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2018年1月14日 (日)

世界を夢みて 70 : スペイン・セゴビア観光。

マドリッドから日帰りでセゴビアに向かいました。これまで3度のスペインですが1回目はバルセロナとマドリッドだけでしたので、セコビアは2回目となります。 24年ぶりですが殆ど変わらない佇まいです。
マドリッドから北西95Kmに位置し、マドリッドから1回のトイレ休憩を挟んでもあっという間に到着です。標高が1002メートルありますので、幾分ひんやりした感じを受けます。 そう言えば、マドリッドから高い場所に上ってきた感じを受けなかったのですが、マドリッドはヨーロッパの首都で一番標高が高い所(海抜655m)にあるので、セゴビアもあまり高いと感じなかったのかも知れません。

セコビアを訪れる観光客の目当ては、保存状態のよいローマ水道橋、ディズニーの「白雪姫」の城のモデルとなったアルカサル(城)、カテドラルの貴婦人と呼ばれるカテドラルの見学だと思います。

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セコビアに着いてバスの駐車場を下りると・・ドドンと目の前に水道橋がみえます。ローマ時代にタイムスリップした感じになります。 ヨーロッパ各地でローマ時代の建造物、特に水道橋を観ることがあります。その都度ローマ人の土木建設の水準の高さに圧倒されます。

古代ローマの人々の街づくりの基礎を作っているのが、道路、水道橋、大浴場かと思うほどヨーロッパ各地で今でもこの痕跡を観ることが出来ます。

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セゴビアの水道橋は15Km以上離れたアセベダ川の水を町まで引くために、ローマ人により紀元前1世紀頃から建築されたそうです。この様な建造物を釘などの接合剤を全く使用せずに石を組み合わせるだけで造っていることは驚きです。

水道橋の下を通り向こう側の広場で見上げると、凄く高いです。高さ、長さともに圧倒されます。橋の袂から階段を登ると水道橋の上層まで上ることが出来、そこからの眺めも素晴らしいです。

Th_dsc08242 丁度広場の向こうには雰囲気のあるレストランがあり、時々歓声が上がっていました。セコビアの名物料理に子豚の丸焼きがあります(ちょっと残酷な気もしますが、脂ものっておらず、外がバリッと仕上がって中がジューシーだそうです)。 この出てきた子豚をナイフで切るのではなくて皿を押しつけて切るそうです(それだけ柔らかいということを見せてくれるようです・・)。その切った皿はどうするかというと、地面に叩き付けて割ってしまうそうで、時々歓声が上がっていたのは、皿を割る瞬間に盛り上がるためのようでした。一種の魔除けのような風習が残っているためとのことです。

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水道橋から雰囲気のある通りを歩いて行くと、マヨール広場に出ます。

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正面にゴシック様式の巨大なカテドラルが眼に入ってきます。今回は中には入らずにカテドラルの横の通りを下りながら白雪姫の城のモデルとなったアルカサルに向かいます。

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アルカサルはローマ時代の要塞の後に13世紀ほどに築かれたお城で城の両サイドをエレスマ川とクラモレス川がながれその合流地点が城の先端となっています。 お城の先が尖っているのはその地形の為なのです。

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深い谷底に架かった橋を渡り内部に入ることが出来ます。 王が結婚式を挙げた「王座の間」など美しい部屋を観ることが出来ますし、この部屋から眺める風景も綺麗です。

一通り城を散策後、今度は城の先端を観ることができるビューポイントへ移動します。日本語の看板もあり、なだらかな散歩道を20分ほど下って行くと、少し開けた芝で被われた公園に出ます。

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それまで城を背にして歩いていたのですが、ここで振り返ると城が正面に見えました。本当に美しい場所です。白雪姫のお城のモデルになったのも頷けます。先端細くなっているのは、上記の川がここで合流した地形のためだったのです。

帰り道をブラブラと歩き駐車場へ。来た道を今度はマドリッドに戻り、レストランで食事。

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タパス、ポテトサラダ、スーフードマリネサラダ、チョリソー(ピリ辛ソーセージ)、スペインオムレツ、生ハム入りコロッケ、イカリング揚げ、マッシュルームニンニク炒め、アイスクリーム・・どれも美味しく完食ですheart04

他の人はホテルに戻りましたが、私はいつものように夜の街を散策後ホテルに戻りバタンキューで睡眠ですscissors(二万二千歩以上歩いたようです)

2018年1月12日 (金)

今週の生け花(平成30年1月第2週)

1月の2週になり、日本列島が冷え込んで来ているようです。Th_img_6355 温かい沖縄でもそれなりにcoldsweats01寒くなっています。もう少しで私は冬眠に入りそうな気温となっていますcoldsweats02

今年初の生け花クラブの活動が開始となったようです。寂しかった2階のいつものスペースに生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていましたhappy01up

丸く黒い花器と深緑色のユーカリの葉が全体を落ち着いた感じに保っています。この落ち着きがあるお陰で、真っ赤なアンスリウムと真っ黄色のフリージアの花が目に飛び込んで来ますが、それでも浮いていません。

 
Th_3012 左側に斜めにすっと伸びた避寒桜のピンクの花も初々しく感じられます。沖縄では一番寒い時期を迎えて、避寒桜の蕾が開いてきます。 寒くてもいずれ来る春を予感させてくれる桜です。

今回はやはり花器の選択、ユーカリの枝をループ状にしたために、花器の後ろにある黒いワイヤーともマッチしています。これに対して直線的な桜の枝を左上方に向けてることでより大きな空間が広がりました。 
生け花クラブの皆様方のセンスの良さが覗えました。今年も宜しくお願い申し上げます。

<花材:避寒桜、ユーカリ、アンスリウム、フリージア>

2018年1月10日 (水)

睡眠障害は長期的視点で治療を

今日のFMは、睡眠のパターンと睡眠障害について話をしました。私は外科を担当していますので、1番苦手な分野かも知れませんので、余り気にせず適当に流して読んで下さい・・coldsweats01

不眠症は非常に多くの国民が経験する睡眠障害の一つです。Th_917872 日本人成人の30%以上が入眠困難(寝つきにくい)、中途覚醒(途中で目がさめてしまう)、早朝覚醒(朝早く目が覚めてしまう)、熟眠困難(十分に寝た気がしない)などの不眠症状を有しています。国民の5〜10%が睡眠薬(抗不安薬を含む)の処方を受けているそうで、年齢と共に増加してゆきます。

不眠は単に眠れないと言うだけでなく、精神・身体に大きな影響をもたらします。不眠は個人的には眠気、倦怠感、集中力低下、抑うつや不安感を増し、社会的には長期欠勤や生産性の低下、交通事故などを含めた産業事故の増加を招く病態となっています。

