th_img_5500 この連休中に朝7時前に家を出て沖縄本島北部に向かいました。高速に乗るのも1年ぶりです。車にETCが付いているのですが、1年に1回程度しか使いませんので、毎回ちゃんと開くかどうかが不安にもなってしまいますcoldsweats01

連休中は北部へ向かう車で昼前には大渋滞となります。今回出かけたのは沖縄本島北部の備瀬という集落です。福木の街路樹が繁茂する昔の面影を残す集落で、海洋博会場の近くにあり、対岸には伊江島がみえる綺麗な所です。

この場所を訪ねるのはおそらく20年ぶりだと記憶しています。 いまでは随分と整理されて、水牛が牽く観光牛車やレンタサイクルもあり、だいぶ変わっていました。素朴さは無くなりましたが、その分整理が行き届いていました。

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この集落はサンゴ質の石垣や暴風対策として防風林として福木が家の周りに植えられ、白い砂地の道路を木々の葉が覆い被さるような自然なトンネルとなっています。 福木は常緑高木で樹皮は黄色染料として使われています。 昔の沖縄や離島の島々の面影を残しています。 まだ暑くはありませんが、真夏だとこの木陰はとても爽やかな風を運んでくれるのだろうかと想像しました。

その細い道には、食事が出来たり、コーヒーを楽しんだり、小さな貝の細工などを売っているお店もありました。 直ぐに綺麗な海岸もあることよりペンション風のリゾート宿泊施設も何軒か点在していました。 何処も同じなのですが、私が子供の頃から訪ねた、慶良間諸島、石垣や西表も本土からの移住者が沢山いて、島や地域の魅力を発信しています。 この備瀬地区も道で会った方と会話しても、その方を含めて「本土から移り住んだ方々が沢山いますよ」とのことでした。 都会の喧噪から逃れてリタイヤ後はこのような場所で過ごすのもいいのかも知れません。

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緑の小道を散策し海岸沿いに向かいます。急に目の前に海が広がります。対岸には尖った岩山が象徴的な伊江島が見えます。 なんと言っても海が透き通って綺麗です。 この日はやや曇り気味で、太陽の日差しは強くないのですが、それでも海の色が光の強さや海の深さによって違いが鮮やかです。遠くでは海と空が1つに溶け合うような景色です。

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子供の頃に見た海の色がここにはまだあります。沖縄も次第に美しい沿岸が埋め立てられています。 開発(あるいは基地建設)で美しい自然が消えてゆくのは寂しく思えてしまいます。 これからもこの豊かな海が残ってくれることを希望しながら、12時には那覇へと帰りました。もう一般道路も高速も北に向かう道路は大渋滞でした。

今日で5月の連休も終わりです。鈍った身体を鍛え直して明日から頑張りましょうscissors

2018年5月 4日 (金)

今週の生け花(平成30年5月第1週)

ゴールデンウィークも後半となり、沖縄地方は天気が回復してきました。行楽地は一杯となり子供達の歓声も聞こえていると思います。Th_img_0947_2 一方病院の方は未だ麻疹の終息が出ていませんので、面会者などの制限を続けている状況となっています。

今週は生け花クラブがないかと思っていたのですが、いつもの2階にお花が飾られていましたheart04

黒い花器に、圧倒的な大きさのシャクヤクの花が目立っています。
そういえば「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」ていう言葉を聞いたことがありましたね。 それぞれが1番綺麗に見える状態を指しているのでしょうが、女性の美しさにたとえる場合もありようですね。

Th_3051_2 確かに、芍薬は多年草で枝がすっと伸びて花が咲きますので、立ち姿がいいでしょうし、一方牡丹は花木で枝分かれして横に伸びて綺麗なことより座る姿勢にたとえたのかも知れませんね。 百合は屋外で咲きほこる姿が美しいのでそのようにたとえたのでしょうか? 関連が在りそうでないような組み合わせが気になってしまいますが・・・coldsweats01

小手毬の枝が前方に伸ばすことで、芍薬の花だけが目立つことを抑える効果がありそうです。それによってバランスが良くなっていると感じます。そしてす〜と伸びた菖蒲が愛らしいです。

花器の上に乗った小菊や後方の背景を作っている千年木は脇役に徹しているようです。

残りのゴールデンウィークも皆様、楽しんで下さいねgood

<花材:芍薬、菖蒲、小手毬、小菊、千年木>

2018年5月 3日 (木)

改憲の必要性が判らない

あの大戦で、多くの国民が亡くなり、国土が焦土となることを経験した私達日本。日本だけでなく世界中の人々が戦争はもうこりごりで、世界の恒久平和を希望したはずです。

Th_762737 日本は戦後、戦前の反省から世界的にも画期的な積極的平和主義を打ち出し、憲法にも盛り込まれました。

私は沖縄に生まれ、戦争を生き抜いた両親や祖母などを通し、戦後の米国支配下での経験を介して平和とはどれ程貴重であり、それを維持するのは戦争より困難であることを肌を通して分かっているつもりでいます。

第二次世界大戦を経験した世界中の殆どの人々は敗戦国であれ、戦勝国であれ、もう2度と戦争はしたくないと考えたはずです。

しかし、人間はまだまだ未熟です。記憶が薄れ、自分で経験しなくなると、悲惨な戦争を想像できずに、少しでも他者が自分の意に反すれば力ずくでねじ伏せようと考える人が出てくるのです。 

世界が混沌とする中で、政治家が他国と比べて自国の優越性を訴えると、私達も優越感に浸って引きつけられてしまうのです。次第に冷静さを失い、盲目的にそのような訴えを信じてしまうのです。

戦争は為政者同士の交渉の失敗によって起こります(もちろん狂人的な支配者に因っても起こりますが)。 憲法は偽政者が勝手な判断が出来ないための大きな足かせとなります。 自衛隊についても多くの国民に認知されていますし、存在を否定する方は少ないと思います。 自衛隊を明記するために憲法改正が必要なのでしょうか?

変える必要もない憲法に対して、戦後他国から押し付けられたからとか、制定後時間が経っているとかで「変えないといけないような雰囲気(空気)」に飲み込まれている気がしています。 

何故いま憲法を変えないといけないのでしょうか? 本当に変えないと不都合があるのでしょうか? この憲法のお陰で、私達の生活で何か不自由なことがあったのでしょうか? 

新しく取り入れたいことがあれば立法で足したら十分成り立つのだと思うのです。

政治家にとっては不自由さはあっても国民からこの憲法は不自由なのでしょうか? 政治家のための改憲なら必要ないと思うのです。 改憲よりもっとやることが山積している日本の現状だと思えるのです。

今一度、改憲の議論の前に、憲法の重要性を考えないといけないと思う「憲法記念日」です。

2018年5月 2日 (水)

アオバアリガタハネカクシ(蛍光灯虫:やけど虫)による皮膚炎

今日のFM放送はゴールデンウィークにお出かけの機会も多いと思いますので、虫刺されについて話をしました。軽いものから重篤なものまで様々な状態を引き起こしますが、多くは痛みと痒みが主の症状となるようです。

虫刺されによる分類としては①刺されると痒みを引き起こす場合:蚊、ダニ、ノミ ②刺されると痛みと痒みが起こる場合:アブ、ブヨ ③刺されると痛み、ショック症状を引き起こす可能性がある場合:蜂、ムカデ ④触れると皮膚炎を起こす場合:毛虫など

沢山ありますので、それぞれの対処法を調べて置くことがこれからの屋外で楽しく凄くことが出来ると思いますので、お出かけの前にネットなどでチェックして下さいね。

250pxpaederus_littoralis01_3 さてさて、今日のブログは何を書こうかと思ったのですが、子供の頃を思い出したので、少しローカル色が強いのかも知れませんが、「蛍光灯虫」について書いてみたいと思います。

田舎に住んでいると色々な虫がいて何らかの原因で虫刺されになることがありました。
特に、朝起きたら顔などに線状の火傷のような痛がゆい水疱を造ることがあり、私の田舎では「蛍光灯虫」と呼んでいました。地方によっては「やけど虫」と呼んでいる所もあるとのことです。

この「蛍光灯虫」の正体が分かったのは医学部に入ってからでした。これは「アオバアリガタハネカクシ」と言う小さな昆虫によるものだったのです。
体長7mmほどの小さな虫で、体の上をはっても問題ないのですが、夜中に体の上で動くと無意識に手で叩いたりして潰してしまったりしてしまいます。この虫の体液は有毒物質のペデリンを含んでいます。 

Th_ ペデリンは直後に痛みが来るのではなくて、数時間して(朝起きたあたりから)から火ぶくれのような炎症を起こします。大体は掻いて引きずってしまうために、この体液も線を引いたように体に残ります。 ですので朝起きたら顔や体部に線状にミミズ腫れになっていることに気が付くのです。何が原因で起こったのか分からないままなのです かなり痛いです。