私自身が余り詳しくないのですが、長期的な視点で睡眠障害を考えないといけないとされています。

まず、不眠が治療レベルかどうか、不眠のパターンはどの種類なのか、うつや更年期障害、認知症などの他の疾病から来ていないかどうかを考えて治療にあたります。生活などを見直して、治癒の方向に持って行けるかどうかを考えて、経過をみてゆく必要があります。 

不眠症に対する治療薬には様々な種類が開発されて来ました。1950年代から色々な眠剤が開発され、現在でも一番多く使われているのはGABA(ガンマアミノ酪酸)受容体作動薬と呼ばれる種類です(沢山の種類があります)。脳の興奮を抑えるGABAという神経伝達物質を促して脳の活動を抑えて眠りへと導く薬剤です。その後2010年代にはメラトニンという物質が体内時計のスイッチになることより、より自然な眠りをもたらす「メラトニン受容体作動薬」が開発され臨床に使われてきました。 2014年には今度は覚醒に関わる脳内物質を抑えて、睡眠を促す「オレキシン受容体拮抗薬」が使われるようになりました。

それぞれに、効果の強さや依存や副作用の問題もありますので、色々な側面から不眠の治療は選ばれています。 眠剤の流れとしては、強力な薬よりマイルドなもの、不眠のタイプにあったより依存が少ない治療薬が選ばれ、またより自然の眠りに近い薬を選択することが多くなりました。

大切なことは漫然と内服を続けないこと、効かないからと違う種類の眠剤を加える多剤併用や安易に増量しないことも重要です。 少量の眠剤で効果が得られない場合などは、より専門的な精神科や不眠外来などの受診を勧めます。上手く主治医の先生と相談して治療をすべきと思えます。

私達が自分で行える環境面の整理については以下のことが報告されていますので、不眠症ならご自身で検討して見て下さい。

Th_797269 ①定期的な運動:適度な有酸素運動すると寝つきやすくなり、睡眠も深くなります。

②寝室環境:遮光カーテンなどで明るくない室内環境、音対策として絨毯を敷いたり、ドアをきちっと閉めた状態にします。 

③規則正しい食生活:空腹で寝ると睡眠は妨げられます。睡眠前には軽く炭水化物などをとるといい場合もありますが、脂っこいものは胃もたれや逆流生食道炎などを引き起こすので避けましょう。 

④就眠前の水分:適度の水分を摂取しますが、飲み過ぎると夜間のトイレが増えます(この辺りは難しいですがコップ一杯程度でしょうか?) 

⑤就眠前のカフェイン:就眠4時間前のカフェインは摂らないようにします。カフェインは覚醒作用もありますので、寝つきにくく睡眠が浅くなる場合もあります。 

⑥就眠前のお酒:寝るための飲酒は逆効果です。アルコールを飲むと一時的には寝付きがよくなりますが、徐々に効果が弱まり、夜中に目が覚めやすく深い眠りが減ります。 

⑥就眠前の喫煙:ニコチンには精神刺激作用がありますので、夜は喫煙を避けましょう。 

⑦寝床での考え事: 考え事を寝床に持ち込まないで起きましょう。 就眠時の心配ごとは寝付きを悪くし、睡眠も浅くなります。

睡眠障害は難しいことがありますので、私の様な単細胞の頭では解決出来ないことも多いのですが、固着しないことも大切なのかも知れませんねconfident

2018年1月 8日 (月)

若者たちへ: 時間とお金と幸せ

時間は作るものだが、お金はついてくるものだ思うのです。

夢や理想を実現することは容易ではありません。時々夢を実現できないことに運や時間を言い訳にしてしまいます。運がなかった、時間がなかったと。 

Th_2 やはりその夢を実現させるためには時間を作らないといけません。運を近づけるための努力も我慢もしないといけません。

お金は作るものではなく、お金が目標でもありません。目標が実現した時にお金は後でついてくるものなのです。ただし夢の実現にお金を伴わないことだって確かにあります。

それはそれで夢を実現させたのですから幸せなのです。全てが満足出来る結果なんてないと思うのです。

若者たちにはスマートに生きようなどと思って欲しくない。いま自分が重要だと思えることに愚直に全力でぶつかって欲しい。はね返されてもまた立ち上がればいい。悩み・苦しみ・もがき・恥をかきながら生き抜いて欲しい。それが心の栄養になり未来で成長した自分が待ち受けているはず。

今日は成人の日、若い君らを暖かく見守りたい。しかし明日からはがむしゃらに生きて欲しい。君らが思っているより青春は短いのだ。頑張れ!

2018年1月 6日 (土)

人の温もり

人の温もりっていいなと思う。

この時代は遠く離れていても、直接話しが出来るし、画面を見ながらリアルタイムで話すことも可能となっている。
確かに昔と比べてはるかに、お互いの音信がとりやすくなった。

Th_img_5350_4 今はどんなに離れていても、瞬時にお互いの気持ちが確かめあうことが出来る。では昔はどうだったのだろう

会いたくて会いたくて、必死に相手の元に出て行ったのかもしれないし、死をも覚悟して遠い世界に捜しに行った人もいたかもかもしれない。ひたすら相手を思い続けながら。

手紙でのやり取りでも、想いの丈を書いて送って、その返事を待つ時間、何日も何日も胸が裂ける思いで、頼りを待ち続けたに違いない。

でも、はやり同じ場所にいたいと欲する。そこにはふれあう感覚が存在し、相手の温もりも感じることが出来る。 この温かみが人を幸せにしてくれる。

2018年1月 2日 (火)

1泊2日の台湾旅行・台北101花火

これまで、ヨーロッパを中心に旅行をしていた私は未だアジアを始めとする近隣諸国には行ったことがありませんでした。今回、沖縄から一番違い台湾を急遽旅行しました。

Th__20180102_153424_2 ここ5〜6年は年末に手術をしたり重症患者さんがいたりと、正月も殆ど病院で過ごしていました。今年の年始・年末は落ち着いた状態となりました。2〜3日病院へ行かなくても済みそうです。そうなると即行動開始ですwink
以前旅行の本で台北101という高層ビルにおいて年明け0時のカウントダウンと共にど派手な花火の催しが行われることを知りました。You-tubeでみたら凄いです。 それと年始年間に入っても台湾は旧正月を祝うため、殆どの観光地や旅行関連は通常通りやっています。