今思えば、昔「蛍光灯虫」と言われていたのは「アオバアリガタハネカクシ」が原因だったのです。 決してヤモリの尿で起こるわけではありません。

アフリカ大陸以外には生息しているとのことですので、この虫による線状の水ぶくれを経験した方もいらっしゃるかも知れませんね。 上のような虫が皮膚に止まっても叩いたりしないで、そっと逃がして下さいね。

2018年4月29日 (日)

世界を夢見て78: スペインのパラドールについて

三度目のスペインで初めてロンダを訪ねました。町のシンボルともなっている断崖絶壁に建つヌエボ橋の袂にあるパラドール・デ・ロンダの宿泊することが出来るという機会に恵まれましたheart04
宿泊出来る利点は夜や朝の風景も楽しむことが出来、景色の移り変わりを体験できることです。今回満喫しましたscissors

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ところで、宿泊施設としてスペインにはパラドールという宿泊施設が94箇所あります。パラドールとはスペイン語で「休憩所」を示す言葉で、現在では比較的高級ホテルと言った意味合いでしょうか。 その歴史はスペインのインクラン伯爵が自分の所有する狩猟用の山荘を改装して1928年にパラドールとして公開したのが始まりだと言われています。その後、歴史的建造物である古城や宮殿、修道院、市庁舎などを国家が買い上げて、修復してホテルとして使用されるようになります。
歴史的な建造物だけではなく多くは町の中心地や景勝地にあり、泊まる人々にとっても便利性や歴史に触れることもできるのです。

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今回、幸運にもバラドール・デ・ロンダに泊まれました。旧市庁舎を改装したパラドールでヌエボ橋とマッチする古風なたたずまいですが、内装は改築されモダンなホテルとなっています。私の部屋はルームナンバー1番の部屋でした。

私などは浅はかですので「No1の部屋」となるときっと眺望も良い部屋に違いないと思っておりましたcoldsweats01・・・残念ながらヌエボ橋が見える部屋でありませんでしたweep

それでも部屋を出て直ぐのホテルのロビーからこの景観を楽しむことが出来ました。このパラドールも予約が取りにくい人気のあるバラドールの1つです。

<昼、夜、朝の移り変わる風景の写真を載せておきます。宿泊出来たために出来た贅沢な時間です>

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Th_dsc09375_2初めてのロンダの街も本当に素敵な場所でしたhappy01

Th_dsc00109 私がパラドールの中で1番に泊まってみたいのがアルハンブラ宮殿内にあるバラドール・デ・グラナダでしたが、今回は宿泊は出来ませんでした。 アルハンブラ宮殿散策時にバラドール・デ・グラナダを見つけましので憧れをもって写真を撮りました(左)。 ここに泊まると夜のアルハンブラ宮殿内を散策出来るそうですよ・・weep

もしも皆様方で自分で宿泊先を決めることが出来るのであれば、スペインには個性的なパラドールが沢山ありますので、ダメ元で捜してみては如何でしょう。

2018年4月27日 (金)

今週の生け花(平成30年4月第4週)

あれよあれよという間に、4月も後半、明日からゴールデンウィークに突入という方も多いと思います。全国的にゴールデンウィークの前半は天気が良さそうですので、お出かけになるのは前半がいいのでしょうか?                  

Th_img_0923 今週もいつもの2階の場所に生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれています。

今週の生け花は花器を含めて個性派揃いです。

初めて見る花器ですが、金属製で形も非対称でどことなく宙に浮いた不安定さがあります。前方に傾斜していて、一瞬活けた花々の方が傾いているのかと錯覚してしまいそうです。

今回も大柄なダリアの花が目立ちます。特に前方にある白のダリアの花は反射して眩しいほどに感じられます。そのせいで後方の深紫のダリアの方は暗く写ってしまいます。

黒色の花器の上に咲いている小菊のピンクがとても可愛らしいです。特に中央が黄緑で次第に黄色に染まることで小さな花弁一つ一つのピンクが際立ってきます。

葉材と利用されているマサキの力強い息吹も感じされます。マサキは生垣などで使用される常緑樹ですが、この様に生け花でも使われることがあったのですね。この時期ならではの新緑の葉がキラキラとしています。