それではと急遽思いつき、ダメ元でネットで検索。中華航空翼下のLCCのタイガーエアが沖縄ー台北間で空きがありましたが、今度は台北中心部のホテルが色々な旅行検索サイトをみても空きがなくキャンセル待ちの状態。 飛行機代はキャンセル料を取られてもそれ程高くないため、直ぐに購入。その後暫くして比較的安いホテルをとることが出来、台湾行きが決定。

Th_ 60を過ぎて初めて年明けを海外で経験するワクワク感ですheart04 朝早く那覇空港国際ターミナルへ到着。着替えとカメラのみで、小さなリックもガラガラでの海外旅行。あまりにも身軽すぎて自分でもこれでいいのかと思える程coldsweats02(帰りの入国審査の税関で「荷物はこれだけですか」と尋ねられた程でした)。

那覇から台北桃園空港までは1時間チョッとのフライト。到着後、日本のSuicaと似た「Easy card(悠遊卡)」を空港で購入。これでほぼ全ての交通機関やコンビニなどでも使用できます。台北市内のホテルで手続きのみ行い、夜は101の花火をみて帰るためにチェックインは夜中の2時か3時頃になることを告げると、goodと言われ、いざ出発。ほぼ有名どころは2日間で回りきる計画。大晦日の夕方からは千と千尋の神隠しで有名となった九扮(きゅうふん)観光し、士林夜市を散策後、台北101の近くへ。台北の年始の大イベントで30万人ほどが集まるそうです。

見学の場所としてネットで確認したら、いくつかの候補地がありました。迷ったのですが九扮観光の時の地元ガイドに聴いた所、どうせみるなら一番近い101の近くで見たらとのこと。 ただし24時に近づくと101の駅は満員で駅から出られなくなることもあるので早めに場所を確保した方がいいとのことでした。

22時30分に101ビルの近くの道路に座り、時間を待つことに、次第に超満員状態。ただ近すぎて街灯の明かりがもろに入るという撮影条件の悪い場所となってしまいました。今更動くわけにも行かず。次第に0時に近づくと周りはざわつき、いよいよカウントダウン。 0時と共にビルから直接、花火が上がります。 

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まるでビルが炎上してしまうかのような大イベント。なんとこの花火に費やす費用は2億とか3億円と言われています。

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約五分間の大花火大会を満喫してため息。・・・その後も人・人・人です。

Th_1013 101から台北中心部の國文記念館へ移動するも、ここも夜通しのコンサートなどで人で埋め尽くされています。この方向から観た方が良かったのかも知れません(上の写真の下段左と中央の写真)。 人混みに押されながら、駅の方に向かいます。駅内も凄い人波です(下段右)。 それでも地下鉄はフル稼働で対応。地下鉄に乗れるまで2時間ぐらいかかるかと心配しました、2時に乗れてホテルには2時半到着。シャワーを浴びてバタンキューです。朝もゆっくししたいのですが、夕方には沖縄に戻るため、元旦も朝から行動開始でした。

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夜に無事帰国し、2日には病院へ。何となく久しぶりに感じますcoldsweats01。1月2日は病棟はもちろんですが、透析やリハビリ、薬局や材料部門などは出勤していますので、皆に新年の挨拶を済ませてきました。 今年も頑張って一緒に働きたい仲間達です。

1番近い外国、台湾は魅力に溢れ、活気のある街でしたheart04

2018年1月 1日 (月)

2018年明けましておめでとうございます

Th_img_6273 2018年(平成30年)、明けましておめでとうございます。 旧年中は色々とお声かけて頂き有難うございました。

年末に通常の生け花クラブはなかったようですが、2階のいつものスペースに正月用の生け花が飾られていました。

新年らしい華やかな雰囲気です。新しい年を迎えた喜びが伝わって来ます。 

医療界はますます厳しくなって行きます。人口構成が急激に高齢化して、病気になる方、治療や入院をしなければならない人口は爆発的に増える一方です。 無駄な医療をする必要はありませんが、医療を必要する方々は急速に増えるのですから医療費が増大するのは、既に30年40年前から判っていたことなのです。 急に起こってきた変化ではないのです。 

日本においては医療を必要とする人が増えるのが問題ではなくて、若者たちが将来に希望を持てず、子供を産める環境を整備して来なかったことが問題なのです。 子供達は私達の未来の宝だと改めて感じます。 子供や若い世代が希望を持てる、そしてお年寄りが安心できる社会になって欲しいと希望します。 偏見や差別がなくて皆が自由に生きてゆける社会であって欲しいと願っています。
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新年早々、難しい話しになりましたが、私達医療人に課せられた使命は、今ある病める人を救うしかありません。 私達が下を向いては患者さんも不安が増すだけです。 この生け花のように、元気に前を向いて行かねばなりませんねheart04 2018年も新たな気持ちで頑張って行きますscissors

どうか、今年も宜しくお願い申し上げます。

2017年12月28日 (木)

二人の小舟(The Water Is Wide): 2017年の最後に

日本人にも馴染みの深いスコットランド民謡が子供頃より好きでした。旅行で二度ほどこの地を訪ねたことがあります。イングランドとは違う荒涼とした地で聞くバブパイプの哀愁に満ちた調べはなんとも言えず、この土地とマッチしていました。

明治の頃より日本にも紹介されて、皆が知っている曲も多いと思われます。「蛍の光」「故郷の空」「埴生の宿」などは私の年代では誰もが知っていた歌だったのではないでしょうか。

3年前に私の大好きなスコットランド民謡の「The Water Is Wide」が突然毎日のようにラジオや手術場の有線から流れるようになって嬉しく思いました。 でも何故?と思ったら、NHKの「マッサン」で主人公のエリーがこの曲を口ずさんで、巷ではブームが起こったようです。 テレビを観ない私は知りませんでした。

この歌は子供の頃より聴き覚えがありました。この曲の原型となったものは16世紀頃に歌われるようになり、色々と曲も歌詞も変化しながら現在も幾つかの流れが出来たようです。

私が今日歌われる「The Water Is Wide」を聞いたのはおそらくピート・シーガーPPM、あるいはジェムス・テーラーが唄っていた英語の歌詞が初めてだったように思い出します。 その後は日本語で歌っていた、伊東ゆかりさんの「二人の小舟」、坂庭省悟さん(ナターシャセブン)の「海原」、よしだよしこさんの「生命の河」でこの曲を覚えました。

Th_img_4353 マッサンや「花子とアン」で歌われる様になってからは八木倫明さん訳の「広い河の岸辺」として歌われうことが多かったでしょうか?

様々な歌詞がありますが、私としては「二人の小舟」の歌詞がビッタリときましたので、この歌詞で歌ってみました。

2017年も迷いながら歩いています。還暦を過ぎたというのにちっとも成長していません。 しかしながらブログを通して沢山の方々に出会えて感謝した1年でした。 

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皆様方もどうか良い年をお迎え下さい。2018年が皆様方にとってよりよい年になりますことを心よりお祈り申し上げますheart02

2017年12月25日 (月)

こんなにも嬉しいクリスマスプレゼントが届きました

診療を終え、部屋に戻ると一枚のレターバックが届いていました。厚みがあり、書類が入っているようです。 送り先は鳥取県です。

開封すると、なんとこのブログにもコメントを寄せて頂いている、アトリエトトロさんとその子供達からのクリスマスカードでした。 開くとツリーなどが飛び出す仕組みになっています。

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とても個性があり、なによりもメッセージが温かいです。小さな子供達がこの様な遠い沖縄の病院に想いを届けてくれていますheart04 私にとっても職員にとっても、そしてなにより患者さんにとってとても素晴らしいクリスマスプレゼントとなっています。 

12月25日の午後に当院に届いたため、設置場所の工夫や飾り付けが出来ず残念で申し訳ない気がします。 しかし少しでも早く患者さんに見せたくて、ボートに貼り付けて総合外来の場所に急遽設置しました。

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患者さんもご覧になりながら、可愛いいね、どこから? ・・・鳥取からってよ・・・鳥取の先生なのかね・・・どれぐらいの年の子供なのかね・・・と色々な声が聞こえて来ました。

なんて素晴らしいクリスマスプレゼントなのでしょう。私はどのようにして感謝を伝えたらいいのでしょうか。 本当に本当に有り難うございます。 子供達からの温かいメッセージは確実に患者さんに届いています。 アトリエトトロさん、そして皆様有難うございます。

Th_ 最高のクリスマスプレゼントです。「賢者の贈り物」の中のプレゼントを貰った気分ですheart04present

2017年12月24日 (日)

永遠の贈り物

クリスマスの頃、プレゼントを貰うと嬉しかった。少し大人になると贈る方がもっと嬉しいことに気づく。何がいいかと悩みながら、貰った時の反応を想像してときめきの時間を過ごすことが出来る。

クリスマスの時期に、毎年の様に読み返すオー・ヘンリーの「賢者の贈り物」。そして毎回号泣してしまうcryinghttp://omoromachi.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-ae6b.html

Th_d3ea07e062c3380e8f81fe78e6f6c0e6 贈り物って本当は贈られた物ではなくて、その気持ちなんだろうと改めて思う。だって物は何時かは壊れてしまうことが多い、でも貰ったり、贈る時の嬉しい気持ちは一生の宝物だものheart04

2017年12月22日 (金)

今週の生け花(平成29年12月第4週)

2017年も残すとこと8日となってしまいました。1年で1番慌ただしい時期を迎えている方も多
Th_img_6206_4いと思います。 この時期になると私の様に無宗教者から自称キリスト教徒(coldsweats01)になり1週間後には自称仏教徒(coldsweats02)に変身する忙しい時期を迎える人も多いかも知れません。

今週も2階のいつもの場所に生け花クラブの皆様がお花を飾ってくれていました。見た瞬間に今回のテーマは分かりますねhappy01

この時期ならではの飾り付けですね。楽しさやわくわく感と伝わって来ます。何となく、ファーションショーに出てくる貴婦人をイメージしてしまいます。そう思うと花器まで腰を捻って歩く姿に見えてしまいます。クリスマスにははやり赤が似合います。今回の生け花はグロリオーサの使い方がいいですね。花器の直ぐ上に赤が強いグロリオーサを配置し、上方には黄色から淡い赤に変化するグロリオサを使っています。それによりさつま杉の青さと白い小菊、赤い実のベリーに赤いカーネーション(写真では判りづらいですが・・)、そして赤いグロリオサがそれぞれ際だって光っています。
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上方のグロリオサは空間に溶け込むような柔らかい色合いで素敵です。グロリオサは熱帯アジアやアフリカ原産のユリ科植物で、根には毒素が含まれていて、食べると危険です。実際日本でも誤ってこの球根を食べて死亡した例があるのです。綺麗な花には注意しましょうcoldsweats01 この燃えたぎるような赤い花から、英語ではGlory Lily(栄光の百合)、  Flame Liry(炎の百合)と呼ばれています。本当にそのように受け取れる花ですね。

2017年もあと僅か、このお花に元気をもらいながら乗り切ってゆきましょう。

<花材:加工ツツジ、さつま杉、グロリオサ、小菊、カーネーション、ベリー>

2017年12月20日 (水)

クリスマスの頃に思う。貴方はそれだけで素晴らしい。

今年もクリスマスシーズンがやって来た。別にクリスチャンでもないのに、やはり気になる季節flair

子供の頃に近くに教会があり、幼稚園はそこに通っていた。私にとってはクリスマスは異文化ではなくて子供の頃の原風景の一部と重なっていた。

純粋にとても楽しく、嬉しかったクリスマス。沢山の家族・友人との関わりの中で過ごしたクリスマス。クリスマスプレゼントを選ぶ楽しさ、貰える喜びに満ち溢れていた日々present

それが沖縄を離れ東京での予備校生活で知った孤独感。人混みの中に紛れて、ジングルベルの鳴る繁華街、その中でポツリと取り残された自分がいた。 何度かこの様なクリスマスを過ごし医学部へ、そして医師となった。

Th_0790fd03b4a368107e199c338d12b0f0 その後のクリスマスは自分のわくわく感より、クリスマスの中で埋もれて苦しんでいる人に心が向いてしまう。 苦しくても大丈夫だよと、苦しんでいる人に声なき声をかけてきた。 もちろん誰が苦しんでいるのか分からない。それでも大丈夫だよと話しかけている自分がいる。

他人が理解出来なくても、苦しいのは苦しい。 

大丈夫、貴方は1人じゃない。 こんな私の声でも聞いてくれる人がいればと心で話しかけている。 貴方が優しく、純粋だから自分を苦しめているのです。 

貴方はいてくれるだけで素晴らしい。それを貴方が知らないだけなのです。 どうか聞いて欲しい、貴方は世界で貴方しかいない大切な存在。誰も貴方の代わりになれる人はいないのです。 

今は疲れていて誰の言葉も耳に入らないかも知れない。

クリスマスの賑わいのなか、誰も自分の存在なんか気にもかけていないと思うかも知らない。でも貴方がいるからこの風景がある。あなたはすでに私の中の風景の一部なのです。 貴方がいなければこの景色は味気なくなってしまうのです。

ひとりぼっちと思っているあなたへ

あなたの幸せを祈っている人が沢山いるのです。

2017年12月17日 (日)