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もう1つ楕円形の丸い実と着けた植物はなんだと思います? 私は初めて知りましたが、「ダッチアイリス」の実だそうです。 ダッチアイリスは球根性で4〜5月に花を咲かせますが白や紫の気品のある特徴的な花を咲かせます。花は時々見かけますが、その後実をつけることは知りませんでした。 生け花クラブの皆様から教えて貰えなければアイリスの実とは想像もつきませんでした。

病院は入院患者さんや透析患者さんもいらっしゃるので休みということにはなりませんが、明日からは待ちに待ったゴールデンウィークをいう方々も多くいらっしゃると思います。どうか楽しんで下さいねheart04

<花材:マサキ、ダリア、ダッチアイリスの実、小菊>

2018年4月25日 (水)

高分子重合体と過敏性腸炎

「高分子重合体 」と聞いただけで、気が引けてしまう方もいらっしゃるかも知れません。高分子とは分子量が大きい分子のことで、重合体(ポリマー)とは同じ構造をした単量体(モノマー)が多数結合して出来た物質を指します。
私達の周りには沢山の天然のものや合成の高分子重合体があります。天然のものとしては蛋白質、セルロース、デンプンなどがありますし、合成高分子重合体にはナイロン、アクリル線維、ポリエステル、ウレタンなど様々あります。          Th__2

同じ構造で出来ているため、均一で安定性があります。同じ構造の網の目に水分を保持する力が強い高分子重合体を高吸水性高分子とか吸収性ポリマー、高分子樹脂(吸収体)などと呼んでいます。

この様な高吸収性高分子重合体は自分の重さの何倍も水分を吸収・保持出来るため、身近の製品としては紙おむつや生理用品に使用されています。ドリップ吸収剤、結露防止、芳香剤、洗剤減量などにも使われています。水分の量の分を保持でき、されにゲル状となるために使い勝手がいいのです。

さて、長々と書いたのですが、この様な性質を利用して、過敏性腸炎の治療薬として使用している薬剤があるのです。

過敏性大腸炎については以前書いていますので興味のある方は(→http://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-221e.html  )。この過敏性腸炎では便の水分量の調整が上手くいかないため、水分が吸収されない前に下痢便となったり、腸の運動が上手く出来ない為に、水分の吸収が進んで、硬くてコロコロとした水気のない便が出てしまいます。

Th_398229 過敏性腸炎では症状に遭わせて色々な薬が処方されていますが、水を保持する力のある高分子重合体の薬が開発され、飲むことで、水分の多い下痢型の便を固形にすることが出来たり、コロコロ便の場合は便の中に適度な水分を保持するために好都合となっているのです。

何となく紙おむつとか生理用品に使われているのと同じ考えで出来た製品となるとびびってしまうのですが、最初に書いた様に高分子重合体は蛋白質やデンプンなどがありますし、食品添加物としても使用されていることを考えると飲むことに抵抗もなくなりますね。

意外な所で使用されたこの高分子重合体は水分のゲル化や保水などの特色によって過敏性腸炎の有用な薬の1つになっているのです。

2018年4月22日 (日)

微笑むこと

「微笑む」ことに関して、おそらく誰も否定的な意見はなく、自ら微笑むことで相手に対してもよい効果が得られるのだと信じているはずだ。

ただ微笑む行為にも幾つかの違いがあるのだろう?

何も考えずに、何時でも微笑んでいたら、異常としか思えない。場違いな所で微笑まれても、こちらも困惑してしまう。

対価を求めて微笑む場合もあるのだろう。相手に嫌われないため、物を売るため、恋愛対象者に気に入って貰うための微笑みがあるのだろう。

Th_img_0824 自然に微笑む行為もあるだろう。母子の関係など、小さく、愛おしい者への愛情として。

対価ではなく更にプロフェッショナルとなった領域での微笑みもあるかも知れない。訓練に訓練を重ね、状況を判断して,次第にこれが身についた人々の微笑みも。

その中で最強の微笑みは、打ちひしがれ、心に重りを背負いながらも、相手を愛しむ微笑みではないかと思う。

この最後の微笑みにかなうものはないのかも知れない。深く慈愛に満ち、相手の心の中に達し、その人の苦しみを和らげる微笑み。

私には無理だと分かっていても、医療人として何時の日かこの微笑みを手に入れたいと願っている。

2018年4月20日 (金)

今週の生け花(平成30年4月第3週)

この沖縄も4月は気温の変動が大きく、涼しくなったり暑くなったりと体調に気をつけないといけませんし、まだまだ麻疹の流行が止む気配がありません。対応に追われながらも着実に対策を講じています。                    Th_img_0895

落ち着きのない状況の中でも、いつもの2階の場所に、生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれています。 このお花をみると少し心が落ち着いてきます。

ひねりを加えた花器にピンクのスプレーカーネーション、その上に大柄な白い花のトルコギキョウ千年木の黄色い縁取りの緑の葉、大きな葉をもつオオタニワタリが主座を形成しています。
トルコギキョウと名が付くので、トルコ原産かと思いますが、実は原産地は北アメリカだそうです。蕾の形がトルコ人のターバンに似ていることより和名がついたとのことです(諸説ありますが・・・)

Th_3043 今週の生け花の特徴はツル状の枝に黄色の花をつけたモッコウバラの使い方が美しいです。 葉の形も綺麗ですし、花器の左側に大きく伸ばすだけでなく、花器から垂れ下がるようにも使っています。 このモッコウバラ(木香薔薇)は中国原産のバラということですが、バラの特徴と思っていたトゲがないそうです。 トゲのないバラもあるのですね。初めて知りました。 トゲがなければ扱いやすいのかも知れませんね。

爽やかな香りがしそうな今週の生け花でした。生け花クラブの皆様に感謝です。

<花材:モッコウバラ、トルコギキョウ、スプレーカーネーション、大谷ワタリ、千年木>

2018年4月18日 (水)

世界を夢みて77: 断崖絶壁の町 ロンダ

三回目のスペインで初めて訪れる町ロンダ。観光案内などに載っている断崖絶壁の町ロンダを訪ねることが出来ました。そしてその宿泊がパラドールという最高の組み合わせが実現しました。

Th__3 ロンダはアンダルシア地方のコルドバ、セビーリャ、グラナダから同じぐらいの距離があり、多くの場合は訪ねたとしても写真を撮って通過することになると思います。

今回宿泊することで、夕方から夜にかけて刻々と移り変わる町の変化、朝日に照らし出される景色を体験できるのではないかとワクワクした気持ちで向かうことになりました。 旅は想像するだけで楽しみが倍増しますhappy01

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ロンダはロンダ山地を流れるグアダレビン川の浸食によって造り出された深い峡谷の上に立てられた町です。随分古い時代から人々が住んでいたようです。この街を有名にしているのが、谷を挟んで新市街と旧市街の間に架けられたヌエボ橋による景観です。橋の中央から下を眺めると結構高いのが分かります(高所恐怖症の方では駄目かも知れません)

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ヌエボ橋より奥の方にはイスラム時代に最初に谷に架けられたビエホ橋(旧橋)があり、18世紀に今の場所にヌエボ橋(新橋)が完成し新・旧の市街を往来出来るようになっています。この新橋は丁度、断崖絶壁の断端に出来ておりその景観が美しいために、ガイドブック等でも紹介される様になり、町のシンボルともなっています。Th_dsc09245

もう一つロンダを有名にしているのが、18世紀にスペインの近代闘牛術(私達が認知する闘牛士と牛の決闘)を確立したフランシルコ・ロメロが生まれた町としてもスペイン国内で有名な場所となっています。その闘牛場も入場することが出来ます。

闘牛の最初は貴族などが、軍事訓練や結婚式の出し物として公開されていました。馬に乗った貴族が長いヤリなどを持って、牛に対峙する方法がなされ、馬の方も現在のような防護服もなく、牛の角で刺されて死ぬことも多かったようです。人と牛が対峙して行う現在の形を確立したのがロメロ(上の写真の銅像がロメロ)さんだったのです。

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ところで、闘牛の牛はどうして闘牛士に突進して来るのかご存じですか? 牛は色盲ですので赤い色をみて興奮するわけではありません。では普通に飼っている牛が布を揺らしたら突進して来るのでしょうか? その様な習性があったら女性のゆらゆらしたスカートなどに突進して来て大変ですcoldsweats02

実は闘牛で使う牛は、数日間真っ暗な部屋に閉じ込められ、食事も与えられずに過ごします。そして闘牛が開始する直前に、真っ暗な部屋からいきなり闘牛場の明るい太陽の下に追いやられます。こうなると牛は目はくらくらするし興奮状態が極値に達して、動いているものに突進して行くことになるのです。 皆様方の謎も解けましたか?