世界を夢みて 69: プラド美術館とソフィア王妃芸術センター

3度目のスペイン。沢山の楽しみ方がある魅力溢れる国です。そのスペインの魅力の1つに世界有数の独特の芸術作品を楽しめることもがあります。

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ピカソ、ダリ、ミロ、ゴヤ、など独特な画風の著明な作家達、 ガウディーやモンタネールなどの奇抜で斬新な建築群、ヨーロッパ文明とアラブ文化が混ざり合った独自の街並み、文化芸術、闘牛やフラメンコなどに代表される独自文化など・・・スペインは他に類を見ない異質の空間を旅人に提供してくれます。

Th_ 芸術の街マドリッドでもやはりプラド美術館は外せない1つです。世界三大美術館の1つにあげられ、歴代王家のコレクションが所蔵されています。まあ世界三大美術館と言っても確定ではありませんが、ルーブル美術館、エルミュタージュ美術館、プラド美術館、メトロポリタン美術館、大英博物館、ウフィツィ美術館の中から好きなもをでしょうか?happy01)。メトロポリタン以外は何度か訪ねたのですが、どれも素晴らしい美術館です。 プラド美術館の所蔵は三万点以上の絵画や彫刻がありますので、展示品を観るだけでも何日もかかるかもしれません。

Th_dsc08017 私の様に絵の知識がなければ、美術館を廻るにはガイドさんを伴って見ることが1番と思います。 教科書に載っているような有名な美術品を手際よく、解説しながら廻ってくれますし、聞いていいるだけで自分が美術の愛好家になった気分にさせてくれますcoldsweats02

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有名な作品だけでもベレスケス「ラス・メニーナス」、エル・グレコ「羊飼いの礼拝」、ゴヤ「着衣のマハ」「裸のマハ」、ルーベンス「三美神」、フラ・アンジェリコ「受胎告知」、ボッシュ「快楽の園」・・・・ありすぎて書けませ〜ん!

残念ながらプラド美術館の展示室は写真撮影不可のため個人の写真を出すことは出来ません。 何度見ても魅了されると言うか、私も年をとってベラスケス自身のことを知識に入れることでより「ラス・メニーナス」が好きになりました。 もちろん光の取り入れ方、構図、遠近法など沢山の絵画の要素が含まれた作品で、世界的な名画の1つです(私が言ったことことではありません)。

Th__5 ベラスケスはスペイン南部のセビリアで生まれて、子供の頃より才能が開花し、18歳で画家として独立します。その後国王フェリペ4世の肖像画を描き、それがこよなく芸術を愛した国王に認められて寵愛されます。  

「宮廷画家」というと私にとってはかなり位が高い身分と思っていました。 しかし当時は画家というのは、単なる「職人」としてその他の宮廷に使える人々と同じ身分で同じ生活をしていたのです。そのためベラスケスの絵画には女官や道化なども同じ目線で描かれていると言われたいます。 フィリペ4世は彼の才能を認め、宮廷画家としては異例な扱いで宮廷装飾の責任者として貴族・王の側近としての地位を与えられたそうです。 おそらくベラスケス自身がとても真面目で優しい性格ではなかったかと推測しています。絵画に出てくる人々を平等に描くとともに、自分に与えられた地位以上にもの凄い量の仕事を手抜きせずにこなしていたことから覗えます。

肝心な「ラス・メニーナス」ですが、私の様な芸術を理解しないのが言うのもおかしいのですが、この絵の彼のタッチが凄いです。 近くで見ると荒いタッチにみえる作品が遠くで見るととても滑らかな衣装に見えて来るのです。 まるで王女マルガリータの衣装が滑らかな生地で縫われているかのような質感までも伝えてくれます。 マネがベラスケスのことを「画家の中の画家」と呼んだのは、この写実性がその後の印象派の画家にも多大な影響を与えたのだと思うのです。

Th__6 「裸のマハ」とも24年ぶりの対面です。今でも変わらぬ美しさですcoldsweats01 芸術を解さない私ですので技法については分かりませんが、顔の位置の不自然さもありますが、今も昔もマハの右乳房の位置がいつも不自然に思えてしまうのです。重力からすると左右の胸は外側に向いているなら仰向けの姿勢だと思うのです。左を向いている絵画ですので右の胸はもう少し正面側に向かうのではと・・・変な所に毎回疑問Th_dsc08028 に思いながらみていました・・・やはり私には芸術を理解する素質はなさそうですweep

ただ上手な方の解説を聞いて美術館を廻ると私にも絵が身近に思えてしまうほどです(胸の位置の解説は聞いたことがありませんが・・・)。

プラド美術館をみた後に僅かだけ散策。ゴヤの立像があり、写真をパシャリと・・・その時には気づかなかったのですが、何とゴヤ像の下には裸のマハの彫刻がありました。ちょっと嬉しい発見ですheart04

次にソフィア王妃芸術センターへ向かいます。プラドと近い距離に在ります。ここはピカソのゲルニカの展示で世界的に有名です。 スペイン内戦時にピカソはフランスに在住していたのですが、1937年にフランコ将軍の率いる反乱軍の手助けのためにナチスドイツ軍はゲルニカに無差別爆撃を行い街は壊滅状態となります。ピカソは滞在先でこの報道を新聞記事で読み激怒します。丁度パリ万博が開かれ共和国支持者のピカソは白黒の新聞記事から受けた印象と急遽描いたたためにキャンパス地に白黒で描かれたゲルニカを作成します。 

Th__2 その後この絵は数奇な運命を辿りアメリカへ渡ります。 フランコ将軍が死去しスペインが民主化へ移行することで、この絵もスペインに戻ることになります。 当所プラド美術館の別館?で展示されていました。この絵を私が初めてみたのは30年前のプラド美術館でした。

1992年にソフィア王妃芸術センターが開館する目玉としてゲルニカはここに移され展示されます。 まずゲルニカの絵の大きさに圧倒されます。何となく恐怖を感じる作品です。 これもピカソが何を意味して描いたのかを知らないと理解が出来ません。白黒のキャンバスには、人や馬や牛などが様々な表情で描かれています。牛はファシズム、馬は抑圧された人民を、子供や母親などは無差別爆撃を意味しているなど、色々な解釈がなされているそうです。ただピカソ自身はその様な意味合いを否定しているとのことですが、真意は分かりません。おそらくピカソは観て感じて欲しいと願ったのかも知れません。

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今回初めててこの美術館を訪ねることが出来ました。この美術館は18世紀の病院を元に改築したもので回廊や中庭もあり、中庭に入りくつろぐことも出来ます。 ゲルニカ以外は写真撮影も可能です。そのためサルバドール・ダリやジョアン・ミロの作品も間近で見て、ちゃんと写真に納めることが出来ました。ヨーロッパの多くの美術館は直ぐ近くで絵画が観られるのはやはり素晴らしいことです。