ロンダの闘牛場へは7ユーロで入場でき、実際の闘牛場の観客席や場内に入ることが出来ます。またマタドール(正闘牛士)の綺麗な衣装などを展示している博物館なども併設しています。

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町を歩くと、甘い匂いが漂って来ました。お店の中に入るとアーモンドや他のナッツと砂糖を大きな鍋で絡めながら混ぜた伝統的なお菓子を売っています。砂糖の甘さとアーモンドのバリバリ感が美味しくて、これが病みつきになって止められなくなりますcoldsweats01

ロンダのパラドールに宿泊しましたので、次回はスペイン国内にあるパラドールについて書いてみたいと思います。

2018年4月15日 (日)

忖度のために嘘を重ねる結果に

今の政治のあり方に対しては余りに酷すぎて書く気にも暫くならなかったのですが・・・

憲法は守らないし、都合が悪ければ記憶にないことにし、はぐらかしてまともに答えない。 日本において民主主義が崩れる音が聞こえてきます。 多くの方が危機感を持っている一方、理論的に対応せずに盲目的に信じている方も多いと感じます。

そもそも公文書ってなんなのでしょう。 書き換えてはいけないし、間違えた場合は訂正した文書も公にされるとともに、書き換える以前の文書も残しておかないといけないはずです。保管義務も当然あります。 歴史的な国民の財産なのです。

私のような医師をしていると、診断書を始め様々な公文書を書く機会があります。癌でもないのに、相手が癌保険に入っているからと忖度(?)して「癌」と書いていいのでしょうか?そんなことをしたら1発で行政処分や逮捕となります。

Th_ 私のブログでも何度も書いた通り、私の一番嫌いな人間は「平気で嘘をつく方」「裏表がある方」です。こんなに政治や行政の世界で嘘が蔓延していることに、怒りを通り越して落胆さえ覚えてしまうのです。

嘘を平気でつく方の忖度をして、嘘につじつまを合わせて嘘を書けば、もう真実が何処にあるのかさえ判らなくなります。

政治家より優秀な日本の官僚達にもう一度公僕であること、自分の仕事に誇りが持てるようにさせなといけません。 そのためにはなにをしないといけないのか・・・・まずは「内閣人事局」の制度を刷新しなといけないと考えてしまいます。

政府への忖度を重ねる方ではなく、実力があり正義に基づいてブレない官僚がドップに成れる組織を作らないと隠蔽体質は今後も変わらないと思うのです。

これ程多様で根深い政治がらみの不祥事が起こり続けると、もう何でもありとなって、行政の信頼性、国そのものが崩壊してしまう危機的な状況なのだと考えてしま今日この頃です。

2018年4月13日 (金)

今週の生け花(平成30年4月第2週)

4月も第2週となり、新しい環境に身を置いている方々も少し慣れてきましたでしょうか? 頑張って下さいね                           Th_img_0856

4月は診療報酬改定で、システムの入れ替えや新入職員の配置に加えて、麻疹の流行に備えた対応など、毎日が目まぐるしい展開で過ごしているのが実情です。

何となく落ち着かない状況でも、いつもの2階の場所に、生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれています・・ホッ😌 

今週の生け花はすっと上方に伸びた真っ赤なダリアが目立っています。ダリアはメキシコ原産で18世紀にスペインに持ち込まれ、品種改良を重ねて今の形になったそうです。大きな鮮やかな花弁が特徴的で、メキシコの国花でもあるそうです・・・何となくメキシコの飲み屋でテキーラの横に1輪かざしても似合いそうです(・・ちょっと意味不明でしょうか?)

Th_3042 ただ今回の生け花は、この上方に伸びたダリアがなくてもまとまった落ち着いた感じも受けます。 細長い花器のため、正面から見るとグラスのような花器に見えてしまいます。

この細く見える花器の上に、上手くピンクのダリアや2種類の、そしてグニユーカリをまとめ上げています。少し大きめな淡い紫色の菊を下方に白い小菊が上方に組み合わせて光を上手く受けている雰囲気を醸し出しています。

今回は正面と側面ではまた違う感じを受けますので、左右斜め方向と上方からの眺めも写真に撮りました。随分と雰囲気が違うのではないでしょうか?