2017年12月16日 (土)

12月16日夢を乗せて

今週もいろいろとありました。土曜日の診療を終え、昼食のために7階職員食堂へ。
窓際から眺める、那覇市内、港、飛行場そして沖合に見える慶良間諸島の島影。
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今日の那覇市は天気がよくて気温も22度以上となっています。空と海の青さが12月の季節でも眩しいです。私の生まれ育った海とは違う景色ですが、都会のビルの向こうに広がる海は何処へでも繋がっていて、子供の頃の記憶にも繋がっています。
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今日も港に大型旅客船が停泊しています。その上を那覇飛行場から飛びだった飛行機が何分か毎に見えて来ます。 旅人のわくわく感を想像しながら、この景色に感謝して食事を摂っています。私のお昼のささやかな楽しみなのですheart04 

(天気が良かったので帰りに車を洗車したら、途中から大雨にweep・・・やはり日頃の行いが悪いせいなのかしら・・crying

2017年12月15日 (金)

今週の生け花(平成29年12月第3週)

12月も中旬になり、寒くなって来ています。地球温暖化だというTh_img_6177のに、冬は冬で北極振動なる用語も出てきて、なにやら複雑な気圧配置になっているようです。
脳震盪は分かっても北極振動については最近初めて知りました。

寒い中でも、いつもの2階の場所に生け花が帰って来ました。先週は生け花クラブのお休みだったようで、少し寂しい空間となっていました。

今週のお花達は皆が元気に太陽に向かっているようです。明るい花々でこちらも元気を貰えそうですscissors
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ピンクのグラジオラスがすっと伸びた立ち姿、黄色と橙が混ざったまだら模様のアルストメリアも元気よく咲いていますし、赤と黄色の糸菊も太陽に向かって微笑んでいるようです(糸菊なのか少々不明ですが・・coldsweats01)。

今回は赤い花器が2個使われていて、斜めに配置することでより立体的な構図となっています。赤い花器の上に紫紺のドラセナの葉が茂り、生け花自体の安定感を造り出しています。それによりグラジオラスの茎が空に登るかのような雰囲気が出ています。

こらから急激に寒さが増すようですので、暖かくしてお過ごし下さいね。

<花材:グラジオラス、糸菊、ドラセナ(グリーンコンバクタ)、アルストロメリア>

2017年12月13日 (水)

アルコール性脂肪肝

お酒飲む機会が増える12月ですので、FM放送では毎回12月は飲酒による健康被害について話をしています。

今回は脂肪肝とくにアルコール性脂肪肝について書いてみたいと思います。

人間ドックなどによる脂肪肝は多くの方が指摘されたことがあるのかも知れません。

人間は必要以上に食べたエネルギーを無駄にしないように、余ったエネルギーは細胞の中に脂肪として蓄える能力を有しています。逆に食事がなかなか入って来ない場合は、この脂肪を燃やしてエネルギーに変えて生活しています。    Th_687571

一番貯めやすいものは皮下脂肪などの脂肪細胞ですが、肝臓の細胞も脂肪を貯める能力が高く、食べる量が消費するエネルギーより高いと、肝臓細胞に脂肪が蓄積して来ます。おおよそ肝臓の細胞の中の30%以上に脂肪化している状態を「脂肪肝」と呼んでいます。

定義はそうですが、肝臓の細胞を取って調べるのは一般的ではありませんので、エコー検査で脂肪肝の有無を簡易的に調べてお伝えしています。 超音波検査(エコー検査)では正常なら、肝臓と隣にある腎臓の写り方はほぼ同じレベルとなります。肝臓に脂肪がつくと脂肪は超音波が反射しやすくなり、白っぽくなります。同じ人間でも腎臓は脂肪がつきにくいので肥っていてもほぼ同じエコー輝度です。 

そのことを利用して、エコー検査をして、腎臓と比べて明らかに肝臓が白く写っている場合(専門用語で肝腎コントラスト陽性と呼んでいます)を肝臓の脂肪が多いと判断して、脂肪肝と伝えています。人間ドックの受診者で20〜30%の方が指摘されています。

では脂肪肝の原因は?  

Th_767287 脂肪肝の原因として大きくアルコール性と非アルコール性に大別しています。アルコール性は文字通り飲酒ですが、非アルコール性の原因は肥満、糖尿病、高脂血症、一部の薬剤(タモキシフェン、ステロイド、テトラサイクリンなど)、栄養障害、運動不足など様々です。

脂肪肝は放置して良いのか?

多くの場合は皮下脂肪と同じ様に肥満と同じで直ぐに治療ではありませんが、一部で問題となる場合もあり、脂肪肝も侮れません。

よくB型とかC型といわれる肝炎ウイルスによって、感染→慢性肝炎→肝硬変→肝癌へと進行することがいわれていることは皆様方もご承知と思います。

実は脂肪肝でもこの様なことが起こる危険があるので注意が必要です。脂肪肝も→脂肪性肝炎→肝硬変→肝癌へと進行することもあるのです。 この場合も上記と同じ様にアルコール性と非アルコール性に分かれます

①アルコール性脂肪肝炎(ASH:アッシュ)  飲酒が原因でアルコール脂肪肝となり、その一部の方が肝臓細胞が炎症を来すアルコール性脂肪肝炎へと進行します。肝細胞が炎症により急速に死んでしまい(壊死)、更に壊死後に線維化が起こって肝硬変の状態となります。更に飲酒を続けると肝癌へと伸展してしまうケースがあるのです。

②非アルコール性脂肪肝炎(NASH:ナッシュ)  日本人の肥満度が上がるにつれて、お酒を飲まない人にも肝炎になることがあります。肥満が持続することで一部の方が上記と同じ様に肝細胞が炎症を起こし(肝炎)、その後肝硬変、肝癌へと進行することもあるのです。

アルコール性ならまず禁酒が一番です。NASHの方は減量、それもいきなり絶食ではなくて低カロリーで栄養バランスのよい食生活と適度な運動が勧められています。

人間ドックなどで指摘される脂肪肝。既に日本人で100万人がNASHになっているとも言われていますので、肝炎ウイルス陰性で飲酒歴がなくても肝硬変、肝癌となる場合もありますので留意が必要です。

2017年12月10日 (日)