生け花はやはり左右上下、色々な角度から眺めて始めてこの全体的な美しさが判るのかも知れませんね。

<花材:ダリア、グニユーカリ、菊、小菊>

2018年4月11日 (水)

麻疹(はしか)の流行に注意

沖縄県では3月に海外旅行者が旅行中に麻疹(はしか)にかかったことが判明し、その方が接触した場所から発症者が出現、更に拡大し沖縄県内で麻疹(はしか)が流行の兆しにあるとして、はしかの警戒レベルを最高の「3」に引き上げました。

・何故はしかの感染が問題なのか?
なんと言っても麻疹の感染力の強さにあります。 周りに影響を及ぼす程、感染力が強いためにインフルエンザと命名されたインフルエンザウイルスですが、それと比べても、麻疹の感染力は驚異的に高いのです。おおよそのデーターではインフルエンザの10倍以上の感染力があることが判っています。

麻疹の抗体を持っていない方が、麻疹の患者さん(症状の出てない時期からでも)と接したり、買い物で釣り銭の受け渡しをしただけでも感染してしまい、体力のあるなしに関わらず感染した人の95%以上、ほぼ全員が発症します。

・年代による抗体の有無の推測

現在の所、はしかを予防出来るのはワクチン接種や過去の感染で得た抗体しかありません。そのため症状などを記す前に、先に抗体の有無やワクチン接種の既往について書いた方が安心かも知れません。(母子手帳等あれば確認して下さい)

・昭和52年以前に生まれた方:この当時予防接種はありません・・・残念でした・・・なかった分だけ多くの国民が麻疹(はしか)にかかった方が多いのです。1度罹ったらほぼ終生免疫を持っていますので、殆ど罹りません(もちろん例外はあります)。

・昭和52年から平成2年生まれ:この世代はワクチンの予防接種は1回のみの時期です。麻疹は1回だけでは弱く2回接種が必要です。しかし1回の方は罹っても重症化しにくいと言われています。ただし修復麻疹と言って、「自分は症状は軽くても」「他人にうつす可能性があり」注意が必要です。

・平成3年以降の生まれ:定期接種2回世代で、2回確実に打っていれば感染リスクは低くなっています。 現在は1回目の接種が満1歳と小学校入学前となっています。 また6〜9ヶ月までの赤ちゃんはお母さんからの移行抗体があります。 その為この時期の赤ちゃんで1回目の予防接種を受けてない場合や、学童期で2回目の接種がまだな子供は、流行期には前倒しで受けることも出来ますので、小児科や行政に問い合わせ下さいね。

私達の病院でも緊急時に備えて職員の抗体検査を行っている最中ですが、昭和52年以前生まれでも、抗体が低い方が思ったより多いため、現在全職員の抗体検査を施行を始めている所です。流行期には人混みに出かけるのは控えるべきだと考えています。

ではでは、感染経路や症状、合併症などについて記載してみます。

Th_ ・感染経路

空気感染(飛沫核)の他に、飛沫や接触感染など、感染者が近くにいるだけでも感染しやすいウイルスです。ただし空気中に出されたウイルスは2時間程度で死滅します。

・症状・合併症

感染者と接触後、10〜12日間の潜伏期間があり、その後38度程度の発熱や咳、倦怠感(小児では不機嫌)や目の症状(結膜充血、目やに、羞明)などが2〜4日続きます。小児では下痢や腹痛も多くみられます。 その後、半日ほど解熱時期がありますが、それが過ぎた後に39度の発熱が出現し、更に口腔内のコプリック班と言われる、白い小さなブツブツが認められ、顔面から全身へと特徴的な鮮紅色の皮疹が表れます。

皮疹が出現後3〜4日経つと解熱し、全身状態も回復に向かいます。全身の皮疹は赤から黒ずんた色に変わります。しばらくは色素沈着として残ります。

麻疹は感染症の5類にあたり、保健所への届け出義務があり、本人も解熱後3日間は登校出来ません。

・合併症

麻疹の患者の30%に合併症が認められ、その大半が肺炎です。その他中耳炎、咽頭炎、心筋炎、脳炎などの危険性もあります。また麻疹を罹患して数年経ってから亜急性硬化性全脳炎という特殊な合併症を併発する場合もあります。

・医療機関からのお願い。

沖縄県で麻疹が広がりつつあります。不急の外出や人混みは避けて欲しいと思いますし、感染を広げないためにも、症状が軽ければ自宅待機で経過観察して頂きたいと思います。特に軽症な方が夜間の救急外来に来院されてもすぐに検査も出来ませんので、感染を広げるだけになる場合があります。

前回の新型インフルエンザの時にもそうでしたが、パニックにならずに自分自身で正確な情報を手に入れて、冷静に対応して頂きたいと考えています。麻疹に限らず、感染症は医療機関だけでなく国民1人1人の予防や対策が求められているのです。