世界を夢みて68: ルフトハンザ航空ビジネスクラス

ヨーロッパへの旅行で1番きついのは,おそらく長時間のフライトではないかと思います。この時間をどう過ごせるのかが問題です。 1人での旅行が多かった私にとって長時間のフライトでは通路側ならばいいのですが、窓際だとだいたいは隣の二座席はカップルが座ることが多かったです。 そうなると隣が寝ている場合などは実に動きにくく、イライラが募ってしまいます。 1度は両サイドを欧米のビッグサイズの方に挟まれた時には大変でした。 向こうの方は体型的には私より辛いのかもしれませんが、両方から挟まれると肘掛けも相手側に占領されてそれはそれは窮屈です。
・・・そう言えば、美しい女性に挟まれて乗った記憶はありませんので、航空会社の配慮?(陰謀?)なのかもしれませんcoldsweats01 

Th__5 あまりビジネスクラスは利用したことがありませんが、今回ルフトハンザのビジネスクラスに乗ることが出来ましたので記載してみます(もちろん自費です。時々会社持ちと思う方もいるようですが、出張の時でも会社持ちの場合はエコノミーしか乗りません)。

ルフトハンザは全日空と同じスターアライアンス系列の航空会社で、国内では全日空と同じラウンジを使うことが出来ます。

今回は関空出発ですので、羽田や成田よりもラウンジは小さめです。ただ沖縄在住の私に取っては関空は便利性が高いです。羽田もいいと思いますが、まだ羽田発の海外は出かけたことがありません。成田へは羽田経由となることが多く時間のロスになってしまいます。

今回は関空を早朝出発ですので、仕事を終え沖縄から最終便で関空に向かい大阪で前泊しての乗り込みになりました。 フルトハンザのビジネス受付カウンターで手続は直ぐに終了。朝食も摂っていないので早めに出国手続きを終えて、ラウンジへ向かいます。 各航空会社のラウンジがいいのは出国(搭乗)手続きを終えた後にラウンジが設けられていることで出発ぎりぎりまでくつろげます。 飛行機ではフォアグラ状態coldsweats01になりますので、軽めの食事と飲み物を頂き、出発時間20分前に乗り組み口に到着。すでにビジネスクラスの搭乗は開始となっていました。

十数年前にドル箱路線だった那覇路線にあったいわゆるジャンボと同じ2階建ての機体です。フルトハンザは多くのボーイング747型機を運用しています。

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ドイツの航空会社らしく堅実な作りとなっています。フルフラットになるシートです。搭乗するとキャビンアテンダントさんが挨拶に来て飲み物を伺いました。普段殆どお酒を飲まない私ですが日本を離れたとたんに呼び出しのことも気にかけず無敵scissorsになりますので、ウェルカムシャンパンを頂くことに。この旅が泡のように消えないことを祈りながら飲みました。

Th__7 胸の高鳴りを押さえつつ、時計をスペイン時間に合わせ、これからの旅を想像します。考える時間も無いほどに定刻通りあっという間に離陸です。さらば日本ですhappy01

暫くして安定飛行に入ると昼食なのか夕食なのかは微妙な時間帯ですが、食事が運ばれてきます。ひとつひとつ綺麗な器に運ばれて来ます。どれも美味しかったです。 私の普段の食事からは想像出来ないような豪華な食事ですcoldsweats01

旅行にさえ行ければ幸せの私にとってはエコノミーで十分に満足です。ただ若いときと比べて体力が落ちてきたのと、行くぎりぎりまで仕事をして、帰りは日本に到着後、すぐに病院に直行する私に取っては本当に体が楽です。 遊んできて疲れた顔なんか患者さんにも職員にも見せてはいけません。 何事もなかったように仕事をするのが私の勤めであると考えていますcoldsweats01  (いつかリタイアして海外旅行が出来るなら、ビジネスクラスのチョイスよりも現地での滞在期間を長くしたいです)                            

Th_ 帰りに寄ったフランクフルト空港内のフルトハンザビジネスラウンジにも寄りましたので、写真に載せて置きます。 

それ程沢山の食事が置いてあるとは思えませんでしたが、30分ほどして行ってみると、同じメニューではなく、違う種類の食事に入れ替えられたいました。いくつかのパターンがあるのかも知れません。それでもまた機内でフォアグラ状態となりますので、軽めの食事とコーヒーを飲んで出発までのんびりと過ごしました。

ビジネスクラスでは機内で便利な小物が入ったアメニティーポーチが置いてあります。 ルフトハンザビジネスクラスのアメニティーはBRBBというTh_th_img_6065_2 ドイツブランドでした。中身は歯ブラシセット、リップクリームと保湿クリーム、アイマスク、耳栓、メガネふき、保温用靴下でした。すでに自分用にこれらの品々は機内に持ち込みでいますのでこのままお土産用に持ち帰りです。帰りの便はどのメーカーのポーチかは知りませんが、中身は一緒でした。

お陰で、関空に早朝に着いて、更に那覇行きのANAに乗り込み、病院に直行。午後からは直ぐに仕事開始となりました。 余韻に浸るのはこのブログにスペインの旅行記を記載する頃からでしょうか。また1年頑張りましょっと!scissors

2017年12月 8日 (金)

小さな幸せ

沖縄地方も12月に入り、小雨模様の天気が続いています。

今日も朝から小降りの雨の中を出勤。国際通りと交わる交差点。そこには修学旅行や観光客を待っているバスがよく止まっています。バスからガイドさんとおぼしき若い女性が片手にリストを持って降りて来ました。 

Th_ 彼女は濡れないように小走りにバスから交差点へ向かい、左へと方向転換しようとした時、横断歩道を渡ってきた小学低学年の女の子が転倒したのです。持っていた荷物のせいで音がしました。私もアッと思って眺めていたら、この音を聞いたガイドさんが振り返り、子供のもとへ。散らばった子供の荷物を集める手助けをして,横断歩道を渡りきるまで手を引いてくれていました。

とても幸せな気分。ガイドさんも優しかったし、小さな子供がペコって頭を下げたのもとても可愛らしかったのです。 信号が青に変わり車を走らせながら、「今日はなんだかいい日ですね〜」 と矢野顕子さんの春咲小紅の曲に乗せて唄ってしまったのでしたhappy01

今日は楽しい1日のスタートが出来ました。2人からの小さな幸せのプレゼントにお礼を言いたい気分ですheart04

2017年12月 6日 (水)

日本人は糖尿病になりやすい

今日のFM放送は、糖尿病について説明をしました。
ブログでは何故日本人はあまり肥っていないのに糖尿病になりやすいのか?について書いてみたいと思います(いつものように私は外科が専門ですので素人レベルですcoldsweats01

欧米を旅行していて、恰幅のある方々を多く見かけます。こんなに肥っている方が多いのでさぞ糖尿病が多いのだろうと想像するわけです。 しかし日本人と欧米人の糖尿病患者は同程度なのです・・・・何か悔しい気もしますが・・・粗食に耐えてきた日本人が急に栄養価の高い食事を摂っているからなのでしょうか? 

そこには悔しいけれど欧米人との遺伝的な人種格差があるからなのです。

Th__2 人間の一番のカロリー源となるのは糖分で、血液の中の糖分が使われますので、血糖値が重要となります。血糖は食事からの直接摂取や脂肪やタンパク質が分解されて造られる場合もあります。 血液の中の糖分を細胞の栄養分と取り込ませるのがインシュリンというホルモンになります。 血糖が上がったらインシュリンが多く出て血糖値を下げます。 暫く食事をしないと血糖値は下がってしまいますので、この時は血液の糖分を上げるために、グルカゴンと言うホルモンが調整役をかって出ます。 グルカゴンは肝臓の中に貯蔵されているグリコーゲンを分解させて、血液の中に糖分(グルコース)として放出することで、血糖を上げます。 
このインスリンとグルカゴンによって血糖は調整されているのです。
これが糖尿病になるとバランスが崩れて、血糖値が高いままで経過し様々な障害をもららしてしまうのです。

血糖を下げる働きがあるのは体の中で膵臓から分泌されるインスリンしかありません
主に先天的あるいは子供の時に膵臓の分泌細胞が何らかの原因で傷害されインスリンが分泌できない場合を1型糖尿病といい、インシュリンの注射が不可欠となります。

現代人の多くは2型糖尿病です。

では2型糖尿病の発症のメカニズムは?
長い間の生活習慣にて血糖を高くする食事を摂りすぎることで、膵臓がへばってしまうことにあります。 すなわち、インスリンの分泌低下(インスリン分泌障害)が出現し、肥満細胞の増加によってインスリンが上手く使えなくなるインスリンに対する反応低下(インスリン抵抗性)も同時に起こって糖尿病を発症します。

このインシュリン分泌障害、インスリン抵抗性には複数の遺伝因子が関与するだけでなく、インスリン抵抗性には過食や運動不足という生活習慣や加齢も影響してしまうのです。

さあ、ここで「何故日本人は糖尿病になりやすいのか?」のタイトルの説明になります。

①:日本人のインシュリン分泌能は欧米人の半分しかないのです(長年粗食に耐えてきたからだと言われています。近年まで日本人はここまでインシュリンを必要としていなかったのです)
②:必要以上の栄養を摂取した場合は、体の中で余分な糖分が増えます。インシュリンが作用することで、余った糖分(エネルギー)は肥満細胞に蓄えられることになります。

Th_a4f502f982bd26161e5906bd3c9c1852 ①、②を押さえて考えてみましょう。

ここで日本人と欧米人が少し多めの量の糖分(栄養)を同じ量とったと仮定しましょう。

  →日本人は血糖を下げようと、ただでさえ少ないインシュリンを出そうと頑張ります。僅かに皮下脂肪にも蓄積されますが(正常〜軽度肥満の状態)、インシュリン分泌細胞が疲労して、とうとう出しづらくなって糖尿病を発症

  →欧米人はインシュリンが分泌され、血糖は正常に保たれる一方、余ったエネルギーは脂肪細胞に蓄えられます。 ですから見かけは肥満でも糖尿病にはなっていない。流石の欧米人でもこれ以上カロリーを摂取すると、インスリン抵抗性がつよくなりインシュリン分泌能を越えると超肥満で糖尿病となるのです。

何となく分かりましたでしょうか? まあ私達日本人、あまりカロリーをとらなくてもいいように長年かけて進化したのです。地球に優しいエコの体なのでしょうか・・・coldsweats01

2017年12月 3日 (日)

世界を夢みて 68 : 3度目のスペイン、マドリッドの夜

那覇空港→関西国際空港・(前泊)→ドイツのフランクフルト空港と乗り継いでスペインのマドリッド・バラハス空港に到着です。今回で三回目のスペインです。

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外に出ると19時半ですがまだ明るい状況でした。空気がひんやり乾燥しています。 この感覚が暑くて湿気のある日本との違いで、いよいよ来たかという気分にさせてくれます。

フランクフルトからの飛行機内で早めの夕ご飯となりますが、腹が減った時のつまみ程度は日本からの持参したお菓子類と飛行機内で調達しております。

21時近くにマドリッドのホテルに着くと流石に日は暮れて、街の灯りが輝きだしています。ホテルに荷物を置いて、さっそく街歩きに出かけました。 毎回そうですが、この時間がもったいなくて疲れていても行動開始です。

ホテルは中心地から少し離れていましたが、タクシーでスペイン広場へと向かいいました(スペインのタクシーはヨーロッパの中でも安心で使いやすいです)。

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ドンキホーテの像で有名なスペイン広場、この像とも3度目のご対面となりましたが、私は年をとっても向こうは変わらないままですcoldsweats02 

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(次の日の日中のスペイン広場です↑。スペイン広場は1930年にセルバンテスを記念して造られた広場で、中央にセルバンテス像がドン・キホーテと従者サンチョ・バンニ像を見下ろすように立っています)

スペイン広場から近代的な建物が並ぶグラン・ビア通りを歩くことにしました。この通りの歴史はそれ程長くなく、スペインが近代化を進めるにあたり、首都にふさわしい大通りを造る目的で、20世紀に小さな通りを改築してメイン通りとしたことが始まりです。

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沢山の人で賑わい、周りには人気ショップや有名ブランドメーカーが店舗を開いています。若者も多く活気に溢れた繁華街です。この通りはあまり長くはありませんので街の雰囲気を味わいながらこの大きな通りを斜めに下って行くと、その端が丁度「く」の字に曲がっていて、その先はカリャオ広場に出ます。 

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このくの字に曲がった所が、夜景としても綺麗なメトロポリスビルになります。 どうでしょうか? 綺麗ですねheart04 今回はこの夜景を見るためにやって来ました。

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その後ライトアップされたシベーレス宮殿(新市庁舎本部?)とシベーレス広場(アンカラ門)をみて、タクシーをひろいホテルまで戻りました。もしお時間があればこのシベーレス宮殿には3階にカフェテリア、7階にレストランがあるそうです。素晴らしい眺めを見ながら食事でも如何でしょうか・・・私も1度トライしてみたいです。

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タクシーでシベーレス広場の噴水を廻ったとことから写真を・・・丁度奥にメトロポリスビルが見えています・・・美しさに酔いしれながらホテルに戻りました。

一晩寝ると時差ボケ解消で明日からは本格的な観光が始まります。

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