2018年4月 8日 (日)

世界を夢みて76: トレド観光No3:エルグレコと出会う

トレドの魅力はつきません。今回はカテドラルの直ぐ横のホテルに滞在したため、昼、夕、夜、早朝と移り変わるトレドの街を眺めることが出来ました。トレドの魅力を肌で感じながら過ごすことが出来ました。Th__3

トレドのもう1つの魅力はエル・グレコの作品群に出会えることがあると考えています。 EL Greco(1541〜1614年)と表記しています。本名はドメニコス・デオトコプーロスというギリシャ生まれの方です。何となくスペインで有名ですのでスペイン人と勘違いしている方も多いと思います。
スペインに来る前はイタリアに居たのです。イタリア語で彼は本名で呼ばれなくて、「ギリシャ人」と言うあだ名で呼ばれていました。ELは「人」 Grecoは「ギリシャ」というイタリア語で、彼はスペインに渡ってもエル・グレコ(ギリシャの人)のあだ名で呼ばれていました。 誰も本名は知らないかも知れません・・・

今回の旅行ではトレドの三カ所の教会や博物館で彼の作品を観ることが出来ました。24年前に来た時にはもう一カ所(グレコ美術館?)観ることが出来ました。

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今回はじめに出会えたのは、トレドのカテドラルの中です。前回のブログで書いたように巨大な教会で内部の装飾などに圧倒されます。その中に  聖職者達が着替えをする場所があります(聖具室)。それはそれで巨大な空間で、両サイドにも天井にも絵が描かれています。 しかしなんと言ってもこの部屋の正面に飾られているグレコの「聖衣剥奪」が圧巻です。 

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部屋に入るとこの絵が飛び込んできます。エルグレコの「赤」と言われる程、赤い色にグレコの特色があります。彼にしか出せない色かもしれません。

Th_dsc08470_3 エルグレコの最高傑作と言われる「オルガス伯爵の埋葬」を納めているのがサント・トメ教会があります。流石に有名だけ合って朝から多くの方が入場を並んで待っています。残念ながら内部の撮影は禁止ですので、Wikkpediaからの写真を載せて置きます。

Th__4 中に入るとグループ等で20〜30名の単位で区切られて、次第に絵の前列へと進んでゆきます。かなり大きな作品で教会の正面の一面を飾っています。テンペラで描かれているために絵そのものが光を放っているように感じます。ここにもグレコの赤が光っています。

この絵には色々な要素が取り組まれているとのことです。当時現存だった人々(グレコの絵を評価した人々)やグレコ本人、グレコの息子も作品の登場人物として描かれています。

二部構成からなり上方は天上界での物語、下部ではトレドの守護聖人、聖アグティンと聖エステバンがオルガス伯爵を埋葬する場面が描かれるという、現実と天上界が一緒の場面に描かれています。 エルグレコの作品は神も人も伸びきったような不均等さで描かれている作品が多く、純粋なクリスチャンでは描かないような手法をとっていることにも気がつきます。彼がギリシャ生まれだったためのギリシャ神話で描かれるように、神と人間がより近い存在だったのかも知れないとふと思えるのです。

トレドにはエルグレコの作品を多く展示したエル・グレコ美術館がありますが、24年前に行ったので今回は夕の閉館も近づいていたため、トレドの丘を急ぎ足で下って、タホ川の麓にあるタベーラ病院を目指しました。

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ここはまだ行ったことがなかったため是非訪れたい場所でした。外科を専門にしているので病院の施設見学ではなくて、その中のグレコ作品を観たいためでした。

Th_dsc08711 18時閉館と書いてありましたので、急いで中へ。受付の方が「あと30分程度だけど観る?」と・・・もちろん日本からはるばる来ました〜と。入場券を買った後、わざわざ中まで案内してくれました。

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中に入ると想像以上の作品群、それも私と入れ替えに最後の2人が出て行ったため、中の美術館員のみとなり、貸し切り状態です・・・もう最高です

正面の祭壇はエルグレコが唯一設計した作品です。当所、イタリアから渡ってきた彼は絵画だけでなく建築も出来ると申し出て、病院の礼拝堂の祭壇を手がけます。優しい色づかいの祭壇となっています。

Th__5自分だけの空間でこの礼拝堂でエルグレコをみれたのは一生の思い出になる経験でした。

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